ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第七話(3)

「これだよー!?」
と良太が言うと、
炊事の手を休め、良太のほうを向いた玲子です。そして、
「なに!?キャッチボールでもやりに行くの??!」
と言うと、
「とにかく袋出してよー!!?」
と良太が言ったのでした。

玲子は、スーパーの袋を入れておく専用の袋から、(なんじゃそりゃ!??)
きれいに折りたたんであるものを1つ出し、
「大きいほうがいいんだろー??!」
と言うと、良太に渡したのでした。

「まったくー!?」
「変なところに細かいんだからなあー??!」
と良太は言いながら、それを受け取り広げて、
グラブ二つとボールをそこに入れたのでした。

「俺これから瑞樹と横浜球場に行ってくるから!?」
「昼はいらないからさあー!!?」
と良太が言うと、
「わざわざ横浜球場まで!!?」
「キャッチボールしに行くのー??!」
と玲子が訊いたのです。

「ああー!?そーだよー!!?」
「きょうは、ただで入れるんだ!!?」
と良太は面倒くさいのでそう答えたのでした。
すると玲子が、
「へえー??!」
「ファンサービスかねえー??!」
「そうしてファンを取り込もうとしてるんだね!。きっと!!」
と言ったのでした。

「だろー!!?」
と良太はいい加減に答えると、
「行ってきまーす!!?」
と言って、
いったん玄関のところにあるマットの上に、
荷物を置いたのでした。

洗面所に行き、鏡に上半身を写し、
ヘアードライヤーとムースを使い、
頭の毛をセットし直したのでした。
「よしよし!こんなものかな?!」
と良太は言うと、洗面所を出たのです。

玄関マットの上において置いた、
スーパーの袋の口を1回縛り手に持つと、
スニーカーに履き替え、玄関を出たのでした。

車の後ろに行くとトランクを開け、
袋を入れるとすぐ閉めたのでした。
それから良太は、
車の運転席に乗り込むと、忘れ物の確認したのです。
「財布持ったし、小銭入れも持った!」
「ハンカチ持ったし、飲み物もあるし!」
「オッケーだな!!」
と言うと、瑞樹の携帯に電話したのでした。

「みずきー!??」
「今からうちを出るからなあー!?」
「忘れ物ないように準備しとけよー!??」
と良太が言ったのです。すると、
「わかってるー!?」
「じゃあねえー!!?」
と言って、すぐ携帯を切った瑞樹でした。

それから良太は、
バックミラーを自分のほうに向け、
自分の顔とヘアースタイルを見たのです。
ヘアースタイルを少し整え、
「ぜっこうちょー!!?」
と言うと良太は、バックミラーを元の位置に戻したのでした。

シートベルトをし、エンジンをかけたのです。
エンジンの音を聞くと、
「これまた、絶好調!!?」
とうれしそうに言い、車は走り出したのでした。

しばらく走ると、瑞樹のアパートの前に着いたのでした。
「プッープッー!!」
とクラクションを鳴らすと、
瑞樹がすぐ階段を下りて来たのです。

良太はすぐに、助手席の窓を下ろしたのです。
「みずきー!?カッコいいじゃんかよー!??」
と言うと、
「ありがとう!!?」
「トランク開けてくれるー??!」
とうれしそうに言ったのでした。

「ああー!??」
「開けたよー!!?」
と良太が言うと、
「サンキュー!!?」
と瑞樹は言い、後ろのトランクのところまで行ったのです。

瑞樹は荷物を入れると、トランクを閉め、
戻ってくると、助手席に乗り込んだのでした。
「きょうはいい天気だね!!?」
「まさか、雪は降らないよねエー?!」
とうれしそうに言うと、
「降るわけねえじゃんかよー!??」
「こんなに天気よくて、温度も上がってるのによー!!?」
と良太は、うれしそうに答えたのでした。


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