ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第五話(5)

「周かあー!?」
「俺だけど!!?」
と良太が言うと、
「おおー!!?良太かあー!??」
「わるいなあー!?みんなに連絡とってもらって!!?」
と周が言ったのです。

「俺たち!?お通夜だけ出席じゃあーまずいかなあー??!」
「おじいさんだから!!?」
と良太が言うと、
「悪いなあー!?」
「おじいさんをお前たちよく知らないしさー!?」
「出席してくれるだけでいいよ!!?」
と周が言ったのです。

「じゃあー!?悪いけどお通夜に出るから!?」
「そういうことで、みんなに連絡しとくから!!?」
と良太が言うと、
「ありがとう!!?」
「じゃあー頼むなあー!?お通夜は7時だから!?」
と周は言ったのでした。

「斎場(さいじょう)に7時ちょっと前までに行けばいいんだな!?」
「わかったー!?」
「じゃあなー元気出せよ!!?」
と言うと、良太は携帯電話を切ったのです。

良太はそれからすぐに慶子に連絡したのでした。
「今、周に連絡入れたら!?」
「お通夜に出てくれればい言ってさあー!?」
「会社、休まなくて良かったなあー!?」
「あさってのお通夜だけど!?」
「6時20分か30分頃には瑞樹のところに行くから!?」
「そのあとお前のとこにまわるから!?」
「それでいいかー!??」
と良太が言ったのです。

「うん!いいよー!!?」
「じゃあー瑞樹に言っとくから!?」
「りょうたあー!?頼むねえー!!?」
と慶子が言うと、
「おおー!じゃあなあー!?」
と良太は言うと携帯電話を切ったのでした。

お通夜の当日。
良太は約束どおりに、
瑞樹のところに行き、それから慶子のところにまわり、
そして斎場へと車を走らせたのでした。
7時15分ほど前に、斎場に着いたのです。
そして通夜が終わると、
来てくれた人たちがもてなしを受けたのでした。
半分以上人たちは、入り口で缶ビールとジュースを受け取ると、
そのまま帰ったのです。

大学の友だちも何人か来てくれたのですが、
周と少し話をした後、すぐに帰ったのでした。
良太と瑞樹と慶子は周の近くのイスに座ったのです。
寿司が桶で出されていたので、
三人は何も食べてないので、うれしそうに食べたのでした。

年寄りのお通夜なのと多くの人たちが、
病状が悪いのを知っていたので、
悲痛な感じはありませんでした。
それほど食べる人も多くなく、寿司が残ってしまったので、
三人は残った寿司をパックに入れてもらってきたのでした。

「なんかさあー!?およばれに行ったみたいだったなあー!??」
と良太が車に戻ると言ったのです。
「ほんと!なんかかえって気を使ってもらったみたいだったよー!??」
と慶子が言うと、
「あたし!ビールをジュースに変えてもらっちゃった!!?」
「周が言ってくれたんだあー!?」
と瑞樹がうれしそうに言ったのでした。

「お前はひとりだし、未成年だからビール飲まないからなあー!?」
と良太が言うと、
「自分だって未成年じゃん!!?」
と瑞樹がシートベルトをすると、言ったのでした。

「まあーそれはそうだけど!!?」
「じゃあー帰るかー!??」
と良太がシートベルトをして言うと、
「うん!帰えろー」
瑞樹がそう言ったのです。
そして車が少なくなった駐車場から、車は走り出したのでした。

「だけどよかったねー!?」
「夏のボーナス少なかったけど!?」
「出たときに礼服買っておいてさあー!?」
と慶子が言うと、
「うん!冬用のは少し大きめのを買っておいたから!?」
「買ったときは夏だったから、大きいなあーと思ってたけど!?」
「良太っちおばさんが!?」
「冬用は大きいのを買わなきゃって言ってくれたから!?」
「その通りにしてよかったよー!!?」
とうれしそうに瑞樹が言ったのでした。

「たまには、うちのお袋もいいこと言うなあー!??」
と良太も少し笑って言ったのです。
それから車はさっき来た時と逆に、
慶子のとこに行き、そして瑞樹のとこに行き、
良太は自分の家に帰ったのでした。


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