ブログ小説 雀  鍵  第一章(2)

「ミソヤー!?はえーじゃんかよー!?」
とマスターが言うと、
「はえーじゃんかよー!?のじゃんは?!」
「麻雀のジャンかよー?!」
と言ったのです。

「麻雀やる人間の、ジャンかよーのジャンは!??」
「麻雀のジャンに決まってるジャン!!?」
と嬉しそうに言ったのでした。
「マスター!?何くだらないダジャレを言ってるんだ!!?」
と言って、
麻雀仲間のマツヤが、玄関を開けて入って来たのでした。

「マツヤご飯は?!」
とカッちゃんが言うと、
「うちで食べてきたあー!?」
とマツヤは答えたのです。
「お前たち!?早く食っちゃえよー!!?」
とマツヤが言うと、
「三人じゃあーできねえーんだよー!!?」
とマスターが言ったのです。

「おじさんを入れれば四人でできるじゃんかー?!」
とマツヤが言うと、
「ばーか!!?」
「おじさんは餃子がいやで、テレビの部屋でろう城してらあー!?」
とミソヤが、餃子を食べながら言ったのでした。

「しょうがねえなあー!??」
「じゃあー!?先に上がってるからよー!?」
と言ってマツヤは、二階に上がって行ったのです。直ぐに、
「マツヤー!!ちょっとマツヤー!??」
とマスターが言うと、
階段の途中でマツヤが、
「なんだよー!??」と言ったのでした。

「コップ持ってけよー!コップをよー!?」
「相変わらず気の気かねえヤツだなあー!??」
とマスターが言うと、
「お前らどうせ上がってくるんだから!?」
「その時いっしょに持って来いよ!!?」
とマツヤは答えると、
そのまま階段を上がって行ったのでした。

上がり牌(待ち牌)は何?(答えは最後に!)

東東東南南南西西西北北北中     上がり牌上がり牌

「いつもこの時間なら、三人は来ているから!?」
「直ぐできると思ったんじゃあーないの!??」
とカッちゃんが言ったのです。すると、
「餃子はできてるようだなあー!??」
と言って玄関を開け、
うれしそうに、雀鍵の直ぐ下の弟のパゲルが、
スーパーの袋を持って入って来たのでした。

「お前!?遅いんじゃあーねえかよー!?」
とマスターが餃子を食べながら言うと、
「買い物してきたんだよー!?」
「飲み物と夜食用に、むすびとサンドイッチ買って来たから!?」
「遅れたんだ!!?」
とパゲルが言ったのです。

「雀鍵は?!」
とミソヤが言うと、
「今、車を駐車場に置きに行ってる!!?」
と、パゲルがそう答えたのでした。するとミソヤが、
「俺もう餃子食ったからよー!?」
「二階に行くわぁ!!?」
と言うと、
「ミソヤ!ビールもっと飲めよー!?」
「そして振り込めえー!!?」
と笑いながらパゲルが言ったのです。

「バカやろー!?」
「これ以上飲んだら、牌が見えなくなっちまうよー!!?」
と言って、
けっこう赤くなった顔で、答えたのでした。
「まったくミソヤは弱いからなあー!?」
と笑いながらカッちゃんが言ったのです。

「交代だあー!?」
と言って席をパゲルに譲ると、
「おばさーん!?」
「コップはどれを持ってけばーいい?!」
とミソヤが言ったのです。

「今お盆出すから!?ちょっと待って!?」
とカッちゃんは言うと、
台ぶきんでお盆を拭いたのでした。それから、
「パゲル!そこの食器棚からコップ取って!!?」
と言うと、
パゲルが食器棚からコップを取り出し、渡したのです。

カッちゃんはコップを水洗いし、ふきんで拭くと、
「いくつあればいいの?!」
「とりあえず八個あればいいかー!??」
と言ってお盆に載せ、ミソヤに渡したのでした。

すると直ぐ、雀鍵が玄関を開け、
「待たせたなあー!??」
と言って入って来たのです。すぐに、
「待ってねえーよー!!?」
と一斉に!!みんなが言ったのでした。

答え 中の単騎(タンキ)待ち(上がり牌は何?のいちばん右の画像と同じです)

上がり役 大四喜和 字一色 四暗刻 
 


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