ブログ小説　ドライブは誰といっしょに(＾◇＾)　第二話

ブログ小説　ドライブは誰といっしょに(＾◇＾)　第二話　（１１）

少し走ると、小さな島が見えたのです。
「淡島（あわしま）だってさー！。」
と、良太が言うと、
「淡島ってどんな字？！。」
と、周が訊いたので、
「淡路島（あわじしま）の淡だよ！。」と、良太は答えたのです。すると、
「あーそーかー！」と、周が言いました。

「ねえ、ねえ！？、淡路島って九州のほう？それとも北海道のほう？？！。」
と、瑞樹が言うと、
「みずきー！？前に大きな地震があったでしょー！？。」
「神戸（こうべ）のほうよー！？。」
と、慶子が言ったのでした。
「あーそーかー！？？」
「神戸のほうかー！。」と、瑞樹が言ったのです。

「あっ！ロープーウェイがあるー！！」
「淡島マリンパークって書いてある！あの建物のとこ！！。」
と、瑞樹が言ったのです。するとすぐ、
「こんどにしよー！。」
と、良太は言うと、淡島マリンパークの駐車場の前を通り過ぎたのでした。

そこから少し走るとこんどは、慶子が、
「あそこのバス停！？。」
「三つの津って書いてある！。」
「なんて読むのかなあー？！。」
「ふりがなが消えて見えないよー！？？。」
と、言ったのです。

「あれは三つの津って書いて、三津（みと）って読むんだってさー！？。」
「土地の名前って難しいよなあー！？？。」
と、良太が言うと、
「ほんとだよ！。」
「土地の名前とか、人の名前とかさー？！。」
「日本語は難しいよ！。学校で習ったのだけじゃあー！？？」
「通用しないもんなあ！！？。」
と周が言うと、ほかの三人は、あいづちをうったのでした。

「ここで、イルカのショーを見るから！。」
と、良太は言うと、三津シーパラダイスの駐車場に入ったのでした。
もうすでに入り口で並んでいました。

「良太！インターネットで調べたんじゃあーないの？！。」
「割引クーポンはないの？！。」
と、慶子が列に並ぶと、そう言ったのでした。
「あのなあー！インターネットの割引クーポンもあるけど！？」
「入場券と、遊覧船のセットのほうがもっとお得なんだよー！！？。」
と、うれしそうに、良太は言ったのです。

「はいみんな！、２０００円づつ出して！？。」
と、良太は言うと、みんなからお金を集め入場券売り場で、
まとめてセット券を買ったのでした。
「普通だと入場料は１９００円。
インターネット割引券を使うと、１５００円かあー！？。」
「遊覧船は７００円。たすと２２００円かあー！！？。」
「２００円得だ！！。」
と、周が料金表のところを見て、言ったのです。

「さすが良太！。抜かりはないなあー！！？。」
と、周がそう言ったので、みんなニコニコして、入って行きました。
良太たちの話を聞いていた人たちが、
何人かセット券に変更したようでした。

中をいろいろ見て回り、遊覧船に乗り込もうとしたとき、
「船なんか乗ったことがないけど！大丈夫かなあー？！。」
と、瑞樹が言うと、
「遊園地のなら乗ったことがあるから！大丈夫だよー！！。」
と、慶子が言ったのです。
「そーだね！？」と、瑞樹は言うと、
少し緊張した様子で、船に乗ったのでした。

「何だー！？ふたりとも、船に乗ったことないのかあー？！！。」
「遊園地のは船っていうもんじゃあーないぞ！。」
「俺は、上野の不忍池（しのばずのいけ）で、小さいときボートに乗った！。」
と、笑いながら言ったのです。

「良太も、同じようなもんじゃん！？。」
「周は、乗ったことあるの？！。」
と、瑞樹が言うと、
「ああー！熱海から初島まで往復したことがある！。」
「この船より大きかったなあー！？。」
と、周はさりげなく言ったのでした。

「２０分ぐらいだっていうから、たいしたことないさー！。」
「内海（うちうみ）だから、波ないし、ゆれないだろうからね！？？。」
と、周が言ったのです。そして遊覧が済むと、
「なんだー！意外とゆれないじゃん！！。」
と、良太が言ったのでした。

「ほんと！でもよかった！。」
「船に乗れて！。」
と、瑞樹が言ったのです。
「わたしも、最初不安だったけど！？。」
「船に乗る機会ないから、乗れてよかった！。」
と、うれしそうに慶子は、言ったのでした。

それから四人は、イルカのショーなどを見て、
ラッコのところに来たのでした。
「中は涼しいなあー！？。」と、入って良太が言ったのです。

するとぞくぞくと、人が増えてきたのです。
あっという間に、いっぱいになったのでした。
餌をやる時間だったのです。
「わー！。こいつ！ふざけたヤツだなあー！？？。」
「ガラスで、貝を割ってやがる！？。」
と、良太が言うと、みんな笑ったのでした。