黒 山越 2段
VS
白 浜田 3段
238手終局ジゴ
第1譜 20手 (通算1-20) とも「この時期は黒13なんだ トモちゃんも地にこだわって急いじゃう事あるんだけれど この辺は高段者の人ほど基本通りてっ感じ (*^0^*)ノ オォー!!納得 納得」 山ぼうし「こんにちは 私はこの碁を打ちました黒持ちの「山ぼうし」です。 しげさんにはこの碁の検討をして頂き大変嬉しく思っております。たしかに黒11は相手に対して甘い手であり、これを打つ時これでいいのかなと一瞬思ったのは事実です。こんなことを繰り返しているから強くならないのだなと反省しきり・・・ 次の一手の大切さを強く感じます。」 しげ「山ぼうしさん はじめまして 棋譜を取って後で並べなおすとおそまつの手が出てきます。 なぜこんな手を打ったのか 我ながらあきれます。 山ぼうしさん 山高ボウシをご存知ですか。 山高ボウシのねらいが書いてある(2-1図)のでご覧ください。 http://www2.tokai.or.jp/tuta/okigo1.html 」 |
黒 山越二段 白 浜田三段 しげ「この山越さんはともちゃんではないのですね。」 とも「トモちゃんがその対局の記録をとってあげたの トモちゃんは浜田さんと山越さんを目標にして頑張っているの 昇段はまだまだでしょうね。夢の夢かも」 しげ「昇段は夢ではないですよ。手を伸ばせば届きそうですよ。 キュリー夫人は 「夢を夢で終わらせないようにするにはどうしたらよいか?考えに考え抜いた末偉大なことを成し遂げました。ともちゃんの夢は五段でしょう。」 Ken「黒11は、い、12、13のいずれか?私は、広い方からの考えで、13に。(しげさん、進みすぎですか?) いもあるのか?」 しげ「Kenさんと同じ考えです。黒1,5,7,11という形はみかけますが、11はいま打つ時期ではないように思います。Kenさんのい,12,13の候補はどれでもいいと思います。13の方が広いですね。(黒いと5、3と13の間のことです。) 」 |
第2譜 23手 (通算21-43) とも「この時点では、やっぱり白8に眼が行きます。ろに打っての構想にはなかなかなりませんが、・・・しげちゃんの言われる“構想が破られたら反省して次に生かす”と言うその場にとどまらず前向きな考え方で囲碁にも取りくまなければなりませんね。」 Ken「白10で、16に足早に、先着したいですが。ただし、最善手かどうか、不明。はのツメもあるのか?黒の生きている石に近すぎますが。しげさん、フォロー願います。」 しげ「白10で16のシマリも有力ですね。黒15が絶好のタイミングで適切なところに打って黒優勢だと思います。白12、14が黒地の削減に力が入り後手をひいたのが問題だったと思います。」 Ken「黒15、いい手ですね。(しげさんと同じ意見です)この手は、高段者の手です。」 しげ「白22は好点ですが、その前に23のオサエを打っておきたかったですね。ほぼ先手ではないでしょうか。黒は手抜きできそうもありません。黒23といいところへ打ちました。」 Ken「黒の23、大変大きいところでしたね。」 |
Ken「白2はいとコスミで、どうでしょうか。」 しげ「いのコスミが普通ですね。黒1は早く生きて安全にしたいという表れのような気がします。 そのためまわりの白を強くしてしまいます。 私なら黒1でろに打ちます。」 山ぼうし「私は2線に打つ時期は中盤以降だよと言うふうに聞いてきました。(勿論その部分の死はない限り)しかし時々そこに打って地を守ろうとしている内に相手に封鎖されてしまい負けることがあります。碁はむずかしいゲームですね\(~o~)/ しげ「三段位の時 黒1のように二線をはって生きて白を厚くさせ完敗しました。それ以降は二線をはって生きること、はわされることを避けるようになりました。 白は三連星と上辺星下に石があります。それをどう活用するかは難しいです。自分なりの構想をもっていないと甘くなります。白8で左下隅に約15目ほどの地ができました。しかし、私なら白8でろと打って中央を厚くします。左上隅か中央かどちかまとまるという構想です。その構想が破られたなら反省して次にいかすことが上達する道だと思います。」 |
第3譜 22手 (通算44-65) 参考図1 Ken「参考図1で黒1、白2となり、黒3あたりに、軽く消し白に4あたりに受ければ黒5とコスミ。黒、かなり優勢ですね。3と消さずに、黒5と打ち、中央を白に囲わせるという打ち方も有力。このほうが、いいかもしれません。しげさん、どっちがいいのでしょうか?」 しげ「Kenさんと同じ見解です。黒5となれば黒優勢ですね。 黒3、白4の交換の有無の判断は私にはできません。Kenさんが判断できないことは私にもできません。 ただ白が中央を地にしようとしても一手では無理でしょう。」 参考図2 しげ「私なら黒20を参考図2黒1と打ちます。 下辺に黒地を作り白を追い出す作戦です。」 |
Ken「黒8は、勘違いですよね。」 しげ「黒8はKenさんと同じ見解です。この黒8を利用する巧い筋は見つけられません。黒10はいい見当だと思います。」 しげ「白17は右下隅に手をつけるとき、良く打たれます。さすが三段ですね。 黒18で22と打つと白の打ち方が難しくなります。 白19は私ならい打って攻められないようにします。」 とも「やっぱり違うわぁ 勉強になります。レベルが(*δδ)(*,,)(δδ*)(,,*)ウンウン 濃いね 納得 納得で見てるだけ それでも(*δーδ)人(δーδ*) 仲間♪に入ってるつもり。」 山ぼうし「私は22手目を打つ時、ろに打って中央を厚くし、右辺の白の攻めに回ろうかと悩んでいたところです。結局2線に下がってしまい下辺の地を大事にしました。 今冷静に棋譜を見てみますと、やはり20の上へ立ち上がるべきだったと思います。その後、は当たりからの攻めを見るべきでしょうか? 」 しげ「山ぼうしさんが右下隅の打ち方に迷いがあった原因は右辺の白を攻めることができるかどうかということでしょう。 黒はと打てば白にと打ちます。攻められないようにしたいからです。 右下隅に黒の壁を作っても効果が薄いのではないでしょうか。 第3譜の黒20は白を閉じ込めようとした手で、黒22は白を追い出そうとした手のように見えます。」 Ken「黒22は、普通は白にほとケイマに突き出されて、黒よくないはずですが、仕方のないところかもしれません。むしろ、黒19が???。白19は、しげさんのご指摘の通り、いと思います。」 山ぼうし「参考図1の黒5を数手前から「勝ちました」と言って打とうと思っていたのは事実です。 読みが甘かった!!反省\(^o^)/ 」 Ken「そうでしたか。惜しかったですね。 」 |
第4譜 26手 (通算66-91) とも「ヾ(^^lllゞ))..( シlll^^)ツ_フレーフレー♪ (δδ;)ゴメンナサイ・・・お手数かけます。 」 しげ「白13と封鎖したので、白15でいと急所に置かれたら、黒は困りませんか?」 とも「そのあたりの棋譜を執っている時黒もう絶体絶命 “終局ですね”と何度も声が出そうになりました。黒ずいぶん時間をとって考慮中!」 Ken「いで、危なそうですが。」 しげ「白いに打つとともちゃんの心配が的中して黒は死んでしまいそうです。」 |
山ぼうし「しげさんKenさんおはようございます。 連日の解説ありがとうございます。大変良い勉強になり感謝しております。 第4譜26手でここは格言どうりしかないと思って継ぎました。」 Ken「白7までの時点で、いい勝負なのかと思います。焦点は、右のお互い白黒の弱い石のしのぎ方、または、攻め方かと思います。どう打てば、有利になるか、難しいところです。」 しげ「白7までいい勝負だと思います。白の目は右下の黒をみているようです。黒8は確かに大きなところですが、Kenさんは右下の黒は大丈夫か心配しているようです。 」 Ken「しげさんが、代わって、コメントをしてくれました。 黒8に向かうと、中央の黒4子までも心配。」 とも「ヽ(llllll*□*lllll)ノアリャ 仲間に入っていたつもりがもうついていけない(;∂。∂A アセ いつの間にやら外野 なさけなぁぁぃ 」 Ken「蚊帳の中に、入っていて下さいね。出来るだけ、やさしく、検討をしていきますから。」 |
第5譜 22手 (通算92-113) しげ「黒14の手で15に打てば白の持込になったようです。 黒16から黒20までは読みきりでしょう。生きが読めるとホッとしますね。実力が出た見事なヨミだと思います。」 とも「見てる人 息も出来ず固唾を飲み込んで( -_-)ジッ 生きた その瞬間Σ(σOσΣ)オオオ! 棋譜を執ってるトモちゃん・・ なるほど(〃'(ェ)')o_彡☆ポム “なるほど” と書きそうになりました。中身が濃いね。 」 |
しげ「白11は読みきって打ったとは思われませんが、黒はどう対応したらいいでしょうか。」 Ken「少しでも、地を得したいですね。」 山ぼうし「黒は13に継ぐ一手、後に14と4の一路下が見合いでしょうか? 」 Ken「私は、そうだと思います。 」 しげ「山ぼうしさんの考えたとおりだと思います。白11は持ち込みになるところでした。」 しげ「黒14で15とサガる手が成立しますか?」 山ぼうし「15で手数が延びるので成立します。実戦ではそれが見えず、外側にばかり目がいっていました。」 |
第6譜 37手 (通算114-150) |
Ken「ここまで進むと、大概、2線が大きく、次に1線が大きいようです。 中央は、小さい場合が多いです。(ダメ場ともいいます) 」 しげ「二線のヨセが大きい局面になりました。 級位者の皆様に参考になるのが黒32の手です。 先手を取る工夫です。 中央は黒・白共に無難にに打っています。」 |
第7譜 39手 (通算151-189) しげ「黒13の手を見つけたときは、気分がよかったでしょうね。 気がつきませんでした。 しかし、冷静な目でみると白は手抜きして16と後手六目の手を打っています。黒は気分はよいのですが地では互角です。私なら13でなく14と打ちます。白は手抜きし難いです。それに右下隅の白は封鎖されると手抜きはできません。白△の二子のダメがつまり白の受け方が難しいです。」 しげ「黒33・39で一眼確保しましたが、左辺からの一団の黒はいがあり他へ打つ方がよかったですね。34又はろあたりが大きそうです。」 |
とも「黒1に白2が最善なの?普通に受けるより得なの? 」 しげ「最善の手は?と聞かれてもプロではないので困ります。黒1のとき、白はなぜ2に打ったかは浜田さんに聞いてみないと分りませんが、白2で8のところへ打つと黒6にワタられるのをきらったのかもしれません。」 Ken「細かい碁では、小ヨセも大事。逆転ということもありますよね。 一目とりやアテ、ハネなどが大きいですね。」 しげ「白12は1目確保して、黒手抜きなら後手4目の手があります。黒2目がアタリになっていますが、さすが有段者です。 2目はツギませんでした。初級者ならすぐツイでしまいそうです。白は二手かけて五目ですから一手2.5目です。黒は三目以上のところがあれば手抜きがいいですね。」 |
第8譜 27手 (通算190-215) |
しげ「白15は気がつき難い鋭いワリコミの好手です。」 Ken「白15機敏でしたね。」 しげ「黒は20に打ち、白いにツガせ、21に戻ろうと考えたようですが、かってヨミでした。 黒20に白は21と反撃してきました。さすがは白です。 白25は攻め合いのとき、手数を縮める手筋です。 この局面ではろのところがあいているので手になりません。 したがって白25は取られただけ損になります。」 |
第9譜 23手 (通算216-238) |
黒6とツギましたが必要なかったのではないでしょうか。他のところへ打っていれば勝ちになったのになあ・・・ 細かい碁ですから勝敗が揺れ動いているようです。 最後まで揺れ動いて、ジゴになりました。 238手終局 ジゴ しげ「棋譜検討を終了します。 Kenさん 山ぼうしさん ともちゃん ありがとうございました。」 ともちゃん「途中お便りが出来ませんでしたが本当に勉強になりました。 ありがとうございました。白持ちの浜田さんもメールは、されませんでしたがしげさん・KENさんのアドバイスをPCで見ながら碁盤を横に置いて自分の打った石を確認し又反省しておられたそうです 先週“憩の間”に来れれたときその話を聞きまた 浜田さんも「勉強になったちゃ」と喜んでおられました。浜田さんは何事にも熱心で勉強家なの 囲碁のことわざ等もトモちゃんにたくさん教えてくれました。何か分からないと次にそれに関係した本なども探して持ってきてくれるの トモちゃんの周りは暖かい人で溢れてま〜す。 「しげさん・Kenさんありがとう」 浜田・山ぼうし・トモより 」 |
先番 KuraKura 06/02/12 |
ともちゃん 06/05/08 |
ぷーさん 06/19/14 |
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