ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第三話 (11)

139号線を東に向って行くと、
途中に、西湖に行く入り口の道が2箇所ありました。
2箇所目の入り口の近くには富岳風穴(ふがくふうけつ)があり、
そこを通り過ぎると、こんどは、鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)、
があったのです。
四人は「寒い!寒い!」を連発しながらも、
2箇所とも寄ったのでした。

「寒かったねー!!?」と、うれしそうに瑞樹が言うと、
「すげー!!寒かった!!。」
と良太が、自分のからだをさすりながら言ったのでした。
「寒かったあー!!?」
と、慶子も自分のからだをさすりながら言うと、
「おしくらまんじゅうすればからだが暖かくなるよきっと!!?」
と、周が言ったのです。

「やろーよー!!?」と、すぐに瑞樹が言ったのです。
「こんなところでかあー??!」と、良太がいやそうに言うと、
「寒いよー!!?やろーやろー!!?」
と、慶子が言ったのでした。すると、
「やろーやろー!!?」と、うれしそうに良太が言ったのです。
そして四人は背中合わせになると、腕をからめ、
足を踏ん張り、おしくらまんじゅうを童心に返り、やったのでした。

からだが暖かくなった四人は、車に乗り込みました。
139号線に出て、
少し行くとこんどは、”なるさわ道の駅”があったのです。
広い駐車場があったので、入ってみたのでした。
野菜などの直売所もあり、トイレ休憩をしたのです。
四人は家へのおみやげに、信玄もちなどの、
この辺ではどこでも売っている有名なおみやげでなく、
ここでしか売っていないものを、買ったのでした。

「やっぱり暑くなってきたねー!!?」
と、瑞樹が言うとすぐ、
「あれっ?富士桜ソフトクリームだって!!?」
と言って、指差したのです。
「おいー!?またソフトクリームかよー!??。」
と、良太が言うと、
「だって!。ここでしか食べられないって書いてあるよー!!?」
と、瑞樹が言ったのでした。

けっきょく四人全員が、富士桜ソフトクリームを買ったのです。
少し混んでいたので、
建物より離れたところに駐車したのでした。
みんな車のところまで、ソフトクリームを食べながら歩いて行ったのです。

「りょうたー!?先にトランク開けてよー!!?」
と、慶子が言うと、
「了解!!?」
と言って、キーのスイッチを押し、
ライトが点滅したらすぐにトランクのところに行き、開けたのでした。

四人はそれぞれ自分のバッグの近くに、みやげを置いたのです。
「みんな入れたなー!?」
と、良太は言うと、トランクを閉めようとしたのですが、
「誰か漬物買っただろー!!??」
と、言ったのです。すると、
「あたし買った!!?」と、瑞樹が言ったのです。
「わたしも買ったよー!!?」と、慶子も言ったのでした。

[しょうがねえなあー!!??」
と、良太は言うと、自分のバッグから、
ジッパーのついたビニール袋を2つ取り出したのでした。
「お前ら!これに入れろ!!?」
と、良太が言ったのです。
ふたりともドアを開け、車に乗り込もうとしていた時でした。
「なにさー??!」「うるさいわねえー!!?」
と、ふたりともそう言ったのです。

「トランクの中が臭くなるんだよー!!?」
「早くしろよー!!??」
と、良太に言われたふたりは、しかたなく漬物が入った袋ごと、
良太がよこした、ジッパーのついたビニール袋に入れたのでした。
ふたりともジッパーを閉め、臭いをかいたのです。
「あれ??!においがしない!?。」と、瑞樹が言うと、
「ほんとだ!。しないよー!!?。」
と、慶子が不思議そうに言ったのでした。

「当たり前だろー!!?」
「そのために買ったんだから!!?」
と、良太はうれしそうに言ったのです。
「もう閉めるぞー!!?」と、良太が言うと、
急いでトランクに、
ジッパーのついたビニール袋を放り込んだ、ふたりでした。

それから四人は車に乗り込むと、
「瑞樹!これやるわー!?」
と言って良太は、富士桜ソフトクリームを渡したのでした。

「なにさーこれ!??」
「コーンのところ、少しかじってあるじゃん!!??」
と、瑞樹が言ったのです。
「いらないのかあー??!」と、良太が言うと、
「もったいないから食べるけどさー!!??」
と、瑞樹は言ったのでした。

そして車は、なるさわ道の駅を出発したのです。
139号線に入りしばらく行くと、
正面に中央自動車道が見えたのでした。


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