ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第八話(9)

良太は高速道路の本線に入ると
すぐに3車線の真ん中の道に入ったのです。
厚木(あつぎ)を過ぎ、(春なので薄着(うすぎ)に!くだらん!)
大井松田を過ぎしばらく走ると、
南ルートと北ルートの分かれ道に来たのです。

「前に、東名通った時には、どっちの道行ったんだあー?!」
と良太が言うと、
「どっちでもいいよー!?」
「真ん中行くと柱(はしら)にぶつかっちゃうから!?」
「真ん中はだめだよー!??」
と瑞樹がうれしそうに言ったのです。

「たしかに鉄柱も立っているけど!?」
「真ん中は中央分離帯(ちゅうおうぶんりたい)だろー!??」
と良太が言うと、
「うるさいなあー!??」
「中央分離帯って言葉が浮かんでこなかったんだよー!!?」
「まったくー!?北でいいよー!!?」
と、瑞樹が言ったのでした。

すぐに良太は、北ルートに入ったのでした。
「どっちのルート行っても!?」
「必ずどこかの車に追い越されるんだからさあー!??」
と慶子が言うと、
「少し前からもう来てるよー!??」
と周が後ろを見ながら言ったのです。

「しょうがないだろー!?」
「大人が四人も乗ってるんだからさあー!??」
「アクセル踏んでもスピードが増さないんだからー!?」
とあきらめ顔で良太が言ったのでした。

「良太さあー!??」
「1500と2000ではそんなに違うのかあー??!」
と周が言うと、
「ああー!!」
「こういう山坂と、風のあるときは!?」
「大きいのを欲しいなあー!?と思うよー!!?」
と良太が言ったのです。

そしてさっき周が言ってた車が簡単に、
良太の車を追い越して行ったのでした。

「箱根は厚木で降りないで!?」
「御殿場で降りて行ったほうのが、早いのかあー??!」
と周が言うと、
「東名で事故がなければ!?」
「やっぱり早いよなあー!?」
「渋滞も、信号もないしさあー!??」
と良太が言ったのです。
そしてまた追い越していく車があったのでした。

「また追い越されたあー!??」
と瑞樹が言うと、
「うるせえー!?あともう少しの辛抱さあー!?」
「そうしたら、結構平らになるから!?」
と、良太がうれしそうに言ったのでした。

「きょうが満開なんだってさあー!?桜!!?」
「なあー!?みずきー!??」
と良太が言うと、
「うん!!?」
「ニュースで言ってたから!?間違いないよー!??」
と瑞樹が答えたのでした。

「もうすぐ、合流地点だけど!?」
「トイレいいのかー??!」
と良太が言ったのです。すると、
「トイレ寄ってってよー!??」
「足柄でしょー!?」
と慶子が言ったのでした。

「お風呂があるとこだねー!??」
「でもいつも早い時間帯だから!?」
「トイレしか寄ったことないんだよねー!??」
「どんなところか、一度お風呂入りたいけどさあー!??」
と瑞樹が言ったのです。

合流地点に入ると、車は左へ左へと車線を変更していったのでした。
「逆だったなあー!?」
「南ルートに入ればもっと楽に左に行けたのにー!??」
と良太が言うと、
「良太憶えておきなよー!??」
「今度来る時はさあー!??南で来るほうがいいってさあー!??」
と慶子が言ったのでした。

「俺だけに言わないで!?」
「みんなも憶(おぼ)えておいてくれよなあー!??」
と良太が言ったのです。すぐに、
「悪かったなあー!?りょうたあー!?」
「後ろの車に気を取られてて、言うの忘れてたあー!?」
「足柄でトイレ寄るんだったら!?」
「南ルートのほうが左にあるサービスエリアに近いって!!?」
と周が言ったのでした。

「やっぱり!?周ちゃん頭がいいねえー!??」
「憶えていたんだあー!??」
と瑞樹が感心して言うと、
「俺だって、ある程度憶えていたけどさあー!?」
「足柄でトイレに寄るのか聞くのを!?うっかりしててー!?」
「さっき気がついただけだあー!??」
と良太が言ったのでした。
そして車は、足柄サービスエリアに到着したのです。


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