ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第八話(3)

「何、腕組みしてんのよー!??」
と瑞樹が言うと、
「考えてんだよー!??」
「うるさいなあー!?」
と良太が言ったのでした。

「今度の土曜日にでも、行くしかないんじゃあないのかあー??!」
と周が言ったのです。
「だよなー??!」
「今から行ってもいいけどヨー!?」
と良太が言うと、
「だめだよー!??」
「行くときはー!前の日に電話するからって言ったもん!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「そうだったなあー!??」
「じゃあー!?ドライブしながらいつものメンバーで行くかー!?」
と良太が言ったのです。すると、
「横浜かー!?」
「久しぶりだなー!?俺はいいけど!?」
「慶子(けいこ)は?!」
と周が言ったのでした。

「周!?電話してくれるかー!??」
と良太が言うと、
「ああ!?いいけど!??」
そう言うと持っていた携帯をズボンから取り出し、
周は電話したのでした。

「もしもしー!?慶子かー!??」
「俺だけど!!?」
と周が言うと、
「なにー!?周ちゃんめずらしいじゃん!!?」
と慶子が言ったのでした。

「あのさあー!?今、良太っちにいるんだけど!?」
「今度の土曜日ドライブ行けるかなあー!??」
と周が言うと、
「何時ごろ戻って来れるー??!」
と慶子が言ったのです。

「ちょっと待ってー!?」
「何時ごろ戻って来れるかってさあー??!」
と周が言うと、
「瑞樹!代わってやれよー!??」
と良太が言ったのです。するとすぐ、
「えらそうにねえー!!?」
と玲子が言ったのでした。

瑞樹が笑いをこらえ、
「もしもしー!?けいこー!??」
「あたしー!??」
「うんそうだよー!??」
と言うと、
「うちのお母さん、お誕生日だけど!?」
「昼間は都合が悪いんで!?」
「夜、食事に行こうと思ってんだー!??」
と慶子が言ったのでした。

「そっかー!??」
「ちょっと待ってー!??」
と瑞樹が言うと、
「慶子っちお母さんが誕生日なんで!?」
「昼間は都合が悪いんで!?」
「夜食事に行こうと思ってんだってさあー!??」
と瑞樹が言ったのでした。

「だったらさあー!?」
「夕方、美紀(みき)さんに!?」
「横浜駅まで来てもらえばいいんじゃあ!?ないのー??」
と言って、玲子が口を挟(はさ)んだのです。

「おばさん!?それいいアイデアだあー!??」
「慶子っちおじさん!?まだ単身赴任で中国行ってるんだろー!??」
「ふたりで誕生日祝うより!?」
「大勢(おおぜい)で祝ったほうがいいんじゃないのかあー!??」
と周が言ったのでした。

「そうだねっ!?」
「慶子に聞いてみるよー!??」
と瑞樹が言うと、
「俺が言おうとしたことを!?」
「うちのお袋がでしゃばって言いやがってー!??」
と良太が言ったのでした。

「ちょっと黙ってなよー良太あー!??」
と瑞樹は言ってから、
「今度のドライブは横浜だから!?」
「夕方おばさんに、横浜駅まで来てもらってさあー!??」
「中華街の知ってるお店があるから!?」
「そこでみんなで誕生日祝いすればいいじゃんかあー!??」
「どおー??!」
と言ったのです。

「今回は近くだねえー!??」
「横浜なんて久しぶりだよねえー!??」
「うん!?お母さんに聞いてみるよー!??」
「今晩か、あした聞くから!?」
「聞いたらすぐ電話するからねー!??」
「誰に電話すればいい!??」
と慶子が言ったのでした。

「ちょっと待ってー!??」
「周ちゃんに代わるから!??」
と言うと瑞樹はすぐに、携帯を周に渡したのです。


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