ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第八話(10)
四人はトイレを済ませると、
自販機で飲み物を買い、すぐに出発したのでした。
車はじきに御殿場インターに着いたのです。
インターをおり、国道138号線に出て、
乙女峠を目指したのです。
道沿いの桜は満開でした。
インター近くの桜は、もう散り始めているものもありました。
「ちょうどいいねきっと!箱根の桜は?!」
と瑞樹が言うと、
「この辺(あた)りも結構高いけど!?」
「箱根はもっと高いから!?」
「ちょうどいい頃かもしれないなあー!??」
と周が言ったのでした。
そして車はどんどん登って行き、
乙女トンネルを抜けると、箱根に入ったのでした。
138号線をそのまま走り、仙石原小学校前を過ぎ、
宮城野の早川堤の桜を見るため朝早く出てきたのでした。
駐車場がすぐいっぱいになる、
との情報を得ていたのです。(なんで知ってんの?!)
朝早いにもかかわらず、
すでにもう満車状態でしたが、駐車できたのでした。(めでたし!)
「人がこんなに朝早くから来ているんだねえー!??」
「知り合いの人のためにきっと!!?」(あくまで推測です!?)
「近くの人が駐車場を確保しているんだよー!?」
と瑞樹が言ったのでした。
「かもしれないけど!?」
「よかったなー!?駐車できてさあー!??」
と周が言ったのです。そして、
「ほんとだぜー!?」
「こんなに早く来て、駐車できなかったら!?」
「意味ないじゃんなあー!!?」
と言って、ひと安心の良太でした。
満開の堤防沿いの桜(種類は知らん!)
を四人は車を降り見たのでした。
(注意・・・書き始めた時にすでに満開だったので!?
もう、ここの桜は散っていると思います。m(_ _)m アジャー!!)
しばらく四人は、満開の桜を見ながら堤防沿いを歩いたのです。
自然と良太と瑞樹、周と慶子がそれぞれカップルになって、
少し離れて歩いたのでした。
「きれいだねえー!??」
と慶子が桜を見ながら言うと、
「慶子もきれいだよー!?」
「桜もきれいだけど!?」
と周が慶子の耳元でささやいたのです。
「えっ!??」
と思わず慶子が言ったのです。
「もう!春だからなあー!?」
と大きな声で照れてそう言った周でした。
「見てあのふたり!?」
と慶子が言うと、
少し先にいる良太と瑞樹が手をつないで歩いていたのです。
「俺たちもつながないか?!」
と周が手を慶子のほうに出し言うと、
「うん!!?」
と言って、ふたりは手をつないで歩き始めたのでした。
しばらく歩いていると、
急に瑞樹が周と慶子のほうを振り向いたのです。そして、
「遅いよー!??」
と言ったのでした。そしてすぐ前を向いたのです。
「ねえーねえー!?りょうたあー!??」
「今見たら、周と慶子が手をつないでいたよー!??」
と良太に瑞樹が言うと、
「やっとかよー!??」
「まったくしょうがないヤツだなあー!??」
などと言いながらうれしそうな良太でした。
30分ほど四人は桜を眺めていたのです。
そして堤防沿いの道をまた戻ったのでした。
駐車場に戻り車に乗り込むと、
宮ノ下の交差点を曲がり、国道1号線を元箱根まで下ったのです。
途中コンビニに寄った後、
恩賜箱根公園(おんしはこねこうえん)の駐車場に車を停め、
近くの箱根の関所跡を見学したのでした。
しばらくして駐車場に戻ると、
ピクニックのしたくの入った大きめのバッグを、
トランクから良太が取り出し、
恩賜箱根公園の中の桜の木がある下の場所を探して、
そこにシートを広げたのでした。
「いいとこあったねえー!?」
「景色もいいしさあー!??」
と瑞樹がうれしそうに言ったのです。
お昼にはだいぶ時間があったのですが、
そこで四人は仲良く昼ご飯のしたくをしたのでした。
「瑞樹さあー!?」
「言ってくれれば、わたしもおかずこしらえてきたのにー!?」
と慶子が言ったのです。
「簡単なおかずだから!?」
「でも、外でみんなでおにぎり食べるとおいしいよねえー!??」
と瑞樹は言い、おいしそうに食べたのでした。
そして四人は、早めのお昼を食べ終わると、
ピクニックセットを片づけ、大きめのバッグにしまい、
駐車場に戻ったのでした。
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