ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第八話(2)
車はしばらく走ると、
瑞樹(みずき)のアパートの前に止まったのです。
「プップー!!?」
とクラクションを鳴らすと、
すぐに瑞樹が2階のドアを開け、階段を下りて来たのでした。
車のところに来ると助手席のドアを開け、
「なにー?!十時のおやつに来なって言ったけどさあー!??」
「珍しいものでもくれるの?!」
と、瑞樹がうれしそうに言ったのです。
「とにかく乗れよー!?」
「周も来てるんだー!??」
と良太が言ったのでした。
瑞樹がシートベルトをしたのを確認すると、
「じゃあー!??行くぞー!!」
と良太は言うと、出発したのでした。
しばらく走り、良太の家の前に来ると車は止まり、
瑞樹が降りたのでした。
そして良太は、駐車場まで車をもっていったのです。
「こんにちはー!??」
と言って瑞樹が玄関の戸を開けると、
「いらっしゃい!!?」
と言って玲子が玄関に現れたのです。
すぐ後ろから周も出て来たのでした。
「とにかく上がって!!?」
と玲子が言うと、
「おじゃましまーす!!?」
と瑞樹は言い、玄関を上がると台所に入ったのです。
「周ちゃん!?免許取ったんだね!!?」
「おめでとう!!?」
「おじさんの車で来たんだあー!??」
と瑞樹が言うと、
「ああー!?」
「ドライブ行くときは、これからは俺も運転するからさー!??」
と周が言ったのです。
「瑞樹ちゃんそこに座って!!?」
と言って玲子がイスを指(ゆび)さしたのでした。
「はーい!!?」
と言うと瑞樹は、玲子が言ったイスに座ったのです。
すぐに良太が玄関を開け、
「ただいまあー!??」
と言って玄関を上がると、台所に来て、
いつものイスに座ったのでした。
「瑞樹ちゃん!?」
「コーヒーでいい!??インスタントだけど!?」
と玲子が言うと、
「はい!?」
と瑞樹が答えると、すぐにコーヒーが出て来たのでした。(はやっ!!)
そして良太の前にもコーヒーカップが出て来たのです。
「お砂糖はその入れ物に入ってるから!?」
「ミルクはそこの容器だからねっ!」
と言って玲子が、指さしたのでした。
それぞれの前にはもうすでに、
小皿に取り分けられた赤福が載っていたのでした。
「そういえば営業再開したんですねっ!!?」
「また同じインチキはしないよねえー!??」
と言いながらすぐに表紙の年月日を見た瑞樹でした。
「瑞樹!?日付見たってわからないよー!??」
「消費者には、わらないようにしていたんだからあー!??」
と周が言うと、
「消費者は信用して買っているんだからな!??」
「信用を裏切る行為はよくないよなあー!??」
と良太が言ったのでした。
「とにかく久しぶりに食べるんだから!?」
「その話は終わりにして、食べましょう!!?」
「いただきまーす!!?」
と玲子が言うとみんなで、
「いっただきまーす!!?」
と言ってコーヒーを飲みながら、赤福を食べたのでした。
「やっぱり!?みんなで食べるとおいしいねっ!!?」
とうれしそうに瑞樹が言ったのです。
それからみんなの話が食べ物の話で盛り上がり、
3月に瑞樹と良太が横浜で食べた中華料理の話になったのでした。
「中華料理のコース料理なんか食べたことなかったから!?」
「うまかったなあー!?みずきー!?」
「ボーナス出たら今度みんなで行こうなあー!??」
と良太がうれしそうに言ったのでした。
「もちろん!?わたしたちも連れてってくれるんだろうねえー!??」
と玲子がうれしそうに言うと、
「なんでえー!??」
と良太が、まじめな顔をして言ったのです。
「えっ!??」
と玲子がびっくりしたように言うと、
「冗談だよー!??連れてくよー!??」
と笑いながら良太が言ったのです。
そしてみんなで大笑いしたのでした。
「でもその前によっちゃんと約束したから!?」
「一度行かないとねえー!?りょうたあー??!」
と瑞樹が言うと、
「そうだなあー!??」
「子供との約束は、守らなきゃなあー!??」
と良太は言うと、腕組みをしたのでした。
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