ブログ小説 雀  鍵  第一章(4)

ミソヤが二階に上がって行くとすぐに、
「おーい!!どっちでもいいから早く来いよー!!?」
と大きな声で、マスターが言ったのでした。

「三人でやってろー!!?」
とパゲルが、大きな声で言ったのです。
ちょうどそのとき餃子を口に入れた雀鍵は、
「ほーだ!うーだ!!?」
と、わけのわからない言葉を、
いっしょに発(はっ)したのでした。

「何言ってんだよーじゃんきー!??」
「ちゃんと呑み込んでからしゃべれよー!??」
とパゲルが笑いながら言ったのです。
雀鍵は餃子を呑み込むと、
「出来立て食べたところだったんで!?」
「熱くてよー!?」
「しゃべれなかったんだー!!?」
と言ったのでした。

「あんたたちどっちか!?」
「行ってやんなよー!?」
とカッちゃんが言うと、
「パゲルー!?俺はさっき食べ始めたから!?」
「お前先行って!?叩(たた)きのめして来いよー!!?」
と雀鍵が言ったのです。

「そうだなあー!?一丁(いっちょう)叩きのめしてくるかあー!!?」
と言うとパゲルは、
残ってるジョッキのビールを飲み干したのでした。
そしてイスから立ち上がると、
「じゃあー!行ってきます隊長!!?」
と言ってパゲルは食堂を出ると、階段を上って行ったのです。

「叩きのめされなきゃあーいいけどねえー??!」
とカッちゃんが言うと、
階段の途中で、
「何か言ったあー??!」
とパゲルが言ったのです。


上がり牌(待ち牌)は何?(答えは最後に!)

7索1萬5索2萬6索2萬8筒5索1萬6索8筒7索3萬     上がり牌上がり牌

「がんばれよー!!大将!!?」
と大きな声で雀鍵が言うと、
「よっしゃあ−!!?」
とパゲルが大きな声で言って、
また階段を上がって行ったのでした。

「単純だなあー!?相変わらず!!?」
と雀鍵は言うと、餃子を一個口に放り込み食べると、
ビールをジョッキに注いだのでした。
「やっぱー!?餃子はビールがいちばん合うなあー!!?」
と言って、またビールを飲んだのです。

「ノンはきょうも遅いのかあー??!」
と雀鍵が言うと、
「仕事は八時までだけど!!?」
「直ぐには帰れないみたいだよー!??」
「ぺーぺーだしさあー??!」
とカッちゃんが言ったのです。

「まあーしょうがねえなあー??!」
「新人は!?」
と言ってると、
「こんばんはー!?」
と言って玄関に、
麻雀仲間のヒットシンが現れたのでした。
「ヒットシン上がって!?」
とカッちゃんが言ったのです。

「おじゃましまーす!?」
と言って、ヒットシンが食堂に来たのです。
「おー!!?久しぶりだなあー!??」
「元気かあー??!」
と雀鍵が言うと、
「ええー!?何とかやってまーす!?」
とヒットシンは答えたのでした。

「車で来たんかあー??!」
と雀鍵が言うと、
「いいえー!ゲンチャリできました!!?。」
「みんな相変わらず、やっていますー?!」
とヒットシンが言ったのです。
「おー!?もう少し早く来ればお前ができたんだけど!??」
「相変わらず勘が悪いなあー!??」
と言って雀鍵は、ニコニコしながらビールを飲んだのでした。

「さっき始めたばっかりだから!?」
「ビールでも飲むかあー??!」
と雀鍵が言うと、
「いいえー!とんでもない!!?」
「途中で帰るかもしれないから!??」
「とにかく上がって、みんなのを見ていますよー!?」
と言って、
ヒットシンは二階に上がって行ったのでした。


答え三萬 辺張(ペンチャン)待ち
(上がり牌は何?のいちばん右の画像と同じです)

上がり役 二盃口   


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