ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第六話(7)

「このぐらいならいいんじゃあーないのー??!」
「どうかなあー?!」
と慶子が言うと瑞樹がえらそうに、
「どうちょっと貸してみて!?」
と言っておたまを持つと、カレーを小皿にすくい味見をしたのです。
「おいしい!」と言うと小皿を、慶子に渡したのでした。

「うん!いい感じにできたね!?」
と慶子がうれしそうに言ったのです。
するとニヤニヤして良太が、台所のテーブルに来たのでした。
「できたかあー!?みずきー!??」
と良太が言うと、慶子が良太のほうを振り向いたのです。

「なにニヤニヤしてんのさー!??」
「うまくできたよー!?」
と慶子が言うと、
「そうか!?そりゃーよかった!!?」
とうれしそうに良太は答えたのでした。

「ご飯も炊けたから!?」
と瑞樹は言うと、
用意してあった大きな皿にご飯を盛り、
そこにカレーをかけたのでした。
そしてイスに座っている良太の前に出したのでした。
同じように慶子のところと自分のところにも、
カレーライスを置いたのでした。

「らっきょと福神漬け!?」
「好きなほうを取ってねっ!?。」
と瑞樹が言ったのです。
全員、席につくと瑞樹が、
「いただっきまーす!!?」
と言うと良太と慶子も、
「いっただっきまーす!!?」
と言って食べ始めたのでした。

「やっぱり!?みんなで食べるとおいしいねっ!!?」
と瑞樹は言うと、急に泣き出したのです。
「夕飯いつもひとりだからさー!??」
と言うとすぐ泣き止んで、
「おいしい!おいしい!!」
と言って、うれしそうにカレーライスを食べた瑞樹でした。

「そうだなー!??」
「気がつかなくって悪かったなー!??」
と良太が言うと、
「ごめんねー!?みずきー!?」
「お正月、おばあちゃんとこ行ってたからあー!??」
と慶子が言ったのでした。

「気にしないでよー!!?」
「りょうたー!?けいこー!?」
と瑞樹が涙をいっぱいため、笑ってそう言ったのです。

「土曜の夕飯は俺んとこで食えよー!?なっ!!?」
と良太が言うと、
「わたしんとこにも来なよー!??ねっ!!?」
「お父さん出張でいないけどサー!??」
と慶子も言ったのでした。

「うん!ありがとおー!!?」
と瑞樹は言うと、
テーブルの上に置いてあるティッシュを取り出すと、
涙を拭いたのです。
そして、みんなで話をしながら食べたのでした。

「りょうたー!?おかわりは?!」
と瑞樹が言うと、
「きょうはもういいやー!??」
「うちに帰って夕飯食べるからー!??」
と良太が言ったのです。

「おばさんに!?」
「夕飯!?瑞樹のとこで食べるって言わなかったのー??!」
と慶子が言うと、
「もうなあー!??」
「夕飯頼んであったんだー!!?」
と良太が言ったのでした。

「頼んであったってー??!どういうこと!??」
と瑞樹が言うと、
携帯での玲子との話をうまくごまかして、
良太は答えたのでした。

「へえー!?おじさんが競馬で儲けたんだあー!??」
「それで店屋物の上寿司を頼んだんだあー!?」
「もったいないよねー!?上寿司じゃあー!??」
と瑞樹が言ったのでした。

「だろー!??というわけだ!!?」
とうれしそうに良太は答えたのでした。
「でもさー!?上寿司よかあー!??」
「良太の家の近くだったらさあー!?」
「あたしは、相模屋の上天丼のほうが好きだなあー!??」
と瑞樹がニコニコしながら言ったのです。

一瞬良太は顔をこわばらせたのですが、
「そうだったなあー!??」
「その手があったなー!??」
と言って良太は、ニコニコしながらごまかしたのでした。

三人は食事を終えると、後片付けは瑞樹がやるからと言うので、
良太と慶子は帰ることにしたのでした。
良太は慶子の荷物を持つと、
「じゃあーなあー!?来週!?」
「寝坊すんなよー!??」
と言い、玄関を出たのです。

慶子は、
「じゃあーねー!?土曜日ねっ!?」
「バイバーイ!?」
と言って玄関を出ると、良太のあとを追いかけたのです。
良太はトランクに荷物を入れると、
運転席に乗り込んだのでした。
するとすぐに慶子がドアを開け助手席に座ったのです。

すぐに車を発進させると、慶子のうちまで行き、
慶子と荷物を送り届けると、
良太は一目散に、自分の家に帰ったのでした。


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