ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第七話(8)

それからふたりは、入場口から出たのです。
そして出て少し歩くと、すぐに止まったのでした。
「さっき入って来たところと違う出口だなあー?!」
「電車がこっちってことは!?」
「向こうかな?!」
と良太は言うと、
左のほうに歩いて行ったのです。
そして、横浜球場をあとにしたのでした。

「だいじょうぶー?!」
「りょうたあー!??」
と瑞樹が不安げに言ったのです。すると、
「電車が走ってるほうと逆に行けばさあー!??」
と良太は言い、
「この道が大桟橋通りだから!!?」
「向こうの道へ渡ればいいんだ!!?」
と歩きながら言ったのでした。

後ろをときどき振り向き瑞樹は、
「さっき来た道みたいだね!!?」
と歩きながらそう言ったのでした。
それからふたりは、歩道橋を渡り、
中華街のほうに向って歩いて行ったのです。

歩きながら、
「でもさあー!?」
「応援おもしろかったねえー!!?」
と瑞樹がニコニコしながら言うと、
「ああー!?」
「応援団の人たちがお客さんに向って!?」
「応援の打ち合わせをするなんて知らなかったよー!??」
「おもしろかったなあー!??」
と、笑いながら良太も言ったのでした。

しばらく歩き、中華街の入り口に来ると、
「みずきー!?」
「どこで食べるー!?夕飯(ゆうめ)し!!?」
と言ってすぐ、
「周さんの店かあー??!」
と良太がうれしそうに言ったのでした。

「別に有名な店じゃあーなくてもさあー!??」
「食べ放題のところでいいよー!?」
「良太!うんと食べれるじゃんかあー!!?」
と瑞樹がうれしそうに言ったのです。
すぐに良太は、、
「そうだなあー!??」
「じゃあー!?そうするかあー!??」
と、うれしそうに言ったのでした。

それからふたりは、
店を覗きながらゆっくりと、中華街を通り抜けたのでした。
「こっちの出口のほうには、食べ放題の店はないんだねえー??!」
と瑞樹が言うと、
「ここの通りだけ見たからだよー!??」
「中華街にはいくつも通りがあるから!??」
「じっくり調べなきゃあー!?わからないさあー!!?」
と良太は言ったのでした。

「そうかあー!??」
「じゃあー!?良太に任せるよー!!?」
と瑞樹が言うと、
「俺だってー!??」
「どこが安くておいしいのか調べてこなかったから!!?」
「そう言われてもなあー??!」
と言って、困ったようすの良太でした。

ふたりは駐車場まで戻り、車のトランクを開けると、
グラブとボールを入れたビニール袋を良太が持って、
山下公園の芝生のところに行き、
キャッチボールを始めたのでした。

「久しぶりだなあー!?みずきー!!?」
と良太が言うと、
「そうだねえー!?」
「1年ぐらいやってなかったから!??」
と瑞樹は言ったのです。
ふたりは5mぐらいの近い距離から、
徐々に離れて行き、20mぐらいの距離で、キャッチボールをやったのでした。

「あいかわらずいい球投げるなあー!??」
とうれしそうに良太が言うと、
「良太だって!!?」
「キャッチボールだけはうまいじゃん!!?」
とうれしそうに瑞樹が言ったのでした。

「お前なあー!??」
「キャッチボールだけって!!?」
「そういういい方はやめろよー!??」
と良太がうれしそうに言うと、
「あたし正直だからさあー!??」
「ほんとのことしか言わないんだあー!!?」
とうれしそうに言った瑞樹でした。

「みずきー!?」
「俺座るから、ちょっと投げてみろよー!??」
「ウィンドミルでー!!?」
と良太が言ったのです。すると瑞樹が、
「えー!??」
「これソフトボールじゃなくて!?」
「硬球だよー?!」
「投げれるかなあー??!」
と不安げに言ったのでした。

「最初短い距離でゆっくり投げて!?」
「徐々に普通の距離にすれば、投げれるだろー?!!」
と良太が瑞樹のほうに近づいて行き、
ニコニコしながらそう言ったのです。そして、
「元エースだったんだからよー!??」
と良太が言ったのでした。


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