ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十一話(7)

ふたりでDVDを笑いながらしばらく見ていると、
急に良太が、
「みずきー!?」
「ちょっと一時停止にして!!?」
と言ったのです。

「なんでー??!」
と瑞樹が良太のほうを見て言うと、
「おしっこ!!?」
と良太が言ったのでした。

すぐに瑞樹がリモコンを持ち、一時停止にしたのでした。
そして良太は急いでトイレに向かったのです。

「良太なんか飲むー!??」
と良太に向かって言うと、
「いらなーい!?」
と良太がトイレのドアを開けながら言ったのでした。
そしてすぐにドアを閉めたのです。

「じゃあー!?みかんでも食べよーっと!!?」
と瑞樹は言うと、
テーブルのところまで行き、竹カゴに入っている”みかん”を、
カゴごと持って、奥の部屋に戻って来たのでした。
すると良太もすぐに部屋に戻って来たのでした。

そしてまたDVDを見始めたのです。
瑞樹はみかんをほおばって、
大笑いをしながらふたりで見ていると、
瑞樹の携帯が鳴ったのです。
すぐにDVDを一時停止にした瑞樹でした。

「慶子なにー!??」
と言うと、
「今映画の帰りなんだけど!?」
「行ってもいいかなあー!??」
と慶子が言ったのでした。

「あれ!?周といっしょじゃないのー??!」
と瑞樹が言うと、
「うん!?いっしょだけど!!?」
「いいかなあー!?」
と慶子が言ったのです。

「今さあー!」
「良太といっしょにおもしろいDVD見てるんだー!?」
「ちょっとまってえー!?」
と言って瑞樹が受話口を手で押さえ、
「慶子と周がデートの帰りに寄るってけど?!」
「これどうしようかあー!??」
と瑞樹が言ったのです。すると、
「おもしろいとこだけどなあー!?」
「一時止めるかあー!?」
と良太が言ったのでした。

「そうだねっ!?」
と瑞樹は言うと、手を受話口から離し、
「けいこー!?」
「みかんぐらいしかないよー!?」
「紅茶かコーヒーぐらいは用意するけどー!?」
と言ったのでした。

「わかったー!?セブンイレブンでなんか買ってくよー!?」
「じゃあねえー!?」
と慶子が言うと、
「わかったー!?待ってるから!?」
「じゃあねえー!?」
と瑞樹は言うと、携帯を切ったのでした。

瑞樹はすぐにDVDを取り出し、
「良太入れといて!!?」
「あたし!紅茶の用意するから!?」
と言って、DVDを良太に渡し立ち上がると、
部屋を出て、台所へと向かったのでした。

「おおー!?」
と言って良太は受け取り、DVDをケースに戻し、
大きな声で、
「みずきー!?」
「これ?どこに置いてくー??!」
と言ったのです。

台所から瑞樹が、
「プレイヤーの上に置いといてー!!?」
と言ったのでした。そして、
「わかったあー!」
と良太は答えると、プレイヤーの上にDVDを置き、
立ち上がると部屋を出て、テーブルのところに向かったのでした。

良太はテーブルのイスに座り、
瑞樹は4人分の紅茶のカップを揃え、
耐熱ガラスのポットに紅茶のティーバッグを3個入れ、
準備を終えると、
さっき見ていたDVDの話をふたりで笑いながらしたのでした。

しばらく話をしていると、玄関のチャイムが鳴ったのです。
慶子と周でした。
「おじゃましまーす!!?」「おじゃましまーす!!?」
と言ってふたりは玄関に入るとすぐ、
「これ瑞樹が好きなチーズケーキ!!?」
と慶子が言って、瑞樹に袋を渡したのでした。

「ありがとう!!?」
と瑞樹が言うと、
「洗面所借りるねえー!?」
と慶子が言い、
「俺もー!?」
と周が言ったのでした。

そしてふたりが洗面所から戻ってテーブルのところに来ると、
瑞樹が紅茶を入れてあったのでした。
「冷めないうちに飲んでえー!?」
と瑞樹が言うと、
「いっただっきまーす!!?」「いただきます!。」
とふたりがそれぞれ言ったのでした。

それから4人で話をしていると、
途中で、さっき見ていたDVDの話になり、
みんなで見ることになったのです。

チーズケーキを食べ終え、紅茶も飲み終えて、
4人は奥の部屋に行き、
DVDを始めのところからみんなで大笑いしながら見ていると、
玄関のチャイムが鳴ったのでした。






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