第1譜 6手 (通算1-6) とも「黒4で1間に飛ばないで鋏まれたら、ほに入るのか、星の白に両がかりしますけど。トモちゃんはめったに一間には飛びませんので,あの形で黒6はどこがいいのか分かりません。」 しげ「黒4と一間トビしてから、ほに入るのは良くないけれど 黒4でほに入ることはうなずけます。 黒6はどこがいいかをKenさんに教えてもらいましょう。Kenさんは囲碁インストラクターで級位者の気持ちが良く分っていて分りやすく教えてくれます。」 Ken「ろはにどれもあるのでしょうか。」 しげ「私なら黒6ではとかける定石を選択します。」 |
初段 山越 三子 武田 富山の囲碁クラブ"憩いの間」で対局した棋譜の検討をします。 しげ「三子局の置き碁で白1は珍しいですね。 "プロ・アマ三子局 アマ勝局集"という本が手元にあります。プロトップ棋士とアマ県代表クラスの対局でアマが勝った棋譜が載っています。37局中で白1を星に打ったプロは三人でした。」 しげ「黒6のマガリトビは形のよい手だが重い。白いのノゾキは現在成立しませんが、黒の形はまだ薄く気持ちがよくありません。」 紫の上「黒6のマガリトビの手が重いのでしたら黒6はどこに打てばよかったのでしょうか。 黒6でにと一間トビなら白は5の二路右と私なら打ちます。」 |
第2譜 17手 (通算7-23) しげ「ともちゃんのいう黒6で7の小ゲイマジマリもあります。武田さんに聞かないと分りませんが、Kenさんいうように白地の制限かもしれません。 武田さんの黒8、10、12は誰かに教わったか、本を見て覚えたのか分りませんが、なかなか打てない手です。研究熱心です。 白9と三々に入ったときの押さえる方向が問題でしょう。私が黒なら10でなくて11に押さえます。6の石のある方を押さえ、白5の石を攻めます。」 詳しくは下記を参照してください。 http://www2.tokai.or.jp/tuta/okigo3.html#kosumi 武田「遅くなりました。どの検討も大当たりです。私は見よう見真似で打っている事が多く、一路ずれていたり、結果甘かったり、勉強不足です。その中で、どれがいいのか2の2が出てこなかったのと、KENさんの想像は的中で、そこから上辺の制限を考えていましただから、しげちゃんの第二譜検討は11に打つべきでした。とにかく、ちぐはぐなんです。たくさん検討していただきありがとう! 」 |
紫の上「黒のどこが問題なんだろう。 こんなに上手に打てたらいいのになと思っていますのに。 黒14の手が白を厚くしたのでしょうか。」 しげ「白は上辺と右辺の両方に地ができています。 黒は地ができていません。 右上の打ち方がおかしいと思います。 鍵を握るのは黒6です。」 とも「黒6は挟まないで7でしょうか それから白上辺で1手入れてないのでもう少しいじめて 右辺の白石もゆっくり出来たし両がかりの石 両方ともラクラクで白大満足 」 Ken「もしかしたら、黒6は、はさんだのではなく、白地が大きく見えて、それを制限しようとして打ったのではないでしょうか。 」 |
第3譜 5手 (通算24-28) しげ「Kenさんと同じです。黒1はなんだかちぢこもったような感じです 黒5は右辺に白があるので右辺は黒地になりにくい。黒5と打って、中央に力をためようとしています。武ちゃんの持ち味で宇宙流です。」 とも「たけちゃんとは何度も打っていますけど、宇宙流ですね。凄くきれいな石運びなんですがなかなか地になりにくいと思います。 反対にトモちゃんは地が好きなのよ。それぞれの個性でしょうか?」 |
武田「黒1はいに打って、左上の二子を生かしながら自分の石の安定と広げるのが先でしょうか 」 しげ「実戦の黒1よりいの方が優ると思います。武ちゃんは宇宙流ですね。宇宙流といえば武宮先生です。武宮先生の「二連星」「三連星」の本を並べて解説を読みました。浅い理解はできてもとても実戦で宇宙流は打てません。地に甘くなり、真ん中をまとめるのは大変です。 黒いは自分の石の安定と広げるという目的を持って打つなら賛成です。」 Ken「ろ打てば、黒、まだまだ、これからです。ただし、ツケこしの手筋が残っているのが、気にはなります。」 |
第4譜 (通算29-33) しげ「たけちゃんが中央志向 ともちゃんが中央に大きな地を作らせないようにする たけちゃんがともちゃんのスキを突くような手を打つ ともちゃんがしのぐ そんな展開になるといい碁になりそうですね」 |
とも「白が3に来たとき黒4と隅を守りましたが中央をまとめるのに 黒4のとき5に打てば中央を固めながら白も薄いので1回戻らなきゃならないしよいのではないかしら?」 しげ「白3は開きすぎではないでしょうか。 黒いと打ち込まれると白は二分されてそれぞれ生きなければならないので苦しくなりそうです。」 とも「そうですね。なにか中央が気になって薄く打ってしまいました。」 たけ「4でいに打てるようになりたいです。勉強しなくちゃね 」 しげ「白5と打ちましたが、黒ろとハザマにコスんできたら困りませんか。」 とも「う〜んどうしよう。何とか中央に顔をだし分断されたら右下隅に入ればいいかな?という安易な考えでした。」 |
第5譜 5手 (通算34-38) 参考図1 Ken「しげさんが、示した図の通りです。黒、やれましたね。」 |
しげ「たけちゃんは黒1と打ちました。 私がここを打つなら黒いと真ん中を広げるように打ちます。たけちゃんは天元に早く近づくような手が好きなようです。」 Ken「いでとまりそうですね。」 とも「白2も黒から切断にこられたら困ります でも黒▲も余り強い石ではないので、ちよっと無理手を打ちました。? 白2は切り離されたら、それを利用して中央に入れるしと思ってました。トモちゃんは、けっこう勝手読みかな?」 しげ「黒3で中央を地にしても足りそうもないのでなんとかしなければ・・・」 Ken「うまくいくかどうか?難しいですが、勝負手が必要かも。参考図1」 しげ「黒7〜黒11続きを打ちました。黒成功ではないでしょうか。」 Ken「中央の進出を許して、ろと、白の3子を攻めては、どうでしょうか?」 しげ「Kenさんのろも有力ですね。 左上でも右辺の攻めでも白を取ることはできなくても、攻めの効果があればやってみたいです。」 |
第6譜 20手 (通算39-58) 参考図2 しげ「検討を終了させていただきます。問題手ばかりの指摘で、ほめることができない しげでした。 初段としてこの手は素晴らしいとほめたい気持ちはありましたがしげの棋力では無理です。 ともちゃんの"勉強になります"という言葉で救われました。 検討したい棋譜がありましたら、またお越しください。」 とも「この棋譜が6月に北日本新聞夕刊に載ることが決まりました。しげちゃんやKenさんのアドバイス本当に勉強になりました。これからもどうぞ宜しくご指導ください。^0^ 」 Ken「>>アドバイス勉強になりました このことばを聞いて、安心しました。 このような受け止め方をされるかたは、上達が早いです。 「けなしてばかりで」、私は打ちたいように打つ、こういう方は、上達が・・・です。」 しげ「ともちゃん、たけちゃん、Kenさん、紫の上さん ご協力いただき有難うございました。」 59手以下略 223手終了 白中押し勝 |
とも「黒12で白2間 2間の薄さをとがめる時はどこから行けばいいのかしら?実戦は白 本当に助かりですが。」 しげ「参考図2で黒1〜黒5と打ったとすると 白は?。」 とも「白6に切ます。」 しげ「黒7白1目取り、白8アテ、黒9ツギ(2) 次の白の手は?」 とも「10につなぐ」 しげ「黒11と打ちます。」 とも「かけつぎでは弱い石が二箇所出来て戦えませんね。2間2間は随分弱いい石なんですね。」 しげ「白12から20が想定されます。 黒▲があるので、いにツケる方がふつうでしょうか。」 とも「2間2間の真ん中の石のつけから事件が始まるのね。回りの石の関係もあると思いますが、実践で今度使って見ます。」 Ken「二間、二間のここは、ほとんど瀕死の状態です。」 しげ「黒20と打ちましたが 私ならろと打ちます。 白11があるので真ん中は地になりにくいように思います。」 とも「トモちゃんは無防備な薄い手が多いね。もっとしっかり手厚く打たないと、棋力があがらないね。ろは黒地が増え 白石を切り離す一石二鳥の手なのかも?トモちゃんの困る手ばっかりしげちゃんは、指摘するね。勉強になります」 |
KuraKura 06/02/12 |
山ぼうし 06/06/10 |
ぷーさん 06/19/14 |