ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十話(8)

四人で夕飯を食べ終わると、
「おばさん!?片付け手伝いますけど!!?」
と瑞樹が言ったのです。すると玲子が、
「台所狭いしねえー!?」
「じゃあー!せっかくだから!?」
「食器を流しに運んでくれるー!?」
「わたしが洗うから!?」
と言ったのでした。

「はーい!分かりましたあー!?」
と瑞樹は答えると、流しに食器を運び、
ひとつひとつ水でゆすぎながら、
食べ残しを三角コーナーの水切りに入れたのです。
そしてそれを見た玲子が、
「やっぱりー!?女の子だねえー!?」
「ありがとう!助かるよおー!?」
と目を細め、うれしそうに言ったのでした。

瑞樹は片付けが終わると、
良太がいる居間に行ったのです。
そして瑞樹がテレビを見ている良太に向かって、
「りょうたあー!?もう7時になったから!?」
「周ちゃん来るよー!?」
と言うと、
「何か飲み物用意してくれるかあー!?」
と良太が言ったのでした。

「お前見てやれよー!?」
「瑞樹ちゃんはお客さんなんだから!?」
と玄太が言うと、
「分かったよー!?」
と良太は言い、瑞樹といっしょに台所の冷蔵庫のところへ行ったのです。

良太は冷蔵庫を開け、
「瑞樹は何飲みたいんだあー!??」
と言うと、
「うーん!?オレンジジュースか午後の紅茶!!?」
と瑞樹が言ったのでした。

良太が「お盆はーと!?」
と言うとすぐに玲子が、
「テーブルの上に用意してあるよー!!?」
「コップは三つでいいんだろー!??」
「きょう来るのは周ちゃんだけだから!?」
と言ったのでした。

「さすが母さんだー!?」
「上出来(じょうでき)、上出来!!」
と良太がうれしそうに言うと、
「えらそうにねえー!?瑞樹ちゃん!!?」
と玲子が言ったのです。するとすぐ、
「ホント!!?」
そう瑞樹が笑いながら言ったのでした。

紙の容器のオレンジジュースとペットボトルの午後の紅茶を、
お盆の上に置き、
「今、氷をコップに入れるから!?」
そう良太が言った時、玄関の引き戸をガラガラと開ける音がしてすぐ、
「こんばんはー!!?」
と周の声がしたのです。

「周だあー!?」
「瑞樹出てくれ!?俺コップに氷入れちゃうからー!?」
と良太が言うと、
「分かったー!?」
そう瑞樹は答えると玄関に向かったのでした。
玲子もいっしょに玄関に向かったのです。

「いらっしゃーい!!?」
と玲子が言うと、
「来てくれてありがとうねえー!!?」
と瑞樹も周に向かって言ったのでした。

「車の音がしなかったけどー!??」
と玲子が言うと、
「おばさん!?」
「きょうはゲンチャリできたんですよー!?」
「中古ですけどねっ!!?」
と周が言ったのです。

「今ガソリンの値段が高いから!?」
「いいよねえー!?バイクは!!?」
「わたしもバイク専門!!?」
と玲子が言ったのでした。
すると良太も玄関に来て、
「みずきー!?」
「支度(したく)できたから!?」
「二階に持って行ってくれー!?」
と言ったのです。

「りょうたあ!?」
「お前が運びなよー!?」
と玲子が言うと、
「瑞樹は気が利くから運んでくれるさあー!?」
「なあー!?みずき!!?」
と良太がうれしそうに言ったのです。すると瑞樹が、
「今運ぼうと思ってたところだよー!?」
そう言って、台所のテーブルへ向かったのです。

瑞樹はテーブルの上に置いてあるお盆を両手で持つと、
ゆっくりと歩いて行き、
階段も慎重(しんちょう)にゆっくり上っていったのでした。


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