ウソ手
第1型〜第9型
01/08/10
第10型〜第19型
02/06/28
第20〜第28型
03/02/14
29型〜40型
03/12/01
第41型〜第50型
05/06/16

「ウソ手」とは現在働いた手のようにみえても、あとでその欠陥が出てくる手のことをいい、「本手」とはその逆で現在ぬるいようでも欠点のない姿のことをいいます。「ハメ手」は意図的であり、「ウソ手」はまにあわせの場合と本手をまったく知らないで打つ場合があるように思う。

第1型 黒先  説明
ツケノビ定石よりできた形です.黒は「1」「」のうちどちらに打つのが本手でしょうか。既存の形にとらわれないように



第2型 白先  説明
白の三間ビラキに黒が打ち込んでからできるポピュラーな形です.白はのどちらが本手でしょうか。



第3型 黒先  説明

星からの小ゲイマシマリからできる形で白1とハネコンダところです。少々ハメ手のにおいがします。黒は白1の   「左」と「右」のどちらが本手でしょうか。
第4型  黒先  説明
左方の黒2子を助けることができるかどうか。次の黒一手にかかっています。ワリコミキリか。






第5型 白先 説明
よくできる形です。黒1と ツケてきました。黒1の左右の白を連絡してシノいでください。






第6型 黒先 説明

右辺の黒を取られないようにしてください。

第7型  黒先  説明

白に対する攻め方の問題です.












第8型  黒先  説明

黒7まではよくできる形です。 すぐ白8と出て14となりました。このあと黒の本手はどこでしょうか。ヨミの裏付けが必要です.
第9型  黒先  説明

アマチュア同士の対局です。
黒は白に囲まれていますがどんな考え方で打ちますか.
第10型  黒先   説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼●┼●┼┼┼●┼┼●┼●┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼○○┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
置碁でわりあいによく出てくる形です。黒は「い」 「ろ」のどちらに打つべきでしょうか。
第11型  白先   説明
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┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ろい┼┼○┫
┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┼┼┼┼○○┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼●●○●
┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┼┼┼┼●●┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
「い」と「ろ」のどちらが本手でしょうか。定石の途中です。
第12型  黒先   説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼●┼○┼┼○┼┼┼●┼┫
┣┼┼●┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
黒「い」と打つぐらいのものでしょうか。それとも
「ろ」までいく手があるでしょうか。
第13型  白先   説明
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┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼●┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼○┼┼○┼┼○ろい┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●●●┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○○┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
黒の眼をとることはできませんが、欠陥をついて形を整えてください。
第14型  黒先  説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┼○●●○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○●●○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○┼●┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
黒いとツグか、黒ろとハネるか。常用の筋はどちらでしょうか。
第15型  黒先  説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●●○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●●○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○┼○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
「い」と「ろ」のどちらのヒラキが本手でしょうか。昔の定石であっても今はウソ手になってしまいます。
第16型  黒先  説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○●┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼○○○●┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
初心者がよく間違える問題です。二手先を読む練習です。
第17型  白先  説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○●●┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼○●┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○●●●┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○○┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
「い」と「ろ」のいずれが形でしょうか。
第18型  黒先  説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼●┼○┼┼○●┼○
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼●●○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋●┼┫
定石の途中です。のどちらが理にかなっていますか。
第19型  黒先  説明
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┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼●○●┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●○○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●●○┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┣┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┫
大ゲイマの定石の途中です。シチョウも関係します。


ふっと考えを変えると巧い手があった。
説明の部

1-1 ウソ手


1-1図
ツケノビ定石よりできた形です。黒1と打つのは定石にこだわった打ち方です。白が手抜きしたからそれをとがめる手を打たなければ不利になります。
1-2図
白手抜きをとがめるのが本手です。黒1・3と打って攻めます.
1-2図 本手 問題へ



2-1図  ウソ手




2-1図
白1・3と打てば先手には違いありませんが、こう打ってしまうと上辺の黒が固まるし、あと白1のキリトリが先手で打たれてしまう。先を急ぎすぎた。
2-2図
白1のサガリが本手である。次に隅へのトビコミがあります。白1が本手の見本です。
2-2図  本手  問題へ


3-1図  ウソ手

3-1図
黒1と受けるのは利かされで良くありません.隅を守りたいという現れです。
3-2図
黒1と外からあてるのが本手です。黒の外勢が厚く黒有利の分かれです.

3-2図    本手  問題へ

3-3図


3-3図
黒は星から小ゲイマシマリで隅を確保したと思っているところへ白1とスソガカリしてきた。白2と受けたとき白3のツケを一本打ってから白5と割り込んできた。黒は3-1図と3-2図の選択権がある3-2図が断然有利だと分かるのがだいたい2級ぐらい以上になってからであろう。
初心者はどうしても隅を地にしたいと考える。その考えを逆用したのがハメ手である。3-1図はハメ手にひっかかった図である。
隅をどうしても地にするという考えを捨てて柔軟に対応する
レベルアッブするには大切なことだ。
4-1図    ウソ手


4-1図
黒1とキルのは俗筋です。白14で一手負けになります。
4-2図
単に黒1とワリコムのが好手です。黒7と打って白4子を取ることができました.
白2で3なら黒6の点にキッテワタれています。ちょっとした手順の妙です。こうした形でワタル時はワリコムのがコツです。


4-2図  本手  問題へ

5-1図  ウソ手


5-1図
白1のハネは失敗です。黒2のキリコミが好手でどちらか取られてしまいます。
5-2図
白1のツキアタリがこの際の妙手でしのげています。上辺の黒3子は取られています。
ツキアタリが絶妙のシノギです。

5-2図  本手  問題へ


6-1図  ウソ手




6-1図
白8と封鎖されて、そのまま取られてしまいました。この黒の心理を推測すると、囲まれているので早く生きたいという考えが働いて、眼を持つことに専念したが、白に外をヌラレたうえに死んでしまった.
6-2図
黒1、白2のとき、黒3とキリチガエルような筋のあるところに着眼すれば、解決します。黒9とカケツゲば、難なく中へ出てしまいます.黒1・3と打つとの一子が取られるという考えがさきに立つと、そこをサバイて外に出るような考えが浮かびにくいようです。
いろいろと考え方を変えてみる必要があります。


6-2図  本手

白8は1のところへツグ
7-1図  ウソ手  甘い

7-1図
大上段に振りかぶる黒1は白2と三々に入られて、以下10まで隅に変化されて甘くなります. 三々に入られて甘い 


7-2図
黒1とコスミツケて白2に黒3と 攻めるのが、良い打ち方です.右隅を固めつつ、2子を攻撃します。 
7-2図  本手  問題へ

8-1図  ウソ手



8-1図
黒1は欲張りの手でウソ手です。白2と曲げられて応手に窮します.黒3のトビは白4のキリから6のカケが好手です。中の黒3子は動けません.

8-2図
黒1と外側から押さえるのが本手です。ふりかわりになるところです。なお、ここで是非先手を取りたい場合は黒5で7に打ち白5となるのもあります。大竹先生は「部分より全局を見ようとする人は優秀なアマ」と言われました。 
8-2図  本手  問題へ



9-1図  ウソ手


9-1図
黒5まで打って生きました.
白に外をヌラレて黒は生きただけです。後の発展性が少しも無く、白の形を整えさせただけ損をしています。黒3が考えどころです。囲まれているから生きてしまおうという考えは消極的です.白の囲みに隙があったら外へ出て行くのが良い.

9-2図
黒1、3とフクランでゆくのがこの際急所です。要するに、捨石を使って局面を打開していくことに着眼すると、存外にうまい手が発見されるようです。
9-2図  本手  



10-1図   本手

黒1、3とハネノビているのが強い手です。白4とくる手は怖くありません。黒5とツケコす手が大切です。黒11まで白は困り、黒有利です。ぜひ憶えて実戦で使ってください。
10-2図   ウソ手   問題へ

黒1と受けるのはキカされです。初級中級の時は、黒1と打って右上を黒地にしようとしますが、これでは置石は減りません。こう打つと白2をキかされて、4、6のように打たれて、少し凝り形になってしまいます。受けるのはちょっと消極的です。
11-1図  参考図

白3と三々に入ってからの定石です。






11-2図  本手

白1と大ゲイマにスベルことができます。大ゲイマが形です。






11-3図 ウソ手 問題へ

白1と遠慮して小さくスベるのは、黒2、4のツケでぴったりオサエられてしまいます。うっかり白5とハネるのは黒6、8の手でコウになってしまいます。白5は6のところへ打つぐらいです。
12-1図  本手
置碁でよく出てくる場面です。黒1と置く手が成立します。白2、4から6と打つぐらいのものです。黒7まで一子を取り込むことが出来ました。「い」よりはだいぶ得です。
12-2図  参考図  問題へ

本手で説明した通り、オキが成立すれば「い」と打つ手はウソ手といえます。
なお本手黒1の置きに対して参考図白2とアマの腕自慢が打つのは黒3から7まで一子が取られます。白が2の右にツグのは無理です。
13-1図   本手

白1とノゾいて3とハネます。黒4、6は最善の応手で、以下8までとなります。白は先手で右辺の石が手厚くなりました。地を圧縮して成功です。
13-2図   ウソ手   問題へ
白1と出てしまっては味も素っ気もありません。後続手段がありません。
14-1図  問題図

白1のカカリに黒は2と大きくハサみました。白は3と三々に入り11まで良く出来る変化です。黒12と打った時、白はすぐ13と動き出しましたがこれは重い手です。黒14のハネが好手ですが(初心者にはなかなか打てない)白15のとき黒はどう打つべきか。
14-2図  本手

黒7二子取り

黒1上からアテるのがこういう場合の手筋です。白2の取りなら黒3とアテます。白4で2子をツグのは無理です。

14-3図 ウソ手 問題へ

黒1のツギは重い手です。アタリだから考えもしないですぐツグのは卒業したいものです。形もダンゴ形でよくありません。白2と軽く肩をつかれ、黒3に白4と打たれます。

15-1図  問題図

黒1、3は置碁の基本的な定石でほとんどの人は経験済みだと思う。黒はどこまでヒラクか考えどころです。

15-2図  本手

黒1と大きく広げなくては右方の厚みが働きません。白2のキリは黒3、5と隅の三々の黒石を捨てます。部分にこだわらないスケールの大きな考え方です。
15-3図 ウソ手 問題へ

黒1は前図のキリを防いだ手で昔の定石書に出ていたようです。今は狭すぎてウソ手とされています。

16-1図 問題図

黒1とハサんで攻めたところ白は2とツケてサバく手段をとってきました。黒7まで簡明な打ち方です。

16-2図 本手

黒1と打って先手を取るのが本手です。白手抜きすると黒は4のところへ打ち白は取られてしまうので、白2、4はやもうえません。黒は先手で他を打てます。
16-3図 ウソ手 問題へ

黒1とオサエるのは先手のように見えて後手になります。白2とキラれて4のとき、黒5のそなえがはぶけません。ウソ手の見本のようなものです。
17-1図  問題図

白1のカカリに黒2とツケて4とオサエるのはツケオサエ定石といいます。黒10まで定石の一型です。
17-2図  本手

白1と打つのが本手です。黒2と取れば白3と形を整えます。あとに手段を残さないのが本手です。

17-3図 ウソ手 問題へ

白1はウソ手です。この白の形は本物ではなく欠陥があるので黒から攻められます。
18-1図  問題図

置碁では白1と三々に入ってくることがあります。白9まで定石です。

18-2図  本手

黒1、3と一子を取っているのが本手です。黒7と上辺の白を攻めると白は苦しいシノギとなります。

18-3図 ウソ手 問題へ

黒1のオサエは白2のカケツギが好手で白の眼は安泰です。黒は前図の5のところにキズが出来てしまいました。
19-1図  問題図

黒の大ケイマに白がツケギリする定石の途中です。




19-2図  本手

シチョウに関係なく黒1が本手です。白2に黒3とオサエるのが大切な手です。白4に黒はツガナいで5、7とシボッてシチョウに取ります。

19-3図 本手ページトップへ

黒9は白4、6の二子を取る

シチョウが悪い時は黒5とアテて白6と一子を取った時、黒7とアテます。
ウソ手

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