ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十話(12)

常磐自動車道に入るとすぐ良太が、
「すぐのところに守谷(もりや)サービスエリアがあるけど!?」
「休憩するかあー!??」
と言ったのです。すると瑞樹が、
「常磐自動車道ってどのくらい走るのー!??」
と言ったのでした。

「えーとー!?だいたい75キロぐらいだから!?」
「4・50分(しごじゅっぷん)かなあー!??」
と良太は答えたのでした。

「どうするー!?けいこー!??」
「あたしはまだトイレだいじょうぶだけどー!?」
と言って瑞樹が後ろを振り向くと、
慶子が、「そーだねえー!?」と言って、
少し間が空いてから、
「常磐自動車道降りる手前のサービスエリアって!!?」
「何分ぐらいかかるのー!??」
と言ったのでした。

「道路は続いてて、そのまま走るから!?」
「降りはしないけど!?」
「友部JCTに入る手前に友部サービスエリアっていうのがあるよー!?」
「そこでいいかあー!??」
と良太が言うと、
「うん!!?」
「じゃあー!?そこで休憩しよう!!?」
と慶子が言ったのです。

「みんなそこでいいかあー!?」
と良太が言うとてんでに、
「いいよー!?」
「分かったー!?」
「OK(オッケー)!!?」
と言ったのでした。

するとじきに守谷サービスエリアを通り過ぎたのでした。
そして40分ほど走り、
友部サービスエリアに寄ったのです。

「ここってさあー!?」
「黒川紀章が設計したんだってさあー!?」
と周が言うと、
「へえー!?そーなんだあー!?」
「名前は聞いたことあるよー!有名だよねえー!?」
と慶子が言ったのです。

「瑞樹は、知らねえーだろー!??」
と良太が言うと、
「くろかわ・きしょう!!??」
「天気予報のおっさん!??」
と瑞樹が、むずかしそうな顔をして言ったのでした。
そして車は駐車場に止まったのです。

「みずきー!?それは気象予報士(きしょうよほうし)だよー!?」
「世界的に有名な建築家だよー!?」
「もう亡くなったけどねっ!!?」
と周が少し笑いながら言うと、
「普通の建物じゃん!!?」
と瑞樹は言い、
「そんなことよりトイレ、トイレ!!?」
と言うと、急いでドアを開け、トイレへと歩いて行ったのでした。

すぐに他の三人も車から出ると、トイレへと歩いて行ったのです。
「みずきー!けいこー!!?」
「自販機のところで待ってるからなあー!?」
と良太が言うと、
「分かったあー!?」
とふたりは答えたのでした。

良太と周が用を済ませ、
自販機のところにいると、
少し離れたところで、カップルが写真を撮っていたのです。

「なんだあー!?」
そう言うとふたりは、カップルのところに近づいて行ったのでした。
「格さん助さんに黄門さんだよー!?」
と笑いながら周が言ったのです。すると、
「似てねえー!?」
と良太が笑って言ったのでした。

それは、よく遊園地などにある。
絵が書いてあり、顔だけがくり抜いてあるもので、
黄門さんだけ、顔が入るようにくり抜いてありました。
自販機のほうを見ると、
女の子ふたりはまだ来ていませんでした。

「周!?カメラ持ってきてるだろー!?」
「おもしろそうだから撮るかー!??」
と良太が言うと、
「車の中だから!?取って来るよー!?」
「キー貸してくれ!?」
と周は言うと、
良太からキーを借りると、車のほうに歩いて行ったのです。
そして良太は、
「周!?自販機のところにいるからなあー!?」
と周に向かって言うと、自販機のところまで戻ったのでした。

それからしばらくして四人集まると、
黄門さんのところへ行き、ひとりづつ顔を入れ、
ワイワイガヤガヤ言いながら写真を撮ったのです。

そのあと四人は売店に行き、
そこにはフレグランスケーキと書いてある、
おみやげがあったのでした。
「これさあー!?萩の月(はぎのつき)に似てるー!?」
と慶子が見つけて言ったのです。

「おいしいかなあー!?」
と瑞樹が言うと、
知らない男の人が、
「けっこううまいよー!?」
と言ったのでした。

「りょうたあー!?」
「おいしいって!これ!?」
と瑞樹が指をさして言うと、
「俺が買うのかー!??」
と良太が、自分を指さして言ったのです。
すると瑞樹が箱を取り、良太に手渡したのでした。

そして良太が支払いを済ませると、
みんなで車まで戻ったのでした。
そしてドアを開け、車に乗り込むと良太が、
「どんな味か食べてみようぜ!!?」
と言ったのです。


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