定額給付金を先取りして奥さんと旅行に行って来た方が居る。「当てにして良かったのかな」、消費拡大の目的には適っているが。
来年のカレンダーが手元に届き始めた。愈々、気忙しくなってくる季節だ。


上は昨年秋、「お願い。頂戴」とねだって手に入れた紀伊半島産のヒカゲの接木、5月9日の状態です。接いだのは3月8日です。左はマデニィ系フォルモーサム・カーシャの挿木苗の頂部に接ぎました。右はヤマツツジ交配の実生苗の上を切って下を5cmほどにして接ぎました。接いだ時はビニル袋を掛けていたのですが、外に何時出すか、どのように出すかは皆さんも苦労なさっていると思います。左はすんなりと出せましたが右は萎れてしまい慌ててペットボトルの底を抜いて被せる事にしました。ペットボトルの内部が充分湿度が保たれているかどうかは内部に水滴が着いているかどうかで判断できます。新芽が元に戻ったのを見た時が「ヤクの妖精」の根洗い苗を植えつける時ペットボトルを使えば良かったと反省した瞬間だったのです。右は兎も角左はヒカゲとは一寸見当がつかないかもしれません。水ぶくれでもメタボでもどんどん伸びて葉が増えてくれれば申し分ないのです。秋に蕾が着けばもっと申し分ありません。花を咲かせて種を取り実生をやりたいのです。元の木に花を咲かせるのは意外と手間取るのではとふんだのです。一日おきにハイポネックスの1500倍位を掛けております。これもさて、はてです。還暦を過ぎたら幼子と一緒、欲しいものがあると欲しい欲しいと泣き叫んで手にしたものを離さない。あれが欲しいこれが欲しいと、アチラコチラにねだってばかり。「ねだる」を変換させたら「強請る」です。これ「ゆする」と読みませんか?。ヤッパリ無理強いでしょうか。

シャクナゲを咲かそう

参加記念の苗は平野さんのヴィレアが主。紫外線撮影のチャンス。品名不詳、というより書きそびれた。上はセシリフォリウムと同様のパターン、下は目で見ると黄色の部分が更に色濃くなっている。処理?は思うように行かないが暫くのご猶予を。

上左は今年の実生の植替え、タンナゲンカイの交配などが3種140本ほど残った。小さな水切り籠に移し代えた。右は昨年のタンナゲンカイ、中央下部分のピンボケの消えてしまいそうな細かいのがこのまま成長してくれれば、矮性だの八房性などと大喜びだが。

平成20年4月30日

 訳がないものです。明日からは5月です。昼間の暖かさは5月を通り越してしまいました。明日が八十八夜です。毎年思うのですが丁度今時分、新茶とは関係ない昨年の古茶が1度か2度、香り高くなるのです。何の加減か判りません。唯、その香りが際立つのです。偶々上手く入ったのか、お湯の加減か、茶葉の量か、気温か湿度か或いは自身の体調か。
 我家のシャクナゲも略終了です。最後に来て喜んでいます。ヤクシマのシロバナが咲きました。手に入れたのは支部の諸先輩がまだ健在であった頃。修善寺の木太刀荘で忘年会の折、神奈川の竹内さんが提供してくださったもの。15年経つだろうか初めて咲いたのである。接いだ苗のほうに。しかも我家では開花が不得意だったヤクシマが整形の花を見せてくれています。ナンシーオブロビンヒル交配と中原園のシャクナゲツツジを交配したのに花が咲きました。ナンシー交配よりは小型ですがシロバナの八重咲きです。略期待通りの花です。更に小型にするにはミヤマキリシマが良かろうかなどと考えるだけでも楽しいではありませんか。ツツジなら3年あれば充分開花します。それなら先の事はお釈迦様次第でも十分射程距離内です。

左、この春グレンドイックからの苗、トリフローラム系アンビギュウム「ゴールデン・サミット」。何を着けようと思案中だが他の花粉が出てない。右、青森の佐藤さん交配の「赤芽ハクサン*アカボシ」初開花。私の所に来て随分になる。ブロッチが見事。全開が楽しみ。(4月12日)

左はラセモーサム、右は九州のヒカゲ、ヘゴ植え3月31日(写真)から10日ほどでここまで展開しました。葉が6枚とか8枚に展開した枝には蕾が間違いなく付くだろうと信じています。(4月9日)

左、膨らんでから開くまでの時間が長く掛かった。お母さんはタンナゲンカイでお父さんはデンドロカリスの筈だったが自信が無い。時間が掛かりすぎて上手く開花できないおまけがついた。18年春の実生だが他のそれらしい苗は来年だ。右は大悲山白、長持ちする。
(4月2日)

セイシカって、ヴィレアそのもの?。
4月2日、セイシカってヴィレアに近いと表現されるがヴィレアそのもの、日本に自生するヴィレアでは無かろうか。実生苗とヴィレアの苗を比べながら考えた。葉の付き方、グルッと輪生する所や階段状?の軸の伸び方、葉の光沢、形そっくりだと思うがどうだろうか。何でそんな事を考えるのかって、解りきった事です。花田、お前の考える事は見当がつくって、もっともな事です。上手く行ったら拍手喝采。

これが咲き出すと心がときめく。ヒメミツバ。写真の蕾の長さは10〜12mm程度。ネット植えを採用するようになってから花を楽しむ事が出来るようになった。ヒメミツバって厳密に分類するとなんだい(難題)ですが、園芸上は小型のミツバと言う意味で良いような気もします。そんな甘い事では駄目だって?。この木のセルフ苗?も丸2年になる。早く自前の花を咲かせて見たい。(3月30日)


左も右もタンナゲンカイ。左は7弁右は6弁。3月26日の左側の株。(3月28日)

ハイパーラセダウタン。ラセダウタン「(ラセモーサム*シロエゾムラサキ)*タンナゲンカイ」にアカボシを掛けたもの。有鱗片と無鱗片の交配。面白い性質が在る事が解りました。受験生なら大喜びです。カシワの葉に負けません。枯れても葉が落ちないのです。右中央の枯葉が落ちない状態。取るには余程の力を入れなければならないのです。付け根の皮が裂けます。(3月25日)

昨夕からかなりの雨が降った。昼過ぎに明るくなってきた。それと外に出て写真を撮る。左はエゾムラサキのダブル。これでエゾムラサキは一通り咲いた。右はラセダウタンのピンク、前回のピンクよりブロッチが目立つ。20年以上前の交配。(3月24日)

養生のため薄暗い場所においてありますので上手い発色をしません。タンナゲンカイ*デンドロカリスです。左がB,右がCです。♂親のデンドロカリスの風情はADよりBCの方が強いようです。さらにCはブロッチが少ないようです。間も無く植え替えてから一月になります。ともかく発根して夏を越えてくれませんと話の種にも何もなりません。(3月6日)


「Picasa2」で色々やってみている。どれが本当かはワカラナイ。結果から見て、どれが尤もらしいかだけの事だろう。この花の場合なら花弁が黄色味を帯びていれば一番其れらしいだろう。只、どの写真を見ても中心部が濃く色を帯び、雌蕊雄蕊共に際立っている事はわかる。誰人も虫と同じ紫外線の風景が見えるわけではない。カメラが紫外線に反応したものを間接的に見ているだけである。最初ヴィレアで良かったと書いたのは狂い咲きしているツツジを写しても、今の所さしたる事も、何の変哲もないのだ。画像処理のフリーソフトには光を、3原色に分けて色を置き換える物は見つからない。ウーンと唸っている。唸って何か絞り出るか?。

ヤクハイヒカゲと仕入れたものも、紀伊半島産、九州産と称して送ってもらったものも,後,何年かすればその花を楽しませてくれるだろう。普通の植替えと違って大きな苗も小さな苗も略同じ大きさのヘゴに載せる。一度根がヘゴに伸び出せばもう植替えは出来ないから。小さな苗は不釣合いの感じがするが直ぐ大きくなる。小さな苗のほうが素直で育て易い。根が瘤になっていない、手の指のように拡がるのが扱いやすい。

紫外線撮影のこと。
インターーネットで「紫外線撮影」を検索したら随分色んなことが書かれている。これらを要約させてもらえば一番理想的な手段は、
 1)ニコンのレンズ、UVニッコール105mm/f=4.5を手に入れる。
 2)紫外線透過.可視光吸収フィルターを手に入れる。
 3)デジカメ1眼レフ、其れも旧型を手に入れる。CCDが紫外線や赤外線を感じるのだそうだ。
  最新機種はその対策がなされているので不具合だと。
 4)欲をかくなら紫外線発光装置を手に入れる。
そしてこれらを組み立てる。4)は太陽で代行、3)は今使っているニコンのD70Sで良い様だ。2)は何とか手に入る。問題は1)だ。新品は60万円するそうだ。紫外線撮影が必要な仕事が入ってこないかな。中古品は滅多に出ることはないし、出てもあっと言う間に売れてしまうそうだ。よく聞けば、昆虫、植物等の生物愛好家が喉から手が出るほど欲しがる撮影のアイテムだそうだ。だが次善の策があると。簡易法と呼ぶそうだが、2)+3)の組合せで長時間露出やピント合わせに苦労するが出来ない事は無いと。考えてみれば以前出た紫外線撮影の本は10数年前の話だろう。あの頃もう少し興味を持って置けば良かった。参入が遅かったか。後は画像処理ソフトがあれば良いと。兎も角来シーズンに合わせて、フィルターだけでも手に入れよう。来年の事でも鬼さん笑うなよ。

9月も終わりになると流石に風は涼しくなった。身に纏う衣装が夏模様だと涼しいを通り越して寒いと感じる。27,28日辺りからその気配だ。今年の交配の種を採り出したが思惑通りには行かないものだ。母親が消えてしまっては元も子もない。上左はモーピネンセ、小さな木に良く種を着けてくれたと労いたい。1ヶが自家受粉、1ヶがタンナ×デンドロカリス。蒔いて花が咲く頃私は何才なんて事が頭を過ぎるが、駄目駄目と打ち消す。上右はフラグランチシマムの自家受粉苗から出たエッジワーシーもどき。葉の幅は7ミリほど。全体に毛深いが裏毛は出ていない。9月29日。

見たかったのはこれもそう。バイカツツジの自生。海抜は1500m程度だろうか。これも花の時期に来たいが欲をかけばきりが無い。この種は採ってきたが少し若すぎるだろうか。アカヤシオもあるはずだが解らない。トウゴクミツバも目に付かない。

希に手に入れた品種もバックアップを作って置かなければ後悔を残す。貴重な苗を分けて下さった方に対する礼儀でもあろう。用土は鹿沼土の挿し木用として売られているものだが、もう少し粒が大きいほうが良いのではと感じる。ミストを掛けたのだが住心地が良すぎて中々根を出さないのだ。5月下旬今年出た葉を挿した。「ヤクシマミツバ」。来年、新芽が出るまで残ってくれと願う。花が咲くのはそれから2年3年?

中々涼しくなりません。残暑って何時までつづくのですか。

この毛何の毛、エッジワーシーの毛です。葉裏です。倍率は40倍。毛と鱗片です。これだけ密度の高い毛ならば間違いなく防寒着だと思うのですが。エッジワーシーの祖先は雪に埋もれない寒い地域に発生した?。猛暑日の毎日何とか花芽を付けてくれと願っております。8月9日

左はタンナゲンカイ、右はヒメエゾムラサキ。葉全体に占める鱗片の数は同じで葉が大きくなれば密度が低く小さければ高くなるだろうと想像はする。5角形と言うより6角形?。これで品種の区別ができるだろうか?。

ヤクシマと接頭語の付く植物も僅かだが私の所にある。上はヤクシマオトギリソウの全体と拡大。鉢の表面を上手く覆うと薦めてくれたのが中伊豆の中島さん。下はヤクシマギボシ、毎年可愛らしい花を咲かせる。もう少し花が多くて増えるのではと思うがシャクナゲに比べて面倒見が良くないのか。他にもこれもしかすると屋久島産?と見当をつけているのがあるが花が咲かないと何とも言えない。いや花が咲いてもどうなる事か。ヤクシマ○○○○と呼べるかどうか。7月12日。いよいよ暑さが厳しくなりました。これで夏本番です。
左、「メゲラータム×ヒカゲ」 群馬の羽鳥さん交配。右、「黄鶴」 今年も八重咲きが出た。(4月13日)

3月30日



 静岡の平野部はサクラが満開です。今朝から曇り空、可也冷え込んでいます。しかし、一枚余計に上着を羽織れば絶好の花見日和です。「花冷え」と言うのでしょうか、「花持ち」が良くなるでしょう。早いものが遅く遅いものが早いと感じた今年のサクラですがシャクナゲとても同じです。エゾムラサキ、その交配、タンナゲンカイまではほぼ終了です。無鱗片のアカボシ、ホンシャクが盛りです。随時開花の写真を更新します。

3月21日は暖か、春爛漫を思わせる。左はウラジロヒカゲ、あれと思ったらみな6弁花。何かの間違い?。右はモーピネンセ、ヘゴ付けだが根は禄に潜り込んでも居ない。でも花を咲かせる。3月15日のモーピネンセとは枝を分けた仲。東北研修会で手に入れた苗。挿したのが残った。

左は白花ヒメエゾ*白花タンナだが花も大きく背も高い。父さんの事も母さんの事も忘れた訳ではないけれど。右は「獅子咲き」の全開。昨日よりはやっぱりまし。(3月18日)

まさかのシャクナゲまたかの記

上左が通常の撮影。右が紫外線透過普通光吸収フィルター装着の画像。このデーターの中から赤の成分を除くと下左の画像となる。ブロッチ以外の人の目には薄く見える部分も紫外線によく反応している。花の背景は何が良かろうかととりあえず車から引っ張り出してきたのが工事用のブルーシート。色々遣ってみます。


秋って何時になったら来るの?。残暑って何時の暑さを言うの?。NHKの子供科学相談室に問い合わせたいが夏休みは終わってしまった。でも何と回答するのだろう。8月下旬の大雨が何とか終わったと思ったら、9月第1週は8月以上の暑さだ。少し涼しさは感じるが何をするにも汗びっしょりだ。週前半、偶々仕事の関係で工場建屋内、天井付近で仕事をして、いや仕事をするのを見ていただけで汗が噴出す。少し遠方の仕事だと早めに出かけるし、昼休みに戻ってシャクナゲの様子を見るなんて事は出来ない。乾燥して、高温で一寸風が吹いた状態が続くともう目も当てられない。元々空気が良く通り水が滞らないような植え方をしているんだから堪らない。完全なドライフラワーだ。元には戻らない。9月になったら植替えを何て考えていたがとてもこれでは出来ない。

左はアバコンウエィコンパクトフォーム、右はアマギシロ「N-57」16花のボール咲き、軸は色が着く。共に4月21日

左は「メゲラータム×ヒカゲ」、右は「パレスケンス」もう直ぐです。共に4月20日の状況です。

 まさかのシャクナゲまたかの記(その6)
  平成20年2月29日〜平成20年12月31日

左は有鱗片交配種 ラマポ。静岡で元気に育つ。姿はラポニカム系だが♂がカロリニアナム(ミナス)。その負う力が大きいのだろう。10月11日。

10月18、19日は長野県茅野市での中部地区研修会です。
参加の皆様とお会いできるのを楽しみにしております。次の更新にはその話題を載せられるでしょう。
 


左は言うまでも無く万重咲シロエゾムラサキ。これが咲かないと春が来ないといっても枯れたらどうする。「万寿」でもいいし「千寿」でも良い。名前をつけて欲しい。右はコバ系の絞りの一部。(3月22日)

師走は速い。早い。12月15日。


 12月、師走は「あっ」と跳んで行ってしまうだろう。この更新が終われば残りは半月。植え替えができないまま冬に入ってしまった。来年は悔やむ年になるだろう。話の種も見つからない。出来る事は枯れたビニポットから中身を取り出す事くらい。あそこに一つ此方に一つと集めれば結構な数になるが、お菊さんの出番は無い。狂い咲きに紫外線撮影を試みるが一月前のヴィレア・セシリフォリウムは出来すぎでした。画像のデーターの中から赤の成分だけ消す事が出切る様になりました。

季節は冬に

 11月の12日、寒波襲来との天気予報通り。シャクナゲの鉢置場の気温は3℃。この辺りなら真冬の状態だ。13日朝は1℃。首をすくめる。例年なら1月下旬の陽気だ。昨年の秋より体重が10kgほど減少している、天然・自家製の脂肪由来の断熱材がなくなると寒さが身にしみる。夏の暑さもこたえたが。
 5,6本あるビレアの大小、氷点下になる前に何とかしないと先の楽しみを無くしてしまう。温暖さがとりえの静岡では12月でもユックリとした成長が期待できる。でもこの寒さが続くと其れが無になる。他の作業も暫く休止。今年の冬は葉裏の毛にこびり付いたカイガラムシの駆除だけはと思っている。

紫外線撮影?フィルター装着の前後。ヒルスータムフローラプレノ。

キンモクセイに秋は深まる


悪夢?。それとも真夏の夜の夢?。

油断は大敵なのだ。一寸涼しくなったのは朝晩だけ、お盆が過ぎても昼間は暑い。朝晩涼しいと言う事は昼間の相対湿度は下がるのだ。悪夢としか言いようが無い。やっぱり儚い真夏の世の夢だったのか。紀伊半島産のヒカゲの接木、お盆も過ぎると置き場所が暗くなってきた。少し明るい場所にと移したのが拙かったか。夕方戻ったら葉がチリチリ、手揉みのお茶の葉だ。

まさかのシャクナゲまたかの記(その1)

キリアツム×フォモーサム。久々のマデニィー系交配の開花だ。たった1本残った苗だ。蕾が膨らんできた。2つあった花の片方は虫に食われて開く前にバラバラになってしまった。残った方はするすると伸びた。その蕾は今迄見たこともないほど巨大である。8cm以上ある。大輪のフラグランティシマムでも6cmあるかどうか。(5月7日)。右は大分開いてきた。見ると4弁花だ。何処かが癒着して弁数を減してしまったのだろうが雄蕊も8本だ。(5月9日)。手前のストライブが2本だ。他の部分は1本。どうやらこの部分が癒着したらしい。5弁ならもう少し大きく開いただろうが。花弁の付け根から先端までは10cmになる。まさに木に咲く百合の花。(5月10日)。正常な5弁花を咲かせては見たいが。バックアップ位は作って置こう。


左はヤクシマヒカゲ交配「黄金丸」黄緑色の葉は暫く楽しめる。5月3日。右はシミアラム。4月30日。

まさかのシャクナゲまたかの記(その2)

台風15号、これまたお陰様で何もなく熱帯低気圧に変身して何も無く過ぎ去ってくれた。心配した台風17号の話も出てこない。朝晩の涼しさは秋の深まりを感じさせる。10月3日辺りからキンモクセイの香りが漂い始めた。更に秋を感じさせるのだ。今年の夏、何本かは枯れた。多分枯れるだろうと感じていたものだ。植替えが必要だと感じながら出来なかった鉢だ。萎れ具合で愈々来たぞと分かっても覚悟することしか出来ない。夏の真っ最中に植え替えても駄目だし、接木も挿木も当てにはならない。10月に入って出来たのはヘゴ載だけだ。17ヶのヘゴに植え替えたというか載せ替えた。殆どはヒカゲ、何れ、後何年かすれば毎年の植替えは出来ない、面倒も見られまい。ヘゴ載が50も在れば良いと思っている。数えたら40ヶだ。後10ヶでは物足りない?。欲張りなものだ。

セイシカはヴィレヤ其の物ではないだろうかなどと世迷い事を言うからには何とかその証拠を探さねばと張り切って覗いた実体顕微鏡の写真です。デジカメになったから何でも思い通りになるものでもありません。ディスプレイに常時画像が出る一眼レフも売り出されたとの事ですからそんなカメラの方が使い易いかもしれません。いや、パソコンで画面を見ながらシャッターを押す装置も今の世の中あるに違い在りません。無いのは私のお○だけです。誰かの科白です。「其れを言っちゃあお終めえよ」。倍率は40倍です。左はアマミセイシカです。右は黄色の花の咲くヴィレアの原種です。40倍程度ですと大抵こんな小さな貝が岩に齧り付いている様な形です。本などに載っている千変万化の鱗片はまだ覗いた事がありません。実体顕微鏡はガラスに挟むわけではありませんので葉の丸みなどで右の写真のように一部しかピントが合いません。倍率が高いともっと色々見えるのではと思いがちですが逆に扱い難くなるようです。露出時間等で色は違ってきますのでもう少し色々遣って見やすい画像になるだろうとご期待ください。アマミセイシカの葉の裏には、鱗片は確認できませんでした。(声が小さくなります)。
 暑いと言うのも面倒なくらい暑い毎日です。最もこの暑いのが涼しいと感じる場合もあります。工場でヒーター等で原材料を熱したりしている工程に環境改善のためのスポットエアコンの設置の話などで現場を調べていたりする時です。工場を出た瞬間、外が涼しいのです。でも暫くすると暑くなります。飯の種ですから暑いのも大歓迎です。シャクナゲを見ている時は涼しさを大歓迎ですが。

最盛期?とっくに過ぎても他人の話。私は私で花は咲く。左はオオシマツツジ、花径2p程度。右はミヤマキリシマ×コメツツジ、群馬羽鳥さんの交配、花径は1cm程度。5月24日。

まさかのシャクナゲまたかの記(その3)

7月31日。
 明日から8月?。誰が決めたわけでもないがそういう慣わし。時の経つのが速い事。月日は流に例えられるがまさに激流。あっと言う間に自分が何処にいるのか分からなくなってしまう。子供の頃の流は田圃の中の初夏の小川だったかもしれない。青年の頃は夏の緑の渓流。今は台風で茶色になって増水した富士川辺りか、いやもう少し経つと砂漠に吸込まれて絶えてしまう流だろう。7月の下旬私は一里塚を一つ数えた。正月は冥土の道の一里塚と言うが此処まで来なくても誕生日も当然立派なあそこへの一里塚。後幾つ数えられるか判らないが一つ一つを確認しながら歩くしかない。一里塚といえば旧東海道岩淵にある。富士川第一小学校近く、道が90度に曲がる角にある。塚に植えてある木の名前が出てこない。あの木の黒く熟した実は口に含むと種ばかりの干しブドウの感じだった。この富士川町今年の10月に富士市となる、私の生まれ育った町だ。今、富士川サービスエリヤや道の駅になっているあたりは子供の頃の遊び場だ
った。小学5.6年の頃、日が暮れるまで夢中になって表面採集、鏃や石斧、土器片を探し回っていた。ヤッパリお前小さい時からおかしかったって。お前幾つになったんだと聞かれますが、今回は大きな一里塚だったんです。1943年生まれですから。漸くジパング・クラブの入会資格を得ました。

まさかのシャクナゲまたかの記(その4)


タンナゲンカイ*デンドロカリスのDです。一番大柄でしたが花も一番大きいようです。

ハヤトミツバの開花です。台木用に育てていました。台木にしないでと叫んでいるようです。叱られますね。

まさかのシャクナゲまたかの記(その5)へ

9月15日残暑厳しい

2月29日何とか陽の目を見ました

9月30日秋になりました。

3月15日いよいよシーズンです。

10月15日秋は深まりました。

3月30日今真っ盛りです。

10月31日、これが紫外線撮影?

4月15日今も真っ盛りです。

11月15日秋は深まった。

4月30日今年も楽しみました。

あけましておめでとうございます。
皆様のご健康と丹精のツツジ・シャクナゲの開花を願っております。
                    平成二十一年元旦
                      静岡清水  花田

12月31日、明日は新年。

 本年最終の更新です。ご訪問くださった皆様にお礼申し上げます。多くの方から叱咤激励を戴きました。有難うございます。12月、師走は「あっ」と跳んで行ってしまいました。最も、師走だけが「あっ」と跳んで行ったのではありません。一年の何と短い事か。平成も20年が過ぎました。明日は平成21年、丑年です。丑年だからユックリと時間が進むわけでもありません。今日は昨日の続きですが、明日は今日の続きかどうか分からない歳になってしまいました。明日の朝、果たして目が明くかどうか確信は出来ません。
 明日が今日の続きでない可能性は私だけではありません。今の経済状況そのものです。世の中、急降下している飛行機のようです。早く機首を立て直さないと地面に激突です。若い方達が職を失い、住む場所も確保できないという現実は厳しく情けないものです。地球の反対側から人を集め、仕事が無いと放り出す。企業の国際競争力を高めるため、世界の流れと、生産現場に派遣労働を認めた時から想定できた事態なのに何もしてこなかった各界の指導者を自認する人たちの責任の取り方を見たいものです。皆「想定外、管轄外の出来事、私の所為ではない。」と言うのでしょう。最もあれだけ大上段に構えて右に左に快刀乱麻を断つ技を見せた元総理が、「我も人の親」と自分の息子を後継者にしました。在任中はよもや子供の数だけ親が居るとは思わなかったのでしょう。これから何が事態が起これば、その度に「想定外の出来事」と責任回避する事は想定できます。
 資産運用、預金の金利が30年前と同じだったらならば問題なかったのでしょうが、利息の付かない預金をそのまま銀行におくのは「勿体無い。」「不良在庫と同じ事。」「無能の証。」「ハイリスク・ハイリターンは当たり前。」と吹き込れ、堅い筈の金融機関(手数料を稼ぐ金融機関は堅く稼いだろう)の誘いに乗ったは良いが、この責任も誰が取るんだろう。あの大学が百億円、此方の大学が百億円。あの銀行、あの農協、あの会社も、世に出ることのない隠れた不透明な実体はどんなものだろう。ボディブロー、深く、強烈なダメージを与えるんだろう。この爆弾が、何れ、何処かで破裂し影響が出るのは間違いあるまい。元も子もなくしてしまっては、途中経過がどんなに華麗であっても元も子もありません。
 そうは言っても、景気の気の字は気の持ちよう。色々あっても、お陰さまで何とか今年も過ごせました。来年も家族の笑顔と、一寸プラスのシャクナゲの花が咲けばこれ以上の幸せはありません。
 皆々様の御多幸を願っております。良いお年をお迎えください。


 寒いと震えていても仕方ない。たまの日曜日。少し片付けねばならぬ用も済んだ。ガソリンを入れ序に、富士山の写真を写してきた。画面下に堤防が入れば良かったんだろうなとはホームページに載せてから。富士川の左岸、東名と旧国道一号線の両富士川橋の中間辺り、雁堤(カリガネヅツミ)から写した。この江戸時代に出来た堤防のお陰で加島五千石と謳われた水田地帯が出来上がったのだ。下はカメラを45度ばかり西に振った風景だ。第二東名の話題の橋が見える。堤防との中間が現在の東名だ。
 天気が良ければ富士山はいつも目の前にある。今月、富士市は右岸の富士川町と合併した。庵原郡の各町が静岡市、富士市と合併する事で、庵原郡は消滅した。
 この時期やっぱり富士山のお出ましを願わなければならない。話の種が尽きてしまうのだ。


 紫外線透過フィルターをつけて写してみると上の左の画像が出来る。もしかすると、これ赤外線撮影も兼ねているのではなかろうかと疑うのだ。赤外線吸収フィルターも取り付けねば駄目なのか。これを「Picasa2]で処理すると上右や下左になる。前回のセシリフォリウムは、まぐれ当たりだったと確信するのだ。これは「クモノユメ」、今までは絞り以外の花の写真は撮らなかったのだが、絞り花が咲いてないので仕方ない。11月9日。


工夫をせねば

 工夫をと言うより、もう少し、色々やってみなければと常々思う。このHPを作っているのはホームページビルダー12、上手く使っているとは本人も思ってはいない。「新しい記事を上にすることは出来ないの」と良く問われる。出来るんだろうなとは思う。「表の挿入」と言うメニューを使って写真2枚と文章(説明文)乃至は3枚と文章のスペースを一塊の行として積み重ねて行けば、多分、そうなるのだろう。でもやっている時間がないとか。まあとりあえずこれで好いとか出来ない理屈をつけてやらないだけなんだ。しかし、やってもやらなくても今年も残りは後一ヶ月半だ。
 やれば出来るんだよと。アメリカはオバマさんが次期大統領だ。日本のヨボヨボの爺にも「 YES,I CAN。 もう少しやってみるぞ」と思わせるのは流石だ。

 上手く行けば当たり前と、何でもそうだ。でも思い通りに行かない事は幾らでもある。相手が人なら尚更だ。何とか意思表示をしなくては。後で後悔するよ。上手く行かなくたって、失敗を糧にすれば良い。先に後悔はしないのだから。何の話だ。

 「私を清水に連れてって」とせがまれて、何度拐したことだろう。そんなにおいらがもてる訳は無いが・・・失敗続きで少しは利口になったろうか。先日愕然とした。栽培適地の方は枯れるなんて事を前提にしていないのだ。育って当たり前なのだ。話が噛み合うはずが無い。

 これだって格差だろうと、爪楊枝にもならない挿し穂の残骸を眺めた。夏が終わる頃まで青々として引っ張ればしっかりと用土を掴んでいたのに。秋の高温で葉を振るい茎を黒くしてしまって。根だけはまだしっかりしている。しっかりしていても何の意味も無いが、上手くすれば根から芽が出ないことも無いだろうと其の侭だ。といっても何とかせねばならないから程度の良いものから植え替え始めた。ミツバなど落葉性のツツジは来春にやるが其処まで持ちこたえるか。

上、紫外線撮影?の前後。ヴィレア原種セシリフォリウム。
下左、上右のフィルター装着で写したデーターをグーグルのフリーソフト「Picasa2」で処理してみた。上手く嵌ったような画像になった。処理と言えば格好良いが、まぐれ当りだ、この次やって同じになるかどうか、そう何処をどう処理したか聞かれると困るのだ。紫色の部分が紫外線を反射しているだろう。八重ではどうという言う結果は出なかった。黄色のヴィレアが最初で良かったのでは無かろうか。きっと、有鱗片も多彩に違いない。来春、花のシーズンが楽しみだ。

上の花、勿論本来は秋咲ではない。が何時の間にか、我家では秋咲に変身している。上左、ヒメエゾ×ギグハ、平開で直径は4cm一寸ある。13号通過の翌朝だから一寸花が痛んでいる。長野中曽根さんの交配。右はヒルスータム・フローラプレノ、9割方の蕾が秋に動いてしまう。八重咲きで花の直径は2p程度。下左はヤクシマギボシの種が付いた。今年は自家受粉させた。もう少し増やしたいので。

まさか、嘘だろうと思っても現実。但し今回はシャクナゲではない。昨年の春、我家にナメクジの発生は無かった。今年の春も、アマギが舐められる被害は全く無く、心穏やかにその葉の伸展を楽しめたのだ。現在の我家のシャクナゲは茫々の草に覆われている。運の悪いのは日照不足で腐ってしまうものもある。だがそれ以上に夏の暑さ対策としての効果があると信じて疑わないのだ。只の、怠け者だと言う方もいるがそれは見解の相違なのだ。それでも涼しくなると少しずつ抜いてはいるのだが、その抜いた草にナメクジがしっかりと抱きついているではないか。何でナメクジが姿を消していたのかは不明だ、が、来年は心して掛からないとアマギの葉のケロイド状の傷跡を眺める悪夢が再来する。

9月30日彼岸が過ぎて秋になったか?
台風13号、当地静岡はお陰様で何もなく過ぎ去ってくれた。次の台風14号が遥か南の海にあるそうだ。やっと日本列島の秋らしくなったなどと喜んでもおられまい。9月に入ったら植替えをするぞと叫んでいても実際は何時になるのか。これから先のことは不明でも気になったことを二つほど。話の種になれば勿怪の幸い。

1)バイカツツジの上2本の雄蕊に付いて。
 前回の更新のバイカツツジの種の付いた写真がこの直ぐ上にある。この花を初めて見た時から、頭から離れない疑問があった。5本の雄蕊のうち、上2本が下3本と全く形状が違うのは何故だろうか、或いは何でこんな形をしているのだろうかと。ふと頭に浮かんだのは、この上2本の形は「昆虫の脚」を擬したのではなかろうか、多分蜂の仲間の、花粉のたっぷりと付いた脚に擬したのだ。いや蜂の脚ではない、「コガネムシの触角」だ。これで仲間を誘き寄せるのだ、餌が沢山あると。紫外線で見た花の写真、昆虫の目で見た花についての本が以前出版された。バイカツツジを紫外線撮影したらどんな姿になるのだろうか。花の筒からコガネムシが出てくるように見えるのではあるまいか、全周のブロッチ、上部だけのブロッチ、どちらも雄蕊と組み合わさると。ブロッチが日本の東西で違うのはバイカツツジが誘き寄せたい虫の種類の違い、多分大きさの違いではなかろうかなどと考えるのは実に楽しい。アマチュアの工夫で出来る範囲の事なら何でも遣ってみようが建前だがデジカメで紫外線撮影って出来るだろうか。今の時代、当然、紫外線に対応するCCD?があるだろうが手に入るまい。何方かご教授を。益々、時期はずれに花が咲き、隠れるように咲くこの花に興味がそそられる

2)一寸遠回りだろうがこんなのはどうだろう。
 昨年の実生苗に、有鱗片の園芸種フラグランチシマムの自家受粉の苗が僅かに残った。18年の春、フラグランチシマムに色んなのを交配したが種になったのはこれだけだった。フラグランチシマムは芳香性があることで人気のある品種だ。姿形はフォルモーサムそのもの、マデニー系モードだ。フォルモーサムは当地静岡でも元気に育つがエッジワーシーは気難しい。今育てているのも9月の半ばまでには2本ある枝の片側は葉を振るってしまった。花が咲くまで育つかどうかは、はなはだ疑問だ。フォルモーサム×エッジワーシーだから当然と言えば当然だがその自家受粉の苗に葉の表面がエッジワーシー似の凸凹なのが2本ある。裏毛はまだ出ていないがそれはこれからの楽しみだ。これが育てば可也丈夫だろうと思う。花が咲けば、これに他の小型の有鱗片を交配すれば、裏毛のあるタンナゲンカイやヒカゲが咲くかもしれない。何時になるとも不明なエッジワーシーの開花を待つよりは良いのではなかろうかと。ならばフラグランチシマムにタンナやヒカゲを交配しても同じだろうか。違うような気がするのだがどうだろう。何回も繰り返すにはもう時間がないが。


勿論、見たかったのは秋よりも是。花の時期に来なければ意味が無いがシロヤシオ。昔の記憶ではこの山の北側にシロヤシオの純林と言いたい斜面があったが今回は入口が判らなかった。この登山道沿いのシロヤシオもその続きだろう。種をと探したがナカナカ無い。あったのも随分と生々しい。つい先日まで花弁が付いていたような感じだ。登山道沿いに実生も多い。前回来たのはこの峠で殺人事件のあった年?、「熊出没注意」と立看板があったが熊より人間の方が怖いと思ったものだ。

7月12日から半月一寸。8月3日の紀伊半島産のヒカケの接木。8枚の葉の上に5枚の葉が伸展中。接いでから伸びた葉の数は30枚になる。選ぶべきは継母か。苦労を厭わず育ててくれる継母を探さなければ。今回の継母はフォルモーサム・カーシャ。同じ時に接いだヤマツツジ交配の継母は葉が5枚伸びただけ、養育を放棄したのではあるまいがとても写真でお見せできるような状態ではない。

上左,ヒメエゾ×ギグハ、右は酔白エゾムラサキ。エゾムラサキの遺伝子には温度変化、取分け温度上昇を春到来と捉える機能が備わっているのではなかろうか。極寒の地で生き延びるために。そう思ってみれば狂い咲きの花もいとおしい。7月14日。静岡は先週末7月12日から夏になったと感じます。今まで意外としのぎ易かった。遠州二俣の気温が全国的に話題になる日は清水も富士も暑い日です。

3枚ともヘゴに載せたヒカゲです。上左は夏芽の出終わったばかりの大葉系と称するヤクシマヒカゲ。私の所ではこの程度の葉のものでないと育たない。夏芽は長さに比べて幅が増し丸みを帯びるのは嬉しい。何とかこの芽、花芽になって欲しい。上右はウラジロヒカゲ、夏芽も早々と伸び終わり花芽が膨らんできた。もう少し葉や枝が増えて欲しいのだが此方の願い事を聞いてはくれない。下左は九州宮崎産のヒカゲ。このまま動かず花芽になってくれと願ったが夏芽が伸びだした。もう何時花が咲いてもおかしくない大きさになったと自負する。動かないのが花芽になってくれ。7月12日。

左、アサヒカワ・ローズ。一昨年の挿木が1本残って何とか育ってきた。新芽を摘んで挿木をした。切った所から2回目の芽が伸びだした。来年花が見られるかは不明だがバックアップが確保出来れば楽しみは続く。右、挿木のペットボトルの中をカメラで覗いたらこんなだ。紀伊半島産のヒカゲの挿木。根が出てくれるとこれも嬉しい。上、右の接木とは枝兄弟。これ、私の万華鏡、クルクル廻せば、花が咲くのも見えてくる。毎朝覗くその楽しさ。6月19日。

左、ヒメナカハラツツジ。変な格好で植えてあるのは「根上り」を作ろうと目論んだから。高い所に置くと、芽がどんどん下に伸びてくる。実生苗の成長の悪かったのが残ったのでこんな事をした。秋には植え替えてみよう。右はヒカゲの接木だが17枚目の葉が出たところで息切れしてしまった。半月ほどして18枚目が伸びだした。切れ目無く薄い肥料と言っても、中々難しい。6月19日。

エッジワーシィです。この毛をまとった葉を見ると何の為の毛だろうかと思います。早く花を見たいですが、来年、これも無理ですね。6月7日。紅に染めた舞台衣装を身につけて役者が登場、そんな感じのバイカツツジです。葉緑素が無い葉はエネルギーにしている光の周波数が違うのだろうと思うのですがどうなんでしょう。スポットは上半分、確かこれが関東型でしたね。長さと形の違う2種類の雄蕊の意味も興味があります。6月11日。(ヤクシマバイカは昨年枯れた方でした。そんなポピュラーな品種ではありませんから産地は判ってます。フォッサマグナの真上、富士川からは西、大井川からは東です。)

この3枚はヒメシャラ。ヒメシャラって素直に真直ぐ伸びるものだとばかり思っていた。朝の登山道脇の艶やかな幹は霧にしっとりと濡れて木漏れ日に光っていた。でもこの3本は若い時に大きな傷を負ったのだろう。略同じ程度の木だから山が大荒れの時期があったのだろう。7月に花が咲いて種を落としてくれと願った。

左、登山道脇のヤマツツジ、花時期は丁度良いと期待に胸が膨らむ。右、万三郎への稜線上のトウゴクミツバ。一際鮮やかなこの色に登山者の歓声が上がる。ヤマツツジのレンガ色はアゲハチョウの好み、紫がかるトウゴクミツバの色は蜂の好みの色、花の色はブリダー任せ。富士の佐野さんの説。それを思い出しながら歩く。

阿蘇の仙酔峡のミヤマキリシマです。花色の変化は殆どありません。良く見ていけば花形の端正なものもあります。でもこれだけあれば見事と言うほかはありません。

上左は清水の佐野さん交配のホテイ交配・黄色(5月4日)。右名札落ちの園芸種(5月9日)。

今まで正面から花を撮る事しか考えていませんでした。「紅小町交配」その4です。5月8日の撮影。下の2枚の花弁が後ろにさがってるように見えませんか。(前には下がらないだろうと言われると困る)そう思って見直すとこの交配は皆そうなっている。普通のツツジはどうなっていたかと見回しても周りにない。何処かで確認してみよう。と、昼休みに近くに残っているヤマツツジ交配を見てみると同じように下が後退している。今迄気が付かなかったのは怠慢そのもの。

平成20年5月11日


 殆どのシャクナゲは新芽の展開です。蕾が残っているのは七夕の頃咲く「織姫」アウリクラータムあたりだけとなりました。5月後半の自生地万三郎は病み上がり?の身で果たしてどうなるかは自信の無いところです。これから暫くはせっせとペットボトルを使った挿木です。本格的にミストを使うのはもう少し先です。まだ整理できない昨年の挿木が残ってますので。何れ外に放り出さねばならないでしょう。連休後半ヒメミツバの実生苗の挿木をしました。平成18年の実生苗が大分枝を拡げてきました。その混み合った部分や端の新芽を切り取って挿しております。もとより、2本3本の世界です。ミツバ類は幼少の頃は枝が非常に密で成長するに連れて自然と整理されます。何れ整理するなら、今、私が整理しても問題はあるまいと勝手に解釈しているわけです。数年先、花が咲く頃はしっかりとバックアップも出来上がっているとは欲の深い事です。合計で20本前後が出来上がれば万々歳です。グレンドイックからのタンナゲンカイ×デンドロカリスのABCDも夫々大きいペットボトルに挿しました。ミスト使用時にもう一度穂を採る余裕は充分あります。結局カワカミ2本もアウトです。唯、カワカミは穂が取れました。2月の半ばにペットボトルに挿したものが青々としておりますし、マデニィ系に接いだのも何とか活着したようです。「ヤクの妖精」は上手く行きませんでしたが、こんな方法でやれば、対処できるだろうと思いつき
ましたので来年も再挑戦です(やって失敗してからでなくやる前にもう少し考えれば良いのにとは常々思ってもヤッパリ失敗しないと考えない)。

左、フラグランティシマム。あたり一面に香りが漂います。右はフォルモーサム。これも負けじと香るのですがフラグランティシマムには適いません。4月30

左はヤマトシロ「オオミネシロ」、右はヤマト佐野フォーム。共に4月21日。

左はオキ×ネパール、石田さんの交配。右はヤマトシロ「大日岳」、仲田さんからのもの。共に4月21日

左はツクシ「淡雪時雨」、右は「紅小町交配その5」共に4月20日の開花状況です。

左はシロバナエゾムラサキの万重咲き、「万寿」、右はアマギ6-4と名付けたもの、時間が経つと外側のストライプが目立つ。共に4月21日

左はツクシ「国見の月」、右は「紅鈴」共に4月20日の開花状況です。

左はアマギ「13-8」と名付けたもの、右は「長九郎シロ」ともに4月20日の開花状況です。

ケラマツツジ「ヤンバルオトメ」。左は4月17日、右は4月20日の開花状況です。

ヤクシマハイヒカゲ×ハンセアナムナナム。左は4月17日、右は4月20日の開花状況です。

突然発生した4月17日からの3泊4日の急な「お出かけ」でした。「お出かけ」も温泉や海山ならば楽しいのですが、ベットの上で唸って過ごすとなると楽しみとは行きません。しかし、お蔭様で特に問題もない3泊4日でした。シーズンの途中が途切れてしまいましたが悪しからず。(4月21日)

上左はアマギ、ここ数年アマギのラベルが可笑しくなって色が濃いとか白いと言うのだけでは???です。右はアズマのシロ。確か八重性?と言っていたが。(4月15日)

上左、これも今年の初開花。ブロッチも此処までくればお見事という他はありません。「赤芽ハクサン×アカボシ」花の数も18あれば充分です。右は多分、デコラム系クリームの交配でしょうが初開花。大輪が3輪が丁度いい。(4月14日清水の展示会場で))

上左は「キバナ×ホテイ」です。北海道の方から送っていただきました。花だけは見られるでしょうと。右はキバナの芽出しです。上手く行くでしょうか。(4月15日)

左、「ミヨノサカエ」サーモンピンクの一寸変わった色の大輪。もう少し拡がって良い花だと思うが、その割には。右、何処に花が咲いているかも解らない、目立たない花と思うが、虫を呼ぶ術は当然備えているだろう。「大島ツツジ」(4月13日)

今朝の「ヤクマン」 24時間でこんなに大きくなる。明日朝辺りが全開だろうか(4月13日)

左、右ともシンナモメウム、今年は花が小さかったがそんな感じは見えない。(4月5日)

左はラセダウタンのシロバナ。花が踊ってしまったのは肥料の所為でもなかろう。天候の加減?。右はWPD*ヒメエゾ、他にもう一鉢多弁化したのが出た。(3月22日)

左、これはやはり酔白と言うんだろう。エゾムラサキの白花かと思ったがそうではなかった。(3月18日)右はウラジロヒカゲ、3月20日彼岸の中日は冬に逆戻りしたような一日だった。開き始めた花fが途中で止まってしまう。明日あたり暖かくて晴れると良いが。

左はアマギ「恋路」先出しは確かに濃いけれど、右は「長九郎ボタン」時間が経つと一寸勢いはない。共に4月20日の開花状況です。

上左は「サフロンクイーン」です。右は「ストライプドビューティー」です。年々、花弁が厚くなってくるようです。本人の面の何とかは年ですから充分厚くなってます。似なくても良いのに。(4月15日)

左、クロシオ。右、ヤクハイ交配「黄金丸」(4月12日)

左、九州産のヒカゲ、ヒカゲって雄蕊が10本のはずだがこれ5本。何かが抜けているような感じがする。右はタンナゲンカイの白花、別株(3月27日)
エッジワーシー交配。正確には(ヒメエゾ*エッジワーシー)*濃色ヒメエゾ。ヒメエゾ交配と言ってしまうと期待が解らなくなってしまう。長野の中曽根さんから頂戴したもの。静岡で元気に育ってますと報告できるのが何よりです。(3月23日)

7月15日やっと夏になった。

7月31日、夏真っ盛りです。ヤッパリ暑い。

8月15日、枯れるものは枯れます。

8月31日、悪夢、それとも真夏の夜の夢

シャクナゲを咲かそう
栽培の一工夫
栽培の一工夫

栽培の一工夫

平成20年6月30日
 6月20日前後、夜半、静岡も結構冷え込む。これ梅雨寒と称するのか。この時期の高温が花芽形成に重要だとの事。多少の暑さは我慢する。花芽着いてくれ。沖縄で梅雨明けの時期に北陸東北が入梅とはおかしい。挿木の適期、意外と簡単に着くものもある。どうも新梢挿しより3月に動き出す直前に挿す旧梢挿し(?)の方が早く根が出るような気もする。ミストを掛けない時は赤玉土の結果が良かったが、掛け出したら腐りが出始める。挿して4月もして駄目になって来るとがっかりする。過保護も駄目、ほったらかしはもっと駄目。丁度良いのは根が出る位?。前回お見せしたばかりのラセモーサム×デンドロカリス。此処へ来て葉がパラパラ。アッ、エッと叫んでも元へは戻らない。

今年は5月の初旬から挿木を始めました。柔らかい穂はペットボトルに入れております。少し堅くなってきているのはプラスチックの箱に挿しています。用土は鹿沼の細かい挿し木用と称する物を使っています。赤玉は水持ちが良すぎるようで穂が腐りやすいので置き場所の工夫をしています。実生は5月15日にペットボトルの下半分に蒔きました。出るものは25日頃には出揃いました。昨年マデニィ系数種類にモーピネンセを交配したのですがそれらは全く発芽しませんでした。ミスト噴霧中です。6月7日。


上左は「ラマポー」、桶田さんの預り品。清水の展示会に持って行った。右は「クモノユメ交配」こんな単純な花が疲れない。(4月15日)

「黄山*ワダスイエロー」が開花しつつあります。浜松フラワーパーク展示場での様子です。(4月6日)

左はヒカゲ交配、ヘゴ付け、ヘゴに付けると徒長しない。右、ヤクシマハイヒカゲ、ヘゴ付け。何とか自家受粉させたいと毎年やるのですが上手く行きません。。(4月3日)

6月30日、挿木の適期


アマギ「ミユキ」。左は4月17日、右は4月20日の開花状況です。

3月21日の蕾が全開。左はその花、右はヘゴに付いた根の様子を写しました。根の周りに付けたケト等は雨でや潅水で流されてしまっています。これを植えつけた頃は中央の穴は桐生や鹿沼を詰め込んだだけでしたが見栄えや根の状況を良くするにはケト等で蓋をするのが良いと思います。(3月23日)

左、ヤクマンの正面、右、その側面。他の蕾をとった所為か花が大きくなった。(4月12日)

、右ともWPD(ウエストンズ・ピンクダイヤモンド)、雄蕊の弁化した部分は外見は二重だが付け根部分は連続している。(4月5日)

 3月31日、今月は31日までだった。ニシムクサムライと覚えたのは今から58年ほど前。少し冷える位が花持ちが良いと書いたが雨は戴けない。昨日の午後からのポツリポツリ、今朝のザーザーまで結構な雨量だろう。どの程度散ってしまうだろうか。新入学の子供達のランドセルに校庭のサクラの花吹雪を舞わせてあげたいが。

残念ながら
 残念ながらグレンドイックからの「屋久島の妖精」は花一輪を見せて二鉢とも葉を振るってしまった。新葉の伸びだした根洗い株は自信が無い。いっその事バラバラにしてもと思ったがバラバラにするほどの枝も無かった。ヘゴに付ければ大抵育つと思っているが根が伸びない事にはどうしようもない。他の苗は健在。ヒカゲの分布を見るとこれ暖地性の品種かと思う。関東以西、太平洋気候と呼ばれる温暖な地に生息する。偶々、日本列島の形作られた時期とこれらが分布域を拡げている時期との加減で今のような形になったのだろう。高山性のヒカゲは低山性のヒカゲよりも厳しい環境に育って来たのだから取分け丈夫な性質を持つと考えて良いのではないか。葉が小さいのは太陽光が強いから表面積が小さくても効率よい同化作用が出来るのだろう。葉が厚いのは乾燥が強い環境に耐えるためと見て良いのだろう。何をどうすれば我家で育ってくれるのだろう。実生をして残るのはヤクシマハイという肝心な部分を取り除いたヒカゲだけだ。それでも、ネット植えとヘゴ植えで何とか育って花が見られるようになっただけでも善しとすべきか。

6月15日お蔭様で

紫外線撮影?

紫外線撮影?これが紫外線撮影かどうか確かめる方法も何も無い。兎も角,届いた紫外線透過フィルターをカメラにつけて写してみた。当初フィルターは差し込み式とカタログの案内だった。そそっかしい私はきっとフィルターを落とすに違いないとリングに加工してもらった。最初の一枚を写した時なんで差込式だったのか理解できた。ピント合せはフィルターを付けていては出来ないのだ。カメラ本体はデジカメの一眼でもレンズは昔のレンズ、ピント合せは勿論、絞りもシャッターも全て手動設定。50年前、カメラを始めて触った時を思い出した。この天気なら絞り11,1/250程度とフィルターなしで写す、まあ何とか見られる画像で安心。フィルターを付けて絞りは開放、シャッターは4秒とやってみる。後は組合せを変えて何枚か撮ってみた。でもこれが紫外線撮影かどうか私には分からない。蜜腺を示す指標というブロッチのある花が手元に咲いてない。

左、これもペットボトルの中、中身は九州産のヒカゲ。2本も穂が取れれば上々なのだが根付いてくれないと元の木が痛むだけ。右はヤクシマミツバ、葉が3枚だけの茎も無いような穂だが活着を願ってる。1本でも着いてくれればと。6月19日。

5月10日、土曜日は一日中気温が14℃程度。冬に逆戻り。5月11日朝はもっと下がった。雨は先週乾燥が激しかったので有難いが一寸冷えすぎだと私が思ってもどうする事も出来ない。5月の第3週は都合で更新する時間の余裕がありません。遅いよりは早い方が良いので本日の更新としました。

「紅小町交配」。目で見れば、左(その10)が煤紅、右(その9)が臙脂なのだが写真に撮ると皆同じ。左は今までの中では花が大きい。5月3日。

上左は多弁花した「黄鶴」。顎の弁化も蘂の弁化も関係ない。花びらが多くなっただけなのだ。皆同じ部分でつながっている。(4月15日)

左、長崎県西彼杵半島産ツクシ。どちらかと言うとホンシャクナゲのようだ。右、ツクシ「ホウジュ」(4月12日)

左、ハイパーラセダウタン。この株の花全てが6弁花。右は山ツツジの八重。(3月27日)
6月1日万三郎へ

秋はもう其処に来ているんだろう。昼の暑さで感じられないが。富士郡芝川町西山の本門寺、日蓮宗の由緒あるお寺だがこの境内に大きなイチョウがある。昼休みの時間を潰すのに久しぶりに訪ねてみた。2本のイチョウが並んでいるが枝の直径は20m以上あるだろう。葉の緑は夏そのものだが落ちているギンナンが秋を教えてくれる。8月25日。更新時は写真を10枚、これを目標にしているがなかなか思う様には行かない物だ。これだけ暑ければシャクナゲがパタパタッと端から枯れてもおかしくない。全く枯れない訳ではないが特に枯れたと感じないのだ。まさか、またかの世界からの卒業だろうか。卒業して何処へ行く。枯れて当たり前の世界では情けない。

 ヤクシマハイヒカゲ「ヤクの妖精」です。ヘゴ付けとヘゴ+赤玉土です。我が家でも妖精が微笑んでくれると非常にうれしいのですが。とてもじゃないが無理ですか。


阿蘇のスズラン自生地を案内していただいた。福岡放送TVが収録している最中だった。神楽もやっていた。右は阿蘇大観峰でのバイカイカリソウ。このシーズンの花だそうだ。

5月25日細々ですが花が続きます。

12月31日、良いお年をお迎えください。

半年の成果?。悪夢?。それとも真夏の夜の夢?。何とか脇芽が吹いて戻って欲しい。右は同じ時、ヤマツツジ交配に接いだとてもお見せできないと言っていた鉢。

左はミクランサム、丈夫な花だ。自家受粉でもオープンでも何でもいいが種が取れないのだ。右は紅小町交配の7だがツツジの花粉を着けたのが膨らんできた。上手く行くか。行けば楽しい。5月24日。

平成20年4月15日


 毎日のように写真を載せていると何時が本来の更新日か解らなくなってしまう。が、朝は花がどんなになっているのか、昼は戻ればどんなかと期待感と好奇心は何よりだろう。

左はウラジロヒカゲの全体。ヘゴ植え。昨年3月半ばに我家に来た。一年と4日ほど。3ヶ付いた花はみな6弁花だった。来年どうなるかと心配しても木が残るかそれとも。右はWPD*スピヌリフェルム。これで5年?。こんな咲き方すると風情がある。(3月22日)

左はワカムラサキを横から見た写真。一体、何の花かと目を疑う。右はラセダウタン「(ラセモーサム*エゾムラサキ)*タンナ」のピンク。桜が咲いたような感じがする。(3月18日)

ーシー

5月11日さあ、挿木の始まりです。

11月30日やっぱり富士山

12月15日師走は速い

ヴィレア・セシリフォリウムです。朝の3℃,5℃の中で凛と花弁を伸ばしています。これだけ気温が低いと花持ちは非常に良いようです。心配しなければならないのは霜の被害です。凍れば即枯死です。12月21日。その後、シャクナゲを置いてある富士市の平野部も3度凍りましした。

上左は通常の撮影です。上右及び中左は紫外線撮影のデーターから赤味を取り除いたものです。いかにも在りそうな花では在りませんか。元の花と比べてください。蜂が見る花の世界はもしかするとこんなかも知れません。

 秋の深まりは葉の色づきで更に感じる。上左はヒメミツバ「アキアカネ」。ポツリポツリと咲き続けている、来年の花芽は残りそうもない。上右は、別株のヒメミツバ、まだ名前はない。来年は花が充分楽しめるだろう。これを母親にした18年の実生、成長の良いのは花芽が付くと期待したが、もう一年先送りだ。下左はゲンカイ。これは先日植え替えた、残したい鉢の一つだ。無鱗片の紅葉や黄葉は栄養不足や生理障害と見做したほうが良さそうだ。毎年の事だが、この時期は話の種が少ない。秋空の富士山にもタイミングが合わない。

安部峠へ、9月5日
秋を見たければ一寸高い所へ行けば見られるのではと出かけたのが安部峠。昔の山梨側の道、ブレーキを踏むと其の侭砂利の上を滑って谷底まで飛ぶのではと思うような道の記憶しかないが、今は舗装されとんでもなく良い道になったと聞いていた。52号線身延手前、大城入口を西、左に曲がり走る。昔の記憶の路面も斜面も無い。その斜面に色んなのがくっ付いていたんだが、コンクリートが吹きつけられている。あれと思うと下り始めた。安部峠は何処だ。このまま走れば梅ヶ島。Uターンしてユックリ走る。静岡側の斜面は吹付けてから時間が経過しているので色んなのがくっ付いている。シャジンの紫は目に染みる。ホタルブクロもある。でも秋にしては花が少ない。安部峠の案内の看板がやっと目に付いた。車を停めて少し歩く。甲斐の武田が金を運んだという昔の道は林道よりは下がった所にある。写真、木立の右側が北山梨大城、左が南静岡梅ヶ島。中央西を上に登ると林道。カメラ側が東で昔の記憶では何とかの段へとあったが何とかでは記憶に無いと一緒か。この辺りが海抜1400m、殆ど一直線に登りきったところが1600m。昔もあったんだろうが気が付かなかったオトギリソウが満開。おっと、書いて置かないと叱られるのがオオイタヤメイゲツ。峠の写真の左側の木がそうだろう。唯の楓にしか見えないが唯の楓ではないとか。

この暑い時期、人間も茹で上がってしまうような時期に静岡でも有鱗片は一回り大きくなるのです。以前は、ネット植えを採る前は肥料を切ってしまいましたからこの成長を見ることはありませんでした。上左はタンナゲンカイ交配、上右はヤクシマヒカゲ、左はワカムラサキ交配です。ワカムラサキ交配の真ん中の芽はもう一度動き出しそうです。特に花がまだ咲いていない実生3、4年の苗の反応が良いようです。勿論春先に一度芽を吹いております。8月9日の様子です。この後花芽が付いてくれると大変楽しいですが。シャクナゲは暑さで枯れない、成長する姿をお見せします。

軒先(軒下)に吊るすと言う意味がやっと判りました。随分晩生です。「雨が降ると飛沫が少し掛かる所」と言う意味だった事がやっと理解できました。軒先でなく屋根下に吊るして置いた着生ラン、水も遣らないと萎れて枯れてしまうのですが、雨の掛かる所なら何もしないでも元気良く育つのです。特にセッコクは今までとは別の植物のような成長をしました。その右のムギランとかムカデランも其れに適した軒先がきっとあるのでしょう。下のシンビジュウムはアマクサコランなのですが水がもっと欲しいのだろうと理解する所までは来ました。

左は5月24日のヒカゲの接木です。今15枚目の葉が芯にあります。5月9日と比べてください。この時は10枚目の葉が芯にありました。半月で4乃至5枚の葉が出るのは成長としては素晴しいだろうと自画自賛ですが。後のことはわかりません。右はカワカミの接木です。此処まで来れば大丈夫と思うのは無鱗片の世界です。有鱗片やヴィレアの場合は花が咲く頃になっても、これがポロッとこけてしまう事がままあります。台木はキリアツム×サフローサムです。

左は三股山。手前を小さな山が遮っているがこの山にあのシャクナゲがあるのだ。天城山の自生は北東の斜面だが、こんな形の山だとどうなるのだろう。大釜、小釜と呼ばれる噴火口跡はどの辺り。長者ヶ原湿原から。右は泉水山?。

ヤクマン、花が痛みやすいです。風が強かったり一寸乾燥しますと花弁が茶色になります。上左は14日朝写しました。前日明日が全開でしょうと書いたのですが花の一部が茶色に変わってました。左側の花に痛みがあるのがわかるでしょう。上右は16日朝写しました。これも痛み始めました。中央部分がもう少し成長するのですがその前に他が痛んでしまいました。暖かすぎるのでしょう。この後花を摘み取りました。この花を分解したのが下左です。左上が顎の弁化でしょう。左下は花弁が多弁化したのでしょう。右側は雄蕊雌蕊の弁化でしょう。かくして今シーズンの「ヤクマン」は終了です。新芽が成長したら挿木です。ご期待に沿えず何とも申訳の無い事です。

左は3月26日の「アカボシダブル*オンタケボタン」です。右はコバノミツバ系の絞り(別株)です。(3月30日)

上左はともに「黄山*ワダスイエロー」として育ててきました。平成7年仲田さん交配の種を分けてもらって実生し残った2本です。初開花です。左の木は間違いなく黄色が咲くでしょう。右は赤です。咲ききると黄色になるかどうかは不明です。今年の目玉だったのです。(3月30日)

左はタンナゲンカイの白花、別株。右は九州産ヒカゲ、3月27日の雄蕊が5本と同一の蕾の花。同じく5本。もう一つ蕾のままがあるがそれが5本かどうか。(3月28日)

8月15日

左は5月15日蒔きの実生の様子。5月に蒔くと一月で双葉以外の葉が4枚5枚と出て来る。成長も良いし管理も容易だ。でも今年は全体の成績が悪かった。種の所為なのか。発芽しないのが多かった。写真はタンナゲンカイ×モーピネンセ。右、キリアツムに止まる蝶。涼しいと何とも無いのが一寸暑い梅雨の中休みになると小さな蛾が一斉に飛出す。私の消毒法は散水だけ。こまめに葉裏に掛けるだけ。大分戦力は弱いが仕方ない。6月19日。

左はヤクシマの白、全開ももう直ぐ。右はナンシーオブロビンヒル交配ジュニアとも呼びたい花。花径は3p程度。親は5cmから6cmの大輪。親は顎も弁化の3重奏、ジュニアは顎の弁化しない2重奏。4月30日


朝の気温が15℃を切り10℃前後になればもう冬だ。静岡のこの辺りのイチョウは1月になって散り始める。しかし、寒いものは寒いから仕方ない。。植替えは遅々として進まない。年内と言うより今年はもう無理だろう。挿し木の残ったもののうちミツバ以外をボチボチと鉢上げしている最中だ。10年近く植え替えてなかったツツジは来年完全に駄目になるというのを10鉢ばかり植え替えた。手に負えなくなった大鉢はシーズン中、既に嫁入りしている。長野で聞いた「私のところではそんな事しなくても育つよ。」の一言が頭の隅から離れない。今までの、35年間の苦労?。少しは効果があったろうが。でも、遊びだ。楽しくやりましょう。

「飯の種ですから暑いのも大歓迎です。」と笑顔を作ってもそれも程度問題。自身で対応できる事なら何とでも遣り繰りするがそれ以外は万歳をしたくなる。連日の猛暑、雷がなっても多少集中的でも雨が降るとホッとする。何とかダムの取水制限が始まったとラジオのニュース。暦の上では間も無く立秋でもこれから夏本番。「枯れるのはシャクナゲに任せてあります。」「どうですか、この頃」と聞かれるとそう答えている。他に答えは無い。朝から暑い。(8月4日)


左はカワカミの挿木。2月中旬グレンドイックからの苗を植えつける際切り取って挿したもの。新芽の出ているものは根が出ている。元は枯れてしまったがこれが残れば何とか花が見られる。でも昔からの黄色の花ではなく、ピンクの花だそうだ。6月19日。右、アウリクラタム、真ん中の大きな芽が動き出した時、今年もいよいよ「織姫」と再会と喜んだのもつかの間、アット言う間も無く葉が展開した。枝分かれが良かった(本来なら昨年分かれるだろうに)ので、来年春は接木の穂が採れそうだ。一昨年自家受粉させたのがまだ響いているようだ。その実生、比較的まともな姿形をしているのは2本程度。6月27日。

平成20年2月29日
 

 今年の2月は29日まであるのですね。もう2月も終わりというべきか早くも花のシーズンが近づいたと考えるのが良いのか。複雑な気持ちになります。パソコンの不調で前回の更新が上手く出来ず申し訳ありませんでした。細々と書き溜めた原稿が胡散霧消してしまうのはやりきれないものです。最初のパソコンはエマージェンシーの画面というのでしょうか、前回上手く終了しなかったので云々の画面が出て何処そこのボタンを押せというので指示どうり押してもまたその画面に戻るのみでかなりの時間からかってましたが此方がからかわれているようで止むを得ずリカバリーをしました。パソコン本体が元に戻っても後から入れ込んだ色んなソフトが無いとどうにもこうにも使いようがありません。ホームページが有難かったのはプロバイダーのサーバーにデーターがありますのでそれをパソコンに戻せば良いことでした。別のパソコンにデーターを取り入れ更新しようとしたら今度はそのパソコンの本体のスイッチが入るだけ(LEDが点くだけ)でディスプレイが立ち上がらないのです。これは慌てました。何かの加減で立ち上がることもあります、MOなどのUSB周辺機器を動かした時に上手く行かないようでした。ケースの蓋を開けブロワーと掃除機で内部の埃を取りコネクター類をもう一度差込み直してスイッチを入れたら問題なく動きます。このパソコンは仕事専用ということで外部とは繋げることなく使用してきたものです。繋げないで済めばそれに越したことはありません。元のパソコンに色んなソフトを入れなおし何とか使えるようにしましたが更新の原稿までは手が回りませんでした。

 今日現在(2月25日)開花しているのはミツバのハヤトです。富士市の佐野彰彦さんの選抜した系統は何に増しても早咲きです。日溜りでは特にその傾向が強いようです。現地のハヤトは他のミツバと比べて特に早い開花と言う事は無いそうです。遠く離れた静岡の地で良い性質が引き出されました。濃い色のゲンカイは1月から開花しているのですが連日の氷点下に黒色ゲンカイと化しております。

 2月12日にグレンドイックからの苗が届きました。連絡を貰って中伊豆へ引き取りに行きましたが伊豆スカイラインの亀石峠から冷川までの道路の両脇は2月2日の積雪が残っておりました。前にも書きましたがヤクシマハイヒカゲ「ヤクの妖精」が欲しかったのです。2株のうち1株はヘゴに載せ、1株はヘゴ+赤玉に植え込みました。タンナゲンカイ*デンドロカリスは4系統が届きました。思ったより大柄でした。A〜Dまでの内B,Cが少し枝打ちが細かいかなと思いました。ヘゴに載せたりヘゴ+赤玉に植え込みました。これは開花寸前でした。今は咲き始めておりますが花粉は何とか確保出来そうです。どの苗も動き出しておりイングランドは静岡より暖かいのかと我が家のまだ銅色に染まったままの有鱗片を眺めております。例年注文の半分程度しか入りませんでした、そこで今年は少しサバを読んでいたのですがすべて注文どおりで少し慌ててしまいました。世界的に不況で苗の注文が減ったんではなかろうかとか、余計な事を考えます。うまく活着するよう朝晩霧吹きで噴霧しております。新しい芽が出てくれれば挿しても接いでもなんとでもなります。例によって、夏になると春のことを思い出すでしょうか、まさかまたかと。しかし、もう左程の時間も残っていないのではと感じる今日この頃です。

 昨年の挿木、常緑のツツジや有鱗片は植替えを始めました。ヤクマン3本は間違いないとペットボトルを傾けましたが根の出ているのは1本だけでした。横から見ると十分根が回ってましたから間違いないと自信を持っていたのです。そのまま破棄するのは勿体無いのと情けないのが一緒でしたのでダメモトの接木です。台木はマデニィーの実生苗です。

人間は毎朝毎晩寒い寒いと体を縮めて居ます。こんな中でも有鱗片の一部は動いています。10℃前後が成育の適温だったのかも知れません。日溜りに置いたヤクハイの蕾も動き出したような感じがします。モーピネンセも膨らんで来ました。春は想いの他早く訪れるのでしょう。暫く変な写真が?続きます。シーズンになっても変な写真を沢山並べられれば楽しいと考えています。
12月31日朝9時頃の雁曲堤水神社脇からの富士山です。画面の中央、水平に白く写っているのが第2東名です。

合同忘年会終わる。
 寒いと身構えると又暖かくなる。小春日和というより小夏日和と言いたくなる。その変化に追いつけない。29日30日は神奈川支部との合同忘年会でした。足柄下郡大井町の「いこいの村あしがら」で行われました。千葉、東京、神奈川、山梨、静岡、愛知からの参加でした。あれ何名だったろう。参加記念の苗が抽選で配布されました。私が唾を付けて押さえて離さなかっのがこのツツジです。以前、どこかで見たような、花が花車を細くして小さくしたような色合いと形。葉はセイガイハのような感じ。何方かこのツツジの名前を教えてください。

デジタル写真が良いのはいろいろ出来る事だ。露出不足の上左をチョット処理すれば見易い上右になる。紫外線透過フィルターを付けて写すと下の左になるのだ。もう少し先に進みたいが此処で、只今足踏み中だ。


暑い暑いと騒いでいても。
 8月も20日を過ぎると朝晩ホッと気が緩む時間がある。秋を感じるのだ。暑い暑いと騒いでいても、枯れる枯れると嘆いていても、兎も角、遣ってみない事には、試してみない事にはシャクナゲが上手く育つか判らない。ネット植えは皆さん如何だったろうか。「これは良い、以前に比べれば育つ品種が多くなった」
と実感されたでしょうか。勿論、他人が言う事を素直に信じ、真に受けて枯らしてしまうほど詰まらない事は無い。だが他所で上手く行った事は参考になる。
 ヘゴ植えの有鱗片が調子良い。ヒカゲ、タンナゲンカイ、ヒメエゾムラサキは根がヘゴに伸び出せば文句なしだ。無鱗片も調子が良いのかも知れないが実際は手が廻らない。ツツジは駄目だ。駄目なのは有鱗片と並べて育てていると水が足りないのだ。夏場に乾燥枯死してしまう。ツツジだけが幾つも並んでいるならば上手くコンパクトに育つだろう。昨春から始めたのが、ヘゴチップ+赤玉土、ヘゴチップだけでは水捌けが良すぎてどうしようもないので水持ちを良くするために赤玉土を混合するのだが上手く行くのと上手く行かないのがある。上手く行くのは当初ヘゴが多いかなと感じた鉢。最初丁度良いと感じたのは次第に水持ちが良くなり過ぎるのだ。シャクナゲの根が鉢中に廻ると水持ちが一気に良くなる?、そんな感じだ。この秋の植替えには赤玉の変わりに鹿沼や桐生、日向を混ぜてみようと思う。乾燥しても素直に水を吸収してくれる用土が良いのだ。

上左、6月19日の写真から3週間、紀伊半島産のヒカゲの接木は一芽8枚の葉が伸びた。これで止まって花芽が着けば世の中平和で楽しいが上手く行かないのが世の倣い。上右はカワカミの接木。今、3段目のロケットの噴射が始まったのか。

7月15日。
 例年通りなら、6月の終わり頃、28日とか29日頃、太平洋高気圧が張り出して梅雨明け前にカーッと真夏の太陽が輝き気温と湿度が一気に上がる日があるはずだった。そして空調屋の夏が始まるはずだった。今年はそんな日が無いまま7月に静かに入ってしまった。温暖化温暖化、地球が暑くなっているという割には涼しい夏を予感している。夜半、明け方は涼しい。寝ていて、無意識に毛布を引っ張り出して来るのは皮下脂肪が全く無くなった所為ばかりでもあるまい。サービスコールもない。あるのは前から上手く動かないのを何とかせよと言うのだけ。お蔭様でシャクナゲは元気に新葉を展開し終わり、枯れるなんて別世界の話だと言わんばかりです。一部の有鱗片は2度目の芽(夏芽)を伸ばし終わりました。此の儘そっと花芽が着いて秋が来てくれればと思うがそうも行くまい。これからの楽しみはその着蕾、もうソロソロと思うのは色々あるが此方の努力技術が及ばなくて中々期待に応えてくれない。実生も有鱗片とツツジだけになってしまうのでは一寸半端だと思っても止むを得ない。何せ、身の回り周りでは同年輩が櫛の歯が欠ける・・・よそう。

 5日午前10時、今頃から福島の土湯温泉に皆さんお集まりだろうと思いながら工事の打ち合わせに向かう。東北の研修会だ。次回はぜひ参加したい。無理してでも行こうかと思っても体調不良も足を引っ張る。その体調、先日の年に一度の健康診断の数値の上では悪い所が全く無い。勿論耳が遠く視界不良になるのは老化現象で止むを得ない事だが。唯、善玉コレステロールが少ないとの指摘。これがやる気の出てこない原因だろう。ヤッパリ、エノキと茎ワカメだけでは駄目か。ある程度の嵩があって熱量の無い食品,兎も角胃袋の隙間を埋めるのには役立つ。良く噛めば満腹中枢が刺激されて沢山食べないというがこれは信じられない。絶対量が少ないのに良く噛めば返って簡単に消化されて余計空腹になる。一日の摂取熱量を制限された時の空腹感、ヒモジサは非常に切ない。何で、俺こんな事しなければならないのかと思う自分を理性的に納得させるのは難しい。空腹は理性ではないのだ。しかし、植物はその時得られる栄養で体を維持し将来に備える。自身の足で位置を変えられないから根のあるその場所で生き延びるしかない。精々、体を倒して鉢の外に出て根を出すしかない。環境に自分を合わせる力が強いと思う。植替えもせず水もやらない鉢でも何とか緑の葉を保っている。適当に雨が掛かるだけで生き延びる。時期が来れば花が咲き種もなる。
 東北研修会の講演は中伊豆の中島さんの「有鱗片そのミクロの世界」との事。鱗片の写真が紹介されただろう。20倍40倍の世界でも実に変化に富んでいる。私もやろうと実体顕微鏡は机の脇にずっとおいてある。デジカメなら現像しなくても写真の確認ができると思っているが中々始まらない。


シーズンになれば目の前の景色の全てがミヤマキリシマで染まるそうです。残念ですが大分早かったようだ。その韓国岳をみる。レストハウスから300mの展望台で写真を写して戻った。ニホンシカが何頭かいる。餌はやらないで下さいと言う立て札の近くで可愛い可愛いとエビセンをやっている。その方達は勿論道路脇に車を停めないで下さいと書いてある傍に車を停めて餌をやっているのだ。他の何処に行くわけでもないから駐車料を無料にすれば良いのに。



留守中の水遣りをお願いした方が丁寧に面倒を見てくれました。お蔭様で花が続きます。

霧島温泉の宿の庭に沢山咲いていた。これがキリシマテンナンショウなのでしょう。道路沿いの木にセッコクがいくつか張り付いていました。羨ましい。残っているのが素晴しい。

上左は「ヤシロホマレ」です。良い花と何時も思います。右は天城の酔白です。こんな花あったっけと本人が驚いています。(4月15日)

左はエゾムラサキの「獅子咲」別株が開花した。右はヘゴ植えのタンナゲンカイ。(3月23日)

左はスバルの葉裏、右は葉表です。所々に突き出ているのは毛です。倍率は40倍。スバルの方が鱗片の密度が高いようです。共に今年の春から初夏に掛けて伸びた葉です。標準のヒカゲ、ヤクシマヒカゲの葉も覗いて見る必要がありそうです。8月9日。40倍と言っても35mmのフィルムだから実際はその3倍、120倍になるのだろうか。
半月なんて訳がない、あっと言う間に過ぎてしまう。暑い暑いと騒いでいる間に過ぎてしまう。残り幾許かは判らないが一寸寂しくなる話である。お盆休みの昼過ぎオリンピックの日本選手の活躍をラジオで聞きながら明日の更新に備えている。

左はヤクマンの葉裏、右は葉表です。表の左下の方に突き出ているのは毛です。倍率は40倍。鱗片が2種類なのか成長の違いなのか新しい葉や古い葉を比べてみる必要がありそうです。8月9日

下左のサーモグラフィー風画像はおまけです。「花をサーモグラフィーで写したらどんなになるかな」も興味のあることです。多分花の芯は真っ赤に燃えているのではないでしょうか。下右はこの画像から赤味を取り除いたものです。


左はヒルスータム・フローラ・プレノ。右はヒメナカハラツツジ×ヤクハイだろうと見ているもの。シューティングスターと名札があったがこれ多分間違いだろう。今年は花の数が多かった。私の思い違いかと思うくらい。元々育てているヒメナカハラツツジ×ヤクハイは花が少ないのだ。5月24日。

左はアマギ白花のリブ弁花、4月17日、右はB-2と名付けた山では八重咲きの様子、リブ弁花そのものです。
4月20日の開花状況です。

左はWPD(ウエストンズピンクダイヤモンド)*ヒメエゾ。右はWPD*スピヌリフェルム。ともに我が家の春の使者です。(3月11日)

優秀な品種のバックアップを作るのは所有者の大事な責務だ。、「絶やしてしまったら文化に対する犯罪である」なんて大袈裟な事は脇に置いても育てる資格が問われるだろう。これなら何とか来年は鉢上げ出来るだろうと眺めてニヤニヤしているのである。赤玉土単用だがミストを掛けない場合は良い用土だと思う。もう少し水捌けが良くても問題ないだろうと見当を付けている。ヒカゲ「ヤクマン」3月下旬に昨年の枝を挿したものです。

平成20年5月25日


九州へ行ってきました。
 5月15日から18日に掛けて連合いと九州へ行ってきました。今度の3泊4日は本当の旅行です。今から45年前、東京オリンピックの年に全国から横浜戸塚に集まったある会社の社内教育の同期会でした。私はその会社を早々とドロップアウトしていたのですが開催案内を戴き出かけました。1年前の案内だったので、出掛ける前はあそこも此処もと予定だけは色々あったのですが何せこの前の3泊4日以来一月も経っておりません、気力も萎えてしまっているのでみなパスです。45年ぶりに会っても互いに名乗れば若い日が蘇ります。人柄なんて変わるものではないと実感しました。
 阿蘇の仙酔峡、霧島のえびの高原のミヤマキリシマを直に見ることが出来たのは大変嬉しかったです。最も仙酔峡は盛りが一寸過ぎたようでしたし、えびの高原は大分早いよと感じましたが、そんな事とは関係の無い自生の様子が確認できた事です。写真が少ないよと言われると困るのですがご勘弁を。一眼レフはガサバルからと全天候型の工事写真用のデジカメを持って行ったのです。支度していた単3の乾電池が入れたばかりで5枚も撮るとあがってしまってアウト、10本スペアを持って行ったが何の役にも立たなかった。どうもこのカメラ満充電に近い状態にないと駄目のようで他の機器なら使えるのに一寸電圧が下がると動くのが嫌だというようだ。幾ら観光地といっても何処にでも売店があるわけではない。これは拙かった。
 二日目、16日は熊本の橋本さんに阿蘇、久住を案内していただきました。三股山と泉水山は指を銜えて眺めてきました。写真でおなじみだったあの山が目の前にあるのですが。阿蘇南小国町の山野草店にミヤマキリシマの園芸種でしょうが、絞りの八重が並んでいました。一鉢手に入れ帰りの飛行機の中も大事に抱えて戻りました。こんな花をと思っていたものが既にあるのです。

咲いているのは神奈川の植木さんから戴いた「宇の盛(もり)」です。今日6日は、風が強く長時間露出は余り期待のできない午後でした。本来同じ画面になるのですが動いてしまって。おまけに殆どが露出不足です。赤い画面では上手く写ったような感じはするのです。フォトショップで3原色に分けると、赤が丁度良いのは青と緑が露出不足です。青と緑が丁度良い露出は赤がオーバーなのですがその方が使えます。


左、大阪の前原さん交配のアカボシ*オンタケボタン。今年は花数が多く真ん丸に咲いた。右はグレンドイックから来たアカボシ。勝手にグレンドイックホワイト何て呼んでいるが、
もしかすると「水晶白」ではとの説もあるが確認のしようが無い。何方か「水晶白」をお持ちの方が居られないだろうか。(4月5日)

平成20年3月15日


 平成19年1月までを「まさかのシャクナゲまたかの記、その5」として別のページにいたしました。「今日の話題」も別ページに分けなければならないのですが其処までは手が回りません。もう少し先になります。データーが大きすぎると転送や編集に手間取ってパソコンの動きも鈍くなります。

 3月3日は静岡支部例会でした。接木の講習会と言う事でワイワイガヤガヤと賑やかでした。写真等は「今日の話題」でどうぞ。

 春は名のみの早春賦そのものです。一寸暖かくなったのでシャツを1枚減らしました。そしたら此の寒の戻りです。ホッカイロ再び登場です。私自身は故あって昨秋以来体重の削減に努めBMIを22にする事が出来ました。どの程度の削減かと申しますと8月に仕事で初めてお会いした方が11月中頃再度お会いした時、「確かに花田さんですよね」と問うた位です。普段お会いしている心優しい方々が「花田さん、どうしたの」と聞くに聞けない状態をご想像ください。体中の脂肪が消えてしまったのです。以前着込んでいた自家製の脂肪を使った防寒着を脱いでしまったようなものです。しかもその脂肪は17kgでした。今年の冬は冷たいと言うより骨が痛いという感じでした。春を、暖かくなるのを如何に切望していた事か。早く花を見たいと言うだけではなかったのです。47年間休むことなく飲んでいたお酒を止めました。お医者さんは摂取熱量を減らしなさいとは言いましたがお酒を止めろと言ったわけではありません。ただ、毎晩飲んでいたお酒とその時のツマミの熱量が先生の指示する一日あたりの熱量よりも大きかっただけなのです。指示された熱量ですと体重が止め処なく減っていきますのでもう少し食べて良いとの事でBMIを22に保っています。お蔭様で今年の天城は軽々と登れるであろうと大いに期待しているのです。それはさておき、春は確実に近づいています。何処よりも花が早いだけが取り得の静岡です。

まさかのシャクナゲまたかの記(その1)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その2)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その3)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その4)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その5)へ
 

紫外線撮影?フィルター装着の前後。エゾムラサキ万寿咲き。

左、宿の庭にこれも沢山ある。この仲間も面白いと言ってる方が居たが私は全く解らない。右、えびの高原のミヤマキリシマ。殆ど咲いていなかった。咲いている花の色は皆同じだったが変化があるのだろうか。後10日、それとも半月位先が満開だろうか。こんな状態で実生が出るのだとひとしきり感心してきました。

ヤクシマハイヒカゲの交配、ヘゴ付け、左は全体、右は花の拡大。(4月9日)

 4月8日の風は台風そのものそれ以上でした。丁度開いたばかりの花は煽られて千切れてしまいます。これ運が悪いと言うしかないでしょう。6月も前に植え替えたのがゴロッと転がって中身が出てしまうと慌てふためくばかりです。根が何も無いのに花が咲いてたんだと。

左はシロバナタンナゲンカイ、右はかなり長く育てているヒメエゾムラサキ。小雨降る中、見ている方も寒いが花も寒かろう。開いてしまえば元に戻るわけにも行かぬ。(3月20日)

6月1日万三郎へ


 6月1日日曜日、天城万三郎へ行ってきました。見ごろですとは伊豆市のホームページです。天城万三郎は新緑に溢れていました。溢れていたのは新緑で、シャクナゲは残念でした。時期が悪かったのではありません。花がありませんでした。平成15年も少なかったのですが今年はそれより少なかった。登山途中のヤマツツジは元気良く咲いています。これが咲いている時期がシャクナゲの時期ですから何とか間に合ったと期待しました。同じく途中のキヨスミミツバだろうと見当をつけている辺りには花殻すらありません。花の多少はこれを参考にすると良いようです。今年はこの辺に入ろうと見当つけていた場所に着いた頃霧が濃くなってきましたので無理はしません。素直に涸沢分岐西側の新しいコースを登りました。このコースの尾根直下100m位からシャクナゲが出てきましたが花は所々の木にボールが一つあるかないか。でもトウゴクミツバは見事です。万三郎までの稜線直下の北側斜面にシャクナゲは群生するのですが透かして見ても僅かしか花は確認できません。あればそこまで降りて手にとって見るのです。花の少ない時に花が咲くのは良い性質の一つであると思うのですが。そうはいっても沢山咲けば沢山の可能性を見つけられる・・・。山頂は超満員。丁度昼飯の時間で座る所を確保するのが大変でした。例の「初恋」と名付けた爪紅のあるであろう一角は花殻の一つも見えない。この一角、10年に一度というのはあながち大法螺ではなさそうだ。戻りは水場へ抜けるショートカットを使った。このコース通る人は殆どいない様だ、年々苔むしてくる。先行者は鹿だろう。湿った泥の上に足跡が残っている。体力が落ちているだろうからと登りも下りも決して無理はしない。唯、体重が昨年同期の77kgから60kgに下がった効果は絶大だった。足取りが軽いとはこのことだ。体力をつければもう2,3年は大丈夫?などと自信を持つのは良いが。

左、名称不明の花、この頃原っぱや堤防などで見ることが多くなった野草。当然名はあるだろうがもしかすると外来種?。花の径も大きいし上品な花だ。雑草扱いは気の毒。この紫色がいいと何時も思うのだ。右はエイプリルスノー(4月5日) 左の花の名称は「ツルニチニチソウ」と呼ぶと教えていただきました。(4月8日)

タンナゲンカイのシロバナの全体像です。左と右は同一の鉢を前後両方から写したものです。(3月23日)

左は昨年3月に行った太陽の根を使った「根接ぎ」の現在の姿です。結局、残ったのはこれだけです。2鉢並んだ左側はアマギ「翠月」です。右側は「ヤクシマ×ニイタカ」です。通常のアカボシを使った接木よりは成長が遅いような気もします。しかし低い位置での接木は魅力的ですし、アカボシ台も下に葉が無くても接木は可能だと言う示唆です。右は「ラセモーサム×デンドロカリス」です。昨年5月たった1本残った苗の上を切り取って挿したものです。下は枯れてしまいました。何とかこれが花が咲くまで育って欲しいものです。この大きさでは来年は無理ですね。6月7日。

左はオキ。平成14年秋に実生3年苗を手に入れ育てたもの。オキですら以前は花が咲くまで育てられなかった。園芸店で売っている日本産のシャクナゲ、種を蒔く人は親木に拘っているに違いないと常々思ってます。右はナンシー・ジュニア。5月3日。

左、ヒメミツバ「アキアカネ」。右、実生したものの品名不詳。枝2本、高さ25cmの苗に花径10pは見事。(4月12日)

左、ヒカゲ交配?。右は期待の星、「ヤクマン」、5ヶ着いた蕾は1ヶにした。大輪になりそうな気配。しかし上手くは増えない。(4月9日)

左はアズマ、采咲き、赤。右、ホンシャク、エノモト。(4月3日)

左はヒメエゾに色んなの交配されている。神奈川支部例会で手に入れたもの。北海道の何方かの交配。有鱗片はこうなるともう交配できない。右は酔白のエゾムラサキ、咲ききればシロバナだがつぼみに薄い紅が載っているのが判るだろう。(3月22日)

左はコバノミツバの絞りです。右はコバノミツバの白花八重咲きです。ともに富士市の佐野彰彦氏作出のものです。(3月15日)

ブリダーならぬハイカーの眼を惹きつけるのは中心部が白く抜ける花。上左は5,6,7弁花が混在する。触るとポロポロと落ちる。上右は落ちた花を集めて写す。
下左は6弁花。別の花だが6弁だと判る工夫がないかと花を裏返しにしたら赤い線が6本ある。多分固定はしていまい。

ヤクシマハイヒカゲ。左は4月17日、右は4月20.日。何とか今年は種を取りたいと自家受粉させました。

左はヒメミツバの開花、何かいじけている。右、ヒカゲ交配、多分サフロンクイーンとの。(4月3日)

左、間も無く開花、ラセモーサム。私のHPのトップを飾ったのはもう2年も前の話。右、「ニイタカ*アカボシ」、例年はダブルに咲くが今年は一重、他のアカボシも例年ならダブルなのに今年は一重と言うのが何本かある。(3月31日)

4月1日。一月以上前、3月中旬に戻ったような今朝の最低気温です。4℃でした。先日来の暖かさに、一斉に動き出した蕾も新芽も昨日今日の冷え込みで首を引っ込めてしまいました。この厳しさにどのシャクナゲもキリッとします。本人自身もシャンと背筋が伸びます、いや腰が曲がらなくなっただけ?。年度が替わっただけでそんなに違いがあるのか、朝の通勤時の車の少なさに驚いた。皆さんが皆ガソリンスタンドに数珠繋ぎになったのではあるまい。土、日の早朝並みの通行量だった。朝これだけ冷え込むと花持ちがよい。

左はウスグモ、右はワカムラサキです。(3月15日)

左は、アマギ×シミアラム。何処かで昔見たような花。右はヤマツツジ交配。4月30日

左はパレスケンス。右はヒカゲ「スバル」の花の分解。これも花が痛みやすい。4月26日。

我家の開花のピークは超えました。一部には蕾がそのまま取り残されてしまったものもあります。これからは新芽が楽しみです。左はアマギシロバナと黄山クレストの交配ですが葉の中間で見事に斑が入りました。右半分がシロで左半分がピンクだなんて事は絶対ないでしょうが。右はヤクシマのシロバナ。4月28日。

左はアマギ、名札が落ちてしまった華やかに咲く。思い余って「紅炎」と名付けたが。右はオキ「スミコ」共に5月25日

左は紅小町交配その3、右はエッジワーシィの芽だし。展開するとその美しさにぞくぞくする。共に4月25日

左はシミアラム、実生からのもの。右はアマギ×シミアラム。咲き出しの色の濃さは意外だった。共に4月25日

「十二単衣」獲らぬ狸の皮算用で接いだのが全滅、元木だけが残ったお粗末。左は蕾、4月23日。右は開花4月25日。

パリジェンヌ、左はその拡大。花弁に薄っすらと鱗片があるのが。分かるだろうか。4月23日

左はアマギシロにシロを掛けた積りの初開花。でもこんなに良い花が出るのだろうかと逆に疑問が出てきた。残っている元木はまだ小さいが其方に期待するしかないようだ。右はキバナ×ホテイの開花。共に4月21日清水の展示会場で。

紅小町交配、左はその2、右はその7.清水の展示会場で4月21日。花の軸が長いのが魅力的だ。その姿に一番最初見た時はカンピロジャイナムとの交配かと思ったのだ。色にも大分差がある。

共にフォルモーサム。4月22日

左は今年も咲いた「ハンカチの木」今年は葉が出るのが遅かった。17日の入院の朝はまだ1枚も葉が開いていなかった。今年で駄目かと思ったが21日の朝は花まで咲いている。望遠レンズが欲しい一瞬。右はヤマトのシロ。4月21日。

ツクシシロ×シロの交配の積りで育ててきたのが15年掛かって咲いた。7弁で裏毛があるがはて?。右は拡大写真。(やっと昔の記録がでてきました。茶畑白のオープン種子でした。横にあったのがアカボシ×オンタケボタン。納得。)

左はモ-ウピネンセです。2月の最初に動き出したのですが首を引っ込めてしまいました。間も無く開花です。左はシダレヒメエゾムラサキです。ネット2重底植え以来ヒメエゾは極普通に花を咲かせてくれます。(3月6日)



今年楽しかったのは紅小町交配。
 元々は長野の方がミヤマキリシマの「紅小町」にヴィレアの小輪白花を交配されたと言うもの。
平成17年の春、愛知での全国大会に湯沢さんが出品されたもの。同年秋の長野研修会では記念苗として配布されました。18年の静岡支部新年例会の記念苗にしたいと湯沢さんに強請って(ねだって)送って頂いた。支部例会で配布後、残った苗がオークションに掛けられたのでこれを手に入れ育てて来ました。当初は枝も疎らでどうなるだろうかと思いましたが枝打ちの細かいものもあり花茎が長い事を除けばツツジで通ります。いやツツジそのものです。花の色も変化に富み臙脂や煤紅、赤、橙と様々で「紅小町」そのものが交配種なのだろうと思わせます。一つの芽に花は2〜3ヶですが首の長いもの程此の交配の特徴が出ているのでしょう。長野の研修会で分けられた苗も、静岡の新年例会で分けられた苗も既に開花年齢に達しているでしょう。皆さんの所ではどんな花が咲いたでしょうか。もしかすると何処かで、紅色の万寿咲きが出ていたりするのではと思うのですが。此の交配をヒントにして、白のミヤマキリシマに黄色のヴィレアを掛けたらどうなるだろう。意外とアッサリ、黄色のツツジが出来るのではと考えていますが上手く準備が整いません。何方かやってみてください。こんな事なら早い者勝ちも捨てたものではありません。此の「紅小町交配」に普通のツツジを掛けたらどうなるだろうか。そう言い出したのは清水の佐野さん。早速清水の展示会場でツツジの花粉を載せました。2日もすると花粉を載せた花は萎れて来ましたから意外と上手く行ったのではと期待は大いに膨らむのです。この結末は、さて、はて

ヒカゲ八重咲き「スバル」。左は4月17日、右は4月20日の開花状況です。

 お蔭様で昨日訪問者が10,000に達成しました。有難うございます。今日も4月半ば過ぎの気温です。無鱗片も一斉に動き始めました。
 ギグハ*ヒメエゾ。花の正面と側面。ギグハの形質が強く出ています。この花の形は以前は夢でしか見ることが出来なかったのです。(3月26日)

左はWPD(ウエストンズピンクダイヤモンド)*ヒメエゾ。10数鉢の中で唯一鉢、多弁化(蘂の弁化)したもの。右はWPD*ヒメエゾの内一つ一つの花弁が丸く且つ横の花弁との重なりが大きいもの。こんな所だろうか。一過性で無い事を願っている。(3月17日)

左はタンナゲンカイ、標準花。7弁6弁とは別株。右はエゾムラサキのダブル、3月24日と同一株。(3月28日

オオヤマツツジの白花、12月21日の写真です。紫外線透過フィルターで写したデーターから赤味を抜くと下の左になりました。上3弁に大きく掛かる紫外線に反応する部分があるのが判ります。フィルターを付けた場合絞りは開放F3.5で8秒から10秒くらいのシャッタースピードです。外で写しますからどうしても風の影響を受けて動いてしまいます。ピントがずれてしまいます。
赤味を除くと白花のツツジも、黄色のセシリフォリウムも余り変わりのない花色?のようです。

上、紫外線撮影?の前後。有鱗片園芸種ラマポ。カンカン照りの炎天下、少しでも紫外線の効果を上げようとしたが。下左は上右のフィルター装着のデーターをあれこれやった。今回はどうにも収まらなかったので薄いブルーの世界に嵌め込んだ。。虫を誘う仕組みは見つからなかった。赤味を帯びるデーターの中に何が隠れているのか肉眼では判らない。皆、同じように見えても隠れているのは違うようだ。ラマポは何で虫を誘う?。

左と右は同じ葉の裏。多分ヒメエゾムラサキにタンナゲンカイを交配しただろうと、しかもそのタンナゲンカイは小葉采咲きそのものだろうと私が勝手に想像している北海道旭川の高儀さんからの品名不詳苗。左は摘んだばかりの緑の葉、40倍。右は一晩ほって置いた乾燥した葉、多分80倍程度と推定、メーカーの説明書にも無い方法でやってみたもの。画面が暗くてピントが上手く合わせられなかった。露光時間が4秒、そうだASAを高くすることができるはずだ。
 7月28日の神戸の川の事故、何ともお気の毒としか言いようが無い。同じ流されるでも時の流ならば意識の切替でどうともなるが、縋り付くものも無い濁流では。

左はハイパーラセダウタン、右はヤクラッスム。共に無鱗片と有鱗片の交配。26日土曜日の昼休みシャクナゲに水を掛けながらフト思ったのが「これらの鱗片はどうなってるのだろうか。」と。結果、ハイパーの方は鱗片があるがヤクラッスムのほうには無い。母親の性質が出るかどうだろか、ドチラかが優勢ならばその性質を現すにしても他にサンプル在るだろうか。ミニグラマーやピンクレディの葉を捜してこなければならない。倍率は40倍、鱗片5角形だろうと想像はするがもう一踏ん張りしたい。でもこれ以上はどうしょうも無い。情けない。

6月15日。お蔭様で。 
 お蔭様でHP開設丸2年を経過しました。シャクナゲが2年前に比べて飛躍的に成長したわけでもありません。枯れないなんて事はありません。枯れます。目下は、虫に食われて新芽が傷んでいる最中です。同じような事を毎年繰り返しているのです。

 6月14日発生した、岩手宮城内陸地震のお見舞いを申し上げます。岩手、宮城だけではなく東北のシャクナゲの仲間はどんなだったろうかとが気になります。

花が終わると新葉が楽しくなるのがツツジシャクナゲの栽培。上はミツバ類の新葉、薄っすらと載った毛も何れは消えていくのだろう。(4月13日)

上左、数年前支部の接木講習会で頂いた穂。昨年から咲くようになった。品名不詳。この喉の奥のブロッチが花を展開してみたらと思わせた。この展開状態を「花扇」とでも呼んだらどうだろう。何方か花扇集を作りませんか。自慢のローディで。(4月15日)

上左は「ヤマト*ブレアビー・レムズフォーム」です。上右はその拡大です。裏にウッスラと毛が載る程度です。左も同じ交配です。平成7年仲田さん交配のものです。ともに初花?。
この大きな差は何処から来るのでしょう。(3月30日)

タテヤマザクラの全体と花の拡大。(3月24日)

お盆が過ぎると空調屋さんはホッと一息つく。勿論サービスコールは入るが気持ちに余裕が出来る。そうすれば時間にも余裕が出来る「心の余裕は体の余裕」。そんな遠くない将来毎日サンデーになるとしても、今私を呼んでくださる方が居るのは大変嬉しい事だ。「心の充実、体の充実」。気持ちの持ち方で世界は変わる?。などと言いながら一寸空いた時間に秋の植替えに備えてネットをカットしている。
この頃はポットの号数をセンチに呼び変えた大きさをネットの直径にしている2.5号とか3号用には8pくらい。4号は12p位。同じ時の実生や挿し木苗がネットを入れたものと入れないものでは明らかに成長が違う。右が3号、左が2.5号のポット。入れてあるネットは下の大きさ、直径8p

「蝦夷の小梅」と書かれたのラベルが外れてしまっていた。このヒメエゾだろうと思案して、もう何年になるだろうか。狂い咲きのこの花で納得。今は亡き三島の室伏さん愛倍のヒメエゾムラサキ。「蝦夷の小梅」とは室伏さんがお付けになった名前だろうか、春、満開の花盛りには小梅の清楚さは無い。エゾムラサキやその交配がこの暑さの中で次々に蕾を膨らませているが整形に咲く花などは滅多に無い。白の万寿など膨らんでは茶色に染みてしまう有様。8日3日

左はヤクマンの接木です。今年の2月29日の更新時に次のような書込みを入れました。
「昨年の挿木、常緑のツツジや有鱗片は植替えを始めました。ヤクマン3本は間違いないとペットボトルを傾けましたが根の出ているのは1本だけでした。横から見ると十分根が回ってましたから間違いないと自信を持っていたのです。そのまま破棄するのは勿体無いのと情けないのが一緒でしたのでダメモトの接木です。台木はマデニィーの実生苗です。」
7月25日の姿です。時間は可也掛かりましたが左は何とか動き出しました。右も先日までは緑色の芽があったのですが。生き延びるのと枯れてしまうのでは雲泥の差どころか天国と地獄の違いです。そう、シャクナゲの世界も1または0の世界、デジタルなんですね。

富山産ホンシャク、姿形は小さいが実生10年以上は経っているのだろう。富山産同士の実生をと考えるが一寸気後れする。(3月31日)

左はシロエゾムラサキの万重咲(別株)置き場所で開花に可也のずれがある。右はオオヤマツツジの白花と確かにラベルにあった。雄蕊が5本ではない。(3月30日)

左、フジツツジの八重として手に入れたもの。違うという指摘も受けた事があるが、先日ある所でアシタカツジの八重、2000本の実生から出たと言う苗を見せていただいた。フレームの中で何の説明を受けなくてもこれがそうだろうと感じた。その通りだった。此花と木の姿形蕾の様子が全く同じだった。多分花も同じだろう。右、北海道の石山さん交配の「エゾヤマツツジシロ×チョウセンヤマツツジシロ」から出たもの。数年前手に入れた、30数年前、実生苗が静岡支部で分けられたが私の所では八重は出なかった。静岡でも出ていたのだ。岩手の斉藤さんがこの同じ実生からの花粉を使って色んな八重品種を作出されている。(4月13日)

左、ヤクシミ*アーボレアム。雌蕊の長さは通常の花通り。ベル型の花は非常に小さい。右、ホソバ*シミアラム(4月12日)

はヤクシマ*アズマ、どちら付かずで、ヤクシマとアズマって同じではと考えてしまいます。右はヤマツツジ「カガリビ」もう少し沢山の花が絢爛豪華に咲かないとこの花の良さは表れないのは承知してます。(4月9日)

コバノミツバ?。見染め性というのだろうか、この後、花の色が緑味を帯て可也長い期間花が残る。右、神奈川平野さんの「黄鶴」年々花が大きくなる?。そんな事もあるまいが、花は大きい。多弁化が咲いた事もある。(4月9日)

上、左はアカボシの八重咲き、昨年手に入れたがそのときの写真では全てが八重咲きだった。今年はこの房だけ。上、右もアカボシの八重咲き、例年に比べて弁化が少なかった。左はヒメミツバの開花。フラワーパークの展示場で(4月6日)

上左も右もアカボシ。例年ならダブル咲きなのに今年は一重。しかも花が大きい。(4月2日)

左、アマミセイシカの実生苗、神奈川の平岡さんが支部例会等に提供してくださった苗、右、ヴィレアの様子、同じく神奈川の平野さんの交配した苗。(4月2日)

左、九州産のヒカゲの新芽展開。(3月30日)右その全体、ヘゴ植え。何とか今年は花芽をつけたい。(3月31日)

左はは大悲山白、少し紅が射す。右、ムラサキオンツツジ、小沢フォームと名が付いているもの。(3月28日)

今日当たり開くだろうと楽しみにしていたが冷え込むと動かない。左も右もタンナゲンカイ。(3月26日)

ホンシャクが動き出した。左は富山産ホンシャク。平成15年頃の研修会記念苗。右は大悲山白と名の付いたもの。こうしてみると少し色が付いている。酔白も捨てがたい。(3月26日)

平成7年頃の実生が今年初めて咲いた。間違いなければアカボシダブル*オンタケボタン。丈夫ならそれで良いかどうかは何ともいえない。(3月26日)

左、九州五木産ヒカゲ、花が小さいのではありません。葉が大きいのです。右、ヒメエゾ*ギグハ、長野中曽根さんから頂戴したもの間も無く開花する。ネット水冷2重鉢。(3月25日

ハヤトミツバの白花。昨年九州から送っていただいた。右側の花はシベが弁化している。ハヤトが早咲きと思っているのは静岡だけだそうだ。(3月24日)

左は酔白のエゾムラサキのほぼ全体の姿です。右はタテヤマザクラです。いよいよ無鱗片も本格的に緩んできました。早いのが遅く遅いのが早まった今年の開花です。昨日静岡での桜の開花が発表されました。(3月23日)

左はごく普通のヒメエゾムラサキ。これはこれで良い。(3月22日)右はスピヌリフェルム。やっと念願の復活が果たせた。

(3月23日)

左はヤクシマハイヒカゲ「ヤクの妖精」一輪咲かせたが後どうなるかは判らない。咲かせなかった方とてもうアウト。右はシロバナのヒメエゾ、ダブル。「獅子咲き」と言うのがこれ?。(3月17日)

左はヘゴに着けたエゾムラサキやその交配です。白い鉢はシダレヒメエゾムラサキです。右はウラジロヒカゲの蕾が膨らんで来た様子です。(3月15日)

モーピネンセです。イメージより花が大きかったのに吃驚しました。花径は6センチほどあります。右はその全体像です。こんな苗にこんな大きな花が咲くのかとこれも驚きでした。もう少し平開な花と思っていたのですが。早速雄蕊は冷凍保存し一つは自家受粉一つはタンナゲンカイ*デンドロカリスを受粉させました。(3月15日)

左はシダレヒメエゾムラサキ(3月6日の蕾)の開花です。花弁が切れ切れでした。右は富士市の佐野彰彦氏選抜のゲンカイです。(3月11日)

左は神奈川の平野さんのアルボレウムです。右はヘゴ植えのウラジロヒカゲです。小さいけれど蕾だと期待しているのですが。(3月6日)