ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^), 第七話(1)

「りょうたー!?元気かー!??」
「車、なおったあー??!」
と周(しゅう)が良太に電話してきたのです。

「ああー!?1週間ほど代車で会社に通ったけど!!?」
「もうなおったよー!!?」
と良太が言うと、
「保険は入っていたんだろー??!」
「いくらぐらいかかったんだあー??!」
と訊いた周でした。

「保険使うと来年保険料が高くなるそうなんだあー!??」
「”このぐらいの傷なら使わないほうがいいだろう”」
「って言われたんで!!?」
「保険使わずに現金で支払ったよー!??」
「親父の知り合いの修理工場だったんで!!?」
「まけて貰って!5万円にしてもらったんだあー!??」
と良太が言ったのです。

「5万かあー??!」
「結構かかるんだなあー!?やっぱりー!!?」
「俺たちも少し払おうかー!??」
と周が言うと、
「払うつもりもないくせにー!??」
「気持ちだけもらってくよー!!?」
「心配すんなー!!?」
とうれしそうに良太は言ったのでした。

「そうかあー?!」
「じゃあー!?今度の土曜日にでも、修理した車見せに来いよー!!?」
と周が言うと、
「ああー!?わかったー!!?」
「じゃあー!?金曜の夜か土曜の朝電話するから!!?」
と良太が言ったのでした。すると周が、
「あいわかった!!?」
「じゃあー!?切るぞー!!?」と答え、携帯を切ったのでした。

「アイツも最近、大学に入ってもうじき1年!?」
「少しは硬さが取れてきたようだなあー!??」
「まだまだ硬いけどなあー!??」
と言って、うれしそうな良太でした。

そして日は過ぎ、金曜日の夜、良太は周に電話したのです。
「もしもしー!?」
「しゅうー!?あしたどうだあー?!」
と良太が言うと、
「今俺も、お前のところに電話しようと思っていたんだあー!??」
「大学の先輩に付き合わなきゃならなくなったんで!!?」
「俺はまだ1年だからさー!!?」
「断れないんだよー!??」
「土曜日はだめだけど!!?」
「日曜ならいつでもいいからさー!?」
「わるいなあー!??」
と周が言ったのでした。

「気にすんなよー!!?」
「しょうがないさー!?まだ1年だから!??」
「でも、もう大学は休みなんじゃーないのかあー??!」
と良太が言うと、
「ああー!?ほとんど行かなくていいんだ!!?」
「実は!お前だけに言うんだけどさー!??」
「今週、仮免受かったんだよー!??」
「今のうちに免許取っておこうと思ってなっ!!?」
と周がうれしそうに言ったのでした。

「そうかー!??」
「じゃあー!?来週から路上だなあー!??」
と良太が言うと、
「そうなんだよー!??」
「運転も結構おもしろいもんだなあー!??」
「良太が運転好きになるのもわかったよー!!?」
と周が言ったのです。

「じゃあー!?日曜日のたぶん午前中に行くと思うけど!!?」
「変更になったら電話するからさー!!?」
「じゃあーなあー!??」
と良太が言うと、
「ああ!?じゃあなあー!??」
と周も言い、お互い電話を切ったのでした。

良太は土曜日の午前中にいつものように、
洗車していたのです。すると、
ジャージのズボンのポケットに入れていた、携帯が鳴ったのでした。
良太は携帯を取り出すと、
「なんだあー!?みずきかあー!??」
と言うと鼻をつまみ、
「現在この電話は使われておりません!!?」
と携帯で話したのでした。

「良太さー!??」
「何、鼻つまんで話てんのさあー!??」
と瑞樹が言ったのです。
「わかったー??!」
と良太は笑いながら言うと、
「わかったにきまってんじゃんかあー!!?」
「男の声でそんな返事!聞いたことないよー!??」
「ばっかじゃない!!?」
と瑞樹が笑いながら言ったのでした。

「なんだよー!??」
「お前からの土曜日の電話は、ろくなことがないからよー!!?」
と良太が言うと、
「ねえねえ!?良太さあー!??」
「周の秘密知ってるー??!」
と瑞樹がうれしそうに言ったのです。

「周のひみつー??!」
と言って良太が少し考えていると、
「教えてやってもいいけどさー!??」
「ちょっと行ってもらいたいとこがあるんだけどなあー??!」
と瑞樹が言ったのでした。


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