ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^), 第六話(1)

「寒いなあー?!」
「車洗うのも楽じゃないよー!?」
そう言いながら、
休みの日の午前中に、車を洗っている良太(りょうた)でした。
洗い終え、ワックス掛けも終わり、
ワックスを拭き取っていると、携帯が鳴ったのでした。

「りょうたー!?げんきー!!??」
と瑞樹(みずき)の声でした。
「なんだよー!??」
「今ワックス拭き取ってるところだからー!??」
と良太が言うと、
「じゃあー!?もうすぐ終わるね!?。」
「頼みがあるんだけどさー!??」
「いい!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「なんだあー!??その”いい”って!!??」
と良太が言うと、
「いいは、いいにきまってるじゃん!??」
と瑞樹が言ったのです。

「だ、か、ら!どういう意味か聞いてんだよー!??」
と良太が言うと、
「頼みを聞いてもらってもいい?!の、”いい”じゃん!!?」
と瑞樹が言ったのでした。すると、
「まあーいいやー!?なんだよー??!」
「言ってみろ!!?」
と良太が言ったのです。

「買い物行きたいんだけどおー!??」
「帰り荷物が重たいじゃん!?」
「良太の車のトランク大きいし、ちょうどいいから!?」
「お昼おごるからさー!?ねっ!!?」
と瑞樹が言うと、
「なにが、”ねっ”だよー!?」
「わかったよー!?」
「30分ぐらいしたらそっちに行くからー!??」
「忘れ物ないようにしておけよー!??」
「じゃあーなっ!!?」
と言うと良太は、携帯を切ったのでした。

「うるさいわねー!?」
「言われなくったって!?」
「忘れ物ないようにちゃんと準備できてんだからー!??」
と切れている携帯に向って言ったのです。そして、
「よーしこれで!?良太が来るのを待つだけかー??!」
と瑞樹は言ったのでした。

「けいこー!?あたしー!?。」
「うん!良太OKだから!?」
「30分ぐらいしたらあたしのとこに来るから!??」
「そしたら、そっちにまわるねー!??」
と言って瑞樹が、慶子(けいこ)のところに電話を掛けたのでした。

良太は車を磨き終え、
洗車していたとき着ていたジャージを脱ぎ、
普段着に着替えたのでした。
「靴は長靴じゃあーまずいよなっ!!?」(あたりまえだー!!)
と言って、スニーカーに替えたのです。

「おふくろー!?」
「瑞樹のとこに行ってくるからさー!??」
と台所にいる、母の玲子(れいこ)に言ったのです。
「もうすぐお昼だよー!??」
「瑞樹ちゃんとこに行くんだったら!?」
「食べてったらあー??!」
と玲子が言ったのでした。

「お昼おごってくれるってさー!??」
と良太が答えると、
「あんたがおごってやればいいのにー!??」
と玲子が言ったのでした。

「ふざけんなよー!?」
「日当(にっとう)もらいたいぐらいさー!??」
「車で荷物、運んでやるんだからなっ!!?」
と言うと、良太は玄関を出て行ったのです。
良太は車に乗り込み、
「やっぱー!?洗車すると気分がいいねー!!?」
と言うと、ニコニコながらシートベルトを締めたのです。
そして出発したのでした。

しばらくすると、瑞樹のアパートの前に着いたのでした。
「プッ、プッ」とクラクションを二回鳴らしたのです。
すぐに階段を瑞樹が下りてきたのでした。

助手席のドアを開けると、
「割と早かったねー!?」
とうれしそうに言うと、
「じゃあー!?慶子のとこ行こうかあー!??」
と瑞樹が言ったのです。

「ええー??!」
「聞いてねえーよー!??」
「慶子も行くんだったら、もう少し決めてくればよかったなー??!」
と、ルームミラーをを自分のほうに向け、
顔と頭の毛を見ながら良太はそう言ったのでした。

「じゅうぶんカッコいいよー!!?りょうたー!??」
と瑞樹がニコニコして言うと、
「そうかあー!?」
「まっ!いいかあー!??」
と言うとルームミラーを元の位置に戻し、
「シートベルト締めたなっ!!?」
と言って良太は、瑞樹のほうを向いて確認したのです。

「みずきー!!?」
「金(かね)、ちゃんと持ってるよなあー??!」
と良太が言うと瑞樹は、
ショルダーバッグを開けお財布を出したのです。
そして1万円札を5枚良太に見せたのでした。

「景気いいじゃんかよー!??」
「何買うんだあー??!」
と良太が言うと、
「いいじゃん!?」
「何買おうと!!?」
と瑞樹は言ったのでした。

「そりゃー!?そうだ!!?」
とニコニコしながら良太は言うと、
車は出発したのでした。


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