ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第二話 (3)

1週間が経ちました。(はやい!!)
ドライブ当日、朝3時前に鳴るようにしておいた目覚まし時計が、
声を発したのです。
「起きろよ!。起きろ!!。」
「起きろよ!。起きろ!!。」
上についているボタンを押すまで、鳴りやみません!!。

「まったくうるせーなあー!!!。」
「ベルのほうが良かったぜー!。」
「目覚ましのくせに、しゃべるな!!。」
と、良太は言うと、
枕の少し上に置いてある、目覚まし時計のボタンを、さがしたのでした。
あたりはまだ暗いけど、部屋の蛍光灯の豆電球でも、良く見えたのです。

「あれ?!。なんでこっちにあるんだあ?!。」
前の日の寝る前に、右手ですぐ届くところに置いたのですが、
左側の枕のだいぶ上に転がっていたのでした。

「こいつ!。根性あるなあー!。」
「横になってても、しゃべってやがる!!。」
と、良太が言っているあいだも、
「起きろよ!。起きろ!!。」
「起きろよ!。起きろ!!。」
と言って、しゃべり続けていたのです。
ボタンを押すと、静かになったのでした。

「もう!。3時かあー?!。」
「はええなあー!?。」
と、良太は言うと、目をこすりこすり、起き上がると、
2階の自分の部屋から、下の洗面所まで降りて行ったのです。
顔を洗い、歯を磨くと、
「パシッ!。パシッ!。」
と、自分の顔をはたいたのでした。

「よーし!!。気合入れて!。」
「がんばるぞー!!。」
と言うと、台所に行き、
前の日に、お母さんに作ってもらっておいた、
大きなおにぎりを、一口食べたのです。

そして、冷蔵庫を開け、2L(リットル)のお茶のペットボトルを出すと、
テーブルの上に置き、コップを持ってくると、
それに注いで、良太はいっきに飲んだのでした。

「ああ!。うめー!!。」
と言うと、
おにぎりを一口食べては、お茶を飲み、
また一口食べては、お茶を飲み、それを繰り返すと、
大きなおにぎりを一個、食べ終えたのでした。

「やっぱり!。うちで作ったおにぎりは、うまいなあー!?。」
と、言ったのです。
「これから瑞樹のとこに、電話するかあー!?。」
と言い、台所から自分の部屋まで戻ったのでした。
携帯を持つと、瑞樹のところに電話したのです。

「みずき、ちゃーん!。」
と、良太が言うと、
「なにー?!。こんなに夜遅く!?。」
「まだはやいー!!?。」
「朝の3時だよ!。行くのは!!。」
と、瑞樹が寝ぼけたような声で言ったのです。
「ばーか!?。もう、朝の3時だ!!。」
「俺は、3時10分前に目覚まし、仕掛けておいたから!。」
「よく見てみーろ!?。」
と、良太に言われた瑞樹は、目覚ましを見たのでした。

「目覚まし鳴らないから、12時15分だと思ったよー?!。」
「なんでー??!。」
「目覚まし壊れたのかなあー?!。」
と、瑞樹が言うと、
「お前の目覚しさあー?!。」
「目覚まし予約するのに、
AMと、PMと、切り替えるのじゃあーないのか?!。」
と、良太に言われた瑞樹は、やっと気づいたのです。

「ごめん!!。急いでしたくするからね!!!。」
「じゃあー、切るよ!。」
瑞樹はそう言って、電話を切ると、
急いでしたくに取り掛かったのでした。
「まったくもう!?。相変わらずしょうがねえヤツだなあー!!?。」
「やっぱり!。10分前にセットしといてよかったなあ!?。」
と、満足そうに言うと、良太もしたくに取り掛かったのでした。

良太は、財布と、小銭入れをズボンの後ろポケットに入れると、
用意しておいたバッグに、
海水パンツとタオル2枚、大きなバスタオル、それから、
ビニール袋に入ったビーチサンダルとゴミ袋が入ってるのを確かめると、
そのバッグを持って急いで階段を下りて、台所に行ったのです。

冷蔵庫から、500mlのお茶のペットボトルを取り出すと、
テーブルの上に2個残ってる大きなおにぎりとを、
ビニール袋に入れてそれを持ち、靴を履き、玄関を出ると、
玄関に鍵を掛けて、家を出たのでした。

駐車場に行き、車のトランクを開けると、バッグを放り込み、
トランクを閉めると、運転席に乗り込み、
ドリンクホルダーにペットボトルを入れると、
おにぎりを助手席に置いたのです。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2007 taazann007, All rights reserved.