ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第一話(6)

4人は、建物の真ん中に着くと、いろいろ見て歩きましたが、
結局、ソフトクリームにしたのでした。
みんなでソフトクリームを舐めながら、車のところに戻ってきたのです。

「きょうは暑いから余計うまく感じるなあー!?。」
と、周が言うと、
「あんたたちさあー!?。」
「あたしと周のまね、しないでよおー!。」
「ソフトクリームじゃあなくて、ほかのにすればいいのにー!?。」
と、瑞樹が言ったのでした。

「しょうがねえじゃんかよおー!。」
「昼にレストラン予約してるから!?。」
と、良太が言うと、
「そうよ!。おなかにたまらないものは、
ほかにこれといった物は、なかったんだから!?。」
と、慶子が言ったのです。
「おい開けたぞ!。」と、良太が言うと、一斉に車に乗り込んだのです。

「あちー!!。」「あちーぞー!!。」
と、周が言いました。
「ホント!。あちーよおー!!。」
と続けて慶子が言いました。

「良太!。何とかしてよ!。」
と、瑞樹が言うと、
「うるせえ!。ちょっと待ってろ!。」
良太はそう言うと、
助手席の窓と運転席の窓を開けたのです。
それから運転席のドアを、5回ほど開けたり閉めたりしたのです。

「良太!。何やってんだよおー!?。」
「うるせえだろおー!!。」
と周が言うと、
「どうだ!。さっきよりだいぶ涼しくなったろう!。」
と、5回開閉し終わると、言ったのでした。

そして窓を、元どうり閉めたのです。
「ホントだ!。さっきよりズーッと涼しいよ!。」
と瑞樹が言うと、
「ホントだ!。」
と、慶子が言ったのでした。

「おお!。確かに入ったときより、涼しい感じがするなあ!?。」
「でもやっぱり!。暑いけどなあー?!。」
「さっきより断然いいよ!。」
と、周が言ったのです。すると、
「このあいだ、テレビでやっていたんだ!。」
「ほんとは、人が入る前にやるんだけどな!?。」
と、良太が言ったのです。

「何だよー!。入る前にやればいいじゃんかー!?。」
と瑞樹がふくれっ面をして言うと、
「おめえ!。ほんとにおもしれえ顔してるなあー!?。」
と言って、笑った良太でした。
「瑞樹をからかってないで!。」
「良太!。早く出しなよ!。」
と慶子が、言ったのです。
そして良太は、周りを見ながら、ゆっくりと車を出したのです。

混んでるので、慎重にゆっくりと走って行きました。
サービスエリアの、駐車場の出口付近に来ると、
徐々に、スピードを加速していったのです。
本線に入るために、右のウインカーを出しながら、スピードを上げていき、
本線に入ると、後ろからくる車を見ながら、
一気に真ん中のレーンに入ったのです。

「よーし!。」
「御殿場まで一直線だ!。」
と良太は、言ったのでした。

「良太!。厚木で降りるんじゃあないのか?!。」
「熱海の保養所に行くとき、うちの親父は厚木で降りるけど?!。」
「”伊豆や箱根に行くときは、
ここで降りるのがいちばん早いんだ”って言ってたけど!?。」
と周が、不安そうに言ったのです。

「何言ってんだあー?!。」
「お前の親父の車のナビ!。古いんじゃあないのか?!。」
「俺のは最新のだぜ!!。」
そう答えた良太でした。

「ならいいけど!。」と、周は言ったのです。
「だいじょうぶだよ!。周ちゃん!。」
「良太、運転うまいし、意外と慎重だから!。」
と、瑞樹が言ったのでした。

「頭悪いけどね!。」と慶子が言うと、
「お前に言われたくねえなあー!。」
「俺とたいして、変わらなかったくせに!。」
と、良太が言ったのです。

「周ちゃん以外はみんなバカだからさー!!。」
と瑞樹が言うと、良太が、
「お前には言われたくねえよなあー!。慶子!?。」
と、慶子に向って言うと、
「ほんと!。瑞樹が卒業できたのも、周のおかげだよね!。」
「おかげで!。卒業記念旅行の計画すら出来なかったじゃん!。」
「まあ!。きょうがその代わりだけどね!。」
と慶子が、言ったのでした。

「もういいよ!。そんなことは!。」
と、周が言ってると、厚木インターを通り過ぎたのです。






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