ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十話(14)

駐車場からアウトレットモールの中に入ると、
大洗駅からの循環バスの宣伝のポスターが貼ってあったのです。
二つのルートがあり、

1日フリー乗車券(乗降自由)おとな200円、こども100円
※1日フリー乗車券の特典
1 大洗マリンタワーの入館料を特別料金で!
2 幕末と明治の博物館の入館料を特別料金で!
3 大洗わくわく科学館の入館料1割引!
4 曲松・永町・髭釜商店街からちょっぴりプレゼント!
5 アクアワールド・大洗 入館料1割引!

と書いてあったのです。

「へえー!?」
「バスが出てるんだねえー!?」
「1日フリー乗車券、乗り降り自由で、おとな200円って!!?」
「安いと思わないー!??」
と瑞樹が言うと、
「そりゃあー!?安いと思うけど!?」
「電車代は別にかかるんだから!?」
「四人なら車のほうが得(とく)さあー!?」
と良太が言ったのでした。

「ばーか!!?」
「バスだけの話をしてんだよー!!?」
と瑞樹が言うと、
「そんなことはいいからさあー!?」
「とにかくいろいろ見て歩こうよー!?」
と、慶子が言ったのでした。

それから四人は、離れてある建物ごとに、
ウインドウショッピングして回ったのです。
そして四人はいろいろな店を一時間以上見て回ったのでした。

「なあー!?」
「何か買わなきゃ!カッコ悪いんじゃないのかあー!??」
と周が言うと、
「いいのー!?見てるだけで楽しいんだから!!?」
「ねえー!?みずきー!??」
と慶子が言ったのです。
そして女の子ふたりは、次の店に入って行ったのでした。

「最初はおもしろそうだと思っていたけど!?」
「飽(あ)きたなあー!?」
と周が言うと、
「お前はまだ修行が足りないよー!?」
「いっしょにあいつらの買い物につき合わされたら!?」
「荷物を持たなきゃならないんだから!?」
「きょうは、買わないことを祈(いの)るよー!?」
と良太が言ったのでした。

「お前、人がいいからなあー!?」
と笑いながら周が言うと、
「どこかマックみたいなとこないかなー!?」
「喫茶店でもいいけど!?」
と良太が言ったのです。

「どこかにここの案内図があるだろうから!?」
「それを探したほうが早いかもしれないなあー!??」
と周が言いながら、辺(あた)りを見回したのでした。すると、
「さっきなんか地図があったような気がするなあー!?」
「通り過ぎちゃったけどー!?」
「あっちにー!!?」
と良太が指さして言ったのでした。

「じゃあー!?二人に言ってくるよー!?」
と言うと周は、
瑞樹と慶子が入っていったショップに入り、
二人に、”休憩する店を捜しに行く”と話してきたのでした。

それから男ふたりは、
案内図を捜しに出かけたのです。
そして案内図を見つけると、
どこか休憩でき、食事もできそうな店を捜したのでした。

「なんだあー!?」
「向こうのほうだあー!?」
「10軒ぐらいあるみたいだ!?」
と周が言うと、
「だから初めてのところはいやなんだよー!?」
「さっぱり分からないんだもんなあー!??」
と良太が、いやそうに言ったのでした。

それからふたりは、
女の子ふたりがいると思われるさっきの店に行ったのです。
そこの店にはいなかったので、
隣の店、そのまた隣の店を見てみると、
女の子ふたりが、楽しそうにウインドウショッピングしていたのでした。

「12時になってからだと、並ばなきゃならないからさあー!?」
「早めの食事にしようよー!?」
と周が言うとすぐ、
「そうだねえー!?」
「早く行こう!!?」
と言ったのです。そして、
うれしそうに服をあてがっていた瑞樹が、
ハンガーに急いで戻したのでした。

それから四人は店を出ると急ぎ足で、
食事ができる店のあるほうへと向かったのでした。
「なんかさあー!?」
「スッゲー!腹減らない!!??」
と良太が言ったのです。

すると他の三人がみんなてんでに、
「ホント!おなかすいたねえー!?」
「一時間以上歩きっぱなしじゃあー!?そりゃあ、すくよー!!?」
「なんかどこかに座りたいよー!?疲れたあー!!?」
と言ったのでした。

そして結局四人は、2階の海の見えるレストランにしたのでした。
店の中に入りイスに座ると、
「海が見えていいねえー!?」
と慶子が言い、
「そうだねえー!?」
と瑞樹が言うとすぐ、
「グー!!?」と言ったのでした。

「瑞樹!?今のエド・はるみの物まねに似てないよー!?」
と慶子が言うと、
「今のは、おなかが鳴ったんだよー!!?」
と少し恥ずかしそうに瑞樹が言ったのです。
それを聞いたみんなは、大笑いしたのでした。


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