ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^), 第四話(4)

「俺だけどおー!?」
「来週のドライブの案決まったかあー?!」
と瑞樹と慶子がうわさをしていた、本人からの電話でした。
二人とも大笑いをしたのでした。

「何笑ってんだよー!??」
「おい瑞樹!?誰がいるんだあー!?」
と良太が言うと、
「わたくしよ!?おわかりになります?!」
と瑞樹と電話を代わり、澄ました声で慶子が出たのです。

「慶子みたいだけど?慶子かあー??!」
と良太が言うと、
「ピンポーン!?」
と慶子がうれしそうに言ったのでした。

「ふざけんなよー!?」
「それよりちゃんと考えたのかよー!??」
と良太が言うと、
「案は出たんだけどねえー!??」
「まだ絞れてないのよ!?」
「あしたちゃんと決めるからさあー!??」
と慶子が答えたのです。そして瑞樹に代わったのでした。

「頼むよー!?慶子ちゃーん!?」
と良太が言うと、
「慶子ちゃーん!?じゃあないよーだ!!?」
と瑞樹が言ったのです。

「なんだあー!?瑞樹ちゃんかあー?!」
「どおりでバカっぽい声かと思った!!?」
と良太が言うと、
「失礼なヤツ!!?」
と、はすを尖がらせて言った瑞樹でした。

「冗談だよー!?冗談!!?」
「じゃあさあー!?決まったら電話くれるかあー??!」
と良太が言うと、
「うん!そのつもりだから!?」
「じゃあーあした電話するからさあー!??」
「じゃあねえー!?おやすみ!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「おやすみー!?」と良太は答えると、電話を切ったのです。
「まったく!?二日もかかるかあー??!」
「ドライブのコース決めるだけにー?!!」
と良太は、切れてる携帯に向って言ったのでした。

瑞樹と慶子はドライブのコースのことはそっちのけで、
会社のことや上司の悪口を言って、
お互いのストレスを発散して、しゃべりまくったのです。
夢中になってしゃべっていたので、
あっという間に9時を過ぎ、9時半近くになっていたのでした。

「けいこー!?もう9時半になるよー!??」
「時間も遅いし、良太に電話して送ってもらいなよー!??」
と瑞樹が言うと、
「自転車で来たからさー!??」
と慶子が、困った顔をして言ったのでした。

「どうせあした来るんだから、置いてきなよー!?」
「自転車置き場に置いてけばいいからさあー!!??」
と瑞樹が言うと、
「そうだねえー!?」
「そうしようかあー??!!」
と慶子は言うと、すぐに良太に電話したのでした。

「りょうたー!??げんきー!!?」
と慶子が言うと、
「ちょっと前に電話で話したばかりじゃんかあー!??」
と良太が答えたのです。

「あのさあー!?頼みがあるんだけど!!?」
と慶子が言うと、
「なんだよー!?頼みって!!?」
と良太が言ったのです。

「うん!今まだ、瑞樹んとこにいるんだけど!!?」
「車でうちまで、送ってくんないかなあー!??」
と慶子が言うと、
「もう9時半だぞー!!??」
「1時間半も何してたんだよー!!??」
「とにかく、今からすぐ行くから!!?」
そう言うと良太は、携帯電話を切ったのでした。

良太は急いで階段を下り、
「今ちょっと出かけてくるからさー!?」
「鍵開けといてよー!!??」
と良太が居間にいる両親に言ったのです。
「こんな時間にどこ行くのー??!」
と母の玲子が訊ねると、
「瑞樹んとこ!慶子を送りに行くー」
と良太が言ったのでした。

「わかったー!?開けとくからー!?」
と玲子が答えたのでした。
良太は玄関を開け、少し歩いて駐車場まで行き、
車を出すと、そこから瑞樹のアパートまで車を走らせたのでした。


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