ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第九話(11)

周の家に近づくと、
慶子が電話したのです。
「しゅう!?わたし!!?」
「もうじき着くからさあー!?道路に出ててえー!!?」
と慶子が言うと、
「わかったー!?」
「じゃあー!?切るなあー!?」
と言うと周は、携帯を切ったのでした。

しばらくすると周の家の前に着いたのです。
すでに周は、家の前の道路に出ていたのでした。
窓を開け、
「オッハヨー!!?」
と慶子がうれしそうに言うと、
「おはよう!!?」
と周がうれしそうに言ったのです。

良太も瑞樹も「オッハヨー!!?」
と言ったのです。
「おはよう!!?」
「第3京浜、通って行くんだってえー!??」
と周が言うと、
「とりあえず、女性の意見を取り入れてなっ!!?」
とニコニコしながら良太が言ったのでした。

「しゅう!?何持って来たんだあー!?」
と良太が言うと、
「海に行くっていうから!?」
「おじいさんが残してくれた、釣り道具を持ってきたんだよー!??」
「お前の分もあるからさあー!??」
「トランク開けてくれるかあー!?」
と、周が言ったのです。

すぐに良太は、「開けたヨー!?」と言ったのでした。
すると周は、釣り道具一式をトランクに入れたのです。
トランクを閉め、すぐに周は後ろのドアを開け車に乗り込んだのでした。
そしてすぐにシートベルトをしたのです。

その様子を見ていた慶子が、
「周!?シートベルトするのー!??」
と言うと、
「当たり前だろー!?」
「法律が変わったんだあー!?」
「後ろに座ってもシートベルトをしなきゃだめなんだ!!?」
「なあー!?良太あー!?」
と、周が当然のように言ったのでした。

「そういうことー!?」
とさりげなく良太は言うと、
「とにかく行こうぜー!!?」
と言い、
車は周の家の前から環八(かんぱち)通りへと向かったのです。
環八通りから、第三京浜道路に入り横浜新道を通り、
国道1号へと入ったのでした。

「朝早いからスムーズに来たねっ!!?」
と瑞樹がうれしそうに言うと、
「まあー!?これからが混むと思うけどさあー!?」
と良太が、半分あきらめ顔で言ったのでした。

車は国道1号から藤沢バイパス出口を降り少し走ると、
国道467号に入り南下したのです。
藤沢を通り、腰越まで出て、国道134号線に入ったのでした。
「あー!江の島だよー!!?」
と瑞樹が言うと、
「ホントだあー!?江の島だあー!?」
と慶子がうれしそうに言ったのです。

「何にもないぞー!?」
「ヨットハーバーぐらいかなっ!?」
と良太が言ったのでした。すると、
「とにかく寄ってこうよー!?」
「せっかく来たんだからあー!?」
と慶子が言ったのです。

「はいはい!!わっかりましたあー!??」
と良太は言うと、橋を渡り江の島に入ったのでした。
橋を渡ってすぐの駐車場に車を止め、
四人は歩いて参道の入り口に着いたのです。
両脇にあるおみやげ物屋を見ながら、
参道を上って行ったのでした。

途中分かれ道になっていたのでした。すると、
「左が、江の島神社にエスカー乗り場だってさあー!?」
「右が、恋人の丘に江の島岩屋だって!!?」
「どっち行こうかあー!?」
と瑞樹が言ったのです。

「せっかく来たんだから!?」
「神社よって行くかあー!??」
と周が言うと、
「そうしよー!?」
と慶子がすぐに言ったのでした。

そして四人は、左の道へと入ったのです。
すぐにエスカレーター乗り場があったのでした。
「エスカーは上りのみで、下りは階段となります。
料金は大人350円小人170円、だってえー!!?」
と瑞樹が、乗り場のところに行き言ったのでした。

すぐに慶子が、
「やめよー!?恋人の丘にいこー!?」
と言ったのでした。
「下り階段だって!!」
「意味ないじゃん!!」
そう瑞樹が言うと、
「だよなあー!?」「なんだあー!?」
と良太と周が言ったのでした。

四人はさっき来た道を戻り、恋人の丘まで歩いて行ったのでした。
恋人の丘で、
”ここで鐘を鳴らした二人は決して別れないといわれている”
鐘を鳴らし、稚児ヶ淵(ちごがふち)という場所に行ったのです。
岩場が続いていて、釣りにはもってこいの場所でした。

「ああー!?ここなら魚が釣れそうだったなあー!??」
「道具持って来ればよかったよー!??」
と周が残念そうに言ったのでした。

それから四人は、
海水の浸食によってできた洞窟を探検しようと、
江の島岩屋(えのしまいわや)という場所まで行ったのですが、
まだ開いていませんでした。

そして四人は来た道を戻ると、ぐるっとまわり、
ヨットハーバーまで行って、ヨットを眺めたのでした。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。たぶん)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2008 taazann007, All rights reserved.