ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十話(7)

それから三人は”すかいらーく”に一時間ちょっといたのでした。
そして良太が支払いを済ませると、
車で20分ほど離れたユニクロまで行ったのです。
ユニクロの駐車場に車を止め、
三人は店の中には入ったのでした。

三人はそれぞれ自分の気に入った物が自分に似合っているか見てもらい、
ああでもないこうでもないと言い合いつつ、
1時間以上店にいたのです。
慶子は靴下を買い、瑞樹と良太はTシャツを買ったのでした。
三人は支払いを済ませると店を出て車に乗り込んだのです。

慶子をアパートに送り届け、
瑞樹はアパートに寄り買ったTシャツを置き、
以前買った旅行の本をショルダーバッグに入れ持つと、
再び車に乗り込み、ふたりは良太の家に向かったのでした。

良太の家の前に車をつけると、瑞樹に向かって、
「先に降りろよー!車を駐車場に置いてくるから!?」
と良太が言ったのです。すると、
「いっしょに行くよー!駐車場まで!!?」
「いっしょに玄関に入ったほうがいいじゃんかあー!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「まあー!?どっちでもいいけどよー!!?」
と良太は言うと、
アクセルを吹かし駐車場まで行ったのです。
そしてふたりは駐車場から良太の家の玄関まで、
いっしょに手をつなぎ歩いて来たのでした。
玄関に入ると手を離し、
「ただいまー!!?」
と良太が大きな声で言ったのです。

「お帰りー!!?」
と言って玲子が玄関に出て来たのでした。するとすぐ、
「おばさんすみません!?お夕飯に呼んでくれて!!?」
とうれしそうに瑞樹が言ったのでした。

「何言ってるのよー!?」
「遠慮しないで上がってちょうだい!!?」
と玲子が言うと、
「手を洗ってくるよー!?」
「瑞樹行こう!!?」
と良太が言ったのでした。

「うん!!?」
「じゃあー!おばさん!?」
「手を洗ってきまーす!!?」
と瑞樹が言ったのです。すると、
「もうしたくできてるからねっ!!?」
と笑顔で玲子が言ったのでした。

「りょうたあー!!?」
「ついでにお父さんもテーブルに来るよう言ってー!!?」
と良太に向かって玲子が言うと、
「分かったあー!!?」
と良太は答えたのでした。

良太と瑞樹は洗面所で手を洗いうがいをすると、
「きょうは天ぷらだなあー!?たぶん!?」
と良太が言ったのです。すると、
「そうだねえー!?」
「このにおいは!??」
と言って鼻をくんくんさせ嗅(か)いだ瑞樹でした。

良太は居間に行き玄太に夕飯を告げたのです。
「もうそんな時間かあー!?」
と言うと玄太は、テレビのニュース番組のスイッチを切ったのでした。
みんな食堂に集まり三人はテーブルのイスに座ったのです。

玲子が、
「揚げたてを食べてー!!?」
と言って、テーブルの真ん中の空いているところに、
天ぷらがのった大きなお皿を置いたのでした。すると、
「とりあえず乾杯するかー!?」
と玄太が言ったのです。

そして玄太と良太はジョッキにビールとウーロン茶を注ぎ、
玲子と瑞樹はコップにビールとウーロン茶を注いだのです。
それから玄太が、
「カンパーイ!!」
と大きな声で言ったのです。
するとみんなも「カンパーイ!!」と言ったのでした。

「おばさん!?」
「うまく天ぷら揚げれるねえー!?」
「プロ並みだよー!!?」
と瑞樹が驚いたように言ったのです。すると、
「最初の頃はなかなかうまくできなくてねえー!?」
「やっと自分でもうまくできたと思えるようになったのは!?」
「三・四年ぐらい前からなのよー!?」
とうれしそうに答えた玲子でした。

「瑞樹ちゃん!?遠慮しないでどんどん食べてねっ!!?」
「良太が食べちゃうからあー!?」
と笑いながら玲子が言うと、
「俺は”ギャル曽根”じゃあーないから!?」
「そんなに食えねーよー!?」
と良太が言ったのでした。

「母さん!?違うなよあー意味が!?」
と玄太が言うと、
「そうだよー!?」
「エビばっかり食べないで!野菜の天ぷらも食べなよー!!?」
と玲子が言ったのです。

「分かったよー!?」
と良太は、はすをとがらせ答えると、
野菜の天ぷらの中から、
ハスの天ぷらを選んで食べたのでした。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。たぶん)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2008 taazann007, All rights reserved.