ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第五話(6)

周のおじいさんのお葬式も済み、しばらく日が経ってから、
良太の家に周のお母さんから電話があったのです。
周がけっこうおじいちゃん子だったので、
気晴らしに、またドライブにでも誘ってくれないかとのことでした。
良太の母の玲子が「良太に伝えておきますから!?」
そう言って電話を切ったのです。

母の玲子が良太にそのことを伝えると、
「じゃあーまたドライブにでも行くかなあー!??」
と良太はうれしそうに言ったのでした。
良太はさっそく瑞樹に電話したのです。

「瑞樹かあー?!」
「周がおじいさんが亡くなったんで!?」
「けっこう気が滅入っているらしいんだあー!??」
「気晴らしにドライブを誘ってもらいたいって!?」
「周っち、お母さんから電話をもらったんだけどさあー!??」
「ドライブ行かないかあー!??」
と良太が言うと、
「うーん!?そうかあー!?」
「周ちゃん、おじいちゃん子だったからなあー!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「行くのはいいんだけどさー!?」
「もうじき雪もふってくるし!?」
「ドライブコース!?」
「良太が考えてくれるんならもちろんいいけど!!?」
と瑞樹が言うとすぐに、
「まかせなさーい!!?」
「と言ってもこれから考えるんだけどサー!!?」
と笑って良太が言ったのです。

「じゃあさー!?慶子のとこに電話してよー!?」
「あたしからじゃあー!?言いにくいからさあー!??」
と瑞樹が言ったのでした。
「おおー!わかったー!?」
「じゃあー!?俺から電話しておくから!?」
「決まったら、知らせるなあー!??」
と良太は言うと、電話を切ったのです。

「慶子か?!」
と良太が言うと、
「えらそうに!!?」
「なにー!??」
と慶子が言ったのです。

「あのさあー!?」
「周がけっこう落ち込んでるんで!?」
「ドライブでも誘ってくれないかって!?」
「周っちおばさんに頼まれたんだけど!?」
「行かないかあー!?」
と良太が言うと、
「いいけどー!?瑞樹は??!」
と慶子が言ったのでした。

「瑞樹はいいって言ってるけど!!?」
「俺に訊いてくれって言ったんだ!!?」
「慶子には、何かいいにくいって言ってさあー!?」
と良太が言うと、
「へーえ!?瑞樹らしくないじゃん!??」
と慶子は笑って、言ったのです。

「いいよーわたしは!?」
「身内が死ぬとけっこうきついよねっ!?」
「周はいっしょに住んでいたから!?」
「余計きついと思うよ!?」
「でもどこ行くの?!」
と慶子が言うと、
「今度は俺が考えるからさあー!?」
と良太が言ったのでした。

「よかった!じゃあー任せるから!?」
「決まったら、連絡ちょうだい!!?」
と慶子が言うと、
「おおー!?じゃあなあー!!?」
そう言うと良太は、電話を切ったのです。

すぐに良太は、周に電話したのでした。
「周!?俺だけど!!?」
と良太が言うと、
「なあーんだあー!?良太かあー!??」
と周が、疲れたような声で言ったのです。

「あのさあー!?おじいさん亡くなったから!?」
「お前!?気優しいからさー!?」
「滅入ってるんじゃないかと思って、気分転換に!?」
「ドライブにでも誘おうと思って電話したんだけどー!!?」
「行かないかあー??!」
と良太が言うと、
「ありがとう!!?」
「そうだなあー?!」と言って少し考えたあと、
「じゃあー行くかあー!!?」
と周が言ったのでした。

「どこに行くんだあー?!」
と周が言うと、
「俺が考えるからさあー!?」
「土曜と日曜どっちがいい?!」
と良太が言ったのです。

「俺は学生だから、お前たちに合わせるよー!?」
「決まったら電話くれるかー??!」
と周が言うと、
「おおーわかった!!?」
「じゃあー決まったら連絡するからなっ!!?」
「じゃあなあー!??」
そう言うと良太は電話を切ったのでした。


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