ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^), 第四話(5)

良太は瑞樹のアパートに着くと、
エンジンを止めると、ハザードのスイッチを入れ、
キーを抜くと、階段を急いで上がって行ったのです。

瑞樹と慶子は楽しげに話していると、
「ピンポーン!」とチャイムの音が鳴ったのでした。
「良太だよきっと!!?」
と瑞樹は言うと玄関に行き、
「りょうたー??!」と言ったのです。

「俺に決まってるじゃんかよー!!??」
と良太が返事をしたので、瑞樹はドアのロックをはずしたのでした。
「いいよー入ってー!?」
と瑞樹が言うと、
「こんばんわー!!??」
と言って良太が入って来たのです。

「お前たちさー!?」
「1時間半もしゃべってる時間があったら!??」
「コースを決めちゃえよー!!??」
と、明らかに怒ってる感じで、良太が言ったのでした。

「良太!?紅茶飲む??!」
と瑞樹が言うと、
「飲むけどー!!??」
と良太が言ったのです。
「良太は優しいとこあるよねえー!??みずきー!?」
と慶子が言うと、
「ほんと!優しいとこある!!?。」と瑞樹が答えたのでした。

「そうかあー!?」
「そんなこと言われると、照れるなあー!??」
と言って、怒りがおさまったようすの単純な良太でした。

「慶子お前、うちに連絡したかあー??!」
と良太が言うと、
「うん!良太に電話したあとすぐ電話したからさあー!?」
「ありがとうね良太!心配してくれて!!?」
と慶子が言ったのです。

「じゃあー行くかー!??」
と良太が言うと、
「紅茶入れたから飲んできなよー!?」
「そんなにあわてなくたっていいじゃんかあー!??」
と瑞樹が言ったのでした。

「そうだな!?」
「せっかく入れてくれたから!?飲んでくかあー!??」
そう良太は言うと、テーブルのイスを引き出し、座ったのでした。
瑞樹は受け皿を持って、
「はいどうぞ!?」と言って、良太に紅茶を出したのです。

「サンキュー!?。」
「これって、ミルクと、シュガースティックがあるけど!??」
「ミルクティーで飲むのかあー??!」
と良太が言うと、
「そのままでも、ミルクティーでも好きなほうで飲みなよー!??」
と瑞樹が言ったのでした。

一瞬考えた良太でしたが、シュガースティックを半分使い、
スプーンでかき混ぜると、3分の1ほど飲んだのでした。
それからミルクを入れ、残りのシュガースティックを使ったのでした。
それを見ていた瑞樹が、
「良太!?これまだ出るけど使う??!」
と言って、手でティーパックの糸をつかみ見せたのです。

「おうー!?使う使う!!?」と良太が言ったので、
瑞樹は良太に、ティーパックを手渡したのでした。
良太は受け取ったティーパックをカップに入れると、
「みずきー!もう少しお湯足して!?」
と言ってティーカップを瑞樹のところに置いたのでした。

「わかった!?」
と瑞樹は言うと、カップにお湯を注いだのです。
そしてそれを、良太の前の受け皿の上に置いたのでした。
良太はスプーンを使い、テーパックを搾り出すと、
「こんなもんかな!?」
と言って、ティーパックを取り出し、受け皿に置いたのです。

「あしたは間違いなくコースは決めるんだろうなあー!??」
とミルクティーをすすりながら、良太が言ったのでした。
「まかしといてよ!?りょうたあー!!?」
と慶子が言うと、
「頼むぜ!慶子ちゃーん!?瑞樹ちゃーん!?」と良太が言ったのです。

良太はミルクティーを飲み終わると、
「ごちそうさーん!?」と言うとすぐ、
「この辺は駐車禁止だから行こうぜ!慶子!!?」
と言ったのでした。

ふたりは、「ありがとねえー!?」
と言うと、瑞樹のアパートをあとにしたのです。
そして良太は、慶子を車でアパートまで送り届けると、
まっすぐ自分の家に帰ったのでした。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2007 taazann007, All rights reserved.