アナログ音源再生計画★特集★
[1]テープ録音のライブ音源をデジタル化する場合の特徴と注意
[2]野外ライブ「たくろう・かぐや姫 つま恋コンサート」の内容
[3]アナログソースの内容と編集方法の決定
[4]録音とWAVEファイルの分割方法@−専用ソフトによる分割
[5]WAVEファイルの分割方法A−ピンポイント分割のテクニック
[6]曲ごとのファイルの整形・CD-Rへの焼き込み

たくろう・かぐや姫 in つま恋コンサート
当時の日記の一部を再現して掲載しました。自分でも全く忘れてしまった部分が多いのですが、とにかく広場にすわって場所を取ったはいいが飲物を買ったりトイレに行くのにも自分の場所へ戻ってくるのに迷ってしまった事、最後の『人間なんて』を長い時間踊り狂った事など懐かしく思い出します。
 なお写真も私が撮影したモノを掲載しましたが、ステージの近くにはとても寄れませんでした。誰がみてもたくろう、かぐや姫とわからない写真のためまぁ肖像権は侵害していないだろうと思います。当時のステージ風景と客がわかる程度ですので。。。


takuro1 1975−8−2(土)快晴
9:13の浜松行きで掛川へ着く。駅前は超満員である。バスも出てないので歩きしかない。歩いて30分というがこの道がつらい。汗タラタラ。特に会場の前100mはダラダラ人の流れ。入口を規制しているらしい。やっと入ったは良いがすでに昨日より多数の者が順番を待っていたらしく、広場はすでに半数近く埋まっていた。しかたなくセンターの中よりやや後方に腰を下ろす。だが暑いの何の。まったくの快晴で雲一つなくメチャ暑。特に1〜2時のピークにはまんじりともできなかった。儲かるのは飲物屋でコーラやコーヒー、ジュースなど生ぬるいものが飛ぶように売れて行く。4時頃少しはしのぎやすくなってきたが、後ろを見れば人の波。スタンドの上までぎっしり。これが5万の人間かと目を見張る。

5時少し過ぎトランザムが入場。イントロのギターにつづき拓郎が生ギターかかえハチマキしめて出てきた。大歓声である。1曲目「ああ青春」からコンサートは始まった。「ペニーレインでバーボン」「春の風がふいてたら」「置き去りにした悲しみは」etc.を続けざまにやる。少し声を出しすぎてる。カメラを持って前の方へ出るが、まだ良く写らず。−略− 6:30頃1部終了。

続いて2部は7時頃ひらく。いよいよ「かぐや姫」の登場。解散後再びここに3人の姿をあらわす。
「人生は流行りステップ」「ひとりきり」「マキシーのために」「妹」etc.代表作をずらりとやる。こうせつが例の調子で客をおおいにのせる。そのたびに大歓声と拍手、手拍子である。

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image1.gif 3部は再びたくろう。彼のヒット作を中心にバックにハイファイセットがコーラスとして付き、厚いサウンドづくり。しかしながらたくろう声が出てないし、PAの音量が小さく後ろの方から良く聞こえないという声もありオレも不満。そういえば録音機持ち込み禁止といわれながら当日は大勢の者がデンスケやラジオカセットなど持ってきて、しかも堂々とマイクスタンドなぞ押っ立ててる。が、そのスタンドが目印でトイレや飲物を買いに行っても、とった場所へ戻れたので助かった。それがないとまん中でどうにも場所がわからないのである。たくろーの2回目はちょっと後ろの客の盛り上がりに欠け、せいぜい合唱したりして気分を紛らわしていた。

 3部終了は午後11時頃で、そろそろ疲れて寝込む者も多いが、突然後ろの方で手拍子。すると前後左右あちこちで肩車や、中には3段の人山(ピラミッド)をつくり三三七拍子をやる者もいてうるさくて寝てられねぇ。

1975−8−3(日)
4部には特別ゲストにウイークエンドが出て「岬めぐり」など数曲を3人だけで歌う。ただ休憩時間が多くて進行はうまくいってない感じがした。

 5部再びかぐや姫。もう12時をまわり3日になっていたのだが、寝込んでいる者が多い。ところがコーセツが『みんな!起きろー!』の大声で目が覚めちまう。
−略−とにかくコーセツの進行は上手い。みんな立って歌おうとかいって自然にのせられてしまう。これが終わる頃はさすがに眠くてひっくりかえっていたが、うしろのバカがカセットでタクローのレコード流してうるさかったよ。

 午前3時過ぎからラストのタクローの部は、もう力を振り絞るように2回目と対照的にツッパル。『みんな立って歌おー』とかけ声。
−略−ギンギンの曲ばかり歌う。「僕の唄はさよならだけ」は15分近く踊り狂う姿がステージ左のスクリーンに映し出された。そしてラストは予想と期待通り「人間なんて」。大合唱と大歓声で客は皆、踊り狂う。タクローの声なんてロクに耳に届かない。大乱舞である。夜も白々と明けてきた5時少し前、無事コンサート終了。そのままタクローぶったおれ病院にかつぎ込まれたという…。(注:実際にはそういうことは無かったようです)

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