ブログ小説 ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第十話(4)

しばらくエアコンの近くにいた良太でしたが、
「さーて!?そろそろ行くかあー!?」
そう言うと、
部屋を出て、階段を下りて居間に行ったのでした。

部屋に入るとすぐ、
「おやじー!?」
「エアコンの温度、28度にしとくよー!?」
「お袋がうるさいからあー!?」
と良太が言ったのです。

「おおー!?」
「もう結構冷えてきたから!?」
「28度にしようと思っていたところだあー!?」
と玄太が言ったのでした。
すぐに良太はリモコンを、28度に設定し直したのでした。

「28度にしたからね!」
「じゃあー俺!出かけるから!?」
と良太が言うと、
「瑞樹ちゃんと、おデートかあー!?」
と玄太がニヤニヤして言ったのです。すると、
「ドライブの打ち合わせだよー!?」
「母さんに!?」
「夕飯までには戻るからって、言っててよー!!?」
と良太は言ったのでした。

「はいよー!!?」
と玄太が答えると、
良太はすぐに居間を出ると、
「あっちいなあー!?」
そう言って玄関で靴を履き、
駐車場まで歩いて行ったのでした。

良太は車のドアを開けるとすぐ、
「サウナじゃん!!?」
そう言って運転席に座るとエンジンをかけ、
エアコンのスイッチを入れ、
助手席と運転席の窓を全開したのです。
それから運転席のドアを5回開け閉めしたのでした。

「これで少しは温度が下がったかなあー!?」
そう言うと、助手席と運転席の窓を閉めたのです。
それからすぐに駐車場を出ると、
道路の日陰のところに車をもっていったのでした。
そしてしばらくそこで自分のほうにエアコンの風を向け、
10分ほどじっとしていたのです。

「ああー!?涼(すず)しいー!!?」
「やっとエアコンが効いてきたみたいだなあー!?」
と良太が気持ちよさそうに思っていると、
携帯が鳴ったのでした。

「もしもしー!?良太あー!?」
「何やってんのー!?」
「遅いよー!?」
と瑞樹が言ったのです。

「きょう車をずっと駐車場に置いてたんで!?」
「中がサウナ状態だったから!?」
「温度を下げていたんだよー!?」
と良太が言うと、
「すぐ来るって言ったからあー!?」
「道路の暑いところで待ってんじゃんかあー!?」
「早く来てよー!?」
と瑞樹が不機嫌そうに言ったのでした。

「了解!!?」
そう良太は答えるとすぐに携帯を切ったのです。
そして駅前のマックへと向かったのでした。
「もしもしー!?」
と瑞樹が言ったのですがすでに携帯を良太に切られたので、
「何が了解だあー!!?」
「まったくー!?ぷんぷん!!?」
と言って携帯をしまった瑞樹でした。

10分ほどでふたりが待っている場所に着いた良太でした。
そして、
「わりーわりー!!?」
と助手席のドアを開け、ふたりに向かって言ったのです。

ふたりはドアを開け乗り込むとてんでに、
「遅すぎるー!!?」「すぐ行くって言ったくせにー!!?」
「何が外で待ってろよーだっ!!?」「まったくー!!?」
と怒って言ったのでした。

「そう怒るなよー!?」
「おごるからさあー!?」
と良太が言うと、
「当たり前じゃん!!?」
「このくそ暑いのに待たせやがってえー!?」
と瑞樹が言ったのです。

ドアを閉め後ろのシートに座った慶子が、
「ああー!?す・ず・しー!!?」
と、思わず言ったのでした。そして、
「死ぬかと思ったよー!?」
「うんとおごってもらおうよー!?」
とうれしそうに言ったのです。


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