ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第二話 (5)

車が走り出してすぐに、瑞樹が電話を掛けたのです。
「けいこー?!あ、た、し!。」
「今あたしのアパートを出たから!」
「うん!。」「着いたら電話するから!。」
「じゃー切るねえー。」と言うと、
「りょうたー?!。きょうすいてるねえー??!。」
と、良太に向って言ったのでした。

「あのなあー?!朝の3時過ぎに、
昼間と同じように、車がバンバン通ってたら、おかしいだろー?!。」
と、良太が言うと、
「まあー!そりゃーそうだけど!。」
「なんか気持ちいいね!、ねっ!。」
と、瑞樹がうれしそうに言い、
「まあ、なっ!。」
「空気が澄んでるからかなあー?!。」
と、良太が答えました。

しばらくすると、慶子のアパートに着いたのです。
「けいこー?!、あたしだけど!。」
「今着いたからあ!?。」
と、瑞樹が言うと、
「うん!。わかったよ!。」
「エンジンの音がしたから!。」
「今降りていくー、トランク開けといて!。」
と、慶子は言い、携帯電話を切ったのでした。

バッグを持ち、玄関へ行き、靴を履き、
ドアををそっと開けると、ゆっくり閉めたのです。
そして鍵を掛けると、足早に階段を下りて行ったのでした。
「おまたせー!、結構早かったねえ!?。」
と、車の外で待っていた、良太と瑞樹に言ったのです。

「荷物それだけか?!。」
と、良太が訊くと、
「うん!。さー行きましょ!。」
「周ちゃん待ってるよ!。」
と慶子は言うと、自分のバッグをトランクに入れると、
良太と瑞樹のバッグも、きれいに並べたのでした。

それを見ていた良太が、
「サンキュー!!」
「やっぱり、慶子は気が利くなあー!?。」
と言ってから、トランクを閉めたのでした。
いつものように、瑞樹が助手席に乗り、
その後ろの席に慶子が座ったのでした。

そしていつものように慶子は、良太が丁寧に埋め込んでおいた、
シートベルトの止め具を引っ張り出すと、
うれしそうにシートベルトをしたのでした。
バックミラーで、その様子を見ていた良太が、
「またかよー!!ひでーことするなあー!??。」
「せっかくきれいに埋め込んでおけば!!」
と言ったのです。

「良太の運転じゃあ!?、」
「シートベルトしなきゃあーねえー!、瑞樹!!?。」
と、慶子が言うと、
「うん!。そうだよー!!。」
「常識!。じょうしき!!。」
と、笑いながら言ったのでした。

「周が待ってるよ!。」
「車出してえー良太ー!?。」
と、慶子が言うと、
「うるせーなあー!わかってらあー!?。」
と、良太は言い、
車はゆっくり走りだし、周のうちに向ったのでした。

「周ちゃん!?。」
「今慶子のとこ出たから、着いたら電話するよー!。」
と、瑞樹が周のところに電話したのです。
「周ちゃん!”朝早くて気持ちいいから”って!。」
「外に出てるからってさー?!。」
と、瑞樹が携帯電話を切り、そう言ったのでした。

「もう夏だから、朝は気持ちいよなあー!?。」
と、良太が言うと、
「あんたさあー?!ちゃんと寝たでしょうねえ??!。」
と、慶子が訊いたのです。
「ああ!。ちゃんと寝たさー!!?。」
「5時間ぐらいかな?!。」
と、良太が答えたのでした。

「うっそー!!??。なんでえー??!。」
と、瑞樹が言うと、
「暑くて寝れるわけねえだろーよ!?。」
「それでもがんばって寝たんだぞー!!?。」
と、良太は答えたのです。

「まーいいか!!。あたしの叫びで、目を覚ましたから!?。」
と、瑞樹が言うと、
「なに?!みずきー??!。」
と、慶子が訊いたので、朝の出来事を話したのでした。

「へえー!?そんなことがあったんだあー!。」
「どっちも、朝から遊んでるじゃん!。」
「ああー!みっともなあー!?。」
と、笑いながら慶子は、言ったのでした。
しばらくすると、周のうちに着いたのです。
周はもう玄関をでて、道のとこで待っていました。


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