ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^), 第四話(6)

そして1週間があっという間にきたのです。(はやー!!)
ドライブの当日、良太はいつものように、
最初に瑞樹のところに行き、次に慶子のところに行き、
最後に周の家に行ったのでした。

周の家からしばらく走ると、環八に出たのでした。
環八からちょろちょろと走り、甲州街道に入り、
甲州街道から中央自動車道の調布インターに入ったのです。
調布インターから中央自動車道に乗ると、
東京競馬場を右手に見て、車は進んで行ったのでした。

「きょうは鹿のTシャツ着てこなかったのかあー!??」
と良太が言うと、
「うるさいわねえー!?」
「中央高速のときは、ぜったい着てこないよーだ!!?」
「それにもう秋じゃん!??」
と瑞樹が言ったのです。

「秋だけに飽きちゃったのかあー??!」
と良太が言うと、
「くだらないシャレ言わないで、しっかり運転してよねえー!!??」
と慶子がすぐに言ったのでした。すると、
「だよねーだよねー!!??」
と瑞樹がうれしそうに言いました。

八王子インターを過ぎてしばらく走ると、
「この先渋滞だってよー!??」
とナビを見て良太が言ったのでした。
「高速道路じゃー、迂回路もないからなあー!??」
「気長にいくしかないなあー!?」
と周が言ったのです。

「だから俺は海岸のほうがいいって言ったのにさー!??」
「秋は紅葉で混むからなっ!?。」
と良太が言うと、
「しょうがないじゃん!?」
「ぶどう狩り行くんだから!?。」
と瑞樹が言ったのです。

「そうだよー!?男らしくないなあー!??」
「ぐずぐず言わない!!?」
と慶子が言うと、
「はーい!?」
と良太が返事をしたのです。
すると、みんなが笑ったのでした。

「でも、少しづつでも進んでるからいいとしなきゃあーなあー!??」
「このまま、いってくれて止まらなければいいけど!!?」
と周が言ったのです。
「このあいだはスムーズに走ったのに!?」
「やっぱり時間帯かなあー??!」
と瑞樹が言ったのでした。

「だから、もう少し早くしたほうがいいって言ったのにー!!?」
「俺の忠告を訊かないからさー!!??」
と良太が言うと、
「何言ってんのさー!??」
「最後にお前たちに任せるわー!!?」
「って、言ったじゃんかよー!!??」
と瑞樹がはすを尖がらせて言ったのです。

「あああー!??そうでしたねえー!!?」
「私が悪うございやした!!??」
と良太が言うと、今まで少しづつ進んでいたのが、
ピタッと止まってしまったのでした。

「やっぱー良太のせいだあー!!??」
と大きな声で瑞樹が言うと、
「はい!はい!はいー!!??」
「わたしのせいでーす!!?。」
とふてくされたように言った良太でした。

止まったのが、小仏トンネルに入ってしばらくしてからでした。
「なんかこんなトンネルの中で止まちゃってさー!??」
と瑞樹が言うと、
「幽霊が出るかも!!??」
と良太が脅かして、そう言ったのです。

「えー!??このトンネルでるのー??!」
と瑞樹が不安げに言うと、
「ゆ、幽霊!??ですかー??!」
と良太がわざと脅かすように言ったのでした。
「りょうたー!やめなさいよー!?」
「瑞樹をからかうのはさー!!?」
と慶子が言ったのです。

「なんだよー!?せっかく面白くなってきたと思ったのによー!!?」
「慶子に邪魔された!?。」
と良太が言うと、
「フーンだっ!!?」
「良太なんかにからかわれないよー!!??」
「嘘だと思ったけど、付き合ってやったんだあー!!?。」
と瑞樹が言ったのでした。

10分ほど経つと、また少しづつ進み出したのです。
「よかった!動いて!!?」
と瑞樹はうれしそうに言ったのでした。


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