左は9月7日の早朝です。シャクナゲは運び終わりました。。残っているのは半地植え?の2本だけ。半地植えって、600φのビニルパイプの切れ端に植えてあるのが2本です。水遣りは 朝寄るしか術がありませんので一寸寄り道するのです。朝露がしっとりと葉に降りてました。これで元気を取り戻すでしょう。バンに10ヶのポットトレイが乗ります。平均5鉢で一度に運べるのは50ヶ相当。アレヤコレヤで11回運びました。550鉢相当と言う事になります。白い寒冷紗の中には昨年一昨年の実生が入ってます。
先日、ヘゴ・チップが欲しいと注文をしたのですが、「ご注文有難うございます。在庫の確認をしております」とメールが入ったきり、その後何ともいってこない。ヘゴチップも窮屈になってしまった?。1週間して出荷案内が来た時はホッとしました。ヘゴ・チップ利用は2年半ほどしか経過していないのでもう少し様子を見たいです。用土混用も崩れないものにすれば調子は上がるのではと思ってます。真っ黒なので湿っているか乾燥しているかがチラッと見ただけでは判らないので乾燥させすぎになりがちです。根はそんなに回りませんし、通気性も極めて高いですから、どの程度まで行った時植え替える必要が生じるのか、そこ等辺りがポイントです。ポットバンドになって、密集しすぎては窒息死して、自分で自分を腐らせるでしょうから。
今日から7月。
7月1日、今年も半年残しと成りました。やりたい事も色々ありますが何処までできるでしょう。後はアウリクラタムだけですと前から叫んで?居りましたが、愈々七夕、「織姫」の名に恥じない咲き方をするかどうか。乞うご期待です。今朝の最新の蕾の様子です。蕾の無い枝は新葉の展開を終えました。七夕には丁度良い姿をお見せできるでしょう。
上左は富山・吉田さんの「バンビ×ヤマツツジ。今年は久しぶりの開花。上右はヤクシマの白花。ずっと昔神奈川の竹内さんから支部の忘年会を湯ヶ島の木立荘でやった時提供を受けたもの。下左はコガクウツギ。花が2種類あるのが面白い。
上は「翠月」、蕾が膨らんできた時、此れもしかするともしかすると期待した。ラベル落ちだったが間違いなく「翠月」。右はガクの弁化が良く解る。写真が目で見るほどに緑が上手く出ない。今年の連休は取って付けた様な五月晴れ。3日、4日とゆっくり休めたのは昨年来。明日6日からは又崩れるとか。今日5日が立夏。そう、夏なのだ。サクラ前線が津軽海峡を越えたとの事。例年より5日程度遅れているようだ。万三郎も同様だろうか。
AであろうがBであろうが
アマギボタンのAであろうがBであろうが、弁化しなければ唯の変哲も無いアマギだと実感した。何故かアマギの接木苗の札落ちが多くなってしまった。皆大鉢だから今年は可也の数の鉢が咲いた。だがこれは何と一目で特定は出来ない。他のラベルのついたのと比べて此れは何と決めるのが精々。白花とて同様次から次に咲くが明らかに此れは何と言える物はない。結局今までの結果からすれば、此れが私のアマギだと一目で解るのは僅かなものだ。ピンクでは、「ミユキ」(大輪)と「初恋」(爪紅)白花では「翠月」だけだ。いや、考えてみれば3種類も有れば幸せ者?。地植えの「翠月」の元木は2年ほど前の下水工事で脇を掘り返したら勢いが落ちしまい風前の灯だ。接木も毎年していたが所望されると差し上げてしまって手持ちも無かった。何とか接ぎ穂をとった。
4月の雨の多い事。梅雨時よりも多いだろう。4月は外の仕事が少なかったので(言い方が可笑しいか、仕事が少なかったのでが正しいのか)、影響は余り無かったが。不景気とダブルパンチの方も多かろう。28日なぞ殆ど漫画だ。午前中、大雨になったら気温が一気に下がった。シャワー効果?等と考えている間は良かった。事務所で書類を纏めていたが寒くて寒くて適わない。もう直ぐ5月だがと暖房を入れた。昼過ぎ、雨が上がると気温も一気に上昇。止むを得ず、今度は冷房である。歳を取ったにせよ、耐性が減った分感度が鈍くなっているはずだから、可笑しなのはやはり天気だろう。此の暑さでもう少し楽しめるだろうと思った「ヤクマン」の花が茶色くなってしまった。勿論そのままでは下まで影響が出ると困るので取ってしまった。
なんと言ってもピントの合い方が違う。照明は如何するのが善いのかなどと色々やってみる。目盛は方眼紙の1mm目。この種なら間違いなく発芽するだろう。充実している。上左はタンナゲンカイセルフ。右はヒメミツバ。この照明だと陰ができる。でも出来上がりはこれが一番か。
「アサヒカワローズ」をバラバラにして見ると実に簡単なパーツで出来ている。単に10本の雄蕊が5本ずつ重なるように弁化しているだけ。では左の花はどんなだろう未だ解すには惜しいのでもう2,3日したらやってみよう。ヒメエゾムラサキの八重と言う事で手に入れたもの。
上左は、多分ヒメエゾとタンナゲンカイの交配だろうと育てていたものの、我家での初開花。幹の太さからすれば可也の年数が経っている。もしかすると20年近い年月が。旭川の高儀さんからのもの。面白い花が咲くかもしれないとコメントにあったので大いに期待していた。花はシベが退化してしまい雌蕊も折れ曲がって次世代は不可。用土はヘゴと赤玉の混合。
ドーナツ植えです。上左、采咲きタンナゲンカイ×小葉タンナゲンカイ(神奈川支部例会、北海道石山さん提供)今年の3月植え付け、上右、今年の3月に手に入れたヒカゲ。スギゴケで根を保護したのが上手く行きました。左、九州の友人から送ってもらったヒカゲ、17年秋植えつけ、下左、タンナゲンカイ×ヒメエゾムラサキ(静岡支部例会、北海道高儀さん提供)。下右、モーピネンセ(17年東北大会)18年秋挿木苗植え付け。この大きさで2年花を楽しみました。陽の目を見なかったものも結構在ります。下左の積み重なっているのがその名残です。勿論再利用します。へゴに付くカタヒバやシダはその根が何れシャクナゲの為になる。ヘゴの畑の耕作者だと考えてますが。考えすぎですか。
「寒いです。」毎年同じ科白です。
今年も残す所は半月です。速いものです。「光陰矢の如し」なんて当り前すぎます。全く訳が無い一年です。一年を一生に置き換えて見てください。「寒いです」。この経済情勢、来年がどうなるかは何方にもわからないでしょう。何とか今年も生き延びた。そんな気分です。お世話になった皆様に感謝しております。有難うございます。
今年を振り返ってのまとめです。「総括」と良い言葉があったのですが変な使われ方をしたため、その記憶が使うのを躊躇わせます。
ヘゴの使い方をもう一度です。ヘゴ材(丸太)は優れた植込み素材です。しかし、ワシントン条約で輸入の規制がありますから手に入り難いのです。この点で、これからもシャクナゲ栽培の表舞台で主役になれないのだろうか。しかし、難物と言われるシャクナゲでも、その可憐な花はなんとか咲かせたいのです。(栽培の一工夫のヘゴ植えのページも参照してください)
1)ヘゴの使い方
ヘゴはヘゴ材(丸太)で、或いはそれを解したヘゴ・チップで使います。丸太は手に入れ難いですがヘゴ・チップは洋蘭の植え込み材料として専門店やネットで手に入ります。
2)ヘゴ材の使い方。
ヘゴそのものに植えつけるのです。活着すれば根が食い込んで成長します。一度ヘゴ材に植えつけると植替えは出来ません。自分が思い描く成長したシャクナゲの大きさで材料の切断は行ってください。
a、ヘゴの丸太は幹の木口を切断、輪切りにします。此れを私は「ドーナツ」と呼んでいます。大きさの目安は直径20cm程度で長さが15cm程度です。殆どの場合、中央部分が空洞になっております。優良なヘゴ材はこの空洞が無視できるほど小さいか無いものです。でもそんな部分は1.5m程度のヘゴで1ヶ取れるかどうかです。穴のあるのも活用しなければなりません。小さな場合は中にヘゴチップを詰め込んで使います。大きな場合はヘゴ鉢として使います。ヘゴの密度が大きいものや粗いものもあります。粗いほうが使いやすいですが苗が生長してしまえば余り変わりはないようです。
秋の陽はつるべ落とし。
富山研修会から戻ってもう一月です。秋、秋などと騒いでいれば暦の上では既に立冬(11月7日)も過ぎました。全く時の経過の早い事。「光陰矢の如し」などは当たり前すぎます。秋の陽は釣瓶落とし、人生の晩年も釣瓶落としです。直ぐに終着駅に着きそうです。その先は真っ暗です。だからと言って何もしない訳ではありません。セッセと植え替えに励んでます。本来なら根が回ったら一回り大きな鉢に植え替えるべきでしょうが、世の中そんなに思い通りに進むわけでもありませんし、これだけの為に他の事を擲つと言う事も出来ませんでした。上手く折り合いの取れる所で手を打つしかありません。その結果は夏にいっちにもさっちにも行かなくなって枯れて行くわけです。お陰様で今年はずっと暇でしたから可也の植替え数をこなす事が出来ました。
それにしても11月上旬の冷え込みは何だったのか、7℃とか8℃の最低気温、静岡清水では12月半ば過ぎの寒さです。大寒の頃とて、零度以下になるのは年に2、3度程度です。此の侭寒さが続くのかと身構えたのも束の間、今度は小春日和どころか大春日和とでも表現したい10日頃の暖かさです。シャクナゲ置場にバケツを転がしてあります。転がすと表現したら横になっているのかと言われましたが、其の侭置いてあるという意味です。30L入りで肥料や消毒薬を散布する時に使っております。我家の簡易雨量計です。空にして置いて雨が降り終わった時に、貯まっている高さを測れば、凡その降雨量がわかります。10日夕方から11日の朝6時頃まで70mmほどです。其の侭にしてありますからこの大雨であがったらどの位雨が降ったか判ります。今8時半ですがこの1時間に可也の大雨です。どれ位まで行くでしょう。予定していた今日の仕事は皆キャンセルです。24時間で15cm、150mmの雨量でした。一月分位の雨が降ったのでしょう。
パソコンが重くなってきました。厭な予感がしたのです。又遣ってしまいました。エクセルのデーターがアウトです。丁度2年前の今頃、MOが駄目に成ってしまいました。エクセルのデーターでした。MOは問題ないと思って使用していたのですが弱い面があるのかと諦め、外付け式のハードデスクにかえていたのです。が、今朝開けません、ハイを押せば回復しますと言うからそのようにした。データーを開きましたと出た画面は意味の判らない数字が少し並んでいるだけ。多少消滅したデーターがあるかもしれませんとパソコンは仰るが。それでも最近は一月に一度程度でバックアップを取っている。矢張り、毎日取らねば駄目なのか。何故、「エクセル」のデーターが駄目になるんだろう。こんな事が話の種では困ります。
来年に備えてペットボトルもセッセと集めてる。集めてるといっても拾って来るのではない。挿木に上手く使えるようなのを飲むのだ。旨いとか不味いとかは二の次なのだ。上下に分割して上手く蓋が使えるのが理想的なのだ。挿木用に作っている訳ではないのは当たり前の事だから、上手く行くかどうかはやって見なければ判らない。最近では左の2種が上手く納まる。夫々左側が元の様子、右側が加工後の状態。昨年の原油高騰以来ペットボトルが薄くなった。「花田さん、ペットボトル、ペットボトルと仰るが、要は密閉挿の事だろう。プラ鉢に挿してラップを掛けている。ペットボトルなんて面倒な事をしなくても良いでしょう。」その通りです。どちらが面倒かは皆さん是非試してください。挿木をして下さるならホントは何でも良いんです。(13日)
さてどんなでしょう。上は「ムーンワックス×ホテイ交配」。ホテイ交配はアカボシ×ホテイとか。仲田さんの交配。8年ほど前強健な黄色をと仲田さんが交配した種を5種類ほど貰い蒔きました。彼是40本ほど残った苗を全て接ぎました。勿論その時は総て自分の所で花を咲かせようと意気込んでおりました。平成17年頃、ヘゴ植えを始めたがヘゴの置き場所が無い。どちららにするか、それだけの話ですからヘゴを取りました。支部例会に持込皆さんに貰って戴きました。この新年例会に花芽が着きましたと、山梨の牛村さんが戻してくれたのです。自分の所ではどうなったか判りませんが喜んで頂戴しました。これだけ緩んで来ればもう直ぐと期待したのですが寒の戻りです。上右は4月2日のムーンワックス×ホテイ交配。先日の凍り付いた朝の傷跡が残ってしまいました。焼けてしまって痛々しいですね。
この雨でどうなるだろうか。上3枚は「ハイパーラセダウタン」。私の有鱗片×無鱗片。ラセダウタン×アカボシ。アカボシじゃなくて他のものはなかったのかと花が咲いた後から思っても其れこそ後の祭り。上手く行けば拍手ご喝采とやった交配だから。結局残ったのがこの3本、この22日に写した写真だが、その後天気が悪くて開花は写せない。スペースを準備してあるんだが.結局今日は一日中雨で終わってしまった。多少の雨なら帽子を被れば濡れたと言う感じは無いのだがこれだけ降るとそんな悠長な事は言ってられない。図面を書いていても半日あれば結構書ける。見積書を書くといってもそんなに引き合いがあるわけじゃない午後3時で今日の仕事は終了。
昨年の秋手に入れたデジカメはオリンパスのEP−1.軽くて持ち運びに重宝している。40数年前の初めて手に入れたカメラは同じオリンパスのペンD2、ハーフカメラと称しフィルムが倍使えたから素寒貧の若者には丁度良かった。今回のにした理由はアダプターを装着すれば昔のレンズが使えるという所。仕事で使う時は兎も角、それ以外は遊びだからもっぱら接写専門。手動(他に格好良い言い方ないのか)のマクロレンズが55mmと105mmが手元にある。これを何とか使いたかった。現場でも野山でも持運びに長けている点は強い。それとライブだから。アダプターをつけて更に顕微鏡用のアダプターを着ければピントを外部で合わせられる。そのアダプターをやっと手に入れた。頼めば直ぐ届くのだろうが頼む次官と受け取る時間がなかった。そこで始めたのが顕微鏡を覗く事。覗かれるのは勿論何時蒔こうかと思案に暮れている種である。
26日は何とか雨が上がった。早速ハイパーラセダウタンの写真を写した。
連日の大雨でウンザリしてはいても、種の芽出しや若葉の展開は気持ちを明るくさせてくれる。上左は「バオバウの木」、出来の良い豆もやしだ。11粒の種だったが時間差攻撃だろうか。でも残りは出そうもない感じだ。厳しい原産地を生き抜くための戦略、発芽抑制ホルモンじゃないかと声が掛かりました。上右は伊能忠敬邸の蝋梅の孫なのだが、続くとはこんな事なんだろう。
上は昨年のヒカゲの挿木です。今3番芽が展開中です。茎の途中の色が変わって居る所で一息いれてます。一年に5回位芽を出せれば素晴しい事でしょうが4月から展開を始めて3回が限度です。一月に一度程度の芽出しです。8月9月は休んでしまいます。10月に果たして動かせるでしょうか。これ以上期待するならば早春からの加温、此れで8月までにもう1回は増やせるでしょう。或いは晩秋からの加温を考えなければならないでしょう。8月夏休みをしないように避暑させれば、言い方が可笑しい。避暑って夏休みだ。でも此の調子で枝分かれもせず伸びたら花が咲いても菊?やダリヤ?と間違えられないか。親は「這」をつけても可笑しくないのに。親の這い回る性質は単に環境に適応しただけなのか。数本ある挿木兄弟も同じです。でも其方は切って挿し穂にしてしまいました。
下は1昨年のヒカゲの挿木です。昨年はイジケテ成長をしませんでした。今3番芽が展開中です。2番芽は僅かしか伸びず3番芽は二芽になります。数本ある挿木兄弟も同じ形で成長しています。7月5日
種があれば何でも撒く。時期を失したかもと思ってもやってみなくては。この種、自分の所では花が咲くまで決して育てられないでしょう。3月例会に浜松の桶田さんが神奈川支部例会で手に入れたと提供してくださったもの。袋ごと何処に置いたのか失念していたが先日蒔いて下さいと目の前に転がって出て来た。「星の王子様」に出てくる木、トックリの木、「バウバウの木」。無霜地帯でないと育たないそうだが。結果は、芽出しのですよ、又報告します。そう言えば3月か4月に蒔いた蝋梅が有った筈。伊能忠敬邸の蝋梅の孫になると言う話だが。蒔いた鉢の用土を少し削ってみた。1本だけ芽が伸び出していた。6粒くらい蒔いた筈だが。(6月19日)
上左は此の春のグレンドイックからのフォルモーサム×デンドロカリス。2月に挿したのがもう一つ根が出ていた。右はミスト室の中。折れ蓋付パンケースがギッシリと押し込んである。このケース、パンケースでなく米が2kg入ると書いてあった。挿すとそれだけで活着した気分になるから恐ろしい。世の中そんなに甘くない。全て上手くいったら800本と嘘800を並べる。否、1000本だと法螺を吹く。実際全て活着したら、考えただけでも此の方が恐ろしい。毎日覗いて変色したのを取り出すのが厳しい現実。(6月25日)
連戦連敗、第?次ナメクジ戦争勃発。
下の二つのパットを比べてください。10日ほど前までは両方とも右の様に大分過密気味に芽出しが進んでおりました。ある朝、「あれなんか変」です。芽が減ってしまっている。次の朝可也大きなナメクジの登場です。ゆっくりとパットの中を移動しております。「即死刑執行」です。次の朝又一匹。気が付くのは被害が出てからですから連戦連敗なのです。出遅れていた芽が追いつきまあこれ位なら普通の種蒔きだと安心したのも束の間。2日ほどして小さな奴。次の日も小さな奴。銅はナメクジの苦手と網を幹に巻いたり色んな事をして一昨年昨年と全く被害が出なかった。昨年秋からチラホラと姿を見せるので注意はしていた。このパットも被害予防のために銅金網を敷いた木製のパレット上に置いてあるのだが。今朝(13日)も早い時間からコンクリートの上を小さなのが何匹も移動しているので片端から潰した。アマギも幹に網を巻いたのには来ていない。しかし何もしてない昨年一昨年の接木苗は被害甚大。おまけに食料の多様性が子孫を残すと進化したのか、昔は何の興味も示さなかったホンシャクナゲにもしがみ付いている。
この3枚は「ヤクラッスム」。中伊豆の中島さんの交配。無鱗片ヤクシマ×有鱗片クラッスム。今年は此れに有鱗片を掛けて見たい。無鱗片を掛けたのは可也大きくなった。上左は5月4日。上右は5月9日朝。下左は花の拡大。緑のブロッチが♂親クラッスムの由縁だろう。
ツツジは沢山有るのに花が無い。モチツツジは早すぎたのは判ったが三つ葉が少ない。花の着き方からすればキヨスミだろう。1茎1花で雄蕊が6本より多い。こんなに少ないとは思いもしなかった。左を写した時、望遠が欲しい。
今年はアカヤシオも少ない。対岸の傾斜に咲いているが行けない。眺めるだけ。安部峠手前にトイレ付の駐車場が有る。此処に車を置き山梨県側を覗いたのが上右、ゲートが開いていれば此処を通るのだが。それとは別に今も山が崩壊しているんだと実感。此の道路そのものが尾根なのだと。
ゴールデンウイーク始まる。
ゴールデンウイークの初日、4月29日、朝6時半の国道一号、由比バイパスは普段よりずっと通行車両が少い。トラック類が走ってないからだろう。ヒーターを入れなければ震えてしまう陽気。お茶に遅霜の被害がなければと念じる。くっきり晴れ上がった空を眺めながらラジオ体操を聞きながら東に向かう。ここ数日の気温は一月か一月半逆戻りした感じだ。ゴールデンウイークもお正月も関係の無い年齢になってしまった。毎日ゴールデンウイークと同じだからだろう。お客様が来ても来なくても店を開けるのは商売の鉄則?と気取るわけでは無いが一寸依頼のあった現場を見に行く。
我家のシャクナゲは略終了。アマギがこの寒さで動かなくなったのが数本有るだけ。どうせならこの涼しさがもう少し早く来てくれたなら花を長く楽しめたろうが。
予想ははずれ鳥ではなく豚だと世界が沸騰寸前。若い方達に被害が多いという。特効薬タミフルも若い方達に異常行動が出ると話題になるが関係ないだろうか。メキシコでの死亡率が他国に比べて異常に高いのが気に掛かる。スペイン風邪の二の舞は踏んでもらいたく無い。当時、国内で48万人の方が亡くなられたと言う。その方々の将来への可能性が失われたのが切なく痛ましい。
上左、この花を見た瞬間、7弁花、あれこれなんだっけ。ラベルを見れば「15-3」。アマギだ。平成15年の接木。此れも義理に、申し訳無さそうに着けた花だった。多分、濃い色として穂を採ったんだろうが。此れも肥料をしっかり与えないと勿体無い。4月23日。他の花も開いたら全て7弁花だった。はて?。さて?。4月26日。
上左は「ラセダウタン」。右はタンナゲンカイ。3月28日。
左はタンナゲンカイの白花。大輪は贔屓か。下左は「ラセダウタン」の別株、下右は「ラセダウタンタン」、左にもう一度タンナゲンカイを掛けたが此処まで来ると雄蕊が消えてしまう。3月31日。
上左、メネデール浴中の苗。このうち何本が活着するんだろう。半分はヘゴ植えにする。ヘゴ節約のため半割にする。苗も小さいが10年経っても左程の大きさには成るまいから。此れには「ヤクシマの妖精」と「ハンセアナム・ナナム」を植えつけた。下左。下右は「フォルモーサム×デンドロカリス」、花芽が着いているから期待は大きい。ダンボールをブルーに態々染めたわけではない、ストックが此れで終わってしまった。今度やる時は麻布(ジュート)でと支度はしてある。暖かいのか寒いのか判断が出来ない。だが確実に春は近づいている。色んな鉢の蕾にピンクやムラサキが見え始めた。
冬眠中では有りません。仮眠中です。何もしない事には変わりはありませんが、何時でも必要とあれば目を明けます。春よ来い早く来いと待ち焦がれております。先日来たメールにストーブ・リーグと在りましたが全くその通りです。唯、風が強く乾燥が激しい時期ですから水遣りには注意を払っております。ウツラウツラしながら夢を見ております。花が咲いたら、今年はこんな事をと色々考えるのは楽しい事です。今朝も凍った、寒い寒いと人間が騒いでいても、日溜りの鉢の蕾は確実に膨らんできております。早いのは来月半ばには開花が始まるでしょう。自分の下手糞な栽培技術は棚に上げて戯言と希望を少しばかり。今日はもう1月15日。今年も早いだろうな、アッと言う間だろう。
1)有鱗片のシリーズ(系)は夫々がその環境に適応するため独特の発達をして互いに非常に離れている。系によっては無鱗片との差よりも他の有鱗片との差の方が大きいのではなかろうかなどと考える。北海道で、エゾムラサキの交配ばかりでなくて、ヒカゲやタンナゲンカイの交配をモット遣ってくれればと思ってましたが、北海道にはエゾムラサキが沢山あるからではなく、北海道でもヤクシマハイヒカゲやタンナゲンカイは上手く交配できないという事かと納得するのです。エゾムラサキが色んなのと交配ができる事は優れた性質です。
2)そのヒカゲを花粉親にしているのに木姿や葉はヒカゲと全く変わらないものばかりです。サフロンクイーン*ヤクハイ、或いはクレイターレイク*ヤクハイというのが手元に1,2本残っているのです。黄色同士では花も同じです。ヒカゲは交配で自我を強く主張するようです。一昨年の春、ヒカゲにモーピネンセを交配し、可也の種が採取でき撒きましたが芽がでたのが5本、残ったのが2本。まだ芽の出遅れたのが在るかもしれないと実生床はそのまま残しました。この春は何鉢かのヤクハイの開花が期待できます。あれを此れをと考えております。下手糞でも栽培不適地でも考える事は可能ですから。遣れば必ず出来るわけでない事は充分承知しております。
3)マッデニィー系は原始的な有鱗片だと言われてますが、他のものとの相性は悪いようです。これも一昨年の春、原種フォルモーサム3種、キリアタム、キリカリックス、スピヌリフェルム、リー、ホーリッキアナム、ブルマニカム、交配種フラグランチシマム、パリジェンヌ、サフロンクイーンと手元のありったけのマッデニィー系にモーピネンセを交配したのですが殆どがシナス、取れた種も一粒の発芽もしませんでした。
4)更に残念なのは、折角手に入れた有鱗片の交配の殆どが、その次の交配に使えないのです。この点もエゾムラサキは優秀な性質を持っています。グレンドイックのカタログに有鱗片の交配が少ないのはこれも遣ってないのではなくて、やっても出来ないから載っていないと考えるのが妥当のようです。
5)無鱗片、鉢で育てて10〜15年、地植えにして20〜25年がその寿命。アカボシ台でも強健種と言われる物でも此の程度。丈夫だと安心していてバックアップを怠ると悲惨な思いをする。最も、毎年、挿木で更新しているだけの花なんて全く期待できない有鱗片よりは良いか。
ウスギヨウラクもピンクを帯びた部分があるが総て登山道に面した側。此れ,もしかすると日焼け?、霜焼け?。
上は原種の「グリヤソニヤナム」、左が5月26日。右が29日、朝晩が意外と冷え込むので花が進まない。4月上旬の気温なんて言うのでは吃驚して動きを止めてしまう。此の後「織姫ことアウリクラータム」が最期となる。後一月以上先の話。
上左は「紅ウンゼン」、右は「紅小町交配その3」。紅小町交配は長野で手に入れたミヤマキリシマとヴィレアの交配。此れに他の小型ツツジを交配したら種が出来たので昨年春に実生した。今年は一気に成長するだろう。
21日。上左は「アマギ×シミアラム」。蕾の時ははこんなにも色が濃いのだが。上右は「十二単衣」
4月7日。左はアマギボタンB。右は少し離れてしまったが(近づけないのです)ヒカゲ交配。記録だとクレイターレイクとの。間違いだろう。
左は4月7日のミニチィヤピンクモドキ。弁先がもう少し伸びれば良いが。右はヒメエゾ×カンピロジャイナム。
そのスピヌリフェルム。ふとい方の枝が折れて小さなシュートからの再生。それでも花が咲けばよい。今年花粉は取れるだろうか。
花に嵐の喩えだが、15日から16日に掛けての雨と風は凄かった。我家の簡易雨量計(ポリバケツ)は一晩で150mm程度。木の芽お越しにはちと多すぎるか。今日辺り全開と期待した花は無惨だ雨に叩かれて見る影も無い。皆さんきっと屋根の有る所において楽しむんだろうなと思っても出来ない相談は受け付けられない。本日3月16日より随時更新です。
上左は「ワカムラサキ×ヒメエゾ」もう少しすると更に花弁が充実します。上右はそれから4日後の同じ花。充実と言う?。下左、底白でないから「ウスグモ」。「 ワカムラサキ」は行方不明?。下右は「酔白エゾムラサキ」が満開。
これもお預かりしたヒメエゾムラサキの枝垂れ性。実生すれば良い固体が出ますと仰ってましたので大いに期待をするのですが、長雨で花粉が洗われてしまってます。
この寒さ、寒さの真っ最中に満開だと名古屋の小島さんからメールを戴きました。今日の話題をご覧下さい。
寒いのは当り前ですが。
1月の下旬から2月の上旬にかけて、今の時期が寒いのは当り前ですが春も又確実に近づいております。昨年は2月15日に開花を報告した「W・P・D(ウエストンズ・ピンクダイヤモンド)×スピヌリフェルム」が赤い弁を半月以上も前から見せたまま動かないのです。寒い日と暖かい日が互いに入れ替わっておりますから動いては止まり止っては動く渋滞の最中の車のようなものです。
まさかのシャクナゲまたかの記(その1)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その2)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その3)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その4)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その5)へ
まさかのシャクナゲまたかの記(その6)へ
とてつもない大きな物。
無くした物が、掴み損ねた物が、とてつもない大きな物だった事に未だ実感が湧かないのでしょう。今まで自分達を中心に回っていた世界がこれからは別世界です。当たり前だと思っていた事が当たり前で無くなるのです。それがどんなものだったか?。一言で言えば何でも自分達の思うとおりに出来ると振舞った見返りです。驕りだったんでしょう。目を向けている先が違ったんです。安部さん福田さんは責任の政党として引退すべきだったんでしょうし、改革の小泉さんは次男に継がせるべきではなかったんでしょう。暫くは、次の参議院や衆議院の選挙での復活の可能性は無いでしょう。枯らしてしまったシャクナゲを今更嘆いても生き返るわけではありません。バックアップ、バックアップと大騒ぎしていてもアップアップともがいているだけです。面倒でも大丈夫だなどと思わずにそれこそ真面目にバックアップです。
ベニドウダンとサラサドウダン。出来上がった写真を見れば霧の中での撮影だなんて思いも寄るまい。
5月16日、曇り、朝から気温が上がらない。花は少ししか残っていない。上左は島田1号、上右は極めて普通のヤマツツジ。左は富山の吉田さん交配の「バンビ×カラフネツツジ」。青虫や尺取虫の被害も出始めた。愈々初夏だと言いたいが今朝は薄ら寒い。
上左は「シミアラム」。花弁の中外の色合いが違うのがこの花の特徴?。右は「パレスケンス」、陽気の所為か、或いは肥料の所為か元々乱れる花弁が更に踊ってしまった。4月30日。
上左、フォルモーサム、マデニー系の中でも抜群の丈夫さだ。枯れる事なんて有るまいと思うほどだが時には枯れる。右はツクシ「ホウジュ」。4月21日。
一寸一枚飾りを付けて喜ばせてくれる。どうせならもう4枚追加してくれるともっと喜ぶのだが。我家では最古参になってしまった「ストライブドビューティ」。後継を早く準備しろと言うシグナルでは?。上右はフルォモーサム・カーシャ、下左はフォルモーサムの何だっけ。4月18日。
2枚とも変わりの無いホーズインホーズ。同じ花のようだが由来は違う。上左は出生がハッキリしている。北海道の石山さん交配、「シロエゾヤマツツジ×シロチョウセンヤマツツジ」。右は「ヤマツツジシロダブル咲」となっている。区別は全体の感じで、では困るので雄蕊を数えた。石山さんのは5本、もう一つは7本前後。4月18日
上2枚はヤクシマハイヒカゲ。未だ生きているのと問われても可笑しくない。手元に届いて一月半のグレンドイックからの「ヤクの妖精」。此れで大丈夫かどうかはまだまだ不明。十分に花粉を出させてなんて考えるから直ぐ可笑しくさせてしまうのだろう。4月5日
残りの半分はヘゴチップ+杉の皮の何とかに植え付けた。こんな用土と言っても、2年半ほどの実績はある。中々調子が良い。何時もの事ながら果たして上手く行くかどうかは解らない。只昨年に比べて動きが少ないのが有難い。昨年の苗は、手元に着いた時、既に新芽が動いていたのに比べれば。上右は「ヤクシマの妖精」、下左は「ハンセアナム・ナナム」鉢は5号。下右は「フォルモーサム×デンドロカリス」鉢は6号。こんな感じの写真、去年も見たよと仰るなかれ。どうせなら序にと、ヴィレアの小苗も植え替えた。下左、「カワカミ」は昨年グレンドイックからの苗のうちたった1本だけ挿木が残った。勿論二株の苗は春の夜の夢と消えてしまったが。下右、もう1本は・・・・・。困った名前が出てこない。そろそろ何とか症か。良い香りを持った蔓性の花のようなと名が付いている。そう、あれ、あれ。「ジャスミニフローラム」だ。用土は100%ヘゴチップ。通気性は此れに勝るものはあるまい。上手く行ったら皆さんも遣って見て下さい。
残念でしたが神奈川支部新年例会には出席できませんでした。一日日永パソコンに向かっておりました。(本当かいといわれそうです)。13日九州北部や山口県では春一番の風が吹きまくったようです。その続きが静岡でも昨夜来の強風です。昔、子供の頃、今は寒さの真っ最中だったような気がするがそれがほんとだったのか自信が無くなって来る。14日は朝から15℃でした。昼頃は25℃を超えたでしょう。エアコン(冷房)無しで車に乗れませんでした。夕方のニュースで清水区が日本一の26.8℃だったと。15日朝見た私のシャクナゲ置き場の最高最低温度計の最高値は29℃でした。この暖かさで一気に弾みがつきそうです。
来年の楽しみです。上左はアマギボタンCです。接木から15年かかっての開花ではなんだいと声が掛かります。葉の縁が上がり下がりする(波打つ)のはアマギのボタン咲きの特徴のようですから大いに期待するのです。上右はヤクラッスム(ヤクシマ×クラッスム、無鱗片×有鱗片)にデコラム系クリームと呼んでいた無鱗片を交配したものの接木です。此れとて接木後10年は経過しているでしょう。この調子ではこれからどれだけ時間があっても間に合いませんね。さりとてセッセと大きくするとトットと行ってしまいます。
上はアマギの白「翠月」。往時の勢いはなくなってしまった。4月30日。
折角の連休なのに。
5月3日。今までは、滅多にゴールデンウイークを休める事なんてありませんでした。この不景気の中、不幸中の幸いかどうかは別にしても仕事は入りませんでした。ETC搭載車がどれだけ走っても高速が1000円は此れから先にも有ることじゃ無い。と言ってもこの渋滞のニュースを見れば出掛けようと思っても出鼻が挫かれる。さりとて万三郎は未だ早い。長九郎も一寸早い。そうだこの時期アカヤシオが咲いてる筈だ。ミツバも有るだろう。おまけに市内だ。市内でも片道は70km。安部峠だ。インターネットで道路状況を確認する。如何言う訳か静岡県側だけが通れる。山梨県側は5月16日だと言う。ゴールデンウイーク前に開通させない理由が有るだろうか。面倒だからだけだろうなんて勘繰ってしまう。通さなければ事故も起きないからと。ならば梅が島経由。皆さんが動き出すより一寸早ければ渋滞はなし。梅が島を目指す。途中のコンビニで昼飯相当分の菓子やパンを買い込む。梅が島温泉の駐車場に着いたのが7時半頃。駐車場の廻りのツツジがこれから咲きだすところ。早いのか遅いのか。此処に車を置き前から行きたかった本流の脇の林道を登り始める。初めての所で状況が良く分からない場合は、1時間とか2時間、決めた時間を歩いたら、よほどの事が無い限り其処から戻るのが私の流儀。9時に行ける所まで登って帰る事にする。
此れはドーナツ、花が咲けば初花。自身の実生を3年ほど前に載せたもの。大葉系のヤクシマヒカゲ。ハイは付かない。此れは薄っすらと苔が載ったが物足りない。苔は環境なんだろうが気に入ってくれる環境で無いということだろう。
上左はマッデニー系の交配。蕾が動き始めたらその大きさに驚いている。全開時はどんな花になるのか楽しみだ。(8日)右は新葉が暫く黄緑色に存在感を示す「黄金丸」。後ヤクシマが残っているが此の暑さでは今年も開花せずに新葉の展開となるのではないだろうか。もう暫くしてグリヤソニヤナム、7月上旬にアウリクラタムで完全に終了する。これからの楽しみは天城の万三郎の自生地見学と挿木だ。そろそろ挿木の準備を始めよう。
左は13日のマッデニー系の開花。蕾虫にやられて散々。
21日。上左は絞りが出た「クモノユメ」ホッと一息。上右はパリジェンヌ。
寒い日が続いて期待が先に伸びてしまう。昨年、支部が羽鳥さんから分けて頂いた有鱗片の交配「プラムブランクリン×紅タンナ」、蕾が割れた時は黒色そのもの、どんな色合いの花が咲くのかと胸は高鳴るのだが。お母さんはカンピロジャイナムの交配なんだ。左は16日、右は21日。
左は4月4日、右は6日。左は百瀬さんの「冬雷鳥」、右は「カルメン×アカボシ」
上左はタンナ×デンドロカリスのDです。右はCです。グレンドイックが選別して残したのですから残した意味がある筈です。其れはなんだろうかと考えてみました。多分、Dはブロッチが濃く目立つ、Cは雄蕊と雌蕊がデンドロカリスの特徴を強く残している、だろうと。残念ながら静岡の私の所の選別は餞別なのです。残って呉れて有難うと。
上左は「ヒメエゾ×(エッジワーシー×デンドロカリス)」。上右はグレンドイックからの「タンナ×デンドロカリス」のA。大輪だ、6センチほどの花の径だ。下左は私の交配「タンナ×デンドロカリス」の心算なのだが。さて、はて。
写真を撮るには曇りのほうが良い?。上左はアルボレウム、これが春一番?。上右はヒメエゾムラサキとエッジワーシーの交配。昨年秋戴いた鉢の一部。この花粉をあれに此れにと考えるのですが、次の花にするのは難しいもんです。左はハヤトミツバ。台木にする心算で手に入れても花が咲くようになると使えません。此れを切ってまで接ぐようなものもないのが本音です。
6月も半ばです。
6月も半ばです。花は終わりましたし、今年の実生の1回目の移植も粗方終わりました。終わらないのは多量にありすぎて如何しようと悩んでいるもの、カロリニアナムだけです。ピンセットで一つまみして植え広げると小さなパットが一つ埋まります。話の種も続きません。梅雨の中休み?、昨日14日の日曜日は朝から薄曇、町内のドブ浚いが終わってから近くならばと出かけたのが「安部峠」。富士の事務所に立ち寄り装備一式を放り込んで身延まで。身延から大城経由で安部峠を目指す。山梨県側の切通しは吹付け工事などが完了してから時間の経過が少ないので殆ど植物がない。安部峠に近づく頃は雨も降り始め霧が濃くなり視界不良。対向車が全くないわけではないがドライバーが山道に走り慣れてる方だとヒヤッとしない。慣れてるって見通しの効かないカーブではスピードを落とす事だけだが。谷に落ちるのが厭だからと山側に寄せてくる場合が多い。雨は上がっても霧だけは濃い。安部峠から南へ最初のピークまでと決めてあるから問題はなかろう。峠の手前で車を脇に停め、歩き始めたら胸の携帯が12時の時報。登り始めて直ぐ左側の若い檜の幹の皮が剥がされている。何本かの筋がある。もしかしていや間違いなく熊の爪痕。鉈か大型のナイフを持ってくるんだったと思っても遅い。歌でも歌いながら登るしかない。巧くいけばシロヤシオが残っているのではなかろうか。バイカツツジは最盛期?、と期待して登ったのです。最初に出てきたのはベニドウダンとサラサドウダン。ドウダンって今だっけ?。デジカメのASAは1600と最大にしてある。多少のノイズ?があろうとも映らないよりましだろう。3脚があるわけではないし、この霧の中では何ともし難い。レンズは20年来のMFの55mmのマイクロニッコール。小さくて扱い易い。デジタルの写真って、多少の露出不足は補正できるので有り難い。途中から雷が鳴り出した。大粒の雨だ。
左はフラグランティシマム。正面に顔を見せてくれない。香りは良い。5月4日。
4月1日に膨らみ始めた蕾は開いた。4月3日朝のキリカリックス。守屋系のヒメミツバの上弁も持ち上がった。
ヘゴ植えしか
今日は3月22日。何だ2日も更新休んだではないかとお叱りを受けそうです。今日はその穴埋めと意気込み、その心算で出掛けて来たのに予想外の大雨です。写真が撮れない。今日の天気予報は曇り程度でなかったか。迂闊だった。
花冷えという風情ではない。冷たすぎるのだ。一日のうちでも寒いのか暖かいのか、訳が判らなくなってくる。最低気温が4℃ではこの辺りでは真冬と同じ。花も息切れ、本人も息切れ。3月31日。
シャクナゲの花に魅れて30有余年。枯らしては枯らし枯らしては枯らし,まさかまたかの30有余年でした。日本ツツジシャクナゲ協会の会報は年2回発行されます。其の会報に15年ほど「まさかのシャクナゲまたかの記」と題して、シャクナゲ栽培の喜楽と悲哀を書き続けてきました。それが全てデーターで残っていれば「私のシャクナゲ物語」になったのですが、NEC98(一太郎)時代のデーターはフロッピィディスクが読み取り不良でアウト。マイクロソフト95,98、ME(一太郎、ワード)と書き綴って来た原稿はME搭載機がヒヨコの様にピイピヨと啼いてそれっきり。
でもまだまだこれからです。皆様に話の種を提供できればこれ幸いです。
平成20年2月29日から20年12月31日までは まさかのシャクナゲまたかの記(その6)へのページに移しました。
台風9号、久しぶりの本土上陸、本土横断です。太平洋の高気圧と、シベリヤの高気圧の谷を通過したんでしょう。大雨が当り前になってしまった昨今とは言え被害に遭われた方達はたいへんです。集中豪雨的と言うのか、ゲリラ豪雨と言うのか、大雨の地域とそうでない地域が隣合せに成ったようです。雨域が明確と言えば良いにしても一日で一月分以上降ってしまうとは。
兎も角、運べるだけ運びました。整理も整頓もヘッタクレもありません。8月末で9割方は運びました。庭の隅から詰め込みました。早い時期に整理をと思いますが机や椅子パソコンやプリンター、工具類は何時に成るか見当もつきません。もう少し早くシャクナゲが運べれば良かったと思っても後の祭りです。この暑さで可也の鉢が枯死昇天です。有鱗片の一部が残念でした。でも、この程度かなと考えてます。
ヘゴは庭の流に詰め込みました。上流から下流まで50ヶ位は水に漬かっております。実生苗や挿木のペットボトルは何処へ置こうかと思案中です。
まだまだ残暑?。
お盆休みが過ぎ、23日は「処暑」「処暑」と日本中が大騒ぎでした。でも暑さは収まりません。自然は人様の期待や思惑には全く関係ありませんから。大騒ぎは「もう涼しくなってくれ」と期待の裏返しなんでしょう。お陰様で、連日の猛暑で商売繁盛です。でも,若い時のように動けるわけはありません。どんなに「欲と二人連れ」でも動きには限界があります。家庭用のルームエアコンは当分入らないようですし、業務用のエアコンもあれが無いこれが無い状況です。品物が無いと言われるとホッとするんでは本末転倒ですが、ホッとしますね。
兎も角シャクナゲを運ばなければとやっています。運ぶ心算で順に引っ張り出して拡げてあります。根周りを保護すると伸ばしまくった雑草を引き抜いたままですから大変です。風通しが良くなって日当たりが良くなってます。戻ってくればツツジは葉がチリチリ、有鱗片は枝先が黒くなり元まで進みます。無鱗片は葉が焼けてきました。もう少しですがどうなるでしょう。
上左、石垣の際を用水が流れています。水温は16℃程度でした。石垣にユキノシタが張り付いていました。空中湿度は高いのでしょう。植え替えの済んでない昨年の挿木を傍に置きました。来年からはミストは不要ではないかと思っております。。庭の流はある程度の速さがあれば蚊は湧くまいと思ってます。(8月7日)
左は7月4日の様子です。清水区の商店街の七夕祭りは3、4日の週末に賑わいました。我家の七夕は「織姫」の登場です。梅雨時です。67回経験しても、この蒸し暑さには閉口します。
下2枚は7日朝の様子です。何とか間に合いました。今夜二人は天の川で会えるでしょう。其れまでには皺も伸びている事でしょう。花の径は12p以上あります。このシーズンも此れで終わりです。来年のためにセッセと肥培しております。動物性アミノ酸肥料です。
随時更新・・・・?。
随時更新といえば格好は良いのですが其れは話の種が沢山在る時の話。無ければどうなる?。何時になっても更新出来ません。我家のツツジシャクナゲは残りはアウリクラタムだけとなりました。後2週間もすれば開花でしょう。勿論今はセッセと挿木をしております。1品種精々4〜5本が良いところです。同じ品種も時期を違えて2本3本と挿しております。今年は前年の緑の残った枝を芽が動く前に挿して見ました。葉が充実してますから管理は容易です。実生も4月下旬にやりましたが元気の育っております。駄目なのが昨年の実生、動かないのです。昨年は2度3度と動いたのに今年は駄目なのです。気温が低かったのが響いたようです。未だ新葉を伸ばさないアマギの鉢もあるのです。
私事ですが、事情があって、近々事務所を移転します。その準備を始めます。近々といっても移転完了は秋の彼岸辺りを目標にしております。パソコンが置けてインターネットと接続が出来て、大判のプリンターが使用できれば。それで良いのです。そして植木鉢が置ければ、工具や測定器具、多少の材料が保管できれば何処であっても良いのです。お客様に来て頂くのではなく此方から出かけて作業をするのですから、山の中でも何処ででも構わないのです。1年ほど前から探しておりましたが先立つものとの相談もあります。此れは良いと進めた話が土壇場で消えてしまったりもしました。かくして帯にも襷にも長い?ですが、中古の住宅を探す事ができました。広い、広い庭が付いております。本業の方は後数年何とか頑張れるでしょう。その後の本業?はツツジ・シャクナゲで参ります。同じ富士市内ですが富士川の右岸の山の中腹です。海抜180mほどで北に開けております。秋の彼岸としたのは先の片付け此方の片付けアレヤコレヤと、その頃なら今年のツツジシャクナゲも固まるでしょうから。当分、ほんとの随時更新になってしまいますが暫くはお許しの程を。
確かにピンクを帯びるのは間違い無い。木に残ったものも地に落ちたものも。
上左はヤマツツジ。枝を良く見てください。「ウンリュウヤマツツジ」です。右は八重のヤマツツジ。
上左は「ヤクシマハイヒカゲ×ヒメナカハラツツジ」。普段は皺くちゃの花だが今回は伸びている。栄養状態が良いとふくよかになる?。右は「バンビ×ヤマツツジ」今年の花は同じようにふくよかだ。遠い交配の花の皺くちゃは今までどうしようもないのかと思っていたがそうばかりではないようだ。
上左はアマギ「伊豆乙女」、気になっていたが蕾の中に蕾がある。そんな感じだった。開いてみたら花弁が無い蕾?。真ん中だけを残したのが右側の写真。
上左はアマギ「伊豆乙女」、5月15日。花弁が開くのは此の程度まで?。上右は昨年のヒカゲの挿木。一つのペットボトルに2〜3本挿します。今年一芽伸び終わりました。秋口に植え替えますが挿した年の秋口に移植できれば都合が良いのですが上手く行きません。下左はヤクシマハイヒカゲ、4月の20日頃ヘゴに載せました。この状態なら葉の展開も、根の伸びも、上手く行ってるのではないでしょうか。
上左はヤクシマハイヒカゲ。種を採ろうと自家受粉をさせた。右はヤマツツジの八重、幾つかの花の何処かに雌蘂の残骸が無いかと探してみたが見つからない。
AであろうがBであろうがの見本。上左はブロッチが逆ハの字が特徴なのだが札落ち。他に同じ花が咲いて無いから特定できない。上右は「13-8」。時間が経つと爪紅になる。下右は仲田さんの交配「キョウマル×シミアラム」。キョウマルと有るが昔はアマギをキョウマルと呼んだ時代の名残。
上は何とか元に戻したいと願う「ヤクマン」。これだけ?。そうこれだけ!。上左は21日午後2時頃。上右は22日午前6時頃。中左は午後2時半ころ。これで全開?。花弁は15枚。今日は朝から大雨、写真を撮りたいとか、花粉を何て言っているが何も出来ない。しかし、寒いのか暑いのか。昨日は冷房を入れ今日は暖房を入れている。セーターを脱いだり着たりしても追いつかないのだ。中右は24日9時頃。緑の部分がもう少し発達するかと期待したがさほどの事は無かった。何せ冬に逆戻りじゃしかたないか。下左は横から見た状態。
寒い日が続くと全く動かなくなってしまう。クモノユメに他のツツジを交配した物が残ったんだがお父さんは開花してから想像するしかない。でも真ん丸の蕾の中にどんな花が隠れているんだろう。右は4月25日の開花。
花の盛りなのに
花の盛りなのに何故更新しないんだろう。話の種も尽きまいがと本人もそう思っております。一日中シャクナゲを眺めて居れればこれまた楽しい事なのですが、中々そうは上手く行きません。天候不順で写真がとれないのです。写真がとれるのは朝か昼休みか夕方です。この時、雨や風が強いとお手上げです。おまけにここ数日は寒い日が続いています。晴れる日を待つしか有りません。雨風関係の無い撮影場所が確保できると良いのですが。泣き言をこぼしたとて如何となるものでもありません。清水区の中央公民館で目下展示会です。其方に、開花株が行ってしまっているという事もあります。
左は側面、右は正面。正式な名前はあるらしい「阿蘇絞り?」。ミヤマキリシマの絞りの八重。上手い場所の花が咲かないが右正面の一番下にホンの少々お印に紅が注してある。見たとおり、昨年は枝枯れを起こしてしまって。
左はキリカリックス、4月11日、右は自分の交配、サフローサム×キリアツム。サフローサムはサフロンクイーン×フォルモーサム、矢張り自分の交配。ほって置いても枯れないマデニィー系交配を目指した?。
ヒメミツバ。毎年楽しませてくれる。左は4月4日、右は6日。
4月6日。神奈川平野さんの「清流」。右は4月9日。他の蕾は皆跳んでしまった?。動いてこない。
ホンシャク、「鈴鹿白」。左は4月4日、右は6日。
アカボシのダブル。花も大きいし全開が楽しみ。右は4月6日の朝。
上左はキバナ×アカボシ。気がつかなかったが蘂の弁化が可也有った。昭和60年頃長野で交配されたのが出回ったが手に入れたものが皆残っていれば色々の花が咲いたんだろう。何せ蕾が年越し出来なくて手元に残したのは地植えにしたこの木だけ。上右、もう少し早く気が付けば良かったのだが。何気なく今朝(4/4)見たらこの枝の花だけ白い。他の萎れたのはピンクだ。枝そのものも他のより明るい色。枝変わりで白花?まさか。ハヤトミツバ。
上左はシンナモメウムの4月4日の状態。明日朝当たりには見事に開くだろうが、今夜又雨?。右は4月6日の朝。
上左はグレンドイックからのタンナ×デンドロカリスのD、Bより一寸大きいか。残りはCがあるがどんな花か。上右は台木崩れのヨシノ。
上左はヒメエゾ×モーピネンセ。上右は紅小町交配の自家受粉。照明を上と下、両方からやると陰は出来ないが発色が悪い。もともとこんな色?。
「寒いですね、良く降りますね」これがここ数日の挨拶になってしまった。お陰様で忙しかった仕事も片付いたがこの雨に当たっていたら大変だったろう。この寒さ結構堪えるだろうなと思って、昨今其れは他人事じゃないですよ。しかしまあ雨が良く続きます。この寒さで花は一時動かないでしょう。桜も今週末あたりからなんて言っていたが。
何とかせねば、挿木をして若返らせなければならないと言う意味だが思い通りには行かないものだ。(ラセモーサム×シロヒメエゾ)×タンナゲンカイ、略してラセダウタン。初めて花が咲いたのが平成元年の頃だろう。最近まではこの兄弟が可也残っていたが今や絶滅危惧種所では無い。
自分の実生なら更に期待するのです。頭の中で咲いた理想の花と現実目にする花に差があるのは止むを得ません。期待して世話するのが楽しいのですから。「クレイターレイク×デンドロカリス」。採れた種とて10粒に満たない。育ったのは此れを入れても数本。数本と言うのは他の苗は全く期待出来ない成育状態だからです。此れはヘゴ植え。
薄い液肥なら問題なかろうとやると矢張り花が可笑しい?。期待するのはヒメエゾムラサキ×デンドロカリス。一昨年の東北大会で手に入れたと言っても本人参加出来なかった。何でもいいから有鱗片を手に入れてとお願いして手元に来たのが此れ。ヘゴに植えて丁度一年半。静岡でも何とか育ちます。上左が16日、残り3枚は17日。
上2枚はヒメエゾムラサキ。小さな鉢でコンパクトに花が咲くのが楽しい。
此処へ来て小型の有鱗片(と言えば格好良いが、ヒメエゾの系統の花)は一斉に咲き始めた。一寸忙しかったが其れも間も無く一段落だ。楽しい春に間違いは無い。
左は、タンナゲンカイ。
27日から28日に掛けて降った雨は可也の量だったようです。我家の簡易雨量計、30L入りのポリバケツ、偶々屋根の端に掛かっておいてありました。屋根の長さは1.5m、バケツの幅との面積に降った雨がポリバケツに溜まるわけです。満杯でした。相当量溢れたんでしょう。そのまま地面に吸込ませるのは勿体無い話かもしれません。
他の有鱗片も新芽が動き出した。今日のような暖かい日が少し続けば愈々春の開始です。春の息吹を伝えるには真お粗末な更新ですが悪しからず。今日は静岡支部の新年例会でした。今日の話題をどうぞ。1月31日。
去年の今頃は?。来年は・・・
去年の今頃は仮眠中でした。今年はお陰様で仮眠どころではありません。色んなのが偶々重なってしまって、目が回っております。だからと言って、昨年の凹凹は到底埋まるものではありません。振り返れば大小の凹凹が連続しております。強がりを言っても、何も無いというのは厳しいものです。兎も角ご飯は食べなければなりませんから。
本来ならば新年のご挨拶をせねばならぬのですが、適わぬ事をお許しねがいます。
物心ついて初めて、父親に小正月のドンド焼きに連れて行ってもらいました。3本槍に餅や橙を挿し、注連縄等のお飾りや松を高く積上げた火で焼くわけです。大きな山と、小さな山がありました。幼い自分には小さな山が丁度良いと子供心に思ったわけです。そこで餅を炙り始めたら、父親が慌てて駆け寄りました。此方ではないあっちだ。小さい方は昨年、新しい仏さんが出た家の餅を焼くのだと。そんな風習が残っておれば今年のドンド焼きは小さな山で餅を炙らなければなりません。でも、今住んでいる町内のドンド焼きは一つしか山が出来ません。
昨年暮れの更新、いざ転送とやったら出来ません。エラーコード552?とでました。又かと思いましたがプロバイダーの私の部屋に空が無いということなのです。あれを削り是を削りと色々やって4回目に転送が完了しました。早速メモリーの増加を依頼しましたが、年明けまでは我慢しなければなりません。このページも新しくして、HPの整理をしなければなりません。更新するのにも重たくて重たくて。パソコンがモタモタしております。
未だ始ったばかりですが、来年の今頃は如何してるだろう。来年の事を言っても鬼も笑わない年齢です。当たり前の事は当たり前過ぎるからでしょう。「未だ嫌だ」と、シャクナゲやツツジにしがみ付いているに違いありません。流されぬ様、向こう岸に着かぬ様、しがみ付いて精進せねば。でも、悪足掻きは無駄な事ですかね。
14日、特級の寒気団が日本列島に襲来。天気予報どおりです。富士のシャクナゲを置いてある場所の最低気温が-4.5℃。超音波湿器が空回りと言う感じで煙?が出ていない。中の水槽が凍り付いているに違いない。こんなの初めてだ。と思って昼休みに戻ると大変。加湿器の給水パイプの継手部分が割れて噴水。加湿してなかったのはこの部分の凍結だったのだ。何時もなら気がついて止めてくれる自転車屋の親父は定休日。きっと4時間くらいは吹出していたんだろう。話の種も無く、探す時間も無い。こんなででは駄目ですね。
この1年、私の拙いホームページをご覧頂き有難うございます。来年も宜しくお願いいたします。
皆様のご健康と、ご多幸を願っております。
シャクナゲ協会の会員会友の皆さん、お会いできるのを楽しみにしております。平成22年の中部地区研修会は秋に静岡で開催予定です。
来年は良い年に・・・。
この綺麗に晴れ渡った空の下の、この富士山で遭難があったのか。今も雪の中にお二人がとじこめられているのか、車の中でニュースを聞きながら前方に聳える富士山が不思議に見えました。その道の、プロフェッショナルでも、突風には適わなかったのか。
彼是ジタバタしても結果は換えられません。これからの努力は、これから先の結果に良い働きがあるかもしれません。今のこの状態は良かれとやって来たこれまでの結果です。くよくよしても始りません。と言っても暮の押し迫った時期に取引先の倒産に遭った方達は大変だろうなと思います。随分前から噂はあったとしても、未だ大丈夫、未だ大丈夫と楽観的な見方になりがちです。充分対処できる方は稀でしょう。富士市内の建設会社が22億円の負債で23日に倒産したのは25日の手形が落とせなかったからでしょう。顔見知りの空調屋さん、電気屋さん、水道屋さん相当被ったに違いありません。25日の手形が落ちるのを当にしていた方は多かったでしょう。取立てに出してある方はその金で給料その他の支払に充てようとしたのでしょう。手形を割り引いたり、回した方はもっと大変です、手形を買い戻さなければならない。当然手形のサイトは4ヶ月5ヶ月、仕掛を含めれば半年分以上の工事代金が消えてしまったんです。今のこの社会情勢、上手く工事が完成してもカツカツの結果しか出ない工事ばかりですから。
c、シャクナゲの植え方
如何にしてシャクナゲに、素早く根をヘゴ材の内部に伸ばして貰うかです。伸びさえすれば良いのです。此れでなければ駄目だなんて手法は確立されてません。色々やってより良い方法を見つけ出してください。根の表面を苔が覆って呉ればしめたものです。後は眺めて楽しむ毎日です。根が上手く伸びないと簡単にお手上げです。
ケトを薄く溶いてヘゴの目を詰める様な感じで植付部分(根が拡がる部分より一寸広めに)に流します。否、塗るといった方が、なすりつける(こんな言い方しますか)感じです。。おっと、その前にヘゴを充分水に浸けるなりして水を吸わせてください。苗は根洗いし古く黒くなった根や白い毛根は取った状態にしてください。ケトの上に苗の根を広げてください。この状態にするには、挿木して2年程度、実生して3年程度の苗が扱い易いです。根を充分広げて、根同士が重ならないように。上にケトを5mm程度被せます。軟らかめなケトなら根はケトと密着します。梱包用の刻み目の入ったダンボールを湿らせて被せ麻紐でグルグル巻けば固定できます。ダンボールの代わりにミズゴケを被せて其れを紐で巻いておられる方もいます。へゴの上にケトを高く盛り上げて植えられている方もいます。古い株には良いようです。勿論、根はケトと充分馴染む様にします。この場合もその上にミズゴケやスギゴケを被せて麻紐等で表面は保護してください。根が出てしまえば非常に良い成長をします。出ないと簡単に枯れます。私は薄いケトで根を出させたいとやってます。ミズゴケは其方に根が回ってしまいます。厚いケトの層もその中に根を閉じ込めてしまいます。シャクナゲに嫌でもヘゴに根を伸ばして欲しいのです。植え替えた後は少し養生をさせます。水は充分過ぎる位やって下さい。根付いて動き出したらドンドン肥料をやってください。ヘゴそのものは肥料分も何も全く含んでいませんから液肥をセッセとやってください。ヘゴに小さな穴を開けて固形の肥料を詰め込んだら如何だろうなんて考えましたが未だやっておりません。日陰でも日向でもそのシャクナゲに適した状態で育ててください。地面からは浮かした方が良いです。他のシャクナゲや雑草の根が何だ此れと思う位侵入してきます。
d、ヘゴ鉢、以前は木工用旋盤(轆轤)で刳り貫くのかと思っておりました。実物は見ておりませんがそうでは無さそうです。ヘゴを使い出して5年になります。環境若しくは品種による違いかもしれませんが、空洞が極めて大きいヘゴがあるのです。此れに底網をつければ、そのまま鉢になります。此れなら鉢だと、何方かが使われたのでしょう。商品として店頭に並ぶ代物ではないと確信しました。空洞の周囲には薄いけれども非常に硬く弾力性のある層があります。生きていた時何の役目をしたんだろうか、多分背骨に相当するんだろうと思います。此れが円筒状で全体を支えていたのでしょう。「ドーナツ」や「俵」の場合はそのまま使ってますが、この部分を根が通過する事は不可能だと思います。剥ぎ取らなければとやって見ました。マイナスドライバーでは全く役立ちません。小型のバールでこじて見ました。何とか剥ぎ取れます。最期の薄い皮は剥げませんのでマイナスドライバーでつついて所々に傷をつけております。小型のバールって45cm程度です。実際へゴ鉢と意識して栽培したのは2つだけです。特にヘゴ鉢と区分しなくても良いのかも知れません。「ドーナツ」の変形と考えれば。用土はヘゴチップやバークなどにケトを絡めて入れております。
先日、工事に行った工場の屋上から写させて頂きました。360度のパノラマが何時見ても見事です。暖かいと直ぐ富士山が暈けてしまいます。紅葉が見事だったんですが其処までは写し出せませんでした。
寒くなったり暖かくなったり
小春日和、いや小夏日和とでも呼びたい暑い日もあれば、一気に真冬に突き進んだ冷え込む日もあり、その目まぐるしい変化に体が追いつきません。新型インフルエンザの流行は此れも大変です。若い将来のある、可能性のある方々からワクチンを投与して欲しいものです。今から52年ほど前、昭和32年、33年に流行ったのは香港風邪でしたか。その頃ワクチンも何もありませんし、夏にインフルエンザが流行るなんて事知らなかったでしょう。中学2年の夏の臨海学校で発症し、熱が下がれば直った心算が、その冬、余病を患って3ヶ月ほど学校を休みました。後、数日休めば留年だったと、後から聞かされました。その後、人生の選択幅が随分狭まってしまったと本人は思っております。そんな事が、若い方達に、少ない事を願うのです。
「小春」と「大秋」、ご存知でしたか。最近知りました。柿の品種です。「小春」は小粒の渋柿だそうです。11月ごろが収穫の適期ですよと言う事でしょうか。干し柿にするのに適しているそうです。「大秋」は大粒の甘柿だそうです。実りの秋により大きくと言うことでしょうか。暖かい地方でないと甘くならないそうですが温暖化の昨今です。ドンドン北上するかもしれません。
シャクナゲも今年の植え替えは中途半端ですが、もう終わりですね。それでも可也進みました。後はボチボチです。手前からやって行きましたので、奥の方の苗は運が悪かったか良かったか、来年になれば分かります。
工事写真用に小型のデジカメを手に入れました。今まで使っていたのが壊れたわけではありません。其れは5年程前、電源が単3電池で良いと考えて手に入れたのですが、使い出したらその電池の消耗が激しすぎて困る場面がシバシバでした。1枚2枚なら兎も角工事の手順通りに写している最中に突然動かなくなるのです。今朝、入れ替えたばかりだよ思っても動かないのは動かないのです、電池が無ければレンズの付いた唯の箱です。勿論、予備は持ち歩くのですが追い付かないのです。近くのコンビニに駆け込んだのも1度や2度ではありません。でも今度のデジカメ、フラッシュ内臓でなかったのは失敗?。ISOを大きい値にすれば室内なら問題ないでしょうが、この先の工事は天井内の撮影が多くなるのです。兎も角使い方が分からなければ猫に小判、豚に真珠です。マニュアルを読んでも内容が理解できません。勿論日本語で書いてありますから字は読めます。如何すれば良いかが理解できないのです。どの道、習うより馴れろですから、毎晩毎朝、寝床で動かしておりました。実際には数枚しか写していないのに早くもバッテリー取替のサインが出ました。極当り前のデーターで300枚は撮影可能とありますから予備のバッテリーを持って歩けば不便はないでしょう。今回の更新の写真は新しいデジカメで写したものです。
秋に花が咲くのが当たり前になってしまうと春の楽しみが無くなってしまう。上左は八重咲きの絞りのミヤマキリシマ。此花で全て咲いてしまったんだろう。上右は「クモノユメ」絞り咲に絞りが出ないと一寸ガッカリする。是を写した時のレンズが接写用でないのでこの程度の大きさにしかならなかった。下は我家のシャクナゲ置場。黄ばんだ葉は間も無く落ちるだろう。かくして唐傘のようなシャクナゲばかりになってしまう。栄養が足りず、来年のために古い葉が栄養を新しい芽に供給していると解釈しているのだが。(11月13日)
秋の色が濃くなってきました。綺麗な紅葉とは行きませんが是も楽しいものです。上左絞りのミツバです。「富士絞り」富士市の佐野さんの実生選別です。ツツジや有鱗片は紅葉で絞り咲きが解りますから小さな実生も秋に眺めるのが楽しみです。上右は「宇の盛」神奈川の植木さん交配の無鱗片です。今年は綺麗に紅くなりました。左は極当たり前のオンツツジ。(11月13日)
上左、ヘゴチップに植え替えた采咲きタンナゲンカイ。さて上手く根付くか。上右、岩手から来た白花タンナゲンカイの大物、滋賀へ引き取られたとか
上右左ともに高木さんの栽培場。日本産のシャクナゲが品種毎に区分して栽培されている。名称付の日本産は殆ど揃っているでしょう。
見学の方は、感嘆の声と言うより溜息をついておりました。
下左は今年の挿木、初めての挿木との事。
是もお見事。
10月17日18日の両日、富山県立山町千寿原のグリーンビュー立山で中部地区研修会が開催されました。朝は強い。3時頃目が明けば良いなと思って寝床に入った。一寝入りして目が覚めたら1時50分。もう一度寝入ると目が明くのは4時か5時、それでは困ると起き上がる。幾等、朝が強くてもこの時間に朝飯は食べられない。髭を剃って顔を洗い服を着替えて、愛妻が支度してくれてあるサンドイッチを抱えて出発したのが2時30分。52号線を北上、身延線は甲府行きが下りだが52号線は如何だっけ。目を瞑ってもコースは判るが、瞑ると大変だ。眠気は無い。可也冷え込んでいる。清水が13℃位だからこの先もっと冷えるだろう。車の中は良いが向うへ着いて風邪でもひくと困った事になる。凡そ、90kmと踏んだ南アルプスICまで100km程、高架になってからICまでの専用道路が計算に入っていなかった。松本までは90km、八ヶ岳サービスエリヤで一休み。松本ICに着く頃は薄明るい。5時半ころだ。梓川沿いに安房トンネルを目指す。このコース、前方を大型観光バスやトラックが走っていると難儀な道になるがこの時間は左程の事は無かった。上高地へのシャトルバスだろう、回送の行き先をつけたバスが待避所に寄ってくれるではないか。運行中で無いからだろうが有難かった。安房トンネルの料金所の支払機が扱いにくいと言うのは私だけではない様だ。ドアから身をのり出さないと料金投入口に手が届かない、踏ん張った時にアクセルを踏んでしまい車が走り出して慌ててしまうと言う事が結構あるようだ。こんな所こそETCにして欲しいものだ。欧米人の体格に合わせた仕様を其の侭持ってきたのではなかろうか。料金所の気温が6℃、寒いと震え上がる。この付近の紅葉は真っ盛りだ。人間の目は「錦繍は斯くの如きや」と気取ってもカメラでは写らない。トンネルを越えれば富山まではもう少し。神岡を過ぎ神通川沿いの一寸早い紅葉を眺めながら国道41号を北に走る。高木さんの家に着いたのが7時半過ぎ。
先客あり、神奈川の櫛田さんと本村さんのお二人の姿が見える。「一体、何時に神奈川を出たの」とお聞きしたら乗鞍に昨晩泊まったとの事。ならば納得。高木さんは準備の為もう出掛けたという話。帰りに寄らせてもらう心算だがチョコッと栽培場を見学させてもらう。前回訪問した時より更に栽培場は拡がっている。日本産のシャクナゲの大株が並んでいる。鉢植えで此処まで大きく育てられるのかと眺めながら溜息が出る。どんな事をしても真似も出来ない。挿木も始められたらしい。今年の挿木苗が外に出ている。俺の所は未だペットボトルの中。此れで半年以上の差が出る。挿木が上手くできるようになれば富山は鬼に金棒どころでは無い。会場までは小一時間見れば良いだろう。ガソリンスタンドを見つけて給油、ヤッパリ燃費は良い。未だだいぶ早い、会場手前に「立山博物館」がある。そこによって見学。立山の自然や常願寺川流域の開発の歴史、立山の信仰が展示されていて興味深い。
会場に着いた。走行距離は350km程度。おなじみの皆さんにご挨拶をする。受付を済ませ昼食が済めば先ずオークションのリストと苗を見比べる。「是だ。」と決めても欲しい物は皆同じ、相手のある話だからそうは簡単に纏まるまい。見ていれば、この方も目をつけているというのは会話等で見当が付く。オークションの最初の方か後の方かも大きな要素。早いうちは元気があるからドンドン騰がる。よし今回は是で行こうと決めたのは下の写真。采咲きのタンナゲンカイ、昨年の会報に旭川の高儀さんが写真と記事を寄せられている。実物を目にする事もあるまいと思っていたのが其処にある。提供された方に感謝する。まことに有難い。競争相手は多分、西のあの方。懐は此方と比べればダントツの違いで暖かい、後は、声を掛けるタイミングと意気込みだけで勝負?。毎度の事なれど、是と決めたら他のものは目に入らないから困ったものだ。
ヤッパリ台風のシーズン?。
18号が本土接近中。17号はフィリピン辺りで足踏み居座り中、ループを描きそうだ。大陸の高気圧に頭を抑えられて先に進めないのだろう。後ろからは此処へ来て勢力を強めた高気圧が尻を押している。でも、居座られた地域の方々は何日も続く大雨と強風に運が悪かったでは済むまい。被害の少ない事を願う。昨日(5日)の夕方から気温が低くなったと感じる。今はやりのインフルエンザと仲良しになって熱が出たのでもあるまい。17号の足踏みも、気温の低下も、大陸の高気圧が強くなった証拠だと思うのだ。此れが壁に成って、18号が更に東に、大きくカーブを描いて呉れればありがたいが、明日明後日の事では間に合わないか。進行予報円は18日午後本土上陸、中心が紀伊半島辺りでは最悪のコースだ。この台風、眼が鮮明だ。植え替えたばかりの鉢は如何する?。小さな実生や挿木苗は何処かの物陰に避難させればよいが6号鉢7号鉢は?。この調子なら今年は植替え順調に終了するだろうなんて考えていたがヤッパリ上手くは行かないものだ。(6日)
何か俎板の鯉の心境。明日の今頃(8時頃)は間違いなく豪雨と強風が吹き荒れるだろう。植え替えた鉢は物置に突っ込んだ。(7日)
大分速度を上げたようだ。6時頃知多半島に上陸。今頃岐阜県から長野県に抜けている頃か。風は強いが雨はもう大丈夫のようだ。便利になったものだ。このレーダー画面や衛星画像で素人予報士も雨については覚悟は出来る。覚悟するかしないかで随分被害は違うだろうから。風を予報する資料、何か上手いものはないものか。天気図の気圧配置から想定するしかないのか。近所では車庫のシャッターが枠から外れてバタバタと騒いでいるのもあったが、植え替えたばかりの実生苗も挿木苗も特に被害は出なった。近くを台風が通るのは2年ぶりだろうか、あの時は伊豆半島の下田や伊東市で可也の被害が出た。この風で収穫直前の農作物に被害がでただろう。でも、地震と違って何処へ来るかがある程度判るのは未だ身構える事ができるだけ救いがある。雨で何も出来ないから植替え用のネットを切り刻んでいる。(8日)
もう台風は来ないだろうと希望的観測の元、植替え再開。19号発生だが其の侭東に行ってしまうらしい。昔の様にセッセと励んでも気持ちほどに植替えは捗らない。仕方ないから植替えの過程?を楽しんでいる。銅の金網を鉢底に入れて置いてもナメクジがネットとの空間に入り込んでいる。緑青が綺麗に出ている金網に接していてもナメクジは何とも無いようだ。ドウシテダ。何時の間にか入り込んでしまったコナカイガラムシは歯ブラシでセッセと掻き落としている。少し位だと問題ないが葉の表面に斑点が浮かび上がるようになると木が衰弱してくる。上手い消毒方法はないのか。葉裏の毛は一体何をするのか。傷を付けることに変わりはないから秋口に掻き落とすのだ。掻き落として葉裏だけ見ればハクサンそのもの。接木にする時は勿論落としてからやるが。歯磨きと一緒である。ブラシは大きく動かさないで細かく動かすのが効果的だ。6号から9号位までだが大鉢は用土を食う。当たり前だが予定(予算)も狂う。(12日)
上左はワカムラサキ×エッジワーシー交配(エゾムラサキとの)です。初開花です。上右はアウリクラタムの花芽です。来年の7月が楽しみです。七夕の頃咲きますから「織姫」なのです。
もちろん、此の3枚はヒカゲです。「スバル」を昨年挿したものです。上2枚は2番芽の上を摘んだものです。其処から2つの枝が分岐しました。下は其の侭にしておいたものです。3番芽が5ヶ準備されました。動くのは来年かもしれません。何時どんな風にピンチすれば早く全体を大きく出来るのか。多分こうすれば良いのだろうと思うのですが自信はありません。色々やるには材料が少なすぎる。
4月16日に八重の絞のミヤマキリシマを紹介しました。此の阿蘇の園芸店が廃業と書きましたが友人が訪れた時期が早すぎたようでした。先日偶々その道を通ったら営業していたとメールが入りました。機会があれば又寄れると楽しみは増えました。静岡空港も完成しましたので簡単には行けそうです。が、行けそうなのと行けるのとは大きな違いです。
今頃オークションが始まったんだろうなと思いながら現場で墨出しをしておりました。山形の東北研修会は一緒に行かないかと誘って下さった支部の仲間も居りましたが、今年は身内に色々有りましたのでやめました。来年は是非行きたいと思っております。秋の富山での中部地区研修会にもぜひ参加したいものです。
此処一月ほどヒメエゾ、ヒメエゾ交配の成績が悪く、枯れてしまうのが続出しています。思い入れの深いものが枯れてしまうと残念と言うより切ないですね。原因はヒメエゾは比較的低い温度で夏休みに入るのではないのか、夏の休眠に入る時期が早いのではと思いました。休眠しているのにのにセッセとヒカゲと同じように肥料を与えた結果が枯死かと。ヒカゲは新芽が動くのですが枯れたヒメエゾは動かなかった。何故そう思ったか。此処に来て、ヒメエゾやその交配に狂い咲きが幾つか出て来たのです。この狂い咲きはこれからは肥培しても問題ないサインだと勝手に考えましたが。もしヒメエゾがヘゴと相性が悪いとすれば、他に原因があるとすれば乾燥に対する対応力の違いかなとも思うのです。ヒカゲが乾燥に対して遥かに強い。梅雨明けで夏は愈々本番も間近です。ハイポネックスは更に薄めて掛ける必要があります。
上左はエゾムラサキ右はWPD×ヒメエゾです。長い冬が明け、春が来たと勘違いしたんでしょうが。
シャクトリムシ?も、此れだけ大きくなれば直ぐ目に付くが糸より細い状態では中々気がつかない。でも此の成虫がどんなのか私は判らない。蛾の形、コンコルドかと思うスマートなのもあれば複葉機を思わせる蛾も居る。上右は複葉機か。蛾が飛行機に似ているんじゃない。飛行機が蛾に似ているんだ。(6月19日)
明日から7月。
6月もわけなく終わります。入梅は宣言されましたがその後は空梅雨模様。そうは言っても6月16日は物凄い雷と雨でした。九州で夏日ならば北海道は涼しすぎぎるし、日照が不足するという予報まで出ている。
静岡県知事選挙が18日公示された。衆議院選挙の前哨戦だそうだがどうなるだろう。前回の選挙の時、民主党は候補を立てなかった。相乗り。共産党の候補が共産党自身が驚くほどの善戦をした。石川さんでは静岡が駄目になると感じた県民が多かったからだろう。民主党は一部の方しかそれを感じ取れなかった。今回もそのしこりがあるのでは。石川さんは有能な方だったろうが、「お上の遣る事に間違いはない」、そう思って動いていたに違いない。今回の自民党の候補も、民主党の候補も共に石川前知事の系譜だ。そう思っている県民は多かろう。民主党が一本化を図るとは別の候補に降りろと言う事だったんだろうが、降ろす方を間違ったんじゃなかろうか。実質的に三つ巴戦。7月5日が楽しみだ。(6月19日)
前回の更新、「今日の話題」の名古屋の小島さんのシャクナゲ栽培の要の「肥料」は動物性アミノ酸がキーワードだ。試しに使ってみてとその肥料を送って頂いた。偶々それを使ったらヒカゲの伸び始めた葉が薄く透けて穴が開いたようになった。驚いて葉が伸びた感じだ。確かに効果はあるようだ。写真をと構えたがこの部分挿木に使ってしまった。手軽に手に入る動物性のアミノ酸、即ち蛋白質と言ったら牛乳辺り。どうやって腐らせようか。鉄も大事だとメールが入る。葉の色が違って来ると。昔、無水硫酸第一鉄と言う試薬を買ってきて溶かして油粕に混ぜて使った。ツツジの毛の色が変わったのは確か。
霧と雨の安部峠を後にして、梅が島へ下ります。脇見運転する訳には行きませんから視界に色がピンクが入ったら車を脇に寄せその色を確認して下りました。静岡県側の切通しは工事が完了してから年月が経過していますので沢山の植物、特に陽光を好むツツジ科が多いのです。ピンクの主はモチツツジでした。モチツツジってこの時期だったろうか?、もう少し早いほうが良い状態だろうとは思いましたが一寸違和感を覚えました。モチツツジが一番古い付き合い、馴染みの花です。幼稚園の時、園舎の裏山に此れが咲いていました。入園したてだったでしょう。綺麗でその花が欲しくて切通しを攀じ登り花を掴んで下まで転がり落ちた記憶は鮮明です。60年前の話です。野山を遊びまわった頃も此花が一番身近でした。別の場所ではヤマツツジも咲いていましたから、時期的に可笑しいと思う私が可笑しいのだろうか。梅ヶ島温泉の駐車場脇にはカルミヤが満開でした。どうせ植えるならオスボレット辺りを何て考えてはいけませんね。でも良い場所です。この場所、丁度海抜が1000mです。直ぐ傍に渓流があるのですから大抵のシャクナゲは育つのでしょう。
挿木の甘い話。グレンドイックから苗が来た際、植えつけながら挿木をした。2月18日だったろうか。新芽は動いていなかった。そのうちの何本かが動き出した。良く見れば根も出ている。動き出したのは可也前だから二月程度で根が出たことになるのだろう。発根の確認できたのは「フォルモーサム×デンドロカリス」だけだが巧い話だ。今根が出れば秋には十分充実させられる。来年はこの手で行こう。上左。上右は折れ蓋付の食パンケースが並ぶミスト室?。
下左は申し訳無さそうに、言い訳に咲いたような花。「ヒルスータム・フローラプレノ」新しい葉は既に展開している。
挿木の真っ最中です。今年は偶々出かけた100均のショップで折れ蓋付の食パンケースを見つけました。ある程度はミストも噴霧しているのだから蓋は関係ないような気もするがあるとないとでは大違いだ。折れ蓋なので穂の状況に合わせて開閉の角度を換えれば良い。此れにセッセと挿して並べている。平均すると一箱に15本程度。蓋のないのとあるのを併せると20ヶばかり、全部活着すれば300本だが世の中そんなに甘くはあるまい。
左は待ちに待ったバイカツツジ。小雨が降る中では撮影しずらい。接写で大きな写真や紫外線撮影をしたいがこの花が残っているうちに晴天が来るだろうか。6月6日。7日は快晴だったのですが用がありましてバイカツツジの写真は撮れませんでした。8日では一寸遅かったです。下左は昔の55mmマイクロレンズで接写してみましたがこんなものです。下右は富士郡芝川町芝川の淵に咲く「サツキ」です。ずっと昔の記憶ではもっと沢山有った筈ですが。ずっと昔って40年も前の話では。芝川町にエアコンの点検に出掛けたのですが、エアコンは問題ありませんでした。6月9日。
上左はオオシマツツジ、独特の花形だ。右はヒメナカハラツツジ、全開まで後僅か。5月28日。
涼しい朝です。明日から6月。衣替えはとっくに終わってます。
もう梅雨に入ったかと思わせる最近の空模様です。おまけに結構冷え込む朝も在ります。雨上がりの涼しい朝は、挿木や接木、止むを得ず植え替えた苗がシャンと背筋を伸ばすのが良く判ります。こんな気温がずっと続けば、シャクナゲ栽培は苦労は何もないとこの時期に思うのです。唯、虫の被害は出ています。多少?の被害は目を瞑ります。消毒をすると虫より先に私が駆除されます。
花は終わりました。楽しいシーズンでした。来年の楽しみは思いがけなく手に入った苗や、実生で大きくなった苗に花が咲くことです。明日から6月です。でも、衣替えはとっくに済んでます。
楽しい事はあっと過ぎてしまう。いや、この頃は何もかもあっと言う間に過ぎ去ってしまう。困った、止まれと願うと本体が止まってしまいそうだし。話の種など出てこない。景気は底を打ったとニュースは囃し立てるが、実感は10割減産だ。何も無いのだから。一体どうなるのだろう。と悲観していても仕方ないから「毛の話」。ヒカゲのスバルやヤクマンは毛が多いという。どの程度の毛か。上左がヤクマン、右がスバル。此処まで接写すると被写体深度が浅いから上手くいかない。三脚立ててやらねば手振れモデル。息を止めたくらいでは追いつかない。普段、左のような拡大鏡が作業服のポケットの入っている。名板の字はこれがないと確認できない。この拡大鏡が使いやすいのは下の枠部分にピントが合う事だ。実生苗を此れで覗けば面白い世界だ。
前回の更新お見苦しい所をお見せして申し訳在りませんでした。今年の花は1本を残して終了です。その1本も芽が動き出したので、花は置き去りかもしれません。愈々、挿木が始まります。纏まったものは上左のように挿し、貴重と思い込んでいるものはペットボトルに挿しております。発根したものを何時鉢上げするかが課題です。有鱗片は秋に鉢上げできれば翌年の成長は一気に加速します。下左は中斑が入りました。ヤマト「大峰白」です。もっと増えればなどと皮を数えています(5月23日)。今シーズンもう一度万三郎岳になどと考えましたが体は正直です。パソコンに向かっているうちに欠伸所じゃ在りません。眠り込んでしまいました。それじゃ無理無理。
万三郎が手招きします。
万三郎が早くおいでと手招きしてるのですがタイミングが上手く合いません。遅すぎては意味が無いし雨降りでも仕方ない。18日、前夜までの雨も上がり晴れる事を確認して(パソコンのレーダー画面で西からの雨雲の来ない事を確認)出かけることにしました。4時に静岡清水を出て途中富士に立ち寄り装備一式?を積み込みました。ゴルフ場脇のハイカー駐車場に着いたのが6時15分頃。先客は2台、ヤッパリ月曜日は空いていると思ったのですが帰りになれば可也の台数。擦違うのは殆ど中高年、中高年は土日に関係ないようだ。前評判は蕾が少ないと期待はもたなかったのだが、今年は久しぶりの開花と言う情報も入ってきていました。雲は少しあり、気温も低目で絶好の登山日和。万三郎、万二郎の緑も輝いています。6時40分出発。水場も過ぎるとチラホラと花が見え始めます。この道を横経路と呼ぶようですが例年にない見事さです。一期一会と思えばどの花も覗かなくてはなりません。(物理的に不可能な場合は別ですが、暫くすると皆物理的、体力的に無理になります。)上に登って暫く眺め、下に降りては暫く眺めを繰り返すと20分。30分はあっと言う間です。特に例年開花してなかった部分は見逃すわけには行きません。涸沢分岐に着く頃はアウトです。ここからさきは先年の濃色を確認できればと沢に入ります。遠くからも解る濃色でしたがこんなに木が大きかったろうかと気になります。違う、これは中島さんの「伊豆の踊り子」に違いないが本人に聞いてみないと解りません。私が見つけた辺りはブナの倒木で駄目になっていました。此処まで来たら、もう上を目指して這い登るしかありません。平成7年支部で登った時に西側のグループが白だ、白だと大騒ぎしていたのはこの辺りだろうと思う場所がありました。ぐるっと見渡しただけで10数本の結構な白花の木が群がっています。特に素晴しいと思うものはありませんでした。きっと親が皆同じ兄弟株なんでしょう。万三郎山頂に11時30分。後はもう降りるだけです。12時出発。何時もは石楠立(ハナタテ)から水場に抜けるのですが今回は止めました。途中で転がって居たなんて事になると困りますので。また、万三郎の東側、石楠立まではウロウロするのですがそれも諦めました。駐車場に14時45分。途中「万天の湯」にザブンと浸かり富士に着いたのが17時30分。平成7年の大開花に次ぐ位の素晴しさだと思いました。いろいろ思いを残しましたが仕方ないですね。
このブロッチが赤く目立つ花もガクが伸びて踊っていました。ガクがこんなになっているのは始めての体験でした。
林の中から空を見上げると快晴でした。下に白花を敷き詰めている部分もあります。
上左はアマギ、ラベル落ち。随分ゆっくりした開花だと思う。万三郎が早く来いと言っている様だ。が、中々タイミングが上手くあわない。上右はエッジワーシーの新葉展開。左は何に見えますか?。有鱗片の接木です。「ヤクマン」だなんて信じてもらえますか。此れだけ残ったなんて事態にならなければ良いのですが。否、此れだけでも残れば良いか。5月16日
他のヤマツツジも遅い。上左はヤマツツジ「雲竜」くねくねと曲がる様は良く解ります。一昨年古い枝を落とし再生を図りました。上右は極めて当たり前のヤマツツジ。台木になんて思っているうちに開花するようになりました。左は群馬・羽鳥さん交配のミヤマキリシマ×コメツツジ。
今年一寸可笑しいと感じているのがヤマツツジ。一言で言えば開花が遅いのです。今咲くんじゃサツキです。4月後半からの冷たい気温の所為なんでしょう。上左はヤマツツジの白花、ラベルに八重と書いてあったが良く見ると2本線で消してある。上右は「紅小町交配その10」。俺の好みじゃないからと言われ喜んで貰った苗に花が来た。写真よりもう少しくすんでいる。此れが煤紅色かと。実に地味で良い。左はミヤマキリシマ「島田1号」。これ以外と気難しいがネット植えで調子は良い。
この種はカロリニアナム。有鱗片の中でも耐暑性ある優れた品種だが中々手に入らない。手に入らないなら自分で蒔こうと、知合いに種をせがんで昨年秋に入手し3月終わりに蒔いた。残念だが種の由来は不明。CWと言う事はありえないから、HPであればと願うが、可也の量だったからOPなのか。丈夫な性質が残るならば由来には目を瞑る。台木にも良いのではなどとも考えている。
左はポンチカム系の園芸種、ファッソサム・フローラ・プレノ。何処で区切って良いものやら如何なカナ文字で書いたら良いのか戸惑う花だ。力強く付いた蕾なら蘂の弁化した素晴しい花が咲くのだが気息奄々、何とか枯れないのが不思議だと思っている苗に付いた花だとこんな様子だ。この状態なら交配は容易だ。八重咲き品種を貧栄養状態で育てて花をつけ交配に用いるのは園芸技術の一つだそうだが。花田さんどうすると言われても。
駐車場から周りの山を見れば新緑の輝き、広角が欲しい。駐車場の上の橋を渡り終わると此の看板が有る。此処が基点だとすると此れから上流は何になる?。
矢張り一ヶ月は掛かる。3月20日頃蒔いた今年の実生床だ。気を揉みながら毎日覗く楽しさは何とも言いがたい。花が咲く楽しみとは又別のものだ。昨年駄目だった組合せや自家受粉が今年も駄目なのは本質的なものだろうか。「ヒカゲ×モーピネンセ」は全く動いてこない。ヒメミツバも全く芽が出ない。今年の期待は紅小町交配に小型のツツジを掛けたもの。数にバラツキが有るのは別にしても3種類全て発芽した。どんなツツジが出来るか大いに楽しみだ。もう一つ蒔きそこなったのがこのパソコンの脇に有る。安部峠のバイカツツジとトウゴクミツバは充実してないシナスが多かったが、芽出しが全く無い。来年からは実体顕微鏡で覗いてから蒔くのが良いかも知れんなどと考える。上左は私の実生用土、ピートモス、パーライト、赤玉、鹿沼、籾殻薫炭と色んなものが入り混じっている。調整は1月31日に終わっていたのだが寒い時に蒔いても意味が無いと思うのでそろそろソメイヨシノの開花がする頃を目安にしている。右は4月22日撮影
マデニィー系は皆同じ花に見える。上左はフォルモーサム、柳の葉の云々と名の付いたもの。上右はキリカリックス。下左はフォルモーサム・カーシャ。下右はホーリッキアナム。確かに良く見れば違うが一寸目には皆同じに見える。4月29日撮影
あれ、花の数が多そうだとバラバラにして並べてみた。思ったほどでない、20花だと可也多いと見える。花柄が長いから割れてしまうのが残念。♀はヤクシマ、♂は不明。4月26日
大日山○○寺のヤマトの白花、お寺の名前が出てこない。本山から増殖移されたものとか。4月27日。
ギュッと詰まった感じで膨らんできたのは、清水区の佐野さんの「ホテイ交配」「オレンジから黄色に」とラベルにある。上左は4月22日。大分開いて来た。上右が4月24日。した左は4月27日朝の写真。花柄が短いと引き締まって咲くのが良い。
上はフォルモーサム・カーシャの別株。良い花だと思うが、好き好きは色々。右の写真で花の大きさもわかると思う。90mm程度。下はストライブドビューティ、どうせ喜ばせるなら花弁を4枚追加したらと言ったのが聞こえたようだ。開いたばかりの花が二重?だった。でもどうにもなるまい。可能性が有るよと教えてくれているのか。もっと面白いのは、他の正常花は雄蕊が退化してしまって花粉が無い。所が此花には花粉がたっぷりある。勿論自家受粉させた。ヤッパリ後継の催促なのか。4月24日
兎も角、ぶら提げてあるだけだ。肥料も何もやらない。水もやらない。平成17年に我家に来て始めて咲いた花だ。ずっと昔、肥料をセッセとやり、水を掛けていた頃は直ぐ消えてしまった。
「キョウマル×シミアラム」。同じ花を一寸角度を変えてみた。この花の魅力は花弁の中と外の色が違う事だ。外にセーターを羽織っているような感じがする。言うに事欠いてセーターはないか、上手い表現ないだろうか。4月21日。
上左、アマギ「13-8」、花弁が十分に伸びれば良いのだが。どうも私はピンクの濃淡はあってもこんな感じの花に惹かれるようだ。右は「七面白」。4月21日。
アマギの白は純白主義者からは白ではないと指摘される。逆にアマギ愛好者からすれば、その連続性が楽しいと思う。今だに、花の軸まで緑の花、即ち純白には山で出会ったことは無い。白花の自家受粉や白花同士の種で白(純白でない)が出ることも滅多にない。実生苗が青芽青軸でも白ではない。上左は「8−4」とラベルの付いた株、今年は特に色が目立つ。上右は「万三郎」。此れも今年は一寸目立つ。下左は自分の交配片親に「純白3号」を用いたもの。確かに此れは純白になった。下右は先日の酔白「17-1」の3日後の姿。そんなに拘らなくてもと思います。4月18日。
消えたしまったと思っていたがドッコイ残っていたのは上左の台湾原産のカネヒライ(ウライツツジ)。「金を拾う」と縁起の良い名の花と思っているのは私だけ?上右はヒメミツバ「アキアカネ」4月11日。
私のこのHPのトップを飾っている「黄山×ワダスイエロー」の今年の開花状況。1年経つとこんなになる。4月11日。
しまった。
「ヤクマン」の葉が萎れ始めた。しまったと気づく時は何時も遅い。過保護と放任が良くないのは重々承知しているが。次から次に起こる身の回りの出来事の対応に追われ、目が行き届かないその隙が、こんな結果になってしまう。貴重な品種は天からの預り物、天からの授かり物。育てる機会に巡り会え、こんな嬉しい事は無いと常々思っていた。35年も枯らして来れば「駄目だ」の判断は確実で間違いない。兎も角、昨年伸びた緑色の枝を、取れるだけ切取った。湿らせて冷蔵庫に入れ込んだ。挿木をするか、接木をするか。遣れる事は遣って少しでも残さないと。
ヘゴに載せる苗を早く作りたかった。後継苗が捗らなかった。昨年の挿木が数本残っただけでも、善しとするしかあるまい。葉が2,3枚付いた1cmほどの苗だ。「開花までの楽しみをもう一度味わう幸せ」、そう考えたい。しかし、本人が草臥れ萎れ始めている。
今日、4月11日から明日まで浜松フラワーパークで支部の展示会だ。参加する予定で居たが已む無き理由で出かけられない。昨晩静岡葵区の川口さんに鉢を引取りに来てもらい、それを浜松の桶田さんが集めに来る。盛会を願う。先週末も長野に出かける心算が已む無き理由で中止した。避けて通れない事はこれからも幾等でも出て来るだろう。
3月31日にコレクターナンバー付きの原種と蕾を紹介したが満開にに近くなってきた。イロラータムのポルカ・ドットフォームだった。4月8日。
上左はアカボシ、グレンドイックから取り寄せたもの。グレンドイックホワイトなどと名付けているが水晶白では?と言う意見も有るが今はもう水晶白が無いので比べようが無い。上右はアーボレアムの変種シンナモメウム。左はミツバといって手に入れた。花は大きいが雄蕊が10本ではミツバそのものではなかろう。解らないが花は中々良い。共に4月7日。
上左の並んだ左の花はヒメミツバ高知系、右の花は守屋系、蕾は全て高知系、似ていると言えば似ているし。上右はクレイターレイク交配の黒潮。4月5日
月が変われば気分も変わる?。少しは暖かくなったような気がする。天気予報では下り坂だが昼の今空は明るい。上左は緩んできたヒメミツバ(守屋系)が全開、もう一株のヒメミツバ(高知系、高知と言っても高知の産ではない。其方から来たといううだけ)も動き出した。4月1日
カメラの本体はデジカメ一眼レフだがレンズは昔のMFを使用。ピント合せは兎も角、露出は適当に何枚かを写して比較的良い写りの物をピックアップしている。どうせMFならば何処かにあったはずだと接写リングを引っ張り出してやってみた。上左は50mmのレンズそのまま、上右は一番小さい倍率の接写リングで写したもの。どちらも「ラセデン」、この毛に光が反射するような写真が取れれば言う事ないが。下左は平成20年たった1本残った「ヒカゲ×モーピネンセ」。実生床に未だ其の侭だ。最大の倍率になる接写リングの組合わせ。葉の幅は1mm程度、長さも3mm程度の大きさ。鱗片だけはしっかりとある。倍率云々昔は覚えていたが今では何処かへ跳んで行ってしまった。3月31日。
MFってラジオの電波形式ではない。あれはFM。ピント合せが手動式のレンズなのだ。今のレンズはAF(オートフォーカス)、シャッターを押せばピントが合う事になっているが、ほんとだろうか。
寒い寒いと言っても風が無くて陽が当たれば暖かい。上左はヒメミツバの初花、間も無く開花。守屋フォームと名付けているもの。2ヶの蕾しか着かなかったが楽しい事だ。右はムラサキオンツツジ・小沢フォームと名の付いたもの。今年の色は例年に無く素晴しい。
3月28日。
上左はバイカツツジの鞘。網目一つは5mm角、接写の練習も兼ねて写してみた。上右はそれを実体顕微鏡で写したもの。露出が一寸足りなかった。網目一つは1mm角。シナスが多いのは未熟な鞘だったからだろう。左は同じ袋に入っていたトウゴクミツバ、これも未熟な鞘だったからシナスが多い。結果は、又のお楽しみ。
今年は・・・
このHPのトップページは自分の実生苗が上手く?咲いたのを掲載する事にしている。今年はどうなるだろうか、まともな花をお見せ出来るか一寸気がかりだ。シーズン始まったばかりなのに息切れしている。此処2,3日は季節が一月ほど逆戻りした。花冷えなんて風情趣の有る天気ではない。午前中、御殿場市へ仕事で出かけたが時折雪が舞ってくる。寒いと体を縮めてしまう。出掛けるのに工具を揃えていたらビニルの袋が棚にぶら下がっている。何が入っているかと確認したら昨年の秋、静岡と山梨の境、安部峠で採取したバイカツツジの種だった。何処かに置いたのにと、判らなくて諦めていたのだが蒔いてくれと言う事だろう。早速精製した。序だから写真をとやってみた。3月28日。
3月25日。上左は九州宮崎産と聞くヒカゲが今満開。と言っても蕾一つでは寂しすぎる。来年はもっと咲かせたいが花の機嫌次第。右は同じく九州五木産と称するもの。葉は比較的大きい。
3月25日。上2枚はヒメエゾムラサキ×ギグハ。ネットと水冷2重鉢との組合せ。右の写真でこの交配の花の特徴が判る。平たいのだ。今年は何か花が少ないと思った。昨年、可也の数の無鱗片の蕾付きの鉢は、置場を空ける為に処分していたのだ。訳の判らないのは残したのだが右はその一つ。平成8年の実生初花、ミチコの花粉を何かにつけたと記憶している。咲いただけ幸せな花だと思う。他は皆消えてしまったのだから。花が少ないと感じるもう一つの理由があった。寒いのだ。後が続かなくなってしまったのだ。今頃、お花見の真っ最中の筈だったろう。ソメイヨシノは動いていない。
実は昨日中学の修学旅行以来50年ぶりの京都と、万博以来39年ぶり?の大阪に行ってきました。昨年の秋、京都・東寺の弘法市、その植木コーナーが面白いと誘われました。何が面白いかは皆さんが御自分の目でお確かめください。3月21日が弘法市で土曜日と重なったのです。此れを決めた時はまだ世の中が、こんな経済状態に成るとは想像もしておりませんでした。シャクナゲ協会大阪支部の春期例会が守口市で在るからと聞いたのは2月半ばでした。序ですから其方もお邪魔してきました。大阪は守口市で地下鉄に乗って新大阪駅まで潜ったままでした。帰りの新幹線に乗ってから外の景色は殆ど見えませんでしたから大阪に何しに行ったと言われると困ります。何はともあれ楽しい一日でした。まだ支給されておりませんが定額給付金一寸オーバーの一日でも在りました。ヘゴ植えしたヒカゲは昨日手に入れたものです。
実演者と撮影者が同一人物ですのでゴム手袋の脱着の加減で写真が撮れない場面もありますがその点は悪しからず。決して企業秘密ではありません。苗の根を洗い毛根を取り除きます。根を拡げてヘゴに載せます。根を軽くつつくと根はケトの中に沈みます。ケトが根の間に十分廻るようにします。根を置く位置は穴とヘゴ部分との両方に跨る様にします。どちらに根が伸びるかはシャクナゲが選んでくれます。この頃は根が少ししかなかったり、幹が細くヒョロッと伸びた不安定な苗は最初から寝かせてしまいます。今回は寝かし序に欲張りました。取り木をしようとミズゴケにケトに含ませた塊を枕と布団にして覆います。秋までに根が出たら拍手喝采です。その前にヘゴに根が伸びるかの方が重要です。ダンボールを被せ麻紐で縛ります。取敢えず雨の中ですが放り出しました。
3月19日。上左はエゾムラサキの「万寿?千寿?」。右はウラジロヒカゲ、どうやらこの系統はみな6弁と成るようだ。しかし今年は勢いが無い。
3月19日。「タンナゲンカイ*デンドロカリス」の花の大きさの違いを示す。左はタイプB,右はタイプA、大きさは全く違う。紫外線撮影は通常撮影と花の位置が違ってしまったがこれも何か紋様ありそうだと感じたが現れなかった。ブロッチの部分多分色が同じだろうと見当つけたのだが。もう一度やってみなければなるまい。
3月19日。「タンナゲンカイ」らしい「タンナゲンカイ」って丸弁で一寸抱え込む様に咲く花だとイメージが出来上がっている。この頃の「タンナゲンカイ」弁が尖りすぎていると感じている。済州島産の実生からの曾孫くらいになるのだろうか。
3月19日。朝は益々早くなってくる。5時半頃はもう明るいし彼岸の中日が過ぎればこれからは更に早くなる。そうじゃない、起きるのが早くなる。何時咲くか何時咲くかと楽しみにしていた九州産のヒカゲが咲いた。一寸小型、そして雌蕊が長い。写真は大きいとか小さいと言うのは並べたりスケールを置かないと判らない。我家へ来てから足掛け4年、2年半での開花だ。こんな花こそ隠れた紋様と意気込んだが、撮影能力、解析能力が足りないのだろう。
花は素晴しい。春はと言うべきか。とても半月待っては居れぬ。これから暫く随時更新です。
お陰様でこのホームページへのお客様は3月11日に15000を超えました。大変有難うございます。知り合いにはこのHPの更新が続いている間は花田はまだ大丈夫ですと説明しております。大丈夫ってどういう意味かって。息をしてます。
白花タンナゲンカイ。此れも花弁に隠れた紋様などは無かった。3月17日
この3種も紫外線撮影と思ってカメラからパソコンに取り込んだが上手く行かなかった。早い話が露出不足。露出時間を変えて5,6枚撮るが上手く行かない場合が往々にして有る。時間は2秒から6秒くらいの間だ。デジカメだから撮影後覗けるのだが皆同じ赤い画面なのでパソコンで見るまでは良く解らない。
上左は地元産のヒカゲ、昨年の初夏一寸寄った富士宮市内の園芸店で今にもと思うような状態だったが何とかヘゴに根付いた。上右は「白花タンナゲンカイ×白花ヒメエゾ」。2月の支部例会で手に入れヘゴに載せたもの。自分の所の同じ交配より遥かに小型だ。それで、余計に花が大きいと感じる。下左は「ラセダウタン」。何の事かって。「ラセモーサム×白エゾムラサキ」に白花タンナゲンカイをかけたもの。交配実生してから25年くらい経つだろう。今も大きさは15cm程度。でも矮性とは言えまい。上手く育たないだけだから。3月15日。
機会有る毎に紫外線撮影をと狙っている。モーピネンセもやって置かなければと思うが紫外線撮影で十分太陽光線をあてるには花を摘まねばならない。其処で一寸腰が引けるのだ。沢山花が有れば何の事もないが、3ヶや4ヶではどうしようと思うのだ。今までやってみて感じたのはピンクや赤、紫の花は紫外線撮影をしても左程の期待は出来ないと。白や黄色の花が人間の目では見えない部分を持っているようだ。期待に違わず変化の無い花だった。今日の更新に何とか間に合わせたいと朝からやっていた。10時頃の太陽が十分かどうかとも考えたが昨日も一昨日も曇ったり雨だったりだのだ。花の上下は逆になっている。上左は紫外線透過フィルターなし。上右はフィルター取付撮影したもの。左はこれから赤の成分を除いたもの。3月15日。
愈々花の季節。毎朝が楽しい。楽しい割には季節の変わり目に体力が急降下するのを実感する。3月7日の花。上2枚は「ワカムラサキ×ヒメエゾ」をヘゴに載せたもの。中左は同じくヘゴに載せた「モーピネンセ」。このモーピネンセが面白い。直立していた蕾が生長すると共に横向きとなり、全開する頃は花芯が45度ほど下向きになるのだ。写真を撮るのに下から見上げるようにしないと上手く行かない。自生地では樹上に着生すると言う。下を飛ぶ蝶や蜂に見え易くするのか、或いは着生出来るほど湿度の高い環境で霧滴等が花の中に流れ込まないようにしているのか。下2枚は3月11日。
少し物足りないままではヤッパリ納まらない。残りのヘゴを引っ張りだしました。使いやすいヘゴから使いますので何時も一番良いヘゴを使っている事になるはずです。そこで何を載せるかどう使うかを考え工夫するのが楽しいのです。
寒い季節のはずなのに。
初夏そのままの暑い日が、立春を過ぎたばかりなのにやってきた。我家のシャクナゲ置場は25℃を越えていた。こういう時は気分も体も軽く、凧じゃあるまいに舞い上がるのを抑えなければならない。その後の冷たい雨が意気消沈させる。確かに三寒四温に違いない。その振れが大きすぎないだろうか。上手く体が対応出来なくて堪えるのだ。そう話をしたら、「昔だってこんな物だったんだ。歳をとったんだよ」の一言が返ってきた。こればっかりはお互い様。一寸先行しているだけか?。おまけに基礎代謝が低下してきているから低温動物、変温動物になっている。寒いと、丸まって冬眠しているしかない。気分も体調も過放電してしまったバッテリーだ。
この時期何もすることが無いというより冷たすぎて何も出来ない。それでもと、机の引き出しに突っ込んであった種を取り出して鞘を割った。昨年秋に採り蒔きしたかったんだが結局出来なかった。蒔くのは4月半ば過ぎで良かろうと今度は冷凍庫に入れ込んだ。今年こそと期待を込めたモーピネンセの自家受粉は3年続けて中身が無かった。3年続けて駄目なのは駄目と諦めた方が良いだろう。鞘は一番大きかったんだが。二株有っても挿木兄弟じゃ同じ事か。おまけに小さい株に種を付けるから一向に大きくならない。そのうちの一株葉芽だと思っていたら膨らんできた。花芽ならもうけものだ。私の育てている有鱗片から取れるのは、小さな鞘一つに数粒なんてのばかりだが、それはそれで充分。一種類に5本も残り花が咲いて呉れれば。沢山芽が出れば沢山残るわけでもない。多すぎても始末に終えないと理屈を付ける。
こんな更新は何だと仰らずに、今しばらくのご容赦をねがいます。間違いなく春はもう直ぐきます。
色々予定は立てるのですが
色々予定は立てるのですが思惑通りには行かぬものです。梅雨時ですから外の作業が在る時は特にそうです。最近は、天気予報も雨雲のレーダー画面がネットで見られますので、予報士ならずとも凡そこれからの降り具合は想定できます。雨雲の薄い所が西にあれば短時間で終わる作業ならば予定します。午後から晴れそうだと言うのも判りますからそれで今日の動きを調整します。雲は偏西風乗って移動しますが常に同じ場所で雨雲が発生する事があるのですね。南の暖かい湿った空気と北の冷たい空気がぶつかればエアコンのドレンと同じ事で水滴が発生します。下から見れば雲です。大きくなれば雨になります。朝早々と。覗いたレーダー画面は愛知三重奈良辺りまで雨雲がある。午後は大丈夫だなと思って、昼前に再確認の画面を見ると半日前と全く変わっていない。紀伊半島、大台ケ原は此の辺りかと思う辺りで雨雲が生まれているのだ。ヤッパリ雨が多いのだ。
挿木や接木の穂木或いは植替え時に枝葉を切ると下と上のバランスが取れるとよく聞く。葉や枝が多い方がその栄養を成長に使えるなどと考えて最近は葉を詰めたり枝を落としたりはしなかった。挿木や接木の場合は今もパットにある程度の本数が納まるかや支度した袋の中に上手く入るかどうかで葉を処理している。ヘゴに植えるようになって痛切に感じたのが根が動き出すまでの養生だ。そんなに条件の良い置場所ばかりがあるわけではない。萎れすぎては元も子もない。如何しようと悩んでいる時、「葉を毟ってしまえ」とアドバイスが跳んで来た。毟ってしまうのでは芸も無かろうと小さな鋏を持ち出して葉を一枚一枚切り詰めた。長さで半分から2/3位まで詰めた。今年の春伸びた新しい枝は全て切り取って挿木の材料だ。萎れなくなったばかりではない新しい芽まで動き出した。鉢の植え替えにも応用してみた。調子が良いようだ。勿論ヒカゲなどの有鱗片だ。間に合わなかった苗もあったが、来年もう一度グレンドイックの苗を仕入れて応用して見たらどうかなどと直ぐ考えるのだ。「今度はきっと上手く行く」、そう思って35年?。もう先が無いよ。
小さな苗を速く大きくしたい。早く花を咲かせたいと色々遣っている心算だが思うほどの成果は無い。それでも遣らないよりは良いだろうと。。
早朝の駐車場はガラガラ空き。真正面一寸右よりのピークが万三郎岳。水場を過ぎて横経路の上に見事な開花。例年此処までの花は無かった。
芽が動き出して葉が茂り花が咲くまで、1週間掛かるか掛からないかの超スピードに毎年感心する。自生地、峨媚山の春は一気に訪れるのだろう。タケノコ顔負けだ。今年も咲いた我家の「ハンカチの木」。4月28日撮影。風で大分痛んできた。
丈夫なシャクナゲがやはり良い。世の流行り廃りに惑わされてしまうが。上「水晶白アカボシ×シミアラム」、中伊豆の中島さん交配。上右はその大きさを示す方法が無いかと手に乗せてみた。指3本で約6センチ。下左は「ミニチィヤピンク×トモオ」、磐田の新井さんの交配、昔は八重に咲いた事もあったのだが。此れも6センチ。4月18日
3月19日。上2枚は2月14日にヘゴに載せた左「ラセモーサム×デンドロカリス」、右「タンナゲンカイ白花」の様子です。上が動き出せば根も動き出しているだろうと希望的観測です。左は「ワカムラサキ×エッジワーシー交配」(左)と「ヒメエゾムラサキ」の花の大きさを比べたものです。
シャクナゲの藪には潜りませんでした。全く期待ができませんでしたから。年々、花を鑑賞し、いちゃもんをつけるレベル?が高くなってますからありふれたの花?には心を動かしません。(生意気な事を言ってます)右の写真は花が小型で丸弁なのに興味を持った。シャクナゲの花の写真は此れだけ。
同じコースを毎年登ると、体力の低下を実感します。唯、体重コントロールが上手く行っている成果でしょう。昔のような息切れは殆どしませんでした。体は軽いのですが足が進まないだけの話?。
グルッと回っただけでしたが8時間弱掛かりました。午後3時一寸前に駐車場に戻りました。
登山道が、何か山の様子が違います。荒れているのです。倒木が多いのです。枝折れのや胴折れの木が彼方此方です。木が倒れるのは台風や低気圧の時の風の所為だとばかり思っていました。3月末の雪の所為だったのです。重い雪が木に積もり更に其れが凍って樹氷が成長し、木を倒したのです。倒れているのは朽木ばかりでは有りません。下敷きになっているシャクナゲも沢山有りました。こんな景色は想像できますか、トウモロコシ畑で長い棒を振り回した。その後の様子。そんな状態だと想像してください。自然の活動の結果と考えるしか有りません。大きな木が沢山倒れて日当たりが良くなりました。来年は相当の花が期待できるでしょうと。伊豆市の方達は登山道の整備に随分手間暇を掛けて下さったようです。
上左は此の4月に手に入れたばかりの「ヤクシマハイヒカゲ×ヒメナカハラツツジ」。葉の照りが形が今までと全く違う用に見えたからもう一度と。昔からの株は二つある。極めて栄養状態良く育てられている。明日辺りは全開だろう。どんな花が咲くか。右はミヤマキリシマ「霧の宵」。ヨイが出てこなかった。
5月21日。日本中の彼方此方で真夏日と大騒ぎです。晴れ渡れば太陽の強い光です。此の日差しにあれと思うと焼けてしまう葉もあります。そろそろ窒素分の少ない肥料をセッセと更に散布する必要が有りそうです。
平成7年の天城山大開花の折、私だってと山中を探し回った挙句の「アマギボタンC」初めての開花。15年とは大変な事だがその程度の栽培技術。3,4mの木に蕾が1ヶだったから花付は悪かろうと思ったがそれにしてもと。下では、ボタンは望み薄と考えて間違いなかろう。ボタンだ、リブ弁だと、大騒ぎしていても其れが出なければ単なるピンク。1ヶ所だけリブが出た。花弁の感じから推察して大輪だろうと都合の良い解釈をする。左が16日、右が21日。
上左は紀伊半島産と送っていただいたヒカゲ。一昨年の挿木苗に花が咲いた。元の木は半死半生?の状態。上右はヒカゲの交配。多分サフロンクイーンがお母さん。新葉の黄緑が長く続くので「黄金丸」と名付けたもの。実生20年以上だがコンパクトに育っている。兄弟株は可也大きくなっている。
左はヒメエゾムラサキとエッジワーシィーの交配の中で唯一香りがある。昨年秋にお預かりしたものだが兄弟株より半月以上開花時期が遅い。写真では香りをお届けできないのは残念。枯らさずに増やす責任重大。
上左は佐野さんの「富士絞り」鉢の位置が上手くなくて後姿しか写せ無い。右はハヤトの白。200mm相当のレンズだがこれもこれ以上近づけない。
上左、交配親にエッジワーシィだとかデンドロカリスの名があるとそれだけでワクワクしてくる。花粉よ出てくれと願っている。12日に写したが間も無く全開するだろう。上右は13日にうつした。花弁が丸いのはデンドロカリスのDNAだろう何て一人悦にいる。下左は枝垂れ性のヒメエゾと育てているもの。自家受粉させた。
小さなのを拡大してと色々やるんだが何時も今一。彼岸が過ぎれば種には気をつけている。モット木に乗せたままのほうが充分熟するだろうが気が付いたら笠が開いていたのでは話の種も楽しみも何処かにこぼれてしまう。一目盛は5mm角。上左はヒメミツバ×ヒメミツバ。上右はモーピネンセ自家受粉。昨年はこれ位で空っぽだった。下左はシロタンナ×シロタンナ。(29日)
台風はもう関係ないか、16号が東南アジアで暴れているがと。所が18号発生のニュース。(29日夕刻)慌ててネットで確認すれば17,18がブーメランの軌跡を如何描こうかと狙っている。始めたばかりの植替えは、当分中止だ。来月の初めと言っても来週早々には影響が出始めそうだ。
昨日蕾が動き始めたダイセン今朝(30日)は全開。
ヒルスータム・フローラプレノ、アルペンローゼの八重咲きだ。グレンドイックからの此処10年ほどの中で唯一元木が元気に育ってきた品種だ。8月お盆過ぎの高温の時期から枝の途中が枯死して暫くすると上が枯れてしまう症状が出始めた。次がこの枝、その次がこれと。今の状況は左の写真の通り。枯れた葉の色が違うのは枯れた時期の違いだ。枝の途中が枯れるのは下からの水分栄養溶液が供給されないからだろう。供給されないから変な細菌が増えるのだろう。細菌が増えるより根が機能しなくなるのが先だ、細菌は常在するのだから。根が機能しなくなるのは高温しか考えられない。水捌けに注意し通気にも注意して来ているのだ。9月も10日を過ぎると朝晩は涼しくなった。緑の枝が此の侭残ってくれればと願っている。植え替えしたらと考えたが植え替えたら全てあっと言う間もなく消滅していただろう。
上左、水を切らせてしまった場合は左のようになる。葉の周辺から枯葉となる。乾燥で毛細根がやられてしまったんだろう。芽の部分は生きている。小さな苗を戴いてから5年くらいになる。コバノミツバ。情けない写真をもう一枚。八房性ミツバと育てている矮性のミツバ。9月9日のお目出度い日にあっと言う間に葉を振るってしまった。この日は高温で乾燥した一日だった。鉢に水が無いわけではない。上から蒸発する量を根から補えなかっただけの話だ。上を保護するかすれば良かったんだろうが、根が十分機能しなかったのは今迄の育て方が甘やかしすぎ?でも無かろう。ミツバ王国日本だが乾燥期に分化し生息範囲を拡げた品種と湿潤期に分化して生息範囲を拡げた品種があると言う説からすれば、差し詰めヒメミツバは湿潤期に生息範囲を拡げ分化した品種と言う事になろう。
ミツバツツジが乾燥に弱いのは重々承知している。ミツバツツジ同士を同じ場所に寄せ集めて水遣りが容易く出来るようにしている。8月上旬ある日の夕方、葉が一気に茶色くなった。萎れたわけではない。ピンとしたままだ。2,3日で丸坊主になった。水切れさせたという感覚は無い。鉢の下草ならぬ雑草もどれ一つとして萎れていないのだ。熱中症みたいなものではなかろうかと思った。これ以上の気温、乾燥下では葉を付けて置くのは生死に係わるとミツバツツジは判断したに違いない。葉を振るって生き延びるのだ。幸いな事にバックアップは確保してある、でも、きっと芽を吹くと確信した。その通りだった。何処まで戻るか不明だが新芽を吹出した。「ヒメミツバ守屋タイプ」と名付けている。
花芽になってくれた方が有難かったとは贅沢な事を。
4番芽が展開中です。でも連日の暑さに整形の葉は育ちません。
大分前に多花小輪ツクシ?と穂を戴いたのに花が咲いた。上左、4月15日。その多花性に迫ってみた。花は蕾を含めて25ヶ、蕾の出来損ないが2ヶ、合計27ヶの可能性はあった事になる。中右は中左の下部の右側の蕾から時計方向に摘み取ったものを並べた。下左はそれを反対側から写した。苞と言うのだろうか、蕾を保護する鱗片葉が多かった。上右側写真。花を摘みとると共に途中の鱗片葉も並べた。中段に一回り鱗片葉があった。多花性をこう推理するが如何だろう。「蕾の中に蕾が在る」と。私に穂を下さった方の所では大きくなって居られ様がヒョロッと二股に分かれた鉢は何とかせねばならぬだろう。4月16日
上左は実生初花。♀はコバ系白ダブル、♂はハヤト。幼苗接ぎ。平成16年頃の接木だ。一昨年花芽が着いたが芯喰い虫でアウト。ムラサキの八重で咲けば素晴しい事だが世の中そんなに甘く無い。手元には此れが一本しか残らなかったのだが静岡支部に提供しているので其方はどうなんだろうか。上右はアカボシのダブルだが1枚位多いだけ。下左は名札が落ちてしまったがコレクターナンバー付きの原種。自分の所へ着て初めての蕾だが、どんな花が咲くのだろうと期待は大きい。3月31日。
3月25日。この5枚はタンナゲンカイ。どの花が良いかって言う勿れ、みんな良いと思っているのだから。敢えて言えば、下右の薄い色が好きだが此花雄蕊が7本しかないのは何故?。自分の所で、実生で育てられる品種なんて、そんなに有るわけじゃないのだ。
ヒカゲと、タンナゲンカイと、ヒメエゾムラサキの3種が上手く育ってくれれば良いと思っているのだから。後2,3年で入れ替えたくて無鱗片を処分している。
春昨年グレンドイックから入れた「タンナゲンカイ×デンドロカリス」のBタイプ。花径は30mm程度。Bは一番コンパクトだと言う事になっているが、思いの外、木姿はコンパクトでない。此れはタンナゲンカイにもデンドロカリスにも似ていない。
3月16日
鉢の底にヘゴなどが入っている状態は残念ながら又の機会にさせてください。ヘゴと赤玉の混用植えは、上左、タンナゲンカイ×ヒメエゾ(静岡支部例会、北海道高儀さん提供)丸2年ほどになります。上右は自分の交配、ワカムラサキ×エッジワーシー交配。昨年の春この用土に、11月下旬植替え。葉の落ちてない時期の写真が必要ですね。左はヒカゲ、此れも3月手に入れたもの。ヘゴに植え付けは下左、アサヒカワ・ローズ(エイプリルローズ×ヒメエゾ、北海道高儀さん交配)、19年秋に挿木苗をこの用土に植え付け、先日、11月上旬植替え。下右、先日の富山の研修会で入手した采咲きタンナゲンカイ。残念ながら花芽の粗方は跳んでしまった。ヘゴ以外のクリプトモス、ベラボンS等が入っているのが判ると思いますが如何でしょう。
もうあきなのです。
一月ほどズルをさせて頂きました。連日の大雨があけたと思ったら猛暑日の連続です。冷夏で不作と懸念されたお米も平年より一寸良い程度まで回復したようです。民主党は参院選の敗北で国会運営に四苦八苦するでしょうが、私はこの猛暑で仕事とシャクナゲで四苦八苦しています。同じ四苦八苦でも、四苦八苦のレベルの違いはご勘弁を願います。そうは言っても昔に比べればシャクナゲは枯れない。ネット植え(2重底栽培)のお陰です。
中部研修会の講演が決ったようです。愛知の小島さんに「2重底栽培・その後」と題して講演をお願いしたそうです。2重底栽培で確かに上手く行くようになった。でも、小島さんが育てられているように上手くは行かない。何処が違うのか?。そのポイントをお話くださるとの事です。ご期待下さい。
どうせ枯れるなら新天地でと、昨年一昨年の挿木苗や接木苗を新しい事務所の予定場所、山の中に移しました。毎日見に行ける訳ではありませんから一寸した木の下や用水の脇に置いてみました。ポットトレイに30枚ほどです。木の下と言うのは炎天下より水持ちはずっと良いですね。同じ富士市内でも、現在の場所では朝晩の水遣りで追いつかなかったのが3日位は全く問題がないようです。ヘゴ付けの有鱗片10ヶ程を幅30cmほどの庭の流に浸しました。流れている水ならば腐りはしないようです。さりとて残りの50ほど全てのヘゴを流に浸す事はできません。(8月7日)
上2枚は酔白のヒメエゾ。狂い咲きもするし一年中楽しませてくれます。
b、ヘゴを半割りにします。大きさの目安は直径20cm程度で長さ30cm程度を半分に分割します。私は此れを「半割り」と呼んでいましたが他の方が、横向きに使うのを「俵」と呼んでおりました。細いものは半割にしないでそのまま横にして使います。どちらが良いかと質問されますが、今までの成績から、ドーナツに手を挙げたいと思います。唯、ヘゴの形状等もあります、手に入った其れを上手く使う工夫が必要だと思います。外側からでは中の様子はわかりません。自分がこんなヘゴを欲しいと考えても手に入るかどうかも分からないからです。
秋らしくなりました
今まで当たり前だ、又かと思った事も、今回の民主党政権でやはり変化はあったと感じる。大臣の誰一人として、官僚の書いた原稿の棒読みをしなかった。前を向いて話した。以前ならボソボソと下を向いて「誰に何を言っているのか」と感じていたから、それだけでも実に新鮮で力強いと思わせる。マニュフェスト、マニュフェストと声高く叫ぶと、いづれ自縄自縛になるのではと思わせる事も沢山あるにしても可笑しい事は変えていこうとする姿勢は良いのだろう。鳩山さんを見ていると、何で日本国民は安部、福田、麻生と3年間も薄っぺらな内閣に付き合わされなければならなったんだろうと考えてしまう。それこそ失わなくて良かったのに失った3年間だ。民主党政権の準備期間だったとしても世界に遅れを取った。
台風14号も東に逸れてくれた。この調子なら昨年同様、台風被害は零となるだろうか。それにしても大荒れの年だった。そろそろ植替えの準備を始めても良いだろう。遣るだけの事は遣って置かないと。
お彼岸の中日も過ぎた。今年は、暦はシルバーウイークに恥じない5連休だ。1日休んだら水切れ続出で大慌てだ。元に戻るのに3日掛かったものもある。3日かかっても、それでも戻るなら良いがそのまま枯木の道を進んでしまったものもある。2日目には上を切りつめてしまおうかと考えたりもしたのだが。早まらなくて良かった。
ナメクジも殺さない?花田さんでももう我慢できない。今回は声高く宣言した。「消毒するぞ!」それこそ、やっと蕾の付いたヤクシマミツバ、毎朝、毎夕眺めて来年の開花を大いに期待した。「あれ、穴が開いている。」この頃は蕾を見るのにルーペを使う。消毒薬はと探したが期限切れのスミチオンしかない。兎も角撒こう。仕事に使っている噴霧器を引っ張り出して使えることを確かめた。彼岸の頃までは草茫々の中に鉢を置いてあるのでその草を取る事から始めた。撒いたその時暫くは大小各種の蛾を見ない。2日もすると元と変わらない。飛び出した蛾に小さな噴霧器でかけていたが埒が明かない。5日したら今度はマラソン。それから5日もしたらスミチオンとやった。少なくなったとは感じるが完全駆除とは行かないものだ。第一羽根があるから飛んで来るし逃げて行く。蜘蛛は見えなくなった。蜂も見えなくなった。蛙も跳ね無くなった。此れは間違い無い。
酔白が良いなと思います。下に落ちているのを見て廻るのが面白いのです。隣同士でこれだけの差があるのですから。
何で5月4日と6日が休みなのが不思議だった。4日は緑の日で6日は3日の振り替え休日だそうだ。休みが増えると国民が喜び、消費活動が盛んになるそうだが、随分嘗められたものだ。1000円の高速で束の間を楽しんだ家族も今日からは財布の紐をキツク締めるだろう。マスクをしても海外に行く方達、万が一の場合は10日ほど隔離される可能性が有るんだと考えないのだろうか。きっと10日前後の隔離をされても何ら問題ないよと言う事なんだろうが。何か変だ。何もしてない方か、大した事をしてない方か、何もしなくて良い方か。5月7日。
「○○を殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降れば良い」と言うような賃金体系が当たり前のようになってしまった今の日本で、4日も雨が続くと益々滅入ってしまう。今年はやくも入梅か。此の雨で写真が撮れない。
もう豚インフルエンザとは言わないそうだ。「インフルエンザA」と呼ぶそうだ。やっと人並みに扱ってくれると喜んでいるか、ウイルスが。60年か65年前に、今回のインフルエンザと似たウイルスが流行って高齢者は免疫を持っているという説が浮上してきたそうだ。高齢者にも偶には良い事が有る。
グレンドイックからの今年の苗は3種6本のうち何とか物になりそうなのは1種2本だけ。「屋久島の妖精」も「ナナム」も枯木となった。色々やるのだがどうしても根が出ない。勿論、来た時に採れるだけの穂は採って挿してはいるが。ペットボトルの中で青々としているけれどこれとてどうなるだろうか。何とかなりそうなのは「フォルモーサム×デンドロカリス」の2本だけ。こんな事して良いのだろうかと考えてもこんな事しかやる事がないのだ。どうやら私は大した事をしていない部類に入りそうだが出かける余裕は無い。
岩手の矢吹さんから久しぶりの花の便りが届く。「今日の話題」に載せました。ご覧下さい。日本列島以外と長いんだと感心する。5月8日。
上左、咲くのを忘れていたわけでは在りません。昨年太い方の枝が枯れてしまったのです。小さくなってしまいましたが心機一転です。「エイプリル・スノー」。右は「セインクエンセ」。新葉の産毛を愉しんでます。今年2月ヘゴに載せました。共に4月15日。
立秋が過ぎた途端に、今度は台風4号ですと。実に忙しない季節の移ろいです。北北東に進み朝鮮半島を縦断するのかと思っていたら大きく東にコースを変えて東北を横切り太平洋に抜けたようでした。12日の朝、7時半頃、身構えるほどの大雨が降りましたが長く続かなかったのは幸いでした。お盆休みに可也の鉢を運べるかなと期待しましたが中々思うようには行かないものです。ボチボチHPも再開です。
花が無くとも花の話題を。ヒカゲが好きで色々やってます。小さな苗に来年こそ花が付けばと。上は新芽の展開です。この芽は昨年の栽培の結果です。この展開した時の葉の数で蕾が付くかどうか見当付けられるようです。勿論今年の栽培も大事な事は言うまでもありません。6枚以上がパット展開できれば間違いなく来年の花は期待できます。5枚だとどうかな、今年上手くやれば或いはと期待できます。3枚4枚ではもっと努力をしなくてはと言う事なんでしょうか。7枚8枚なんて場合は上手く育っている証です。貴方の所のヒカゲの葉を数えて見てください。9枚って見たような気がしたが判らない。
上左は、儲け物のモウピネンセ。葉芽と思っていたら花芽だった。横向きになるのは花の中に雨が入らないようになのかと思うのだが如何だろうか。全開になってもうつむいたままだ。下右、2月の終わり頃からヘゴの空ろの中から春は未だかと未を乗り出していた。ピンボケはオートフォーカスのセンサー位置をカメラが勝手に決めてしまうため。
工事で出た残材を整理していたらズボンの裾に種が一杯付いていました。室内に入るので取って掌に載せたら3種類ありました。3種夫々が子孫を拡げる工夫をしています。気の毒ですがこれらの種はゴミ袋に入ってしまいましたから、芽を出すチャンスはありません。そんな事折込済みですか。
11月に手に入れたデジカメ、現場で使って重宝しています。少しでも光があれば何とか写ります。どの程度の接写が出来るのだろうかとやってみた一枚です。接写モードにしてズームを伸ばして写しました。ライブビューに慣れると今までの一眼レフがまどろっこしくて困ります。
花が咲けば楽しいと大いに期待するエッジワーシー。表と裏。5月31日。
既に梅雨入りしているのではと毎日曇り空や雨空を仰ぎながら出かけます。植替えや、接木挿木には持って来いの空模様です。接木は袋を外しながら此れで良いだろうと思いますし、植え替えたばかりの苗は葉の萎れ具合で外に出したり中に入れたり。何もしないで済むほど広い場所で育てているわけではありませんから少しずつ場所を変えております。
上2枚、ヒカゲの新葉、特に変わった花が咲くわけでもない。しかし葉柄の毛が沢山有るのが解るだろうか。此の部分に毛の有るヒカゲが存在するのは無いヒカゲより優位に働く事があったからだろう。それは何だろう。精々露を落とさないで貯める事か、或いは脇芽を寒風から保護することか。九州産と送ってもらった3本が3本ともこのように毛深い。此の毛はずっと残る。「スバル」も「ヤクマン」も毛深いが此れほどまでは無い。下左は極当たり前の紀伊半島産ヒカゲ。
ヤクシマハイヒカゲとラセモーサムの交配だろうと推定して居るヘゴ植えの方の花が咲き出した。鉢植えとは別品種のような感じがする。3月28日の写真と比べてください。4月8日。
今年も咲いた。エゾムラサキの八重?、ダブル?。紅白揃えば縁起は良いが。紅の方には早速「モーピネンセ」の花粉を付けた。3月12日。
左は7月8日の朝。雨の滴で更に下を向いてしまってました。昨晩、大雨で増水して、織姫は彦星と天の川のたもとで落ち合えなかったのでは無いだろうか。此れだけ下を向くとそんな事も考えてしまう。
ヒメエゾとギグハの交配。21日の朝方の雨と大風に花が痛んでしまった。花粉は無理だろうが種は出来そうだ。
挿木は此れと此れをやろうと色々考えていたはずなのに、何だったろうか品種名が出て来ない。実物を見て穂の取れるものから始めた。先日、静岡市から「介護予防健診チェックリスト」を記入して、返信してくださいと案内が来た。昨年度介護保険の被保険者になった。幾つになったかは此れで判る。そのチェックリストを見ると可也該当する項目がある。生活機能の低下だって。「よせやい。」と拒みたいが現実は厳しいものだ。「億劫だ、面倒臭い」と体や頭を使わない生活は筋力や意欲を低下させやがて介護の必要な状態や認知症を招くと書いてある。ウーンと唸る。通っている眼科の先生曰く、「歳相応の出来る事をやりなさい。生活を楽しみなさい」。「先生、遣りたいことは一杯ある。」「それは大変良い事だ」「でも先生、時間は不景気で増えたが、金がない」「僕もあるのは借金だけだ。」「私は借金も出来ないし預金もない。」「金も時間も創意と工夫だ。」「・・・・・」。さてどうなるか。北朝鮮が2回目の核実験を強行した。他に遣る事あるだろうがと思うが、費用対効果は此れが一番と判断してのうえだろう。
ここ数日、その静岡市で新インフルエンザが確認されたとか、夜の8時半頃深度3の地震があったりと色々忙しい。もう一つ花が残っていると書いたがこの花は矢張り置き去りにされてしまったようだ。新芽が伸び始めた。ヒルスータム・フローラプレノ、八重咲きの有鱗片だ。未だ残っているよと咲き出したのは、オオシマツツジとヒメナカハラツツジ。今年は此れで間違いなく終了。
昨年の今頃は
昨年の今頃は何をしていたろうか。昨年のHPを引っ繰り返して見た。植え替えたり色んなことをしていた。今年元気が無いのは何でだろう。お陰さまで昨年は忙しかった。動き回れる事は本当にありがたいと思う。でも、これからはそんなに(どの程度か此れが問題だが)忙しくなくても良いという気持ちは秋からある。暇になってもう少し周りを見渡す余裕が出来ると思っていた。でもそれができないのだ。肝心な事を忘れていたのだ。精神年齢は28歳だというと笑われるがその頃のイメージで色んな事を考える。しかし実際の行動は実年齢なのだ。絶対量は仕事でも遊びでも何でも思っているほどにできないのだ。同じ事に余計な時間が掛かる。だから結局何時も忙しいのだ。良い事もある。これから先は何があってもオマケだと思うと楽しい。どうもオマケ、別冊付録の方が本編よりも楽しそうなのだ。
この暖かさだとそろそろ実生の準備をしても良さそうだ。大した数でも量ではないが種の精製?を始めた。大きな鞘なのに中身が何も無いのはガッカリする。俺みたいだと思うわけでもないがもう少し何か詰まっていても良いだろうに。モーピネンセの自家受粉は駄目、モーピネンセにタンナ×デンドロを掛けたものも中身なし。それでも楽しみはある。僅かだが紅小町交配(ミヤマキリシマ×ヴィレア若しくは有鱗片)に小型のツツジを掛けたのが種が取れた。花の咲く期待の前に発芽するかどうかが問題だろう。今年は虫眼鏡で見ながら実があるかどうかの確認をした。
幾等、寒の最中でもこの更新では寂しすぎる。大いに慌てて追加しました。
1月31日。春の兆しを感じます。
25日前後は冷え込みました。大寒は嘘じゃないと。でも日の入りが大分延びました。日の出も少し早くなったと、6時頃ようやく明るくなった東の空を眺めながらの車の運転も気持ちが良いものです。静岡丸子の梅園の早咲き品種は満開とのラジオニュースです。例年よりは10日早いというのを聞きながら有鱗片ももう直ぐだなと思うのです。モーピネンセやエゾムラサキの交配が来月の半ばには咲き出すだろうと、楽しみです。とは言え、事、シャクナゲに関してはまだまだ仮眠中です。
大部膨らんできただろうと希望的観測です。左はモーピネンセ、右はナナム*ヤクシマハイヒカゲ。共にヘゴに載せてあります。1月29日の撮影です。小型の有鱗片とヘゴは相性が良いと思います。(大型有鱗片も良いかもしれません。無鱗片も良いかもしれません。しかし、物理的条件で植え込めないのです。直径30cm、40cm或いは50cmの太さのヘゴはあるのでしょうか。)ヘゴは、抜群の通気性(排水性)を持ち、保水性も優れているようです。多分日本産のヒカゲなどの自生地の根の環境とあっているのだと思います。くどいようですが、ヘゴ植えは着生ではありません。ヘゴが用土なのです。ヘゴでようやく花が見れるようになったのです。以前、ヘゴ植えのヴィレア(マレーシヤシャクナゲ)の写真を本で見たことがあります。日本の記事ではありません。カラーでなく白黒の写真の時代でした。着生という表現があったと思います。フレームの中で育てていました。水冷2重鉢が具合が良いと何鉢かやりましたが此れはもう中止です。上手い「藪蚊」対策が出来ないと苦痛の種です。生き残っているものは、もう少ししたらヘゴに載せ代えます。勿論、栽培適地、条件の良い地域ではヘゴに植えようなんて考える必要は全くありません。
さて、本日(31日)は更新日です。静岡清水は小雨でしたが、今朝の、この暖かさ。不気味なくらいの暖かさです。昨今、自身の新陳代謝が低下して(年を取ったという事です)体温を保つ事ができません。寒いという事だけで堪える事態です。蛇、蛙並みの変温動物に成り下がってしまったと嘆く私にとって今朝の暖かさは非常にありがたいものです。上着2枚分の暖かさです。でも、この後、又大寒波襲来との天気予報です。暫くは情けない更新でご勘弁を願います。
「ウエストンピンクダイヤモンド×スピヌリフェルム」の蕾が膨らみ始めました。この明るい赤に春が近いと実感します。左は2月10日。今日14日は初夏を通り越して真夏です。神奈川支部の例会だな行きたかったと思いながらパソコンに向かっています。昼休みに撮ったのが右側です。日差しも強く昨夜来の風で葉が痛んでしまいました。此れで全開です。
有鱗片の小さな苗をヘゴに載せました。
梅が島から安部峠までの林道の法面モチツツジが見頃だった。花が小さいとおもう。何時も車を止める空地は満車。結構登山者が多いようだ。置けたのは一寸離れた所だったが止むを得ない。登山道にシロヤシオが一杯。盛りは過ぎた?。昨年のピンク掛かったシロヤシオは何処だと登る。確かに今年もピンク掛かっている。でも釈然としない。花弁にストレスを受けるとピンクの色素が形成される?。この現象はこの木だけだった。
朝晩は冷え込む様になった。朝の最低気温が15℃を切る様になれば間違いなく秋だろう。最低気温が10℃を下回れば冬だろうと思ってる。5℃を下回るようになれば真冬だ。晴れて風が吹かなければ最低気温が5℃でも最高気温は15℃だ。シャクナゲはマダマダ成育する。静岡の平地が良いのは唯一5℃になるまでの期間が長い事だ。普通なら12月半ばまで植え替えが出来る。イチョウの落葉が始まるので見当をつけている、春まで作業無しと。大抵年が明けてから、私の身の周りのイチョウは裸になる。
明後日、明々後日は富山県立山町で中部地区研修会だ。シャクナゲを手に入れるのも楽しいが、皆さんとお会いして色んな話が出来るのが楽しい。体調を崩して酒を止めて丁度2年になる。そうお酒が無くてもワイワイと話をするのが楽しい。「花田さん、信じられない。」なんて仰らないでください。(15日)
上左「ナンシーの曾孫その2」3月31日の写真と比べてください。上右は「クレイターレイク×ヤクシマハイヒカゲ」とラベルには有るがウーンと唸る。共に4月8日。
もう一つある。「多分」、と勝手な期待をしております。今年の猛暑は略100年前に気象観測が始ってからの最高温度、熱帯夜の日数、猛暑日の日数と記録を塗り替えております。以前の猛暑の記録は平成6年でした。そして平成7年が「大開花」、天城山のみならず日本中の山でシャクナゲが爆発的大開花だったのです。当時40年ぶりの大開花と言われました。何処から40年かは不明でしたが、この次この先40年は一寸難しいと思ったものです。でも、あれから16年ぶりに「大開花」が期待できるでしょう。天城山は今年の3月末の季節はずれの大雪で山頂付近のブナやカエデの大木が幹割れし、枝折れをして明るくなったのです。それで来年は期待できると考えたのですがそれ所ではありません。多分、数多くのアマギボタンに再会できるのでしょうし、初めてお目通りを願える花も数多くあるのでしょう。大いに期待しているのです。
百葉箱の中で35℃超ですから日当たりの良い、照り返しがある場所ではどれ位になるのでしょう。矢張りと言うか当り前と言うか、引越ししたシャクナゲ、結構痛み始めました。痛むなら復活の兆しはありますがドライツリーに成ってしまって。一日おきに行って水遣りが出来た間は問題なかったのですが、この高温と乾燥では中二日空けるのは無理でした。如何言う訳か原種が駄目になってしまって。アルボレウム、グリヤソニヤナム、インシグネとある程度の大きさのが。
今年の挿木は中途半端でバンザイです。根が出る前に葉や茎が持つエネルギーは対暑だけに消耗しつくしてしまったようです。来年用に使い易い形のペットボトル入りの無糖のサイダーをセッセと飲んでいます。中身ではなくペットボトルを買い込んでいるようなものです。この暑さですから500CCのペットボトルが面白いように積みあがっていきます。その分財布の小銭は軽くなって行きますが。実生も似たような状況です。引越し先で遮光して置くしかないのでしょう。耐暑性期待の昨年実生のカロリニヤナム,ギッシリと何百、いや何千とあったのが数十本?。
上2枚はレウカスピス、KWフォームとありました。左は中島さんの家の周りの雪です。可也残っていました。
上左は、「アサヒカワローズ」、これを1号と呼べる幸せ。2本目を昨年秋お預かりした。上右がその2号。蘂の弁化したものは中の花弁が成長する。下左は上左の3日後。1号にはワカヒメの花粉を付けた。アサヒカワローズは私が勝手に付けた名前。旭川の高儀さんの交配。「エイプリルローズ×ヒメエゾ」。ワカヒメは「ワカムラサキ×ヒメエゾ」
全開間直の上左は「アズマ×ヒカゲ」と言う珍しい組合せ。2月に手に入れた。絶やすには惜しい組合せなので接ごうかと考えたが接げるような部分が無い。花が終わったら一芽伸ばして挿木をしようか。右は「ヤクシマ×タイワン」、蕾が膨らんでくる時は何時も大いに期待させる雰囲気なのだが。4月30日。
アマギも動き始めた。ラベル落ちが多くなってしまったので花を確認していかねば。蘂の弁化はこの程度でも、アマギボタンBだろうが。
「もうすぐ」が楽しみな蕾。上左は葉芽かと思っていたが花芽だったようだ。モーピネンセ。上右はヒカゲ。下左はワカムラサキ×ヒメエゾムラサキ。愈々春到来です。
上左、ヤマツツジの白花だろう。ラベル落ちだがオオヤマツツジだと雄蕊がもう2,3本多いはずだ。上右はヤマツツジの八重。蕾は粗方開花してしまった。左、やっと絞りの入った花が咲いた「クモノユメ」粗方の鉢の粗方の蕾が動いてしまった。
シロヤシオも僅かですが残っていました。先週の日曜ならば十分楽しめたようです。上右は花弁に紅が射しておりましたが、まさか紅花という事でもないでしょう。この木に他の花はありませんでした。落ちている花にもこの程度の紅はありましたが。標を付けて来たかって、カメラを雨に濡らさないのが精一杯でそんな余裕はありませんでした。下左は自分が考えていた花とは違いました。此れももう少し早ければ良い状態で写せたようですが。ウスギヨウラクでしょうか。
ガクが伸びて踊っているようなのが面白かったのです。もっと大きくなれば花弁になります。その進化の途中?なんて考えれば。
この3枚は清水の佐野さんの「ホテイ交配・未開花」とラベルに有る。貰われて来て初めての花と言う事になる。黄色が上手く表現できないのが残念。上左は5月4日。上右は5月9日の朝。下左はその拡大。ガクの弁化は♂親ホテイの由縁か。
本流沿いに上ると、車止めのゲートが幾つか有る。砂防の堰堤が幾重にも重なるのは治山治水の展示場のようだ。こうまでしないと山が無くなってしまうのだろう。此処で9時一寸前、左にコースを取れば階段と吊橋が有る。立ち入り禁止と書いてあっても脇からすり抜けられる時は通るが。余程の事が無い限り、跨ぐのと潜るのは遣らないのが此れも流儀。引き返す。右は林道途中の露頭、もしかして金鉱石?、などと考えながら歩けば楽しい。駐車場まで戻り阿部峠を目指す。
アマギ白花「翠月」が動き出した。時期的には昔と同じ、温暖化とか何とか騒がない頃の時期、5月の連休前に咲くのが慣わしだった。此れは2代目だ。この花の葉の下に1mほどの枝の無い幹が棒のように立ってる姿を想像してください。今年は3代目の準備と接木を念入りに行いました。4月27日
上2枚は昨年の挿木苗「ヤクマン」を4月22日に写したものだ。そう、この2本が残ったのだ。元の木は、集中治療室、ビニールの囲いの中で葉を垂らしている。この2枚を比べて何処が違うか。芽の数が違う。右は4本に分かれているが左は1本だ。右が良いに決まっている。右も意図して芽を掻いた訳ではない。偶々何かの加減で芽が掻けてしまった。1対4は非常に魅力的なのだ。上手く行かなくても2本の挿穂が確保できる。だが何時掻くのが確実なのか、物の本に拠ればすっと新芽が伸び葉の展開を始める頃、言って見れば左の一寸前の状態だ。でも、もう一寸そのまま成長させればこれだって挿穂になるよ。さて如何する。下は「スバル」の昨年の挿木。両方とも芽が掻けてしまったが、右は3ヶ、左は1ヶの芽出しだ。何処が違うとこうなるのか。もとの葉も十分残っているのは左なのだが。
やっと咲きました。ヤクシマヒカゲ。這いも姫も捨てたお陰です。実生初花。平成16年頃の実生ですからそんなに良い成績では在りません。一つの蕾に5ヶの花です。大抵のヒカゲが4ヶですからそれに比べるとそれはまあまあ?。色も比較的黄色が濃いようです。鉢で育てている同期生は上手く行けば今年蕾が着くかもしれないと期待はしております。下左は別株、同じくヘゴに載せてあります。4月16日。
姿・形はタンナゲンカイ?。ラベルにはタンナゲンカイ×ヒメエゾとある。交配出来なかったと考える。?。
上左は、色の具合からすれば、ワカムラサキかヒカルゲンジ?。貧栄養だとこんな花になる?。背景の水色は我家の簡易雨量計、ポリバケツです。右はヒメエゾ、偶々これは6弁
以下は明日にも明後日にも全開するだろうと期待する花。
穴にヘゴチップを詰め込みます。水を十分沁み込ませます。ヘゴチップは沈みますので追加してヘゴ表面と10mm程度の段差をつけます。先ず非常に薄く溶いたケトを植付けたい部分に掛けます。一寸緩めに溶いたケトを表面に擦り付けます。穴は周りと平らになるようケトを詰めます。
此の春3月4月5月と実に雨が多い。野も山も充分水を含んでいるのだろう。今年の梅雨はどうなるかと今から気にかかる。野山に余裕が無いと日本中の彼方此方で土石流だの土砂崩壊だのと沢山発生するのではと。今年は無鱗片の葉が伸びるのが例年より少し遅いのではなかろうか。花が遅れた分葉も遅いとは思うが。今年のナメクジはアマギに拘らなくなった。ありとあらゆる新芽に噛付いている。此れも動物性アミノ酸の効果?。灰汁が少なくなって美味しくなったのか。
上左は柳葉形と変種名のあるフォルモーサム。右には明日(6日)辺りフラグランチシマム(フォルモーサム×エッジワーシィー)の写真が載せられるだろう。と書いたが、此の陽気の所為、色んな虫が発生して穴だらけだ。
朝方のラジオが今日の誕生日の花は「シャクナゲ」だと言う。花言葉は「威厳」6日の事。夜中中ラジオは掛けっ放しだ。目が明いた時だけ音声が耳に入ってくる。昨夜は「殆ど眠れなかった」と本人が思うほどに眠れなかったなんて事は無い事が良く解る。NHKの深夜放送は人気があるそうだ。昔、民報の深夜放送を夢中で聞いた年代がそのまま今の聴取者?。年寄りに人気があるのだ。7日の2時のニュースはNYの株式暴落を伝えている。ギリシャの財政赤字に懸念を示しているのだが、此の次は日本だなんて冗句では済まされそうも無い。真実味を帯びて来た。一党独裁だとか、3代にわたる世襲だとか、強い指導部、強権力の集中が必要ない社会は良い社会だとは思うが、最も基本的な国の安全保障には明確なビジョンを示してもらいたいものだ。こんなだらしの無い政権も、其れを選んだのが貴方だろうと反論されると返す言葉も無い。
6日に沖縄、奄美大島は入梅宣言だ。一寸早いそうだ。多少の変動は有っても大筋では間違いないよとお天道様は仰るのか。もう一月もすれば真夏の覚悟が必要になるのだ。7日は静岡も入梅したような一日だった。
左は全体、4月9日、右は拡大11日。采咲きのタンナゲンカイ、枯れてはいなかった。葉の出方が何か違う。
左は4月6日の「ムーンワックス×ホテイ交配」この程度のボールには成るんですが。右は7日の全体の姿。
マデニィー系「キリアツム」
上左はWPD、ウエストンズピンクダイヤモンド。上右はこれにヒメエゾを掛けたもののうち最も弁化が出たもの。下二枚は同じ交配で今年初めての開花の全体と拡大。大抵のものはズンズン伸びてその先端に花が着いたがこれは徒長しなかった。花まで4年よけい掛かった、単なる栄養不足の可能性は充分あるが、これが性質なら楽しめそうだ。花は6〜7弁だった。
上左はグレンドイックからのタンナ×デンドロカリスのB、Aに比べると可也小型。右はヒメエゾ×デンドロカリス。こんな花が楽しい。興味を持った外国産の有鱗片の原種はラセモーサム、デンドロカリス、モーピネンセ、レウカスピス、カロリニアナムあたりだったが、どれも物に成らなかった。
上左はヤクシマハイヒカゲの交配、右はヒメエゾムラサキ×カンピロジャイナム。初花、さてどんな花が咲くだろう。
上左はタンナゲンカイの赤、右は白。今咲くのがタンナゲンカイ今迄咲いたのは多分エゾムラサキの血が入ってた事に間違いあるまい。の
どんな花だろうと期待に胸をときめかしました。昨年の秋幾つもの鉢を送って頂きました。静岡で増やして下さいと。自分ではどうしても出来なかった有鱗片の交配の数々です。二十数年の年月を手にした気分です。若返ったのと一緒です。「茶々」と名付けられているそうです。親はピンクヒメエゾ×ラゾルビル。ラゾルビルはスピヌリフェルムの交配との事です。花が開き始めた瞬間スピヌリフェルムだと思いましたが、この多花性は何処から来たのか興味があります。スピヌリフェルムの交配大抵ツンツンパッ、ツンツンパッとなるのが常道でしたから。
これで日本は変わるのでしょうか。今日の衆議院選挙の結果は如何にと、TVの速報に噛付いて居ります。責任力、責任力と麻生さんが仰っていましたが、不味かった時取るのも責任です。55年間?の垢を落とすのも責任のとり方の一つです。開票と同時に当選確実が出るのには驚きました。一寝入りしてからTVに噛付こうかなどと思ってましたがとんでもないことでした。1時間もすれば粗方の流れは決まったようです。当初の予想通り、民主党の圧勝です。圧勝したからと上擦るわけにも行かないでしょう。その期待に添えなかった時の反動はとてつもない大きなものになるのでしょうから。
今度は台風11号です。選挙の陰に隠れてひっそりの日本に近づきました。31日の朝、拍手でも打てばその振動で雨になりそうな雲行き、空模様です。夕方には関東に最接近とのラジオのニュースです。なるべく東に曲がってください。今日、雨は予定に入っておりませんでした。
上2枚は勿論同じビレアを写したもの。左が4日夕方4時頃、右は5日朝9時頃。蕾が膨らんできたのは承知していたが中々開花しなかった。気温を眺めていたのだろう。3日の夕方は未だ蕾のままだったのが、4日の暖かさで一気に大きくなった。蕾を包んでいる鱗片が翡翠のように透明感があり素晴しい。5日朝は大きく開いてと期待して覗き込んだが、冷え込んでこのままなのか。神奈川平野さんが交配したもの。
上左アマギシロ「8-4」、右はアマギシロ「万三郎」。並べてみても花に違いは無い。敢えて探せば葉の裏が違う。万三郎」には亀の甲の毛?が有る。4月21日。
白い花ばかりの中では赤い色は際立つ。上左は長崎県西彼杵半島産「ツクシ」。右は藤枝の仲田さん交配の「キョウマル×シミアラム」このキョウマルとあるのはアマギと置き換えて良いのではと思うが本人に確認しないと。
肥料切れで義理に着いたような申し訳の無い蕾だった。ラベルは「17-1酔白」とある。山では酔白と判断したのだがもう少しすれば真っ白だろう。肥料をやって大きくなって貰わねば楽しみが続かない。左は4月15日、右は4月16日
上左の写真の左側(鉢植え)と右側(ヘゴ植え)が同じ品種、挿木兄弟だと思えますか。右側はヘゴに反応したと私は表現するのですが如何でしょう。ヤクシマハイヒカゲとラセモーサムの交配だろうと推定しています。右側はその花。3月28日。
3月25日。上左はハヤトの白花、右はコバ系の絞り。へたくそな管理と昨年秋植替えをサボった所為だろう。今年のミツバは調子が悪い。枝が枯れ、花が極端に少ない。
ヘゴの表面に苔が上手く載って呉れればこれも良いのですが、此方の願い通りには行きません。このヘゴにはカタヒバが多く生えています。小さい状態ならそんなに見苦しくないのですがシャクナゲより繁茂するとそれは刈り取ります。やっと蕾が着いた、九州産のヒカゲです。何とか自家受粉をさせたいと期待しております。ブロンズ色の葉も少し緑が増してきたようです。
上左は、羽鳥さんのダイセンミツバ4倍体。花色も鮮やかで、花弁に厚みがある。厚みがあるのが4倍体の特徴と聞いたが。上右は「アズマ×ヤクシマハイヒカゲ」昨年は皺くちゃな花だったが今年は意外と張りがある。栄養状態が良いのか。下左はヤクシマの交配お父さんは不明。久しぶりに咲いた。
兎も角、行かぬわけには参りません。5月28日金曜日何とか空いた日に出かけました。一寸手間取って、出掛けるのが例年より遅かったのでゴルフ場脇の駐車場に着いたのは8時でした。花は少ないという噂は聞いておりました。でも、例年のように行けば何とかなるだろうと言う軽い気持ちでした。此処数ヶ月の天候不順が有っても、花の時期にそんな狂いもないだろうし。
花の時期に狂いはありませんでしたが、花そのものは全く咲いておりません。6年ほど前にそんな状態の年がありました。平成15年、16年です。16年は最初から登りませんでした。
トウゴクミツバは例年になく見事でした。此の、濃い色が下界でも楽しめれば素晴しいのですが。
上左、当り前のエゾムラサキ。ゆったりと咲くのは良い。上右、勝手に名付けて「紅孔雀」。でもこんな咲き方では「紅雀」だ。左、自身のヤマツツジ交配、5本選抜?したがその1号。
そろそろ新芽が出てきても可笑しくないだろうにと、毎朝眺める割には変化が無い。昨年秋、富山研修会で手に入れた「采咲きタンナゲンカイ」の今の姿。枯れている様には見えないが。
こんな更新で・・・
前回のお粗末な更新、「何処か具合でも悪いのでは、大丈夫か?」と電話を下さった方におりました。ご心配掛けて申し訳ありません。多忙だったのも事実ですが、厳しい寒さよりも激しい寒暖の変化に体が追いつかない現状です。アチラを押さえれば此方が飛び出すのはもう止むを得ない年齢だと重々承知はしております。情けないが此処へ来てぎっくり腰モドキになって唸っております。コルセットをキツク締めあげて動き回っていたら今度は脹脛が硬く張る。此方を押さえればアチラが飛び出す、その通りです。昨日今日(26日)の初夏そのものの暖かさの後に、もう一度や二度の寒さの戻りがあるのかと思うとウンザリする。おまけに大雨で動きが取れない。動き出した花の写真をと思ってもそれも出来ない。これじゃ前回と同じ、情けない更新になりそうだ。
半割りにしたヘゴを抱き合わせて植えたのが上左。左が酔白の、右が万重咲白花のエゾムラサキ。下左がその拡大。石ころのように見えるのはケトの塊。上右はヘゴ鉢って此れがそうと言いたげなヘゴのドーナツ。此れだけ大きいと穴を無視して植えるわけには行かない。
オークションの開始です。最初のヤマです。何とか頑張らなくちゃ。無鱗片には興味なし。有鱗片一筋?この苗の番です。底値から入ります。少し上値が付く。此処でとその3倍位を声にだす。勿論安ければそれに越した事はない。が、手に入らなければ意味が無い。どっと会場が沸きあがるが後に声が無い。ヤッタ。かくしてこの苗は静岡清水に連れて帰りました。件の方。後でその上を行こうかと思ったが、花田さんだから止めたと仰ってた。来年、春早々に上の右の写真の芽を挿木する心算です。後は気もそぞろです。岩手の方が実に大きなタンナゲンカイの白花を提供されていました。欲しいがこんな大きなのは清水では直ぐ小さくなる。今手元にあるのを大きくするほうが確実。時間切れ、予定時間までにオークションを消化しきれない。後は相対で片付いたようだ。日本産の原種も優秀な品種が多数提供されるようになった。白花だけでなく濃い色や大輪等が選別の対象となるのは嬉しい。
懇親会の前に風呂に入ろうかどうか。湯冷めは厭だから後にした。乾杯のコケモモ酒?を舌に載せる。お酒って美味しいよなと呟いたが何方にも聞こえまい。飲まなくなって、飲めなくなってから丁度2年。後はウーロン茶で何処まで酔える?。お酒が無くても話は弾む。富山の会員のプロ顔まけの手品などもあって更に盛り上がる。2次会はあの部屋で、自主研修会は此方でと声が掛かる。でも眠い。風呂に入って部屋に戻れば皆同じ事らしい。朝早いのは何時もの通りだがもう一度風呂に入り近くの川原を散策。ジュラ紀、白亜紀の恐竜化石の出る地層、何て言ったっけ手取層?、近くに在る筈だが。水は冷たく澄み切っている。
来年は静岡の番です。富山支部長・百瀬さんから静岡支部長・仲田さんに幕が渡される。先を急ぐ方はもう出かけられたようだ。立山に登られる方も室堂まで行かれる方も居られるようだ。此方は高木さんの所により、富士見園芸によって帰る心算。どの道7時間程度は見ておかないと、帰りは混んでいる所も多かろう。高木さんの所には大勢の方が立ち寄られた、高木さんの説明で一通り見て回った。帰りに伊勢ヒカゲ、ヒカゲとと多分ラセモーサム辺りとの交配、プセウドヤンシナムかなと思う尖った葉の有鱗片をお土産に戴いてニコニコと家路に付く。富士見園芸の吉岡さんはお元気だった。ネパールで採種したと言うラセモーサムの実生苗を手に入れて後は静岡へまっしぐら。此処から仲田さんが途中の何処の駅でも降ろしてとということだったので富士経由で清水駅まで乗って頂いた。話をしながら戻れば150kmもあっと言う間だ。往復711kmが走行距離だった。
15年ぶりに、ライトバンにアマチュア無線機を載せた。20年前のトリプルバンダー、140MHz,430MHz,1200MHzが同時に聞こえると言う欲張った奴、セットしてみたがウンともスンとも言わない。修理する自信なんて全くないから仕方ない、簡単なのを手に入れ載せた。140MHz、、430MHzの2バンドだが同時には聞けないというもの、いまは1200MHz流行らないと。8月11日の静岡の地震の時、ヤッパリ車にも載せる必要があると感じた。富山までの道中で話し相手が見つかるとも思わないが間に合えばその方がよい。行きも帰りも433MHzに合わせっ放しだったが携帯電話の急激な普及に反比例して、アマチュア無線は静かになったと言うのを実感した。緊急用の連絡手段だと思えば良い。使わないで積上げてある他のトランシーバーも使えるかどうか確認してみないと。取扱説明書を読んでも内容・意味が理解できない。勿論字は読めます。
ヘゴチップ+杉・檜の皮(武田園芸・洋ラン用培用土)+椰子殻繊維(ベラボンS)+籾殻燻炭を3:1:1:1の割合で混ぜた用土に采咲きタンナゲンカイを植え替えました。何れ通らなければ為らない峠道ですからしっかりと根洗いをしました。洋ランそのものの用土です。割合は一握りと考えてください。昨年からヘゴチップを使って色々な植え方をしてきました。成長期には赤玉との混用が中々調子が良かったのですが、長雨には水の加減のしようもありませんでした。この洋ランモドキの用土は出足はユックリでしたが長雨にも熱さにも上手く対応できたようで秋までの結果は申し分ありませんでした。 かくして彼是有鱗片を30鉢ほど是で植えた見ました。さて結果は来年のお楽しみ。
小さな木が狂いざきすると来年の楽しみが減ってしまう。上左、ダイセンミツバ4倍体。葉のグンバイ虫の傷痕は目を逸らせて下さい。上右はヒルスータム・フローラプレノ、前回の更新で緑の部分だけでも残ればと願っていたのに花が咲いた。花が咲くとどうなるだろう(29日)。
此方側に有る木を見つけ其処まで登る。下から見た時は雪洞のように見えても近づくと趣は違う。低い所には花が付いてない。傾斜面では背伸びも出来ぬ。シロヤシオも並んでいたのでもう少しすれば其方も見れるだろう。かくして本日の目的は達成されました。その後富士まで来てこの更新を行っています。静清バイパスから由比バイパスまで渋滞をみっちりと味わいました。
暑いのか寒いのか、ヤッパリ暑いのか。
今日5月4日の気温は随分上がった事だろう。先週は季節の逆戻りを感じたが、此れで初夏だ。暫くは芽出しが楽しみな季節になる。注意していると色々面白い事に気付く
この頃写真を撮るのに不精?をしている。日中風が有る日が多いし日陰も多い。風では3脚のセットも関係ない。風の来ない場所での撮影なんて出来ないからシャッタースピードを上げている。ファインダーを覘くと4000とか2500と出る。此れ位高速なら、風で少し位動いたって関係なかろうと。F値は8と固定だ。ISOを上げている。1000とか1600に。デジカメって便利だ。上2枚はヤマツツジの八重咲き。しかし、ヤマツツジって奥が深い。4月26日
上左、花ではなく葉を愉しむも良いが毎年減っていく。アマギ白交配、このアマギシロを実生すると必ず斑入りが出ることは解っているが花が咲くまで育った験は無い。右はアバコンウエイ・コンパクトフォーム。皿のような花が解ってもらえようか。4月20日。
上左はナンシーオブロビンヒルの交配、名付けて「ナンシーの曾孫その2」初花、その1は昨年咲いた。多分八重に咲くはずだ。上右は「ヤクシマヒカゲ」這も姫も着かない。だから静岡でも育つ。咲けば初花。3月31日。
今日は他にも色々できればと思っていたのですが外の作業は駄目ですね。外と中の中間辺りで出来るのがヘゴに植え付けることです。カットしたばかりのヘゴの中心部には生々しい部分が残っています。その部分を剥ぎ取ります。硬い部分は完全に取る事は難しいです。ドーナツで使う場合は底に網を張ります。釘で打ち付けるのですが効きは悪いので斜めに打ちます。
白花のエゾムラサキ、此れは何と呼べば良いのだろう。獅子咲というのだろうか。この紫外線撮影。此れも変化は含まて居なかった。3月16日。
上左はヤマツツジ交配、皺が多いのが気に入らないが仕方ない。もう少しピンクだったような気もするが。上右は昨年秋に偶々通り掛かった園芸店に並んでいた「光源氏」。これで「若紫」「薄雲」と合わせて三姉妹が揃った。下左は「エゾムラサキ酔白」、どの程度からヒメエゾムラサキに入るんだろう。下右は「WPD×スピヌリフェルム」。菜種梅雨のような雨が続く。菜種梅雨のようだと感じるのは私だけでない。そう思う方は多い。しかし、此処に来て寒さが強い。冷たい雨、其れだけで気持ちが落ち込む。
ヘゴ植えは着生ではありません
と叫んで?いますが今の状態をお見せしましょう。2月3日の様子です。明日は立春です。
上左、シャクナゲの藪の中です。この方向だけで白花が3本在りました。グルット一巡りすれば10数本が開花してました。上右は酔白です。中央上部の花弁に薄いピンクが残ってます。今日は酔白に始まり酔白で終わりました。
安部峠にシロヤシオを見に行こう。
6月6日、色んな用を片付け終わったのが10時一寸すぎ。梅雨の前、今満開に違いない。安部峠にチョコット行ってこよう。
上左はアマギ「伊豆乙女」、5月13日。此の春、蕾付を市内の友人から戴いた。最初の時は花の中に雨水が溜まったら其処から腐ってしまいアウトになった。同じ事は繰り返したく無いので屋根下に入れた。上右はエッジワーシーの新葉。綿毛が良いが下界では夏にセーターを着ているようなものではなかろうか。
此れでもう「夏がきぬ」なんでしょう。5月の15日爽やかな一日です。一寸乾燥気味です。我家は花も終わりました。これからは新芽が伸び始めるのが楽しみです。挿木もぼちぼち始めました。今年は先ず、新梢でなく「ヒネ」の穂を挿してみました。グレンドイックからの有鱗片そのほかです。上手く行けば良いなと思います。枝が伸びる前の穂を挿すのは勿体無いような気がしますが、活着の確率が高ければそれに越した事はありません。結果は何れ報告いたしましょう。
上左はフォルモーサム・カーシャ。上右は普通の?フォルモーサム(不揃いなとか言う意味の変種名がつく)。もう一つの柳葉形は未だ咲かない
アカボシのダブル。雨が上がって横向きになると中々見応えがある。全体と拡大。
左は4月4日、右は6日。グレンドイックから「アカボシ」を取り寄せたらこれが来た。「水晶白」では無いのかと言うのだがこの頃「水晶白」を見ない。
上左はミニチィヤピンクのそっくりさん。右は本家のミニチィヤピンク。お二人ともカンカン照りは好きじゃないようです。お母さんのウイリアムシアナムそのものがカンカン照りは得意じゃないでしょうから。そうは言っても無いもの強請りは出来ませんから耐えてもらうしか術はありません。
上左はラベル落ちで品名不詳。拡大すれば何かわかる?何て考えは浅はかだろう。上右はヤクシマハイヒカゲのセルフ。下左はホンシャク×キバナの自家受粉。羽根があるのは昨年の弥山のヤマトと同じ。明日は晴れて欲しい。屋上の仕事が入っている。全て倍率は同じ。違うのは種の大きさ。
私は誰でしょう。何年か前の支部の接木講習会で戴いた穂が大きく成りました。葉の感じは日本産の血も混じっているようだと感じますが。花の直径は10cm弱です。4月18日。
エゾムラサキのダブル。此れにも特に紋様は隠れて無い。しかし、エゾムラサキの変異は色々数多く見つけ出され残ったものだと思う。先輩諸兄に感謝します。3月17日。
多弁の花も良いが一重の小型の花も良い。名札にはヒメエゾとあった。此れも紅白揃えば縁起は良い。3月12日。
22日。上左は采咲きタンナゲンカイ。大分葉が充実して来た。後は茎が伸びてくれないと穂が取れないと欲をかく。上右はアマギボタンB-2、24日。ホンの気休め程度の弁化
上2枚は「バオバウの木」(9月16日)。左は後から発芽した苗。何とか芽吹いたのはこれで3本。単なる時間差攻撃だったようだ。他にも途中で嫌だと動くのを止めてしまった種もある。種の外皮が外れないのは何故だろう。最初のも同じだった。きっと最初に出る双葉はフード(保護カバー)の役目をはたしているのではないだろうか。現地は、マダダスカルは乾燥の激しい地域だろう。風から或いは強い陽光から子葉がある程度成長するまでの間保護するのでは等と考えるのは穿ち過ぎ?。モヤシだよと友人にメールしたら元々乾燥地の植物、水は辛目が良いのだろうと返事。エアコンの室外機の脇に置いている。シャクナゲやツツジではこんな事出来ない、でも無いか。伸びだした本葉を見ると如何してもその葉は唐辛子を連想して仕方ない。
近畿東海の梅雨明け宣言がされた翌日、8月4日は凄かった。此れが夏だと「熱波・熱風」、私のシャクナゲどうなるだろうかと考え込んでしまった。調子の悪かったのはあっと言う間もない事は例年通り。シャクナゲの置場においてある温度計、木陰で38℃だった。事務所のエアコンの風より、屋根や壁からの熱の方が遥かに強烈なのだ。こんな暑さが一月も早く来てくれていたら、一月間も続いてくれていたら、空調屋さんも溜息でなく一息つけたのでしょうが。でも湿度が低いから木陰では秋を感じてしまう。
8月7日は立秋、台風8号からの湿度でしょう。随分と蒸し暑い朝でした。衆議院選挙、正式には未だ立候補の届出も何も始まってないのですが、8月30日まで後22日です。もう選挙は終了してしまったような気分にもなります。何か間に抜けた心太を啜っているような気分です。其処まで各党、緊張感を持続できますか?。色んな所への気兼ね?や気配り?算段の結果がこの日になったんだそうですが、暑い時のこの長丁場、きっと誰かがズッコケル。
確かに、始めたばかりの頃に比べれば、シャクナゲは枯れなくなった。ネット植えや、ヘゴ植えと色んな工夫は十分な成果を上げたと自画自賛はするが、高温高湿は対戦相手の決まり手だ。嵌ったら逃げられない。東北の方のホームページにエッジワーシィーの開花がさり気無く報告されているのを見ると大きな溜息が出てしまう。蝶よ花よと面倒見てきたのが、花咲かす事もなく消えてしまう情けなさ。「古典的なシャクナゲの枯れ方」と私が表現するシャクナゲの枯れ方が復活しました。枝の途中が焼けたように黒変して萎れてしまう。芯は茶色くなってしまう。上は時間の問題、下はどんどん他の枝に拡がる。シャクナゲ栽培、夏はやる事も出来る事も無い夏枯れだなんていう前に本体がどんどん枯れて行きます。今年は暑くて蒸しますね。
8月11日、午前5時7分。私は一寸何時もより遅い朝飯でした。大きくユサユサと来た時は東海地震と覚悟しました。15秒位続いたでしょうか。もう一揺れすると大惨事だと思いましたがその揺れは来ませんでした。ホッとはしましたが揺れている最中体は動かせませんでした。ちゃぶ台の皿を押さえるのが精一杯です。連合いと息子の無事を確認してから、まず風呂に水を張りました。此れくらい揺れれば埋設の水道管が折れる事は十分考えられますから貯められるだけ貯めなければと。この揺れが清水区では震度5強とのニュースですが、震度6弱の市町村が結構ありましたから其方はどんなだったんでしょう。外に出て回りを確認しようと思いましたが可也の雨だったのでやめました。台風9号、予報どおりなら静岡に最接近していた時間帯です。若い頃の建設業の資格試験の問題に地震と台風に同時に遭遇する場合を想定しなければならないかどうかと問がありました。確か正解は想定しないですが現実はその上を行くようです。お陰さまで身の周りにも仕事の出入先にも問題がなくホッとしました。色んな方から電話やメールでお見舞いを戴きました。大変うれしいと思っております。有難うございます。
64年前の8月15日、日本は壊滅的な損害を受け敗戦となりました。何も無い所からの再出発です。景気が悪いの何のと言っても、その頃の事を思えば何でも無いと思うのですが。それがそうでも無い様です。当時あって今無いものがあるようです。多分「明日」でしょう。明日はきっと良くなる良くする事が出来ると言う気持ちです。
上左「クモノユメ」の交配。小型のツツジが良いと思う。絞りが僅かに入る所が奥ゆかしい?。蕾も目立たなかったので咲くまで気がつか中無かった。上右はヤマツツジのダブルと育てているもの。
月が変わった途端に初夏そのものです。今までの曇天で雨勝ちが晴天で湿度が低いとなるとこれは大変です。仕事から戻って見ると新葉が焼けてしまって。ミツバの被害が大きかった。展示会から戻って1週間は経ったが会場で伸びた葉が皆アウトなのだ。
蕾が動き出してから開くまで随分時間が掛かりました。もっと早くから咲くのかもしれません。ヒメエゾとエッジワーシーの交配です。昨年秋何本も纏めて預ったものです。花がゆったりと見えるのがエッジワーシー効果なんでしょう。
上は這ヒメエゾムラサキ?。昨年秋、中部研修会長野で手に入れたものをヘゴに載せた。枝は名前の通り横に這いずり回る。ダンボールや麻紐は一寸目障りだが気にしなければ良い。もう暫くすれば消えて無くなる。蕾は殆ど取れてしまったが幾つか残ったのは有難い。花の色が良い。
右は「ワカムラサキ」一寸遅いと感じた。何時もながら盛り上がる花弁は素晴しい。3月17日
咲き出せば寒さは関係ない。花持ちが良いだけ楽しい。
ヘゴをドーナツにするか半割りにするかはヘゴの状態で使い分けていますがドーナツの方が良い感じです。此れは半割り(俵と表現していた方もいますがそれも良いなと思います)にヤクシマハイヒカゲを載せたもの。此れはカタヒバが大いに繁茂する。花は此れで2回目。青葉系と送られて来たが綺麗なブロンズ色となる。
上左、クモノユメにミヤマキリシマ「ミヤマスソゴ」を掛けた心算。もう1本は白だと判るが花は未だ来ない。上右はヘゴに載せたヤクシマハイヒカゲ。下左は「紅小町交配その3」。昨年この交配の花に端からツツジを掛けたら種が採れた。でも花芽が着いたのはこの「その3」だけ。「紅小町交配」はミヤマキリシマ「紅小町」に有鱗片かビレアを交配したもの。4月23日。
「ヘゴ植えは着生ではありません」を写真でお見せします。タンナゲンカイのヘゴ植えです。根がヘゴの繊維の間に潜っているのが良く解ります。このような状態になれば申し分がありません。植えたばかりの苗の、ヘゴに載せた根をミズゴケ等で保護しすぎると中々中に食い込みませんし、裸ではこれまた塩梅が良くない。その加減で網目に切断したダンボールを使う事になったのですが、此れとて万能ではありません。
4月6日。左は九州産と称するヒカゲ。右は神奈川平野さんの「黒潮」。
上はヒメエゾ。特にどうということも無い普通のヒメエゾ。但し初花。左7月28日、右30日。
自己紹介のページ、更新しようとしたらパソコンとプロバイダーのサーバーが上手く繋がらない。更新画面が送れないのに更新前の画面は消えてしまった。別のパソコンとサーバーなのだが容量不足?。暫くのご勘弁をと言ってもどうすれば回復できるか見当も付かない。
ここ半月ほど、日本列島は大荒れでした。狂い咲きの花も写そうと思うと風と雨で痛めつけられてしまって駄目。夏眠中って言っても熟睡できるほど心穏やかでは無い。
8月になったんだよ。
8月に入っても連日の大雨だ。太陽黒点、本来は活動期なのに今年は発生が少ないそうだ。太陽の黒点の発生が少ないと農作物が不作で景気が悪く戦争が起き易いのは人類の歴史そのもの。今年は間違いなく「冷夏」だろう。空調屋は不景気の上に更に厳しくなる。エコポイントでもエアコンは売れ行きが悪いと言う話だ。おまけに故障しないのだからサービスコールも入らない。太平洋の高気圧が弱く、オホーツク海の高気圧が強いのだと。案の定農作物の出来が悪いそうだ。これから本番の夏野菜も秋野菜も相当のダメージを受けているようだ。こんな夏オロオロ歩くのは宮沢賢治だけでは無い。シャクナゲが簡単に黒くなるのも日照不足と高い湿度と低温だろう。低温と高湿度で新芽は出易くなる。出ても日が当たらないから軟らかいままだ。低温と言っても24,5℃なら雑菌の発生に丁度良い。景気が悪いのも天候が悪いのも全て麻生さんの所為だと言いたくなるから困るのだ。立秋て何時だっけ、台風だけは例年以上なんてなったらどうなるだろう。などと心配していたが8月3日、近畿東海の梅雨明けが宣言されてホッとした所だ。
今年は咲かせることが出来なかった「織姫」ことアウリクラータムの新葉の展開です。多分此の中心の芽は蕾になるだろうと楽しみにしております。花の咲くのも7月上旬、葉の展開も今が真っ盛りです。偶々葉裏を覗いたがゾクッと背筋が寒くなりました。グンバイムシを満載でした。どの葉を見てもグンバイムシだらけです。これら多数のグンバイムシ動く事ができないのです。葉裏に粘り気があり食虫植物さながらのシャクナゲです。どうせならグンバイムシが全て「織姫」の葉裏に集まって他の有鱗片やツツジに被害が出なくなってくれと願いました。七夕は過ぎてしまったか。人間同様シャクナゲも表面だけでは解らないと感嘆した次第。(7月14)
目下夏眠中?。
梅雨明けは宣言されないが本格的な夏は直ぐ其処です。21日の山口県の集中豪雨は梅雨末期の気象状況なのでしょう。緑の山と田を黄土色に染める濁流は切ない。今日(22日)、楽しみにした日食もどうなる事かとトタン屋根を叩く雨の音を聞いている。静岡は部分日食だが風に揺れる木漏れ日の描くイメージは楽しい。次は2023年だって?。花田さん次は見られますか?。難しいでしょう。夕食時のNHKのテレビが小笠原での観測を報じていた。事前には悪石島、十島村と大騒ぎで小笠原は一言も出てこなかった。やられたと思った。島への船だってそんなにあるわけではないし動植物の保護だってと考えれば大騒ぎするわけには行かなかったんだろうが。
衆議院解散。このままでは、日本どうなってしまうんだろうと思ってる方は多かろう。前例が無いから、何もしないのが問題が起きないから一番良い、自分の時だけ事無く過ぎれば、後は後の人がやるだろうなんて社会では日本は埋没してしまう。
シャクナゲも力が入らない。「も」と言うからには他のものも力が入らない?。本格的な夏前に夏バテでは洒落にもなら無い。治療中の奥歯が疼くので力が入らないのです。おまけに連日の大雨です。クサクサするなんて言葉もあるのですが、困るのはシャクナゲが腐ってしまうことです。新芽や若い展開中の葉が真っ黒になってしまって。だから夏芽(2番芽、3番芽)は伸ばすなと言うんだと声が掛かりそうです。黒くなるのは日照不足なんですね。だからと置場を変えても、明るくしても、晴天でカーッと来たらそれも大変。
モーピネンセの自家受粉です。此れくらい充実していても昨年は中身がありませんでした。今年は?。(6月20日)
上右は蝋梅の双葉の展開です。他の種は全て駄目になってしまったようです。(6月29日)
結構所じゃありません。相当痛みました。矢張り急激な環境の変化には追いつくのが大変です。特にこの暑さでは。当分じっと目を瞑っているか、可笑しくなったら無鱗片は切り取って冷蔵庫に入れ、有鱗片は諦めるしかありません。枯木の山で一寸ピンクの花はホッとします。
左はヒルスータム・フローラプレノ。八重咲きです。元元の太い幹は昨年枯れて脇一枝が
残りました。何とか復活させたいのですがこの花付の良さでは挿木に適う穂は取れそうもありません。
左、棚の隅で、俯いてひっそりと一輪咲いていた。見過ごしてしまったかも知れない。写真は上向きにして写した。ヤクシマが頭に付くバイカツツジ。我家では初めての開花。花径は1cm足らずでヤクシマの名が付くのは納得した。でも、屋久島産ならば西日本型ではないのか。此れしかないから比べようも無いが。上3弁にブロッチ入る。此れでは東日本型そのもの。6月22日。梅雨ですから、当たり前の事ですが良く降ります。
上左は4月16日。上左は19日の開花。「御世の栄」、名前は一寸時代がかっているが、花そのものは一寸バタ臭い?。花の割りに普及していないのはそのバタ臭さの所為?。
左はエイプリル・スノー、右はクレイターレイクにヒカゲとラベルには書いてあるが。共に11日。
「多分」、と勝手な想像をしております。「この連続する猛暑で、今迄栽培適地と考えられていた地域でも、海抜の高い場所は兎も角、平野部では相当数のシャクナゲが痛んで、葉焼け枝枯れのみならず本体まで枯れこんでいるだろう」と。「秋になれば、涼しくなればと願い、何とか保ったなと思ったシャクナゲがバタバタと枯れ込んでいくにちがいない。昔の私のように」。是非、結果をお聞きしたいものです。
話題が少ないのはご勘弁を。
左は「クモノユメ」、絞りが入る事になっているが。右は「アキアカネ」。
3)ヘゴチップの活用。ヘゴ材の入手が難しいならば洋ラン用として入手の出来るヘゴチップは活用できないだろうかと色々やっています。調子が良いようだと感じております。皆様も騙されてやって見てください。使い方としては次のようになると思います。
a、通常の用土の底に一つまみ入れる。現在は全てネット・コーン使用しています。その上にパラパラとヘゴをばら撒きます。後は何時も通りの植え方をします。檜の皮などで出来ているクリプトモスも使って見ました。乾燥しているものも用土の中では水分を上手く保持するようです。どちらも調子が良いです。住友化成の「洋ランの土」は水分が多すぎるようです。この程度のことです。是非やって見てください。
b、用土と混ぜて植える。鉢の中、下から上までヘゴと用土を交互に入れるような感じで植えつけます。当初は此れだけ水捌けの良いヘゴだから赤玉との混用が良いのではとやって見ました。この赤玉が粉に成ってしまうのです。植え替えたばかりの時は調子が良かったのですが、粉になり始めたころから、ゼニゴケとか万年草の栽培になってしまいました。最近はヘゴの量を多くしております。赤玉でなく何時も使っている鹿沼主体の用土に変えています。此れはまだ結果を確認するに至っておりません。
c、ヘゴチップそのものに植える。ヘゴチップを手にしてみると此れにシャクナゲを植えるなんて、花田は可笑しいんじゃないかと、勿論あそこが。ヘゴチップだけでは自信がありませんでしたから、クリプトモス、洋ランの土、ベラボンの粉などを混ぜて使っています。全て植物由来のものです。根が出始めれば非常に調子が良いです。失敗は葉が柔らかい時は此れに植え替えない事です。葉が硬くなっていて乾燥に耐えられる状態の時に植替えてください。ヒカゲを此れに植えていますが素直に成長しますって言うと親の欲目でしょうか。
半割りです。数は多いのですがお見せできるようなのが無くてすみません。上左はこの2月にグレンドイックから入れたフォルモーサム×デンドロカリス。大きなシダは遊びです。上右はヒメエゾ×デンドロカリス(昨年の東北大会にて入手、10月にヘゴに載せました。
涼しくなれば、仮(夏)眠中だったのが目を覚ます。上左はエゾムラサキ白の万重咲、右は紅小町交配その3.来年春まで他の蕾は動かないで貰いたいものだ。
今日、民主党の政権が樹立する。ラジオは聞いていないが内閣の構成は発表したんだろうか。選挙中、麻生さん、民主党に何ができるかと盛んに仰っていたがどうしてどうして、予測の報道を見ても多士済々じゃありませんか。ズルズルと何も出来なかった自民党よりはマシだろうと皆さん考えたんです。
挿木をして殖やしたいが何処で切りとろう。上左は采ザキタンナゲンカイ。右はダイセンミツバの4倍体、葉は厚く頑固だ。
昨日今日は東北の岩手研修会。参加したかったが仕方ない。仕事優先、最優先。此方は工場の換気工事をやっていた。
左はウイリアムシアナムにアカボシとシミアラムが夫々12.5%入っている。右はウイリアムシアナムとアカボシが50%のミニチュアピンク。
花田さんの所には普通のシャクナゲは無いの?と質問されても困る。上左はミニチィヤピンクのそっくりさんだが一寸違う。お母さんは由緒あるウイリシアナム・ロックフォーム、お父さんは水晶白アカボシに有隅先生のシミアラムの花粉の交配。お父さんは中島さんの交配したもの。上右はヤクラッスム(ヤクシマ×クラッスム、無鱗片×有鱗片、これも中島さん)にデコラム系クリームと称した花の大きな奴を交配したもの。共に15年で初花ではこの先も思いやられる。でもそうしてゆっくり育てたから花が見られるとも思っている。マクロレンズをEP−1に着けて色々やってみた。オートフォーカスに馴れてしまっていてピント合せを忘れてしまっている。
3月30日の朝は大寒へ逆戻りです。霜柱が立ち上がり、バケツの水が凍り付いているのです。寒暖計は間違いなく0℃を挿しております。昨日の午後から霙混じりが雪に変わり富士宮市内を走っていてアワワアワワと大慌てです。朝見たらのびたばかりの葉が下を向いている物もあります。さてどんなでしょう。
富士山が綺麗です。12月上旬、晴れた日は何処からでも仰ぎ見る事が出来ます。寒さが厳しくなれば更に空は晴れ渡ります。雲も湧きません。左は富士市内潤川の辺、右は富士宮市内白糸の滝付近からです。故あって新春のご挨拶は遠慮させていただきます。次の更新も富士山が載せられればと思っております。
上左、矢張り、有鱗片の台木はヨシノが良いようだ。一昨年の春、接木の際切取った穂を挿したままにしてあった。それでこの成長では下手糞の代名詞だ。資源の有効利用だと意気込むが其の侭では使えないから植え替えた。15本あった。上右、富山研修会で手に入れた采咲きタンナゲンカイ。何とか植替えは上手く行った様だ。同じ用土に同じ時植替えたヤクシマハイヒカゲの小さな、5年位経った苗は5本中4本がアウト。この時期でも新葉が動いているのは根洗い同様の植替えはマヅイ証明だ。一寸授業料が高かった。
それにしても降り出すと雨が続きます。寒くなったり暖かくなったりと目まぐるしい事です。この変化に体が対応できません。14日も先日12日と変わらぬ降りです。我家の簡易雨量計(ポリバケツ)はどんなになっているのでしょうか。簡易雨量計は12日と併せて180mmでした。
上左はシミアラム、花弁の外面と内面がの色が違う。右はツクシの紅色。我家のシャクナゲは此処へ来て終了だ。動物性アミノ酸の効果をマザマザと実感したシーズンだった。
上左は「スバル」、右は「ヤクマン」、ともに4月30日の朝。二つの花の決定的な違いは何だろう。感じが違う事は間違い無い。
これとて足踏み、寒い日が続いて中々開花しない。「ヤクラッスム×デコキ」この蕾の紅がどんなになるんだろう。ヤクラッスムは中島さんの「ヤクシマ×クラッスム(無鱗片×有鱗片)」、これに無鱗片のデコ黄と呼んでいたクリーム黄を交配した物。本来、種も出来ないだろうという組合せ。上左は4月16日。上左は19日の全体、下2枚はその拡大。ブロッチの緑色はお爺さん、クラッスム譲りだろうが。花の付き方(咲き方)はデコキみたい。デコキはもっと平開だが。たった1本だけ残ったと言うのが泣かせる。ヤクラッスムに黄山クレストを交配したのが何本か残っている。早く咲かせる事を考えないと。
上左は凍り付いている酔白のエゾムラサキ。おじいさんやおばあさんの時代も北海道の山の中でこんなだった?。雪の布団は暖かかった?。上右は太陽が上がり気温が上がったら元に戻った。下左は昨年暮れ更新に使う予定だった写真。弁に微かに紅を差しているのが解るだろうか。
下2枚も今朝の寒さで震えているアマギ。1月14日
来年の楽しみの交配。上左はクレイターレイク×デンドロカリスの心算。何とか花芽が着いた。まともに成長したのは残念ながらこの1本のみ。花田交配。上右はヒメエゾ×デンドロカリス。一度付いた蕾が落ちてしまった。小さなのが蕾にまで成長すると期待してるのだが。東北研修会で手に入れたもの。さてお立会い(29日)。
花が咲くのは嬉しいが、出来る事ならシーズンに咲いてくれればモット嬉しいのだが。上左、ヤマツツジの八重咲き(蘂の弁化)。上右は、ミヤマキリシマのダブル咲き(顎の弁化)。地合い絞りも咲くのだが、何せこの時期は整形に咲かない。可也前から咲き続けて、来年の蕾は残っていない。四季咲きならそれで構わないのだが花粉が取れない。挿し木も期待したが今年は失敗。下左はワカヒメ、ワカムラサキ×ヒメエゾムラサキ。来年は真面目に消毒しよう。(13日)
期待する程応えては呉れない。左が16日、右が18日。寒さが戻れば動かなくなってしまう。シロエゾムラサキ万重咲き。
昨夕(30日)家に戻ったら研修会の記念写真が届いておりました。富山支部の皆さん有難うございました。
来年は静岡へ是非お越しください。お待ちしております。
衆議院選挙の前哨戦だと、自民民主ともども静岡県知事選挙に力を入れております。さて結果はどうなるでしょう。今度の日曜日7月5日が投票日です。宮崎の東国原知事の動静もマスコミを賑やかにしております。少しでも日本が良い方に変わればと思います。誰も楽をしてとは思っていないでしょう。その苦労や努力が報われる事を願うのです。
この木は輝いていました。遥か遠くからも濃色が鮮やかでした。きっと此れが「伊豆の踊り子」でしょう。
上2枚は6日、朝6時半頃のビレア。雨が昨日の午後から降り続いている。屋根下に置いて有るので雨で痛む事もない。外において有るのは今日辺りが写真が最適と思っても撮れないのは是仕方の無い事。
上左はオービキュラーレ。雑草の中で消えてしまったと思ったがそうでもない。5月4日。右は5月9日の朝。4日間の雨にもめげず全開。
「ナンシーオブロビンヒル交配」。正確に書けば「ナンシーの孫」にあたる。私の所では、鉢では大き過ぎて手にあまったので元株は貰われて行った。挿木で残した苗に花が来た。「ナンシーの子供」は枯れてしまった。この「ナンシーの子供」は「ナンシーの曾孫」にそっくりだった。隔世遺伝?。ナンシーオブロビンヒル交配、「ナンシーの子供」は小山さんの「ナンシーオブロビンヒル×松風」。「ナンシー」はアザレア八重咲きの色花、「松風」はサツキ白の一重の大輪。花の大小は在っても3代続けて白花八重は素晴しい遺伝子だ。左は4月21日。右は22日。
上左はヤマト酔白「七面白」。右はマデニィー系交配種「パリジェンヌ」。4月18日。
昨年5月九州に出掛けた折に阿蘇の園芸店で手に入れた、ミヤマキリシマ?の八重の絞り。欲をかいて、取れるだけの穂を掻いて挿木をやったら、一芽しか蕾が着かなかった。手にした時は、大絞り、小絞り、吹き掛け、地合絞りと賑やかだった。この花を見た時クモノユメを下地にこんな花をと考えていた私の夢が消えてしまった。これ以上のものは出来ないでしょう。左は4月13日、右は4月16日。このシーズンに九州の友人がこの園芸店を訪れたのですが、廃業していたと連絡がありました。飛行機に乗って静岡まで1本が旅行したのも何かの縁でしょう。この1本は間違いなく残りましたから。
気が付けば今日は
気がつけば今日は4月16日。花のこのシーズンの真っ最中に、更新をすっぽかしてしまうとは。愈々でしょうか?。
当たり前の事ながら日の出が早くなってきました。5時前には夜明けだと空が明るくなります。超早起き人間の私にとっては嬉しい季節です。朝露がしっとりと展開したばかりの葉に着く季節でもあります。見ている此方が爽やかになる季節です。
上左はヒカゲ交配「黄金丸」。珪砂(長石や石英)に植え込んで有るが健在。若葉の黄色が長続きする。上右はマデニー系キリカリックス。大きな花が期待できそうだがどうだろう。4月1日
4月3日、富山産のホンシャク開花。コンパクトの纏まる樹形は捨てがたい。立山で中部研修会が行われた時の記念苗。
ヒカゲも隠された紋様などは無かった。地元産のヒカゲの紫外線撮影。上左、紫外線透過フィルターの無い通常の写真。上右は紫外線透過フィルターを取り付けて写しもの。下左はこれから赤の成分を取り除いたもの。3月16日。
下左は、少し極端すぎる感じもあるがそのモーピネンセの蕾が生長する一場面。空中湿度も絡んでいるようだ。下右はヘゴ付けの一番良い状態の写真。3月12日。この後は雄蕊を全て摘み取って冷凍室に入れました。やはり今年も有鱗片交配の主力はモーピネンセ。何故なら他には何もないから。
年々歳々花相似たり。
春は、年々歳々花相似たり・・・を切なく実感する季節だ。花は毎年同じ木に咲いても同じ花ではないし、人も同じではないが相似て社会は廻っている。泣き笑い喜びそして悲しんで生きている。自分より10歳も若い友人が病に倒れたのを知るのは非常に切ないものだ。そして、自分のいる場所は何処だろうなどと考えてしまう。暖かくなって又寒くなってと気温の変化は激しいが、春は止まらない。この変化に体が追随できないから一層花相似たりなどと考えてしまう。
3月に入っても雨が多い。そして冷え込む。でもグレンドイックからの苗は萎れが出てきた。何とか根を出させ、花が咲くまで育てたいものだが。
ニワトコと日照
先日の朝日新聞に面白い記事が載った。ニワトコは日照が不足する環境では草として生きる。日照不足の環境で発芽した苗は冬場、草のように葉を落とし茎は木質化しないとの事だ。日が当たる環境になると木になって成長すると。植物が何処で芽を出すかは殆ど他人任せだから長い進化の過程で生き延びるために身につけた機能だろう。ツツジ・シャクナゲは明るくないと芽を出さない。明るくなければ生きて行けないから最初から無駄な事をしない?。日照不足で花が咲かないのも種が出来ても日照不足の環境では芽が出ないから此れも最初から無駄な事はしない?。実生しているとツツジやシャクナゲは鰯や秋刀魚と同じじゃないかと思う。勿論片や植物、片や動物だ。同じなのは成長の過程?。最終的に2本乃至2匹、親の数だけ生き残り、花が咲き種が出来卵が生まれれば存続する。わっと多量に密集して発芽するのは厳しい環境にあっても寄せ合って生きる事で湿度や温度、乃至は根周りの水分を保ちやすく身を守りやすくする。この時点では競争ではなく共栄だろう。ある程度大きくなり偶々運の良い実生が他を圧するようになる。そうなれば運の悪かった実生は枯れて腐って、運の良かった実生の肥料になってその種の繁栄の肥料になる。今まで生きてきた事は無駄ではなかった。団子になった鰯が外側から他の魚に食われていく。真ん中は残る。成長の悪い鰯は、餌がなければ仲間の餌になるのではなかろうか。幸いにして、人間が人間を食う事はないが、人を喰ったり、年寄りを食い物にするする輩は居る。
「この暖かさで一気に弾みがつきそうです。」なんて考えたのはヤッパリ甘い。2月16日は真冬に逆戻り。17日に至っては富士市内にも雪が舞った。2月って寒いのだ。でも最低気温は4℃、以前ほど寒くないのに先日の暖かさを経験すると余計に寒いのだ。その17日、中伊豆の中島さんから電話が入った。グレンドイックから苗が届いたと。毎週火曜日の工事の打合せが終わったのが12時半、そのまま中伊豆に向かった。魚屋と同じで早いに越した事はない。鮮度が勝負。行って戻って3時間半、夕方4時にはメネデール浴でご機嫌が良い。明日の昼までそのまま置こう。このご機嫌良さがずっと続いてくれると有り難いのだが。今年の苗もヤッパリ有鱗片、3種類を各2本ずつ。懲りずにまたもや「ヤクシマの妖精」、「ハンセアナム・ナナム」。もう一つが、此れは絶対丈夫でコンパクトだと信じて頼んだ「フォルモーサム×デンドロカリス」。同じ交配、自分の所では種が取れない。マデニィー系、あなたの所で交配が上手く出来ないのは「冬の乾燥だよ」と言われているが、幾等やっても出来ないのは仕方ない。自分で出来ないのは他人に頼るしかない。今年こそ根を確実に出させるのはどんな風に植えたら良いだろうかと考えるのは非常に楽しい。後10回、春に花を見ることが出来れば私も後期高齢者の仲間入り。15回見るなら・・・・・・。残り少ないんだから他の事をやった方が良いじゃないのかとの囁きも何処かから聞こえる。
富山県が花粉の出ない杉の開発に成功したという新聞記事を読んで、杉は野菜と同じなのかと思った。収穫までの時間が長いだけの。花粉の無い杉ばかりになれば何れ日本から自生の杉が消えてしまうという事を意味しないのか。既に日本国内に杉の原生林なんて無いということなんだろう。その内、杉は日本独自の種でしたという時代が来るかも知れない。確かに花粉症は大変だが花粉症の責任は杉や桧にあるわけではないだろう。一つ一つはベターでも、そのベターが沢山集まっても全体ではベストにならない事の見本のような気がする。この現象を「統合の誤謬」というんだって?。
グレンドイックからの苗を早速植えつけました。18日の昼休みです。
今年一番早い花は
今年一番早い花は「ウエストンピンクダイヤモンド×スピヌリフェルム」だった。2月5日の木曜日水遣り中に気が付いた。小指の爪の半分位、赤い物がある。あれと良く観れば蕾が伸びだしたのだ。お前の小指の爪では相当大きいだろうと問われると返事に困る。赤ちゃんのと言い直そう。愈々春だと心ウキウキして来る。2、3鉢あるはずだと探したらもう一鉢も蕾に赤味が見えている。寒暖の差が強いのは良い発色をするだろうが、中々全開とは行かない。そろそろヘゴ植えをしないと時機を失する。2月8日の静岡支部例会。オークションに出たのがエッジワーシー系のセインクエンセ、黄色の小さな花だ。昔足掛け5年3回花を楽しんだ。ヘゴ植えで有鱗片が上手く行く様になったので、来年のグレンドイックの購入リストには入っていた。小さな苗でも根が出ているだけずっと有り難い。誰から送ってもらったのと事務局に聞くと○○さんと。有難うございます。私が競り落としますと誓ったがその時になったら対抗馬が無い。思いの外安い価格で手に入ったことに感謝してます。2月に入れば時間が出来る予定だった。仕事量はそんなに多くないのにタダタダ忙しいのだ。この頃仕事の準備時間が短くなったと思う。色んな事が決まらないのに現場は進む。決まればそれと走り出す。否、走ってるいる電車に飛び乗るような感じだ。飛び乗れなかったら大変な話。
上左は「ラセモーサム×デンドロカリス」平成19年の実生、上右は「タンナゲンカイ白花自家受粉」のやはり19年実生。ダンボールの切断幅からその大きさをご想像ください。下左がそのヘゴを並べた様子です。ヘゴも非常にコンパクトです。