攻め合い
第1型〜第9型 01/11/12 |
第10型〜第18型 02/10/08 |
攻め合いの基本 03/09/30 |
攻め合いの基本2 05/04/05 |
攻め合いは一手勝てばいいのです。ダメの数が同じなら先手なら必勝です。たとえ不利だとしても
手筋の中で逆転が可能かもしれません。
相手の手数を縮める、自分の手数を延ばすなど、手筋にもいろいろあります。
問題の部
第1型 黒先 解説見かけは黒一手足りませんが、あきらめてはいけません。 |
第2型 黒先 解説手数はどちらも三手です。アタリの一子をツグひまはありません。どこからつめるかがすべてです。 |
第3型 黒先 解説三手同士の攻め合いですが、基本を知らなければちょっとうっかりしそうです。 |
第4型 黒先 解説 四対四だから先に打てば楽に勝ちそうですが、白には隅に位置するプラスがあります。 |
第5型 白先 解説 四対五で先にやっても一手足りなそうですが隅でカバーしましょう。 |
第6型 黒先 解説 中央の白は四手あります。上辺の黒を先手で一手延ばす工夫をしないと勝てません。 |
第7型 黒先 解説 原理や原則には例外があります。白の両バネのねばりを、どこからくずしますか。 |
第8型 黒先 解説 白は三手で黒は二手です。黒は先手で手数を三手に延ばす工夫をしてください。 |
第9型 黒先 解説 辺の手数を延ばす基本手筋です。実戦でノータイムで打てるようになりたいですね。 |
解説の部
1-1図 失敗 黒1のハネは白2とオサエられて一手足りません. |
1-2図 勝ち? 逆に黒1とハネ白2とオサエると黒の一手勝ちですが、これはどこかがおかしい。 |
1-3図 失敗 黒1のハネも、白2であっさりワタられてそれまでです。 |
1-4図 正解 黒1のサガリが急所です。手数は四手ですが、外ダメの形に違いがあります。 |
1-5図 勝ち 白2に黒3のハネで、白はいっぺんにダメがつまります。 |
1-6図 変化 問題へ 白2に守ったとしてもムダなことです。黒3から順番につめていけば攻め合いは勝ちです。 |
2-1図 異筋 この形では黒1のサガリは無力です。白は2に抜く余裕があり、黒3、白4で黒負けです。 |
2-2図 失敗 黒1とハネると白2の急所を打たれて困ります。 |
2-3図 負け 前図のあと、黒3のツギは、白4で一手足りません。 |
2-4図 正解 黒1にハネる一手です。自分は三手のままで、相手は二手になります。 |
2-5図 勝ち 白2に取っても手数は延びません。もう一つ黒3にハネて簡単です。 |
2-6図 変化 問題へ 白2のがんばりには黒3のツギでいいのです。2の右に打つと白3に抜かれてうるさいことになります。 |
3-1図 失敗 黒1のハネはなぜいけないか。白2のウチカキから、4でねばる手があるからです。一手ヨセコウとはいえ、コウはコウです。 |
3-2図 こちらも 隅の方から黒1のハネも、白2、4で無条件とはいきません。 |
3-3図 コウ 黒は5のホウリ込みから、7でコウに持ち込むしかない。白8で本コウです。 |
3-4図 正解 不用意にダメをつめないようにしましょう。黒1のサガリにかぎる形です。 |
3-5図 勝ち あとは白2に、黒3、5と打って攻め合いは勝ちです。 |
3-6図 変化 問題へ 白2のハネにも、黒3と打ち白4には、黒5からつめて攻め合いは勝ちです。 |
4-1図 セキ 黒1のハネは、白2の打ち欠きがきます。初心者はついうっかりする手です。黒3にトルと白4、黒5のセキになります。 |
4-2図 急所だが セキが不満とすれば、黒3のツケまでいくことになるでしょう。 |
4-3図 コウ 前図のあとは、白4に抜く一手です。黒は5にオサえてコウの道を選ばねばなりません。 |
4-4図 ヨセコウ 失敗としては、直接黒1のツケの方がましでしょう。白2、4で、黒有利の一手ヨセコウです。 |
4-5図 正解 形が変わっても急所は同じです。黒1にサガる一手です。 |
4-6図 勝ち 問題へ 外ダメが四手に延びていることに注目してください。白2、4には黒5までです。 |
5-1図 失敗 白1のハネは、黒2にツケられていけません。白3、5でも一眼ありますが・・・ |
5-2図 コウ 白7、黒8で、ダメがつまった形の一眼では役に立ちません。白9とつめてコウ争いです。 |
5-3図 負け 平凡な白1のつめは、黒2にサガられて白負けです。 |
5-4図 正解 白1の眼持ちが、手数の不利をいっぺんに覆す有効打です。 |
5-5図 打ち欠き 黒は2のハネしかありません。白3の打ち欠きはすぐ打てるでしょう。 |
5-6図 ありなし 問題へ 黒4に取らせて、もう一つ白5に打ち欠いて眼あり眼なしです。 |
6-1図 正解 黒1のハネは絶対利くでしょう。もう一つ黒3のハネも利きます。 |
6-2図 延びる 「両バネは一手延び」になります。上辺の黒の手数は四手になっています。 |
6-3図 勝ち 問題へ 白がどこからつめてきても、黒7で一手勝ちです。 |
7-1図 失敗 黒1のオサエは単純すぎる。白2のコウでねばられて失敗です。 |
7-2図 正解 三子の中央になる黒1にツケる。ここが両方のハネを無力にする急所です。 |
7-3図 勝ち 白2のツギなら、黒3にオサエて全体がダメヅマリです。 |
7-4図 変化 白2の方が抵抗力があるでしょう。黒は3で二子を取らせます。 |
7-5図 勝ち 取り跡に、黒5とホウリ込めば、勝ちとなります。 |
7-6図 方向違い 問題へ 黒3の方で取らせてはいけません。白4のあと、黒3にホウリ込んでも、白は4の3路左へ打って負けてしまいます。 |
8-1図 正解 黒1のアテを決めて、3にハネるのがぬかりのない手順です。 「二線の両バネ」といいます。三線の石の手数の延ばし方です。 |
8-2図 延びる 白4ははぶけませんが、このままで黒の手数は三手に延びています。 |
8-3図 勝ち 白6に切ってアタリですが、黒7のとき、白8と一手かかるのがミソです。黒は一足先に9に回れます。 |
8-4図 打ちすぎ 黒1のツギを打ってしまうと勝てなくなります。白2、4で上辺はいぜん二手のままです。 |
8-5図 失敗 ハネ一本で、黒3とツイでも手は延びません。白4にハネられて二手しかありません。あとの黒5のハネには、白6、8です。 |
8-6図 利かない 問題へ 黒1の方からハネるのは、白2、4であっさり負けてしまいます。 |
9-1図 俗手 黒1のアテを決めるとうまくいきません。白2とツガれて、少しも手数は延びません。 |
9-2図 悪手 黒1のホウリ込みは余計なことです。白2のあと黒3と打つと、白4でダメがつまります。 |
9-3図 コスミも 黒1のコスミは考えすぎです。次の黒3のホウリ込みがねらいでしょうが、白4のサガリで何の意味もありません。 |
9-4図 正解 黒1のサガリが、白の弱点をねらった手筋です.この「一線のサガリ」を実戦で使えるようになれば勝率アップです。 |
9-5図 勝ち 白2に守らせてから、黒3に切ります。黒はしっかり三手に延びています。 |
9-6図 オイオトシ 問題へ 白2のツギなら、黒3のホウリ込みがあります。白4、黒5で三子が取れます。白2で5とつめれば黒4です。 |