ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十話(6)

三人はそれぞれが注文したものを食べながら、
「まず行きたい方角を決めなくっちゃー!?」
「海か山かだねえー!?」
「近くにするか少し遠出するか先決めようぜー!!?」
と言ったのでした。

それから三人はああでもないこうでもないと言い合い、
途中、
「みずきー!?交代しよう!?」
と慶子は言うと、
瑞樹の前のほうに和風パフェを置いたのです。すぐ、
「うん!じゃあー!?」
と瑞樹は言うと自分の食べていたパフェを、
慶子の前に置いたのでした。

「オイオイ!そんなことはいいから!?」
「ちゃんと決めようぜー!?」
と良太が言ったのです。すると、
「女の子には重要なことなの!?」
「わかんないかなあー!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「わかんねえよー!?」
と良太は言うと、
大盛りにスプーンですくった氷を口に入れたのです。すると、
「いってえー!!?」
と言って眉間(みけん)にシワをよせ、
手でそこを押さえたのでした。

「ワハハハハー!?」
と瑞樹と慶子が笑ったのです。そして、
「いっぺんに食べるからだよー!?」
と瑞樹が言うと、
「罰が当たった!!?」
と慶子が笑いながら言ったのでした。

それからしばらく声も出さず、
懸命(けんめい)に痛さに耐えていた良太が、
「ああー!?」
「やっと治(おさ)まった!!?」
と言ったのでした。

「9月の初めはまだ暑いしなあー!?」
「山のほうがいいかなあー!?」
と良太が言うと、
「じゃあー!?長野あたりはどおー!??」
と瑞樹が言ったのでした。

「このあいだ清水行った時は、釣りやったけど!?」
「面白かったからまたやりたい気持ちもあるんだけどさあー!?」
「どうかなあー!??」
と慶子が言ったのです。すると、
「じゃあー!?けいこー!?」
「周(しゅう)のとこに電話してよー!?」
と瑞樹が言ったのでした。

「おおー!?そうしろ、そうしろ!!?」
と良太が言うと、
「えらそうに!!?」
と慶子は言うと、
携帯を取り出し、周に電話したのでした。

「もしもしー!?」
「周ちゃん!わたし!!?」
と慶子が言うと、
「おおー!慶子かあー!?」
「なんだあー!?なんかあったのかあー!??」
と周が言ったのです。

「今度のドライブだけど!?」
「まだ決まらないのー!?」
「周ちゃんどこ行きたいー!??」
「このあいだ釣りやったのがおもしろかったから!?」
「わたしは行きたいんだけどー!?」
「どこがいい!??」
と慶子が言ったのでした。

「そうだなあー!?」
「近くなら、横浜か千葉だなあー!?」
「女の子はトイレがあったほうがいいと思うから!?」
「海釣り公園みたいなところのほうがいいかもなあー!?」
と周が言ったのでした。すると、
「今さあー!?」
「良太と瑞樹と三人で!?」
「すかいらーくにいるんだけどー!?」
「来れないかなあー!??」
と慶子が言ったのです。

「駅の近くのかあー!??」
と周が言うと、
「うん!!?」
と慶子が返事をしたのでした。すると、
「今は無理だよー!?」
「そうだなあー!?夜の7時頃ならいいけど!?」
と周が言ったのでした。

「分かったー!?」
「じゃあさあー!?」
「良太のとこに7時頃来てよー!?」
「わたしお母さんと出かけなきゃならないから行けないけど!?」
「決めちゃってくれないー!!?」
と慶子が言ったのです。すると、
「ああー!いいよー!?」
と周が答えたのでした。


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