ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第七話(10)

「恋人に見えるー??!」
と良太が言うと、
「うん!!?」
と、いっちゃんが言ったのです。
すぐに良太は、
「じゃあー!?恋人だあー!!?」
とニコニコしながら言ったのでした。

そして、良太と瑞樹は言葉もなく、
お互いうれしそうに見つめ合ったのでした。

「ところでさあー!?ぼくたちー!??」
「この近くでおいしくて安い店知ってない??!」
と、良太が言うと、
「よっちゃんちで食べればいいじゃん!!?」
と、いっちゃんが言ったのでした。

「あっ!?そうかあー!!?」
「よっちゃんちはお店やってるんだあー!??」
と言うと、
「うん!」
とよっちゃんが言ったのでした。

「君たち何年生!??」
と瑞樹が訊くと、
「今3年!4月になると4年!!?」
「4年になるとソフトボールのチームに入れるんだ!!?」
と、いっちゃんがうれしそうに言ったのでした。

「そうかあー!?それで練習していたんだあー!??」
と良太は納得し言うと、
「うん!でもー!?練習始めたのは先週からだよー!!?」
と、よっちゃんが言ったのです。
「じゃあー!?ちょっとここで待っててくれるかなあー?!」
「お兄さんたち、車に荷物、置いてくるからさあー!??」
と良太が言ったのでした。

「あそこの駐車場に置いてあるのー??!」
とよっちゃんが指さして言うと、
「そうだよー!?」
と良太は答えたのでした。

「だったらさあー!?」
「俺っち駐車場にとめればいいじゃん!!?」
とよっちゃんが言ったのです。

「よっちゃんちお店の駐車場があるんだあー??!」
と良太が言うと、
「じゃあー!?うちまで車で行けばいいじゃんかあー!?」
「あっちにまだ、バットとボールを置いてあるからー!?」
「取りに行って来るよー!??」
といっちゃんが言ったのでした。

「そう?!じゃあー!取りに行って来てねっ!!?」
「おねえさんち、ここで待ってるからさあー!??」
とニコニコしながら瑞樹が言ったのです。すると、
「うん!!」と言っていっちゃんが、
グラブを持ったまま行こうとしたので、
「グラブ置いてけばー!?」と瑞樹が言ったのでした。

「そうかあー!??」
「持ったまま取りに行くよりそのほうがいいかあー??!」
とうれしそうにいっちゃんが言ったのです。
「じゃあー!?お姉さん見張っててー!??」
「行こう!?よっちゃん!!?」
といっちゃんが言ったのでした。

ふたりはグラブとボールを置くと、走って、
さっき自分たちがキャッチボールをやっていたところまで、戻ったのです。
良太はふたりが取りに行っているあいだに、
グラブとボールをビニール袋に入れて口を1回結んだのでした。
そしていっちゃんがボールとバットを持ち、
よっちゃんはバットを持って、早足で戻って来たのです。

子供たちふたりは戻ってくると、グラブをバットに刺し、
ソフトボールをポケットにねじ込んだのでした。
ポケットからはみ出てるボールを見た瑞樹が、
「ボール落ちないかなあー?!」
「お姉さん持とうかあー??!」
と言うと、
「だいじょうぶだよー!!?」
「半分以上入ってれば、落ちないからさあー!!?」
とニコニコしながら、いっちゃんが言ったのでした。

右手でビニール袋を持つと良太は、
「じゃあー!?行こうかあー!??」
と言い、
瑞樹の顔を見て、左手を出したのです。
「うん!行こー!!?」
と瑞樹は言うと、右手を良太の左手に絡めたのでした。
ふたりは手を握りそれを少し振りながら、
駐車場に向って歩いて行ったのです。

いっちゃんとよっちゃんはふたりの後ろを、
ときどき顔を見合わせると、
口のところに手をやり、声を出さずに笑い、
ニコニコしながら、歩いて行ったのでした。

駐車場に入り、車のところに着くと良太は、
すぐにトランクを開けたのです。
すぐに自分の持っている袋を入れると、
「バットとグラブここに入れてー!??」
と良太が言うと、
「はーい!!?」
とふたりが同時に言ったのでした。

ふたりが入れ終わると、
「じゃあー!?後ろに乗っていいよー!!?」
と良太は言ったのです。
するとふたりは左右に別れ、先を争い、急いで後ろのドアを開けると、
うれしそうに乗り込んだのです。

その様子を見ていた良太と瑞樹は、
トランクを閉めると、
笑いながら車に乗り込んだのでした。


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