ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第三話 (12)

中央自動車道の下をくぐると、すぐ富士急ハイランドです。
「富士急ハイランド寄るの??!。」
と、慶子が言うと、
「寄るんだったら最初から寄ってるよー!!?」
「今度来ようね、慶子!?。」
と、瑞樹が言ったのです。

「うん!。ぜったいだよー!!?。」
「去年新しいのができたけど、来なかったからねえー!??」
「ギネスブックに認定されたって、宣伝してたからー!?」
「来たかったけどサー!!??」
と、慶子が言ったのでした。
すると瑞樹が、本をめくって、富士急ハイランドのところを見たのです。

「”ええじゃないか”ってやつー?!?」
と、瑞樹が言うと、
「それそれ!。」と、慶子が言ったのでした。
「誰と来るんだよー!??。」
と、良太がニコニコしながら言うと、
「何言ってんのよー!??」
「このメンバーで、来るに決まってんでしょう!!?。」
と、慶子がむきになって言ったのです。

「またこっちに来るのかよー?!」
と、良太が不満そうに言うと、
「いいわよーそんなこと言うんなら!??」
「誰か、ほかの人の車で来るから!!?。」
と、慶子が言ったのです。
「わかったよー!来りゃーいいんだろ!!?」
と、観念したように言った良太でした。

ふたりの会話を聞いていた瑞樹が、
「良太はさー!?慶子に言われると弱いんだよねえー!??」
と、うれしそうに言ったのです。
「うるせえなあー!!?」
「とにかく来りゃーいいんだろ!!?」
「あしたか?あさってかー??!」
と、やけ気味に言った良太でした。

「俺さー!?おじいさんの状態がどうなるかわからないから!?」
「みんなといっしょに、来れないかもしれないからなー??!」
と、周が言ったのです。
「そうだね!ごめんね周ちゃん!!?。」
「気がつかなくってさー!?」
と、すまなそうに慶子が言ったのでした。

するとすぐに、「ごめんなー!?。」
と、良太が言うと、
続けて、「ごめんね!周ちゃん!!?。」
と、瑞樹が言ったのです。
「みんな気にすんなよー!!?」
「楽しくやろうぜ!楽しく!!?。」
と、笑いながらそう言った周でした。

「うん!そうだなあー!!?」
と、良太は言ってから、
「ところで、腹減ったなあー??!!」
「めし食う時間だぞー!!?」
と、言ったのです。すると、
「あっ!浅間神社(せんげんじんじゃ)だー!!?」
と、瑞樹が言ったのです。

みんな一斉に見たのでした。
「りょうたー!危ないじゃん!!?」
「まっすぐ見てなよー!!?」
と、慶子が言ったのです。
「わりーわりー!!??」
と、良太がそう言って前を向くと、
「あれー!!??」
「いつの間に、139号線から138号線に変わったんだろー??!。」
と、ナビを見て言ったのでした。

「ちゃんとしてよ!運転手さん!!?」
と、瑞樹が言うと、
「へへー!?、お客さんどちらまで??!。」
と、良太が言ったのです。
「急いでんだから!?」
「忍野八海(おしのはっかい)まで、早く行って頂戴!!?。」
と、瑞樹が言うと、
「へーい!がってんでえー!!?」
「お客さん、飛ばしますんで!」
「しっかりつかまってて、おくんなせい!!?」
と、うれしそうに良太は言ったのでした。

後ろの席で、ふたりの会話を聞いていた慶子と周は、
大笑いしたのでした。
「バーカじゃないー!??」
「こんなに渋滞してんのにさー!!?」
と、慶子が言うと、
「ふたりとも漫才の才能があるかもね!??。」
と、周が言ったのでした。

そして、すこしづつ車は動き始めたのです。
しばらくすると、
忍野八海の入り口の信号のところに来たのでした。
その信号を左に曲がったのです。
そしてしばらく走り、
車がいっぱい止まっている、
おみやげ物屋の、広い駐車場に車を止めたのでした。


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