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☆伊藤桂一 

大正6年8月23日、三重県三重郡神前村生まれ
  昭和13年陸軍現役入隊。中国に派遣される。その後除隊になったが、再度召集され、中国南京ほかに駐屯する。この時の軍隊生活が、人間観に大きく影響する。そして作品にも影響を与え、戦争文学に一つの方向をもたらした。昭和29年12月「最後の戦闘機」発表、直木賞候補となり、昭和36年4月「黄土の記憶」発表、芥川賞候補になる。そして昭和36年10月に発表の「蛍の河」が、第46回直木賞を受賞する。昭和58年、「静かなノモンハン」で第34回芸術選奨及び第18回吉川英治文学賞を受賞。その後も、小説と実録の戦記ものを中心に活動をする。昭和60年、紫綬褒章を受章。
  主な作品に 「蛍の河」(文藝春秋)。「静かなノモンハン」(講談社)。「遥かなインパール」(新潮社)。「最後の戦闘機」、「かかる軍人ありき」、「秘めたる戦記」(光人社)などがある。


「かかる軍人ありき」
 光人社NF文庫 光人社    円 ISBN4-7698-2006-2 93年
 悲惨な戦争、軍隊の中で人間らしい生き方をした軍人たちの実話集である。





「悲しき戦記」
 光人社NF文庫 光人社   円 ISBN4-7698-2-22-4 93年
兵隊とは何なのか? 軍隊の中の兵隊たちの悲しき生と死。あまりに悲しいこの真実。
 涙なくしては読めない、短編兵隊戦記集。淡々と進む内容に、何時の間にか誘い込まれてしまい、自分をその場においてしまうような錯覚を覚えます。私は、これを読んだ時にそんな感じを持ちました。
 この1冊を読むと、著者の別の本を読みたくなります。私は、これを機会に何冊も読みました。そして再び思いました。戦争とは、決してカッコの良い物ではなく、悲惨な事実の上にあるのだと・・・。私のお薦めです。是非、若い人に読んでほしいと思います。



「遥かな戦場」
 光人社NF文庫 光人社    円 ISBN4-7698-2052-6  94年



「秘めたる戦記」
 光人社NF文庫 光人社  円 ISBN4-7698-2060-7 94年

「黄塵の中」
 光人社NF文庫 光人社  円 ISBN4-7698-2115-8  96年



「ひまわりの勲章」
光人社NF文庫 光人社  円 ISBN4-7698-2126-3  96年


「遥かなインパール」
新潮文庫 新潮社  629円 ISBN4-10-148608-5  95年



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