ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第九話(4)

ふたりは車のところに来るとドアを開け、
急いで乗り込み、ドアを閉めたのです。

「なんでさあー!?りょうたあー!?」
「メインメニューの値段のところを見てないんだよー!??」
と瑞樹が言うと、
「俺は緊張(きんちょう)して!?」
「飲み物のメニューのほうだけしか見てなかったんだあー!?」
「しょうがないだろー!!?」
「ワインってあんな値段の高いものもあるんだなあー!??」
「びっくりしたヨー!??」
と、良太は言ったのでした。

「いつも食べるときは、値段を先に見るくせにさあー!?」
「よっぽど緊張していたんだねえー!?」
と瑞樹が笑いながら言うと、
「だけどさあー!?飯(めし)を緊張して食べるのはよくないなあー!?」
「確かにうまかったけど!!?」
「疲れるワー!??」
と、良太は言ったのです。

「今度はちゃんとおしゃれして来なくっちゃねっ!!?」
と瑞樹がうれしそうに言うと、
「服よりも!?」
「もっと!おしとやかにしろよなあー!?」
と、良太が言ったのでした。

「うるさいなあー!?」
と瑞樹は言うと、
「ところで、りょうたあー!?」
「今月のドライブどこにするー!??」
と、言ったのです。

「あさって金曜日だから!?」
「ドライブの本でも買って来いよー!?」
「家(うち)である程度決めようぜ!!?」
と良太が言うと、
「えらそうに!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「なんだ!いやなのかよー!?」
と良太が言うと、
「いやじゃないけどさあー!??」
「なんでそんなに!極端(きょくたん)に変われるのかねえー!??」
と、瑞樹が腕を組み、言ったのでした。

「お前の脳みそで考えてもわからないから!?」
「よしよし!!?」
と言って良太は、
瑞樹のアゴを右手でなでたのです。すると、
「何すんだよー!?」
と言って瑞樹は軽くその手払いのけると、
「犬やネコじゃないんだからあー!??」
とふくれっ面をして、そう言ったのでした。

「もう行こうよー!?」
と瑞樹がシートベルトをしながら言うと、
「そうだなあー!?」
と言って良太は、瑞樹のほっぺにいきなりキスしたのでした。

「キスしたいならキスしたいって、言ってよねえー!??」
と瑞樹が言うと、
「じゃあー!?キスしたい!!?」
と言って良太はゆっくり、
身体全体(からだぜんたい)を助手席のほうに持って来たのです。
すぐに瑞樹は軽く目を閉じ、
良太は瑞樹の唇(くちびる)にキスしたのでした。

「抹茶(まっちゃ)アイスの味がする!!?」
と良太は言ってから、
「ごちそうさんでした!!?」
と、うれしそうに言ったのです。すると、
「きょう付き合ってくれたからあー!?」
「ご褒美(ほうび)にこのくらいはねっ!!?」
と、瑞樹もうれしそうに言ったのでした。

「じゃあー!?帰るかあー!??」
と良太は言い、シートベルトをすると、
車はレストランの駐車場から、
瑞樹のアパートへと向かったのでした。

アパートの前に着くと、
「じゃあー!?なあー!??」
「あした連絡くれるかあー!?」
と良太がが言うと、
「うん!あした本屋へ寄って、ドライブの本を捜(さが)してみるよー!?」
と瑞樹がシートベルトをはずしながら、そう言ったのでした。
それからドアを開け、外に出たのです。

「バイバイー!?」
と言って瑞樹が手を振ると、
良太は助手席の窓を開け、
「じゃあなあー!?」
と言って手を振り、助手席の窓を閉めると、
自分のうちへと向かったのでした。

瑞樹は調子をこいて、
良太の車へ向かって、両手で投げキッスをしたのです。
バックミラーでそれを見た良太は、
「バッカじゃない!!?」
とうれしそうに言ったのでした。


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