ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第二話 (6)

「周ちゃんやっぱり、道のとこまで出て来て待ってたね!。」
と、瑞樹が言うと良太は、周のいるところへ、車を横付けしたのでした。
そして、運転席側の窓を開けたのです。

「周!おはよう!!。」と、良太が言うと、
「おはよう!。」「外で待ってたら、蚊に刺されちゃったよー!」
「ちょっと待っててくれるかなー?!」
「薬持ってくるからさー!。」
と、周が言ったのでした。

「しゅうちゃーん!。わたし”ムヒ”持ってるけどー!?。」
と、慶子が言ったのです。
「ホント!悪いなあー!?。じゃー!?借りるよ!。」
と、周が言うと、
「とにかく、荷物をさき、トランクに入れちゃえよー!」
と、良太が言ったのでした。

「うん!。」と周は言うと、
後ろに回り少し開いてるトランクを、いっぱいに開けると、
自分のバッグを、3人のバッグといっしょに並べて、置いたのです。
そしてすぐに、閉めたのでした。
周は、車に乗り込むと、慶子から”ムヒ”を借りて、
蚊に刺されたところに塗りこんだのです。

「いやーかゆかったけどサー!」
「もうすぐ来るんじゃーないかと思って待ってかたら!?。」
「着たら、すぐ取りに行って、待っててもらおうと思ったんだよー!?」
「慶子が持っててくれて、助かったあー!。」
と、周が言ったのでした。

「やっぱー!慶子だなあー!。」
「そういうとこは、女の子らしく気が利くから!。」
と、良太が言ったのです。すると、
「あたしだって!、”ムヒ”ぐらい持ってきてるわよー!。」
と、瑞樹が言うと、
「じゃあー!すぐ出せよー!?。」
と、良太が言ったのです。

「すぐったって!?、出せるわけないじゃん?!。」
「バッグに入ってるんだもん!?。」
と、瑞樹が言ったのです。
「やっぱり!。」と言い、ニコッと笑ってから、
「じゃーあ!行くぞー!。」
と、良太は言うと、周の家の前を出発したのでした。
周の家から少し走って、環八に入り、
そこから東名に入るのがいつものパターンです。

東名の東京料金所を入り、入るとすぐに川崎インターを通過したのです。
「環八から東京料金所までよかー!?。」
「東京料金所から川崎インターまでのほうが近くない??!。」
と、瑞樹が言うと、
「お前さー!このあいだも、そんなこと言ったなあー?!。」
「だ。か。ら!。短いって言ったろー!?。」
と、良太が言い、
「そんなに怒んなくたっていいじゃん!!?。」
「忘れたんだよー!!?。」
と、瑞樹がはすを尖がらせて、言ったのでした。

「みずきー!。それよかさー!?朝の話してやんなよー!?。」
「周ちゃんにさあー!?。」
と、慶子が言うと、瑞樹が話し始めたのです。

その話を聞いた周は、
「へーえ!?。朝早くに、そんなことあったんだあー??!。」
「これかあー!そのぺちゃんこにしたおにぎりは!?。」
と、運転席と、助手席の間のサイドボックスの上に置いてある、
ビニールに入ったおにぎりを見て、そう言ったのでした。
「だけどなあ?!、まだその続きがあるんだよなあー!?。」
「慶子!。」
と、良太が慶子に言ったのです。

「そう!そう!!?。」
「わたしが、朝の話を笑いながら聞いたあと、
周ちゃんちに向ってる時に、良太が急ブレーキを踏んだんだあー!?。」
「どうしたのー??!!って訊いたら、
急に道路へ猫が飛び出て来たんだってさあー!!??。」
「びっくりだよー!!?。」
と、慶子が言ったのでした。

「じゃあー?!。良太が口からでまかせで言ったことが、
本当におこったんだあー??!!。」
「それで猫はどうなったんだあー??!。」
と、周が訊くと、
「よかったよー!!。ひかないで済んだあー!!?。」
「もしひいてたら、気分悪いからなあー!??。」
「でもよかったよー!?、車がいなくて!。」
「すぐ後ろに車がついていたら、完全に追突されたあー!!?。」
と、良太が言ったのでした。

「そうだよー?!むち打ちの刑だよー!!。」
「車がいなくてよかった!!。」
と、瑞樹がうれしそうに言うと、
「お前さー!?、それって、字が違うぞー!?。」
「むち打ち症と、鞭打ちの刑とはぜんぜん違うんだぞー!?。」
「でも、まあいいかあー?!、瑞樹じゃあー??!。」
と、周が言ったのです。

「周!知ってるよー!?。そのぐらい!。」
「あ、た、し、は!。面白く言ってみたかっただけ!!?。」
「わかんないかなあー??!そこんとこ?!。」
と、瑞樹が言うと、
「はい!はい!わかる、わかる!。」
「周!。わかってやれよー!?。」
「瑞樹だって、むち打ち症ぐらい知ってるさー!。」
「うけると思って言ったら、お前にうけなかっただけ!??。」
と、良太が笑いながら、言ったのでした。


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