ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第九話(9)

「相変わらず、人任(ひとまか)せだなあー!?」
と良太が言うと、
「近いから、ガソリンの節約(せつやく)になるじゃん!!?」
「よかったねっ!りょうたあー!?」
と瑞樹が言ったのです。

「信号機が多いと、走ったり止まったりが多いから!?」
「かえって燃費は悪くなるんだよー!?」
と、良太が言ったのでした。すると、
「へえー!?そーなんだあー!??」
「難しいもんだねえー!?」
と瑞樹が腕を組み、難しそうな顔をしてそう言ったのでした。

「とにかくさあー!?」
「周(しゅう)にも聞いてみるかあー!?」
と良太が言ったのです。
そして携帯を取り出し、周のところへ電話したのでした。

「元気かあー!?」
と良太が言うと、
「良太かあー!?なんだあー!?」
と周が言ったのです。

「ドライブの話だけど!?」
「今度の日曜、あいてるかあー!??」
と良太が言うと、
「ああー!?」
「いいよー!?行けるよー!?」
「近いところがいいなあー!?鎌倉なんてどうだあー!?」
と周が言ったのでした。

「うん??!鎌倉!??」
「ちょっと待ってー!?瑞樹と替わるから!?」
と言うと瑞樹に、
「周、鎌倉だってさあー!?」
と言うとニコニコしながら良太は、携帯を瑞樹に手渡したのです。

「もしもしー!?周ちゃん!?」
「鎌倉行きたいのー!??あっそー!?」
と瑞樹がうれしそうに言うと、
「いやあー!?そうじゃないんだけど!!?」
「案として、どうかなあー!?」
「そう思っただけだけどさあー!??」
と周が言ったのでした。

「鎌倉混むしさあー!?電車のほうが便利だし!?」
「電車で行けばあー!?」
と瑞樹が言うと、
「そうだなあー!?」
「ところで行くところ決まったのかー!?」
と周が言ったのです。

「まだ決まっていないから電話したんだよー!?」
「慶子に電話したら!?」
「近くで海のほうがいいって言ったんだー!?」
と瑞樹が言うと、
「えっ!?」
「慶子に先電話したのかあー!?」
と周がびっくりした様子で、そう言ったのでした。

「周ちゃんもそれでいいかなー!?」
「慶子とおんなじで!!?」
と瑞樹がうれしそうに言うと、
「ああー!?そうかー!?」
「慶子がいいんならいいよー!?別にどこでも!?」
と周が言ったのでした。

「わかったあー!?じゃあーねえー!?」
「決まったら連絡するからさあー!?」
と瑞樹が言うと、
「ああー!?」
「ちょっと良太と替わってくれるー!?」
と周が言ったのです。

「わかったー!?」
と言うと、携帯を良太に返した瑞樹でした。

「なんだよー!お前さあー!?」
「慶子のところにー!?」
「先電話したなら、したって言えばいいだろー!?」
と周が言うと、
「わるい、わるい!!?」
「ところで慶子とはうまくいってるようだなあー!?」
と良太がニヤニヤしながら言ったのです。

「まあなあー!?」
「じゃあー!?」
と周は言うと携帯を切ったのでした。

「まったくよー!?」
「鎌倉なんて電車で行けよなー!?」
「なあー!?みずきー!??」
と良太が、携帯をポケットにしまいながら言うと、
「鎌倉なんて!どこがいいんだろーねえー!??」
と瑞樹が腕を組み、首をひねりながら言ったのです。

「お前にはさー!?情緒(じょうちょ)ってものがないんだよー!?」
「情緒ってものがー!!?」
と良太が言うと、
「良太も鎌倉が好きなの!??」
「情緒があるところが!??」
と瑞樹が言ったのです。

「なんであんなところに行きたいのか!?」
「わからん!!理解できん!!?」
「学校の社会見学で行ったからいいじゃんかなー!?」
と笑いながら良太が言ったのでした。(似たものカップルといいましょうか!?)

それからふたりは、
ドライブの本を見ながら、
ああでもない、こうでもないと、(表現が古くさあー!?)
言いながら、和気藹々(わきあいあい)に、
ディスカッションしたのでした。(表現が大げさ!!)


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