ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^), 第四話(8)

車の流れは順調でした。
談合坂サービスエリアを過ぎ、短いトンネルを
何箇所かくぐると、大月ジャンクション近くに来たのです。

「このあいだは、大月ジャンクションを左に入ったけど!?」
「きょうはまっすぐだあー!!?」
と良太が言ったのでした。すると、
「この先に長いトンネルがあったけど、じきだよねー??!」
と周が言ったのです。

「うん!?ここから10キロぐらいかなあー?!」
「笹子トンネルがあるよー!?。」
「長さ20キロ近いトンネルだけど!!?」
と良太が言ったのでした。

「りょうたー!?何か言った??!。」
と、まだ抹茶ソフトを食べてる瑞樹が言うと、
「お前!?ほんとにうまそうに食うなあー!??」
「なあーしゅうー??!」
と良太が言ったのです。

周が、
「別腹って瑞樹は言ったけど!?」
「胃がふたつあるんじゃあーないのかー??!」
と、笑いながら言ったのでした。

「牛の生まれ変わりかも知んないぞー!!?」
「うしっし!!?。」
と笑って良太が言ったのです。すぐに、
「面白くないー!?。」
と慶子が言ったのでした。

「聞いてたのかよー!?慶子!??」
「まだ食べてるかと思ったのにー!?」
と良太が言うと、
「わたしはアンパンだけだけど!?」
「瑞樹はソフトも食べてるから、そのぶん遅いんだよー!?。」
と慶子はそう言うと、コーヒーを一口飲んだのでした。

それからすぐに、笹子トンネルに入ったのでした。
「みずきー!?今度のトンネルは渋滞の時通ったトンネルより長いぞー!?」
「幽霊が出る確率が高くなったからなあー!?」
と良太が脅かしたのです。
「ふーん!?だっ!!?」
「そんな手に引っかかるもんですかよー!?」
と瑞樹は、あっかんベーを良太に向かってしたのでした。

「おまえ!?相変わらずおもしれえ顔だなー!!?」
「それじゃー幽霊も逃げちまうぜー!?」
と、うれしそうに良太が言ったのでした。
「良太!瑞樹をからかってないで、ちゃんと運転してよねえー!!?」
と慶子が言ったのです。

「まっすぐな道だから暇なんだよー!?」
「渋滞してつながっていたら最悪だよなあー!??」
「トンネルの中じゃあさー!?」
と良太が言うと、
「周りが暗いから、なんだか眠くなってきちゃった!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「寝るんじゃあーないぞー!!??」
「からかうヤツがいないと面白くないからなあー!?」
と言うと良太は、左手を伸ばし、瑞樹の鼻をつまんだのでした。
「何すんだよー!!??」
と瑞樹は言うと、
良太の手をかんだのでした。

「何すんだよー!!??」
と良太は言うと、手をすぐ自分のところに持って来たのです。
「いてえなあー!??」
「歯形がついてるよー!??」
と言ったのでした。

「あいこだよーん!!??」
と瑞樹が言うと、
「良太!馬鹿だなあー!??」
「お前が瑞樹にからかわれてんじゃんかー!!??」
と周が笑いながら言ったのです。

「そうだよー!?」
「ばーっかじゃないー!!??」
「まじめに運転しなさいよー!?。」
と慶子も、笑いながら言ったのでした。

それからすぐに、トンネルを抜けたのでした。
「ああー!?やっと明るくなった!?。」
「もうすぐ勝沼インターだからな!!?」
と良太が言ってじきに、急にスピードを落としたのです。

「なんだ渋滞かあー??!」
「瑞樹からかってて、ナビ見なかったよー!??」
と言うと良太は、がっかりしたようでした。
それから少しづつ車は進み、
四人を乗せた車は無事、勝沼インターを降りたのです。


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