ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第三話 (5)

「みずきー!?」
「じゃあー!ちょっと休憩するかあー??!」
と、良太が言うと、
「やっと、やる気が出てきたところだからさー!!?」
「良太はどうせ休憩してるんだから!?」
「遠慮せずに飲みなよー!?」
と、瑞樹が言ったのでした。

「そーかあー?!」
「じゃあー!先飲んじゃうぞー!?」
と、良太は言うと、コップを手に取り、一口飲んだのです。
「なんじゃこりゃ??!。」
と言うと、菓子桶の中に入っている、
ビニールで包んである物を、取り出したのでした。

「みずきー!これ食べたことあるかー??!。」
と、良太がそれを持って見せると、
「知るわけないじゃん!?」
「何それ?何”せん”って書いてあんの??!。」
と、瑞樹は言ったのです。
「お前なあー、”ひらがな”だけ読むなよー!?」
と、良太が言うと、
「だって、そんな漢字知らないもん!??。」
「なんていう字?!。」
と、瑞樹が言ったのでした。

「たぶん?!栗(くり)だなあ!?」
「ちょっと崩して書いてあるけど?」
「この包みに書いてある絵も、栗だしー!?。」
と、良太が言うと、
「味はー??!」「どんな味?!」
と、瑞樹が訊いたのです。

「味かあー??!」
と言うと良太は、包みを開け、
中に二つある、せんべいらしき物のうちの一つを、歯でかみ砕き、
口の中で、モグモグしたのでした。
「栗せんって書いてあるけど、クッキーみたいだぞ!??」
「香ばしい甘いクッキーって、感じかな??!。」
と、良太が言ったのです。

「クッキーなら、食べてみよっと!?」
と、瑞樹は言うと、ビニールの包みをはがすと、
その一つを、口の中に入れたのです。
「あっ!?かたい!!?」
と言って、しばらくすると、
「あれっ??溶けてきた!!?。」
「ほんとにクッキーみたいだね!!?」
と、うれしそうに言った、瑞樹でした。

「この下にある、ビニールの袋に入ってるのは何??!」
と言って瑞樹が取り出すと、
「ああーそりゃー!?柿の種だ!」
「お前、裏から見たから、表を見てみな!?」
と、良太が言ったので、瑞樹は良太が見ているほうを、
自分のほうに向けて見たのです。すぐに、
「ほんとだ!柿の種だー!?」
と、言ったのでした。

「うちの親父が”つまみ”に買っておくんだ!?」
「うちの親父は、つまみは少しでいいから!?」
「いつも余っちゃうんだよなー!?」
「これもあまりだぜきっと!!?」
と、良太は言ったのです。
「柿の種って、食べだすと、止まらくなっちゃうんだよねえー!??」
と、瑞樹が言うと、
「それ持ってって、うちで食べろっ!」
と、良太が言ったのでした。

「ありがとー!!?」
「お言葉に甘えて、もらってくわー!?」
と、うれしそうに瑞樹が、言ったのです。
そして、柿の種の入った袋を、自分のショルダーバッグに入れたのでした。
「さあ!がんばろーかなー!!?」
と、瑞樹は言うと、
コップに入った麦茶を、飲み干したのです。

瑞樹はそれから30分ほどかけて、
本からよさそうなドライブコースを選び、
ノートに書き出したのでした。

瑞樹はノートを見ながら、
「うーん!??。うーん!??。」
と、言ったのです。
「なんだ!?うんこしりたいのかあ??!」
「早くしってこいよー!!??」
と良太が笑いながら、言ったのでした。

「ばーかっ!!?」
「考えてるんだよー!?」
「頭の中の脳みそが、うなってんだよーだっ!!?」
と、瑞樹が言うと、
「お前の脳みそ、うるせー脳みそだなー!?!?」
「もっと静かに脳みそ使え!!?。」
と、良太が言ったのです。

そして瑞樹は、ノートに書き出した中から、
一つのコースを選んだのでした。
ようやくドライブのコースが決まると、
良太は瑞樹をアパートまで送って行き、
「ありがとう良太!。」「送ってくれて!?」
と言って瑞樹は、車から降りたのです。

「じゃあーなあー!?」「来週!?」
と、良太は言うと、自分の家に戻ったのでした。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2007 taazann007, All rights reserved.