ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第五話(11)

国道128号線を西に少し走り、
右折をして県道に入ったのでした。
「東京湾フェリーに乗るからさー!?」
と良太が言うと、
「そういえば、鴨川シーワールドの入り口のとこで!?」
「フェリーとのセット券も売っていたねー!?」
と慶子が言ったのです。

「セット券って言っても、いろいろあるから!?」
「細かく計算しなきゃ、どっちが得だかわかんねーよー!??」
と良太が言ったのでした。
「だよなー!?」
「あまり細かすぎるとかえって面倒くさいなあー??!」
と周が言ったのです。

「だよねーだよねー!!?」
「周ちゃんが面倒くさいって言うぐらいだからさあー!?」
「あたしなんか余計面倒くさいよー!!?」
と瑞樹が言うと、
「おめーはよー!?」
「どうせ計算なんかしねえだろーに!?」
と良太がうれしそうに言ったのでした。

「うるさいなあー!??」
「言ってみたかっただけだよー!!??」
「まったくー!突っ込みいれないでよー良太さー!!?」
と瑞樹が言ったのです。
良太と瑞樹の会話を聞いていた慶子と周は、顔を見合わせ笑ったのでした。

「なにさー!?」
「ふたりで笑ってさー!!?」
と瑞樹が言うと、
「だって面白いんだもん!?」
「瑞樹はさあー!!?」
と慶子がうれしそうに言ったのでした。

「そうかなあー!??」
「あたしは本当にそう思ったから言っただけなんだけどなあー??!」
と瑞樹が言うと、
「わかってる!わかってる!?」
「みずきちゃーん!!?」
と言って良太は左手で瑞樹のあごをなでたのでした。

「なにすんだよー!!?」
と瑞樹が言うと、
「お前太ったなあー!??」
「ここんとこ!!?」
と言ってまた瑞樹のあごのところを触(さわ)ったのでした。

「ほんと!瑞樹ヤバイよー!??」
「顔に出るタイプだねー!?きっと!!?」
と慶子が言ったのです。すると周が、
「そうかあー!??」
と言って、瑞樹のあごのところを覗き込んだのでした。

「なんだよー周ちゃん!!?」
と言って瑞樹は、体全体を窓のほうに向けたのでした。
「良太が余計なこと言うからさー!??」
「あたしは!?おもちゃじゃないんだからさあー!!?」
と瑞樹が不機嫌にそう言ったのでした。

そんな話をしているうちに車は山を越え、
県道から国道127号線に入ったのです。
しばらく走ると、金谷のフェリー乗り場に到着したのでした。
20分待ってフェリーに乗り込み、40分ほどで、久里浜に着いたのです。

車は久里浜から少し走り、
佐原インターチェンジから横浜横須賀道路に入ったのでした。

「この道で横浜まで行くんだあー!?」
「市内(しない)を通るの?」
と瑞樹が言うと、
「そんなことしんない!!?」
と笑って良太がシャレを言ったのです。

「ばっかじゃねーのー!??ちがうよー!!?」
「横浜の中心の駅前の近くを通るか聞いてんじゃんかあー!!??」
と瑞樹が言うと、
「通んないよー!?みずきー!??」
「横浜新道から第三京浜に入っちゃうからさあー!?」
と周が言ったのでした。

「横浜に寄りたかったあー??!みずきー!?」
と慶子が言うと、
「いつでも来れるじゃんかよー!?」
「横浜なら!?」
と良太が言ったのです。

「今度来よー!?瑞樹さあー!!?」
「きょうはもう遅くなっちゃうからさー!?」
と慶子が言うと、
「そうだねっ!?こんどねっ!!?。」
とうれしそうに言った瑞樹でした。

車は周が言った通り、横浜横須賀道路から横浜新道に入り、
そして第三京浜道路を走って玉川インターを降り、
環八通りに入ったのでした。
そして朝来た道順とは逆に、周を降ろし、慶子を降ろし、
瑞樹を降ろし、良太は自分の家に戻ったのでした。

これで、お。し。ま。い。

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