ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十一話(10)

環八通りに入り、道路を北上したのでした。
東名高速道路の下をくぐり抜けると、
小田急線、京王線、井の頭線、中央線、西武新宿線を、
次々に通り過ぎたのです。そして、
西武池袋線を通り抜け少し走ると、谷原交差点から、
関越(かんえつ)自動車道の練馬インターチェンジへと向かったのでした。

少し走るとじきに練馬インターに入ったのです。
料金所のETCのところをゆっくり走り抜けると、
「さあー!?飛ばすぞおー!!?」
とすごくうれしそうに、良太が言ったのでした。

「最初のパーキングでトイレ休憩(きゅうけい)するかー!??」
と、良太の後ろに座っている周が言うと、
「そこまで何分ぐらいかかるのー??!」
と、周の隣に座っている慶子が言ったのです。すぐに、
「10分もあれば着くと思うよー!!?」
と良太が言ったのでした。

「10分かあー!?わりと早く着くんだー?!!」
「我慢(がまん)しよーっと!!?」
と良太の隣の助手席に座っている瑞樹が言ったのです。すると、
「なんだよー!?」
「トイレ行きたいなら早く言えよー?!!」
「途中のコンビニに寄ったのにー!!?」
と良太が言ったのでした。

「いつも高速入ると、すぐにパーキングエリアか!?」
「サービスエリアあるじゃんかあー!?」
「だから!?」
「途中でコンビに寄ってもらうのみんなに悪いと思ったの!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「それはどうもどうも!!?」
「お気をお使いくださってありがとさんです!!?」
と良太ニヤニヤしながらが言うと、
「まったくー!!?」
「瑞樹が気を利かせたからそれでいいじゃん!!?」
「おちょくってえー!!?」
と慶子が言ったのでした。

「やめろよー!!?」
「楽しくやろーぜー!?」
と周が言うと、
「そうだよー!?言い争うのはやめて!?」
「楽しくやろーぜっ!!?」
と、瑞樹がうれしそうに言ったのでした。すぐその時、
”原因はお前だっ!!”と言う突っ込みを思いとどまった良太でした。

しばらく走ると、三芳(みよし)パーキングエリアに着いたのです。
「結構大きいねえー?!」
「パーキングエリアっていうから!?」
「もっと小さいかと思ったよー!?」
と瑞樹が言うと、
「ホントだねえー!?」
「大きいねえー!?」
と慶子もそう言ったのでした。

車を駐車場に停めると、
4人はすぐにトイレに向かったのです。
そして用を済ませると4人は、建物の中に入ったのでした。

「あっ!まい泉(せん)があるー!!?」
と瑞樹が言ったのです。すると、
「ホントに食い物を見つけるのは早いなあー!?」
「感心するよー!!?」
と周が笑いながら言ったのでした。

「誰にでも取り柄(え)って物はあるからなあー!?」
「あまり役に立たないけどー!!?」
と良太が笑いながら言うと、
「でもサアー!?」
「的確だよなあー!?」
と周が言ったのです。

「何がー??!」
と良太が不思議そうに周に向かって言うと、
「まだシャッターが閉まってる!。」
「パン屋やスターバックスコーヒーのことは言わないもん!!?」
と笑いながら周が言ったのでした。

良太はそれを聞いて、
「確かにー!!?」
とDAIGO(ダイゴ)のマネをして笑ったのでした。

「瑞樹がほしがってそうだから!?」
「まい泉のヒレカツサンドでも買ってやるかー!?」
と良太が言うと、
「自分が食いたいくせにー!!?」
と周が言ったのです。するとまた、
「確かにー!!?」
と言って笑った良太でした。

瑞樹と慶子はおみやげのところに行って、
いろいろ見ていたのです。

「このあいださあー!?」
「ヘタなブログ小説の中にー!?」(失礼なっ!)
「東京のおみやげの話がでてたんだけどー!?」
「さっき所沢過ぎたから!?」
「もう埼玉だよねえー!?」
と、瑞樹が言ったのです。

「ああ!これー!!?」
と言って慶子が人形焼を指さしたのでした。
するとそこへ、良太と周が来たのです。

「へえー!?」
「人形焼かあー!?東京だからなあー!?」
「東京ばな奈もあるぞー!!?」
と良太がうれしそうに言うと、すぐ、
「バッカじゃない!!?」
と瑞樹が勝ち誇(ほこ)ったように、本当にうれしそうに言ったのでした。

「良太さあー!?」
と瑞樹が言うと、慶子がクスクス笑い始めたのでした。

「なんだよー!?けいこー??!」
と良太が言うと、
「ホント!」
「バッカじゃないー!!?」
と慶子も笑いをこらえ言ったのでした。

「あのサアー!?良太さあー!?」
「さっき!所沢を過ぎたよねえー!?」
「ッてことわさあー?!」
「ここもう東京じゃないよねえー??!」
と瑞樹が良太を小ばかにしたように言うと、
「アッ!そうだったー!?」
「うっかりしちまったぜー!!?」
「確かにー!!?」
と言って、笑ってごまかした良太でした。

「おみやげを買い忘れた人が結構買うんじゃないのかなー??!」
と周が言うと、
「そうだ!そうだあー!?」
「そうだと思ったあー!!?」
と言って、ほっとした良太でした。






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