ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第六話(9)

少し走ると、環八通りに出たのでした。
「このあいだぶどう狩りに行ったときは、中央高速を通ったから!?」
「きょうは東名で行って、御殿場で降りようと思うんだあー!??」
と良太が言ったのです。

「御殿場から山梨のほうに行くの初めてだよねー!??」
と慶子が心配そうに言うと、
「ナビがあるから!?だいじょうぶだよー!?」
「心配しなくてもさあー!??」
と瑞樹がうれしそうに言ったのでした。

「伊豆に行った時に、良太が間違えたのをホローしたからなあー!?」
「ナビがあるからだいじょうぶさー!?慶子は心配性だなあー!??」
と周が言ったのです。
しばらく走ると料金所が見えたのです。
ETCのレーンを通過したのでした。

「トイレ行くんだったら早めに言ってくれよなあー!??」
と良太は言うと、
アクセルを踏み込み、スピードを上げたのでした。
「どうせ海老名で1回休憩するんだよねー!??」
と瑞樹が言うと、
「ああー!?そのつもりだけどさっ!!?」
「みずきー!?でかいヤツかあー?!」
と良太がうれしそうに言ったのです。

「なにさあー?!でかいヤツって??!」
と慶子が言うと、
「うんこにきまってるだろー!!?」
「小さいヤツはおしっこさ!?」
と良太が言ったのです。

「なんだあー?それだったらわたしもそのつもりでいるもん!??」
「だって朝早いからさあー!??」
「出ないんだよー!??」
と慶子が言うと、
「だよねー!??」
「出ないよねー!?良太も周も出たー??!」
と瑞樹が言ったのでした。

「俺は出ない!!?」
と良太がうれしそうに言うと、
「えー?!みんな朝しってきたかと思ったよー!??」
「俺だけかあー!??しってきたのはー??!」
と周が言ったのです。

とにかく朝から品のない話をしている四人でした。
そしてしばらく走ると、海老名サービスエリアに到着したのです。
「さてトイレ行って、ゆっくりしってくるかなー!??」
と良太が言うと、
「今横を通った人が、こっち見て笑ってたよー!??」
「声がでかいんだよー!?良太わー!!?」
と瑞樹が大きな声で言ったのでした。

「良太もお前には負けるよー!??」
と周が笑いながら言うと、
「どっちもどっちよー!??」
と慶子も笑いながら言ったのです。
「トイレが終わったら!??」
「じゃあー!?いつもどおり自販機の前にいるからさー!??」
と良太が言ったのでした。

三人はそれぞれ、
「わかったあー!?」
「OKー!!?」
「わかったでごじゃる!!?」
と言うと、寒いのでドアを開けると、
一目散にトイレに向って走ったのです。
良太もリモコンのスイッチを押しロックすると、
走ってトイレに向ったのでした。

周が最初にトイレから出て来たのです。
そして小銭入れからお金を取り出すと、
缶ココアを選んだのでした。
”たまにはココアもいいなあー!??”
などと思いながら、少しづつ飲んでいたのです。

「待ったあー!??」
と言ってさっぱりした顔で、瑞樹が来たのでした。
「そんなに待たないけどさー!?」
「みずきー!?何か飲むかあー??!」
と周が言ったのです。

「周ちゃん何飲んでんのー??!」
と瑞樹が言うと、
「ココア!?」
と周が言ったのでした。
「じゃあー!?あたしもそれにしようかなー?!」
と言うと、周が自販機に小銭を入れ缶ココアを出したのでした。
それを瑞樹に渡したのです。
「ありがとう!?」
と瑞樹が言って、缶ココアを受け取ったのでした。

「遅いなあー!?ふたりとも!?」
「鍵だけ先に、良太からもらっておけばよかったよー?!」
「失敗したなあー?!」
と周が言ったのです。
「そうだねー!?便秘かなー??!」
「それともこの位のを5本ぐらい出してんのかなー??!!」
と言って瑞樹は、
飲み終わった缶ココアの缶を横にして動かして、周に見せたのでした。
(けっして、便器の中を想像しないでくださいねっ!)

それを見て周は大笑いしたのでした。
瑞樹も大笑いしたのでした。
それからしばらくのあいだふたりは、腹を抱えて大笑いしていたのです。
すると良太と慶子が続けてトイレから出て来たのでした。

「何がそんなにおもしれーんだよー!??」
と良太もつられてうれしそうに言うと、
「なにさあー!?ふたりとも??!」
と慶子もうれしそうに言ったのです。
「とにかく早く車に戻ろーぜ!!?」
「車の中で話すからさー!!??」
と笑いながら周が言ったのでした。
それから四人は急いで車に戻ったのです。


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