ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第一話(8)

「良太!。今度のトンネルも短かったじゃん?!。」
と、瑞樹が言うと、
「じゃあ!。次かな?!。」
そう答えた良太でした。
それからまたトンネルに入ったのです。

「ここも短かったじゃんかあー?!。」
「長いトンネルなんかないよー!。」
と、瑞樹が言うと、
「うるせえなあー!。」
「いいじゃねえかあー!。」
「トンネルなんか短くたって!。」
と、面倒くさそうに言った、良太でした。

最後に短いトンネルを抜けると、
「あっ!。合流って書いてあった!。」
と、瑞樹が言ったのです。
「もうすぐ、合流するからな!。」
と良太が言ってるあいだに、合流地点に入ったのでした。
「ここは車線がいっぱいあるなあ!。」
「かなり広いぞおー?!。」
と、周が言ったのです。

「だんだん狭くなってくさあー!。」
「もうすぐ足柄サービスエリアだけど、トイレはいいのか?!。」
と良太が気を利かせて言ったのです。
「良太!。じゃあ寄ってよ!。」
と瑞樹が言ったのでした。
「じゃあ!。寄るぞ!。」そう良太は言うと、
左へ左へと車をもっていったのです。
そして足柄サービスエリアに入ったのでした。

「瑞樹!。時間はどうなんだー?!。」
「予約のさあー!。」
と良太が言うと、
「うん!。お昼は1時半がラストオーダーですので、
遅くともそれまでにはお越しください!。」
「だって!。そう言われたから、ぜんぜんだいじょうぶ!。」
と、瑞樹が言ったのでした。

「ぜんぜんって言うのは、否定形になるから、
その言い方はおかしいんだけど!。まあいいか!。」
と、周が言うと、
「何、ぶつぶつ言ってんだよー!。」
「この辺でいいだろう!。」
と良太は言うと、車を止めたのです。

四人は車から出ると、
「涼しいねえ!。」
「やっぱり高いからかなあ?!。」
「トイレ。トイレ!。」
「空いてて、よかった!。」
などと、てんでに言いながら、トイレに向ったのでした。

トイレから出てくると、
「あしがら湯は2階だってさ!。」
「お風呂があるんだあー?!。」
と、周が言ったのです。
「ちょっとのぞいてみるかあー?!。」
と、良太が言うと、
「いやらしい!。良太って!。」
そう瑞樹が言ったのでした。

「お前さあー!。何考えてんだよおー?!。」
「どんなのか見てみようって意味だぞー!。」
と良太が言うと、
「ならそう言えばいいじゃんかあー?!。」
と、瑞樹がふくれっ面をして言ったのです。

四人は階段を上がり、歩いていくと、
あしがら湯があったのでした。

「2時間まで大人630円。子供315円だってよおー!。」
と、良太が言うと、
「毎月26日は風呂の日だって!。」
「7月は、桃の湯だってさあー!。」
と、慶子が言ったのでした。

「ねえ!。入るの?!。」
と、瑞樹が良太に言うと、
「バーカ!。そんな時間ねえだろー!?。」
と、答えた良太でした。

「戻るかあー!。」と、周がいうと、
「車に戻ろう!。」と、慶子が言ったのです。
「そうだなあー!。」と良太が言うと、
「うん!。戻ろう!。」と、瑞樹が言ったのでした。
四人は来た道を戻り、階段を下りて、
それぞれが、自動販売機で飲み物を買って、車に戻ったのでした。

「俺っちみたいな客は、来なくてもいいだろうなあ?!。」
と良太が言うと、
「飲み物買ったから、それで上等だよ!。」
「ここでハンバーガー食べたら、お昼食べれないじゃん!。」
と、瑞樹が言ったのです。
「そうだ!。そうだ!。」
「じゃあ!。いくぞー!。」
と言うと良太は、車をゆっくり走らせたのです。

出口に近づくと、スピードを上げたのでした。
「ここから御殿場まで、すぐだから!。」
そう言うと、右のウインカーを出して本線に入ったのです。
少し走ると、すぐに御殿場インターでした。






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