ブログ小説 雀 鍵 第一章(3)
みんなが一斉に言ったので、ずっこけそうになった雀鍵でした。
「お前らあー!?呼吸合わせてんじゃあーねえよー!?」
「練習してたんじゃあーねえのかー!??」
と体勢を整えると、そう言ったのです。
「みんな気持ちはいっしょだったからだよー!?」
と笑いながら、カッちゃんが言ったのでした。
「まーいいわ、そんなこたあー!!?」
「ごちそうさん!!?。」
とマスターが言ったのです。
「早く食っちゃえよー!!?」
「先、上がって待ってるから!?」
とマスターは言うと、
イスを引き立ち上がると、
顔を赤らめ大笑いしながら突っ立っていた、
ミソヤのお盆を取ったのでした。
そして二階へと、上がって行ったのです。
「ミソヤー!早く来いよー!??」
「そんなとこで突っ立ってないで!?」
と、階段を上りながらマスターが言ったのでした。
「ミソヤ!?マスターが突っ立ってないでって言ったからよー!?」
「まー!?座れやー!?」
と、雀鍵が食堂の入り口で言ったのです。
「そうだな!?じゃあー座るかあー!?」
と言ってまたミソヤは、イスに座ったのです。
雀鍵は洗面所に行き、顔を洗いうがいを済ませると、
食堂に来て、イスに座ったのでした。
「パゲルー!?そういえばあんた!!そのままここに来て!?」
「洗面所に行かずにビール飲み始めたけど!?」
「行かないでいいのー??!」
とカッちゃんが言うと、
「うるせえーなあー!?」
「アルコールで消毒してんだよー!?」
「全身!!?」
と笑って言ったのです。
「餃子のにんにくで殺菌してるからあー!?」
「完璧だなあー!?」
と、ミソヤが笑いながら言うと、
「おおー!!」
とパゲルは言うと、
餃子を一個うれしそうに食べたのでした。
「ビール!?もうねえじゃんかよー!?」
と、テーブルの上を見て雀鍵は言うと、
イスから立ち上がり、
冷蔵庫から瓶(びん)ビールを2本出したのでした。
そして栓を抜いたのです。
直ぐにパゲルが、手に持ったジョッキを突き出してきたのでした。
「何で兄貴が弟に注がなきゃあーならねえーんだよー!??」
と言いながら雀鍵はビールを手に持って、直ぐに注いだのです。
するとミソヤが、
「じゃー!?俺が!!?」
と言って、空いているジョッキにビールを注ぐと、
「わりーねえー!?」
とうれしそうに言うと、
そのジョッキを持って少し傾けた雀鍵でした。
「ミソヤー!?飲めよー!??」
と言ってビールを注ごうとすると、
「よしな!じゃんきー!!?」
「ミソヤは弱いんだから!!?」
「もう顔が真っ赤じゃー!??」
とカッちゃんが言ったのです。
「そうかあー!?じゃあー!??」
と言うと、
左手でジョッキを持つと一気にビールを飲んだのです。
そしてミソヤに注ごうとして持ったビールを、
自分のジョッキに注いだのでした。
「ビールは一杯目がうまいなあー!!?」
と、うれしそうに雀鍵は言うと、
餃子を一個食べ、また一口ビールを飲んだのでした。
「きょうは誰が来てるんだよー!??」
と雀鍵が言うと、
「もう二階で、マスターとマツヤが待ってるよ!?」
とミソヤが言ったのでした。
「じゃー!?俺は二階に行ってるから!?」
「お前らあー!?どっちか早く来いよ!!?」
とミソヤは言うと、二階に上がって行ったのです。
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