ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第五話(10)

四人はトイレから帰ってくると、店の中に入ったのです。
農産物などを販売していたのでした。
そして、中をぐるっと見てまわったのです。
それから自販機で好きな飲み物を買い、車へと戻ったのでした。

「じゃあー行くかー!?」
そう良太は言って、シートベルトをしたのです。
瑞樹のほうを見て、シートベルトをしているのを確認すると、
道の駅を出発したのでした。
県道を鴨川まで走ったのです。

国道128号線にぶつかると、信号を左に入ったのです。
少し走るとじきに、鴨川シーワールドに着いたのでした。
そして、駐車場に車を入れたのです。
入り口のところで入園プランでもめたのでした。

「シャチのショーを見るんだからさー!?」
「メシ食うときまで見なくったっていいじゃんなー!??」
と良太が言うと、
「だってさー!?」
「シャチってここしかいないんだよー!?」
「記念にご飯食べながら見ようよー!!?」
と瑞樹がはすを尖(とが)らしながら言ったのです。

「そうだよー!?瑞樹の言うとおりだよー!!?」
「記念になるじゃん!!?ねえー周!??」
と慶子が周に向って言うと、
急に言われた周は、「えっ!??」と言ってから、
「記念って言えばそうだけどー?!」
「食べてるのをシャチに見られてるとなんかなー!??」
とあいまいな返事をしたのでした。

ランチバイキング付きプランか、
シャチの見えるレストランのランチ付きプランかで、もめたのです。

「周は、どっちの味方なんだよー??!」
と瑞樹が言うと、
「味方とか敵とかっていう問題じゃあーないよー!??」
「わかったよーお前たちの意見でいいよー!?」
と周が言ったのでした。

「やりー!?」
「さんタイいちー!!?」
と慶子が言うと、
「そんなに見たいかなあー?シャチ!?」
「しょうがねえーやー!?」
「わかったよー!?」
と良太が言ったのです。

結局、瑞樹と慶子に押し切られて、
四人は、シャチのほうのプランにしたのでした。

園内に入ると、30分おきにショーがあったのです。
ここでしか見られないという、
シャチのショーを見たくて四人は来たのでした。
ほかにもイルカやアシカのショーもあったのです。

11時のショーが終わるとすぐにレストランに行ったのでした。
四人は並ばずに席につくことができたのです。
早めの食事が終わると、ゆっくり園内を見てまわったのでした。

「シャチのショーは迫力あったねー!!?」
「けっこういろいろ見るところがあるし!?」
と瑞樹がうれしそうに言うと、
「そうだなー!?」
「三津シーパラダイスよりだいぶ大きいなあー!?」
と良太が言ったのでした。

「そうだよー!?」
「横に広くて大きいんじゃーないのかなー!?」
と周が言うと、
「そうだね!?」
「案内のパンフレットを見ると!??」
「ラッコはいないみたいだけどね!!?」
と慶子がニコニコして言ったのでした。

「ラッコかー!?」
「貝をガラスを使って割ってたヤツ!?」
「あれには笑ったなー!?」
と良太はうれしそうに言ったのでした。

そして四人はショーの時間をチェックしておいて、
午前中に見ていないショーを午後に見たのです。
笑うアシカのショーを見て、
「なんだあれー!?」
「ほんとに笑ってるようだなあー!!?」
四人はそう言って、大笑いをしたのでした。

そして、記念におみやげを買い、
午後の5時までの営業でしたが、
4時には鴨川シーワールドをあとにしたのでした。


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